四半期報告書-第44期第3四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、全体としては緩やかに回復しているものの、米中貿易摩擦等に起因する中国経済の成長鈍化や中国元の円高元安等により、近年における消費の牽引役であったインバウンド需要に変化が見受けられます。また、2019年9月の消費動向調査によると、消費者態度指数は12ヶ月連続で前月を下回り消費者マインドの弱さが見られるほか、消費税率引き上げ後の消費減退リスクや各地で頻発する自然災害などから、国内景気は景気後退入りへの警戒が高まりつつあり、依然として厳しい経営環境が続いております。
当社グループは、2018年に策定した第3次中期経営計画に基づき、物販を中心とした“モノ”消費から体験型の“コト”消費に至るまでメイドインジャパンの優れた商品サービスを国内外の消費者へお届けする取組みを継続しています。これまでのインバウンド需要のみならず、いわゆるアウトバウンド需要(過去訪日した外国人が経験した日本商品の購入・サービス体験を評価し、帰国後にも自国のECサイトや実店舗にてリピート購入を行うもの)が急速に拡大しつつある中、当社グループは貿易・グローバルEC事業の拡大を強化しております。2019年6月には、当該事業を早期に拡大し、確固たる収益基盤を形成することを目的に、最大約100億円の調達となる第三者割当による新株式発行及び第6回新株予約権の発行を決議しました。また、多角化した事業セグメントをベースにしつつ、グループ横断での商品戦略策定・商品開発機能を強化すべく、2019年9月には商品戦略本部を新設しました。
当第3四半期連結累計期間の業績に関しては、インバウンド事業において客単価の下落により減収となったものの、昨年4月に子会社化したシャディ株式会社の売上高が寄与したことに加え、中国市場向けの貿易・グローバルEC事業の売上高が順調に拡大したこと等により、連結売上高は94,768百万円(前年同期比17.9%増)となりました。一方、損益面に関しては、生活ファッション事業における物流拠点の統廃合などを中心にした構造改革と新規マーケティング費用の投入などによる一時的な販売管理コストの増加等により、営業損失が2,783百万円(前年同期は1,438百万円の損失)、経常損失が3,012百万円(前年同期は1,054百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が3,765百万円(前年同期は355百万円の損失)となりました。
なお、シャディ株式会社については、中元期(6月~7月)および歳暮期(11月~12月)の4ヶ月における売上高が年間売上高の約50%と、大きな比率を占めています。この為、各四半期の業績には季節変動があります。
事業セグメント別の業績は次のとおりです。
(イ)インバウンド事業
当第3四半期連結累計期間における訪日外客数は、日本政府観光局(JNTO)の推計で2,442万人(前年同期比104.0%)となりました。また消費総額は、観光庁による1次速報で3兆6,189億円となり、過去最高を記録しています。
このような中、当社免税店舗におけるレジ通過数(客数)は、前年夏の自然災害による客数減から回復しましたが、当第3四半期累計期間においては前年同期比101.1%とほぼ横ばいに留まっている上、直近の円高元安トレンドを背景とした客単価の下落が当初の想定以上に発生したことにより、売上高は減収となりました。一方で損益面については、減収による粗利減少が生じたものの、不採算店舗の統廃合等により、売上高に対する営業費用比率は改善し、増益となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は33,905百万円(前年同期比7.7%減)、営業利益は1,458百万円(前年同期比31.1%増)となりました。
(ロ)グローバル事業
当事業セグメントにおける貿易事業は、化粧品、生活雑貨等、日本製品に対する中国国内の強い消費意欲を背景に、業績を拡大しています。また越境EC事業も、中国におけるセールスイベントである「818セール」や「淘宝造物節」の盛り上がりを受け、T-mall Global(天猫国際)、Suning.com(蘇寧易購)、Kaola.com(網易コアラ)等、中国大手ECサイトに出店する旗艦店の売上を伸長させています。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は12,374百万円(前年同期比190.6%増)、営業利益は21百万円(前年同期は77百万円の損失)となりました。
(ハ)生活ファッション事業
靴事業(婦人靴小売の株式会社モード・エ・ジャコモ、株式会社オギツ)においては、昨今のスニーカーブームに乗じてカジュアルシューズを投入しましたが、トレンドを完全に捉えるには至らず、厳しいプロパー商戦となりました。第3四半期以降においても、スペシャル販売会の開催や公式通販サイトのリニューアルオープン等の取組みを行いましたが減収となりました。
一方、昨年4月に子会社化したシャディ株式会社の売上高が増収に寄与したものの、業績拡大に向けた新規のマーケティング費用が第2四半期会計期間に発生したほか、物流拠点の統廃合を中心にした構造改革に関連する一時費用の支出、統合効果による損益改善の遅れなどにより、大きく減益となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は46,805百万円(前年同期比23.1%増)、営業損失は1,774百万円(前年同期は17百万円の営業利益)となっています。
