有価証券報告書-第94期(平成30年3月1日-平成31年2月28日)

【提出】
2019/05/30 16:05
【資料】
PDFをみる
【項目】
136項目

設備の状況(設備投資・新設等)

当社グループ(当社及び連結子会社)では、積極的な経営戦略に基づいて立地環境の変化に対応した店舗の統廃合を進めています。当連結会計年度はディベロッパー事業を中心に全体で4,956億30百万円の設備投資を実施しました。
GMS事業においては、4店舗の新規出店、9店舗の閉店を実施するとともに、それぞれの商圏の特性に合わせた既存店舗の改装等に努め、設備投資額は822億69百万円となりました。
SM事業においては、SMの新規出店63店舗、閉店51店舗、DS(ディスカウントストア)の新規出店20店舗、閉店3店舗と、継続的な出店により各エリアにおける店舗網の拡大に努めるとともに、「ミニストップ」の当連結会計年度末の国内及び海外の総店舗数が5,449店舗、「まいばすけっと」は積極的な出店により765店舗とするなど、設備投資額は750億80百万円となりました。
ヘルス&ウエルネス事業においては、ウエルシアホールディングスグループ全体で128店舗の新規出店、株式取得や事業譲受により81店舗増加、24店舗の閉店を実施し、出店エリアの拡大とドミナント強化に積極的に取り組み、設備投資額は238億1百万円となりました。
総合金融事業においては、イオンクレジットサービス㈱や㈱イオン銀行などの総合金融事業会社が、多様化する顧客ニーズやボリュームの拡大に対応するため、次世代システムへの投資を継続して実施したこと等により、346億55百万円の設備投資となりました。
ディベロッパー事業においては、イオンモール㈱及びその連結子会社が国内で新規SC(ショッピングセンター)を4箇所開設、既存SCを8箇所リニューアルするとともに、海外で新規SCを3箇所開設すること等により、設備投資額は国内では1,782億43百万円、海外では388億2百万円となりました。
サービス・専門店事業においては、㈱イオンファンタジーによる積極的な新規出店や既存店活性化の投資等により、設備投資額は233億97百万円となりました。
国際事業においては、GMS6店舗(中国4店舗、マレーシア1店舗、カンボジア1店舗)、SM12店舗(中国4店舗、マレーシア3店舗、カンボジア2店舗、ベトナム1店舗、ミャンマー2店舗)の出店等により、設備投資額は308億2百万円となりました。
その他事業においては、モバイルマーケティング事業などにおいて、9億20百万円の設備投資を実施しました。
純粋持株会社及び商品供給等を行っている会社においては、76億56百万円の設備投資を実施しました。
なお、所要資金については、自己資金、借入金などによっています。
また、当連結会計年度において、店舗設備等に係る減損損失627億24百万円を計上したほか、競争力が低下した店舗の閉鎖や不採算事業の整理を積極的に行い、固定資産除却損31億19百万円及び店舗閉鎖損失14億75百万円等を計上しました。さらに、閉店の意思決定をした店舗については、当連結会計年度に店舗閉鎖損失引当金繰入額88億78百万円を計上しました。
当連結会計年度における主な設備の売却は、以下のとおりであります。
会社名セグメント
の名称
事業所名所在地設備の内容帳簿価額
(百万円)
売却イオンモール㈱ディベロッパー仙台雨宮物件仙台市青葉区土地13,845
売却㈱OPAディベロッパー高崎オーパ群馬県高崎市建物等11,042
売却イオンリテール㈱GMSイオン各務原店岐阜県各務原市土地、建物等10,608

なお、上記設備投資額は支払ベースの金額であり、無形固定資産、長期前払費用及び差入保証金を含めて記載しています。また、上記及びこれ以降の記載金額には、消費税等は含んでおりません。