四半期報告書-第46期第1四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/05/14 16:00
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【項目】
45項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症の再拡大によって、主要都市を中心に緊急事態宣言が再発出され、3月には全面解除となったものの、感染収束への見通しは未だ立たない状況にあります。この影響を受け、国内の社会経済活動は制限および一時中断を余儀なくされており、先行き不透明な経済環境は長期化することが予想されます。
当社が主力に展開している小売業界につきましても、百貨店、ショッピングセンターに加え、これまで堅調に推移していたコンビニ・スーパーを含む飲食料品店や、ドラッグストア等の医薬・化粧品店の販売額も前年同期を下回るなど、より厳しさが増した一方で、無店舗小売(EC)の販売額は前年同期比で増加となるなど、コロナ禍におけるECの重要性は増大しております。
当社グループにおいては、このような厳しい環境下において、各店舗における家賃の減免交渉等の徹底したコスト圧縮および在庫削減によるキャッシュフローの改善など収益体質の改善に継続的に取り組むとともに、より一層の組織機能の強化や効率化、グループシナジーの最大化に注力してまいりました。さらに、グループの事業構造の見直しのため、生活ファッションセグメントにおいて靴事業を展開する株式会社オギツ、株式会社モード・エ・ジャコモおよび恒和総業株式会社の株式を株式会社アイティエルホールディングスへ譲渡する決議をいたしました。
また、新たな収益源の創造に向けて、グループの根幹であるリテールビジネスの収益改善および専門性の追求による事業基盤の強化を図るとともに、成長の著しい中国・東南アジアへの市場開拓に注力してまいりました。海外向け事業では、中国において今後の発展性が高い山東省済南市の自由貿易区への進出に向けた現地企業との合弁会社の設立準備を行うとともに、成長市場である海南島への進出準備を進めるなど新たな成長戦略を推進いたしました。国内向け事業では、新業態店舗モデルの開発および既存店舗のリニューアル、さらには新商品投入による国内ECの強化を進めてまいりました
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の連結業績は、新型コロナウイルスの影響により店舗の一時休業や集客の苦戦を余儀なくされた国内リテール事業および生活ファッション事業の減収に加えて、アセット事業における不動産売買の一時的な交渉延期等により、売上高15,271百万円(前年同期比30.3%減)となりました。しかしながら、損益面は昨年より継続して取り組んだ構造改革の効果もあり、収益体質は大幅に改善しており、営業損失1,367百万円(前年同期は1,565百万円の損失)、経常損失1,007百万円(前年同期は1,519百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は778百万円(前年同期は1,917百万円の損失)に留まりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(国内リテール事業)
国内リテール事業では、新型コロナウイルス感染症による訪日外国人の大幅な減少等を受け、収益の改善に取り組んでまいりました。免税店としての機能を維持しながらも国内のお客様にお買い物を楽しんでいただけるよう、昨年にオープンした「Laox道頓堀店」をはじめとした新業態店舗モデルの開発および既存店舗のリニューアルを実施いたしました。同時に、国内ECの強化を進めており、国内在住のお客様の比率は堅調に増加しております。また、1月以降の新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言の再発出により、各店舗においては時間短縮での営業を余儀なくされながらも、セールによる余剰在庫の処分および人員の適正配置を実施したほか、前年度から引き続き戦略的に営業店舗の見直しを図り、営業店舗数を前年同期28店舗から8店舗へと最適化いたしました。