(ニ)エンターテインメント事業
当事業セグメントでは、複合商業施設、施設内外における飲食店、アミューズメント施設の運営等を行っています。
複合商業施設の千葉ポートタウンにおいては、生鮮品に特化したスーパーマーケット「フードウェイ生鮮びっくり市場千葉ポートタウン店」を誘致・オープンさせたほか、他テナントとの契約締結を着々と進めております。また、リバーウォーク北九州においては、九州最大級の屋内型テーマパーク「リバチカこども王国ジャイアントスタジアム」をオープンさせ、域内の家族向け人気ランキングにおいても上位を維持しております。更に両施設を運営しているラオックスSCD株式会社は、宅地建物取引業者の免許を取得し、不動産事業に参入しました。
飲食事業については、昨年オープンした「上海くろぎ」は中国富裕層に着実に受け入れられ好評を博しているとともに、東京都港区青山の完全会員制倶楽部「New City Club of Tokyo」も好評で、国内外のVIPのお客様にご利用いただき、売上高の増収に寄与しております。
一方損益面については、赤字が継続しているものの、売上高の拡大に伴い損失額は前年度比で縮小しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,683百万円(前年同期比26.8%増)、営業損失は1,129百万円(前年同期は1,285百万円の損失)となっています。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、75,674百万円(前連結会計年度末84,538百万円)となりました。総資産の減少は、主に、受取手形及び売掛金が6,423百万円、たな卸資産が1,539百万円減少したことによるものです。
(負債)
負債合計は、35,614万円(前連結会計年度末40,559百万円)となりました。
負債の減少は、主に、一年内返済長期借入金が2,841百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が5,814百万円、電子記録債務が586百万円、固定負債その他が1,014百万円減少したことによるものです。
(純資産)
純資産合計は、40,060百万円(前連結会計年度末43,979百万円)となりました。純資産の減少は、主に、利益剰余金が3,816百万円減少したことによるものです。
(1)経営成績の分析
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、全体としては緩やかに回復しているものの、米中貿易摩擦等に起因する中国経済の成長鈍化や中国元の円高元安等により、近年における消費の牽引役であったインバウンド需要に変化が見受けられます。また、2019年9月の消費動向調査によると、消費者態度指数は12ヶ月連続で前月を下回り消費者マインドの弱さが見られるほか、消費税率引き上げ後の消費減退リスクや各地で頻発する自然災害などから、国内景気は景気後退入りへの警戒が高まりつつあり、依然として厳しい経営環境が続いております。
当社グループは、2018年に策定した第3次中期経営計画に基づき、物販を中心とした“モノ”消費から体験型の“コト”消費に至るまでメイドインジャパンの優れた商品サービスを国内外の消費者へお届けする取組みを継続しています。これまでのインバウンド需要のみならず、いわゆるアウトバウンド需要(過去訪日した外国人が経験した日本商品の購入・サービス体験を評価し、帰国後にも自国のECサイトや実店舗にてリピート購入を行うもの)が急速に拡大しつつある中、当社グループは貿易・グローバルEC事業の拡大を強化しております。2019年6月には、当該事業を早期に拡大し、確固たる収益基盤を形成することを目的に、最大約100億円の調達となる第三者割当による新株式発行及び第6回新株予約権の発行を決議しました。また、多角化した事業セグメントをベースにしつつ、グループ横断での商品戦略策定・商品開発機能を強化すべく、2019年9月には商品戦略本部を新設しました。
当第3四半期連結累計期間の業績に関しては、インバウンド事業において客単価の下落により減収となったものの、昨年4月に子会社化したシャディ株式会社の売上高が寄与したことに加え、中国市場向けの貿易・グローバルEC事業の売上高が順調に拡大したこと等により、連結売上高は94,768百万円(前年同期比17.9%増)となりました。一方、損益面に関しては、生活ファッション事業における物流拠点の統廃合などを中心にした構造改革と新規マーケティング費用の投入などによる一時的な販売管理コストの増加等により、営業損失が2,783百万円(前年同期は1,438百万円の損失)、経常損失が3,012百万円(前年同期は1,054百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が3,765百万円(前年同期は355百万円の損失)となりました。
なお、シャディ株式会社については、中元期(6月~7月)および歳暮期(11月~12月)の4ヶ月における売上高が年間売上高の約50%と、大きな比率を占めています。この為、各四半期の業績には季節変動があります。
事業セグメント別の業績は次のとおりです。
(イ)インバウンド事業
当第3四半期連結累計期間における訪日外客数は、日本政府観光局(JNTO)の推計で2,442万人(前年同期比104.0%)となりました。また消費総額は、観光庁による1次速報で3兆6,189億円となり、過去最高を記録しています。
このような中、当社免税店舗におけるレジ通過数(客数)は、前年夏の自然災害による客数減から回復しましたが、当第3四半期累計期間においては前年同期比101.1%とほぼ横ばいに留まっている上、直近の円高元安トレンドを背景とした客単価の下落が当初の想定以上に発生したことにより、売上高は減収となりました。一方で損益面については、減収による粗利減少が生じたものの、不採算店舗の統廃合等により、売上高に対する営業費用比率は改善し、増益となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は33,905百万円(前年同期比7.7%減)、営業利益は1,458百万円(前年同期比31.1%増)となりました。
(ロ)グローバル事業
当事業セグメントにおける貿易事業は、化粧品、生活雑貨等、日本製品に対する中国国内の強い消費意欲を背景に、業績を拡大しています。また越境EC事業も、中国におけるセールスイベントである「818セール」や「淘宝造物節」の盛り上がりを受け、T-mall Global(天猫国際)、Suning.com(蘇寧易購)、Kaola.com(網易コアラ)等、中国大手ECサイトに出店する旗艦店の売上を伸長させています。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は12,374百万円(前年同期比190.6%増)、営業利益は21百万円(前年同期は77百万円の損失)となりました。
(ハ)生活ファッション事業
靴事業(婦人靴小売の株式会社モード・エ・ジャコモ、株式会社オギツ)においては、昨今のスニーカーブームに乗じてカジュアルシューズを投入しましたが、トレンドを完全に捉えるには至らず、厳しいプロパー商戦となりました。第3四半期以降においても、スペシャル販売会の開催や公式通販サイトのリニューアルオープン等の取組みを行いましたが減収となりました。
一方、昨年4月に子会社化したシャディ株式会社の売上高が増収に寄与したものの、業績拡大に向けた新規のマーケティング費用が第2四半期会計期間に発生したほか、物流拠点の統廃合を中心にした構造改革に関連する一時費用の支出、統合効果による損益改善の遅れなどにより、大きく減益となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は46,805百万円(前年同期比23.1%増)、営業損失は1,774百万円(前年同期は17百万円の営業利益)となっています。
(ニ)エンターテインメント事業
当事業セグメントでは、複合商業施設、施設内外における飲食店、アミューズメント施設の運営等を行っています。
複合商業施設の千葉ポートタウンにおいては、生鮮品に特化したスーパーマーケット「フードウェイ生鮮びっくり市場千葉ポートタウン店」を誘致・オープンさせたほか、他テナントとの契約締結を着々と進めております。また、リバーウォーク北九州においては、九州最大級の屋内型テーマパーク「リバチカこども王国ジャイアントスタジアム」をオープンさせ、域内の家族向け人気ランキングにおいても上位を維持しております。更に両施設を運営しているラオックスSCD株式会社は、宅地建物取引業者の免許を取得し、不動産事業に参入しました。
飲食事業については、昨年オープンした「上海くろぎ」は中国富裕層に着実に受け入れられ好評を博しているとともに、東京都港区青山の完全会員制倶楽部「New City Club of Tokyo」も好評で、国内外のVIPのお客様にご利用いただき、売上高の増収に寄与しております。
一方損益面については、赤字が継続しているものの、売上高の拡大に伴い損失額は前年度比で縮小しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,683百万円(前年同期比26.8%増)、営業損失は1,129百万円(前年同期は1,285百万円の損失)となっています。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、75,674百万円(前連結会計年度末84,538百万円)となりました。総資産の減少は、主に、受取手形及び売掛金が6,423百万円、たな卸資産が1,539百万円減少したことによるものです。
(負債)
負債合計は、35,614万円(前連結会計年度末40,559百万円)となりました。
負債の減少は、主に、一年内返済長期借入金が2,841百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が5,814百万円、電子記録債務が586百万円、固定負債その他が1,014百万円減少したことによるものです。
(純資産)
純資産合計は、40,060百万円(前連結会計年度末43,979百万円)となりました。純資産の減少は、主に、利益剰余金が3,816百万円減少したことによるものです。