以上の結果、国内在住の新規のお客様は着実に増加しているものの、当該感染症により、訪日外国人が実質ゼロとなるとともに、外出自粛等による来店客数の減少、営業店舗数の見直し等の影響もあり、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,318百万円(前年同期比62.7%減)となりました。しかしながら、損益面は前年度に推進した構造改革の成果や、不採算店舗の抜本的見直し、家賃の減免交渉等の徹底したコスト圧縮の結果、損失額は大幅に縮小し、207百万円のセグメント損失(前年同期は749百万円の損失)となりました。
(海外事業)
海外事業では、新型コロナウイルス感染症の影響によって訪日が困難な状況の中、事業構造改革の一環として、新規事業展開を加速させるべく、アウトバウンド需要の取り込みや、成長の著しい中国・東南アジアの新たな市場開拓に向けた準備を推進いたしました。従来より注力している中国向け事業では、中国における理美容家電、化粧品、ゲーム機のニーズは高く、販売は順調に推移し、大手家電メーカーとの取引実績を着実に伸ばしてまいりました。また、上海にて展開する高級日本料理店「くろぎ上海」についても人気・知名度の向上に加え、外部からの高い評価もあり、来店客数は好調に推移いたしました。
さらに当第1四半期連結累計期間における新たな取り組みとして、3月に「くろぎ南京」をオープンし、上海とは異なるコンセプトのもと、提供されるトップレベルの日本食に対して好評を得ているほか、今後の発展性が高い山東省済南市の自由貿易区に進出するべく、現地企業である山東建邦集団有限公司との合弁会社の設立準備を推進いたしました。また、急成長市場である海南島において、中国最大の経済特区構築を目的とした「海南自由貿易港建設の全体計画」の一環である「第一回中国国際消費品博覧会」に、日本国内免税店企業としては初となる出店準備を進めるとともに、現地合弁会社設立に向けた検討を行うなど新たな成長戦略を進めてまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は、4,923百万円(前年同期比26.9%増)と前年同期比で大幅な増収となりました。一方で、事業成長に向けた積極的な戦略投資を先行させていることからセグメント利益は12百万円(前年同期比81.0%減)となりました。
(生活ファッション事業)
ギフト販売事業では、ECにおいて入進学等による内祝いギフト等が好調となり大幅に伸長したほか、全国販売店においても厳しい市場環境でありながらも堅調に推移いたしました。また、1月には全国の販売店および仕入先が一堂に会するイベント「ギフトEXPO」を初めてのオンラインにて開催し、新商品およびキャンペーン売上等において大きな成果を得たほか、スイーツやお取り寄せグルメ等の自家需要品の強化に継続して取り組んでまいりました。
以上の結果、展開する各種事業戦略において期待する成果を得られたものの、コロナ禍でのブライダルや仏事など冠婚葬祭の縮小・自粛等の影響もあり、前年同期比で減収となりました。損益面につきましては、前年度から継続して取り組んでいる物流改革や不採算事業の整理等の構造改革および、販売管理費の徹底的なコスト削減によって、収益構造は大きく改善しており、セグメント損失は前年同期比で縮小いたしました。
靴事業では、新型コロナウイルス感染症の再拡大による緊急事態宣言の再発出によって、主要販売チャネルである百貨店が時間短縮での営業を余儀なくされたほか、外出自粛や消費マインドの冷え込みから集客に苦戦するなど引き続き非常に厳しい事業環境となり、売上高については前年同期比で大幅な減収となりました。損益面については、これまで構造改革として取り組んできた不採算店舗の見直しや在庫の圧縮等により、損失額は縮小いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は新型コロナウイルス感染症による、百貨店等の販売店舗の時間短縮営業等が影響し、8,073百万円(前年同期比18.8%減)となりました。損益面については、426百万円のセグメント損失(前年同期は616百万円の損失)となりましたものの、前年度からの徹底したコスト削減と構造改革によって改善いたしました。
(アセット事業)
アセット事業では、引き続き運営する商業施設の効率化およびグループ遊休不動産の売却に取り組んでまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言の再発出によって、運営する商業施設および飲食店において時間短縮での営業となり、千葉ポートタウン、リバーウォーク北九州において集客の減少や消費マインドの減退があったほか、不動産売買における交渉の一時的な中断・延期などに影響が及びました。一方、加古川ヤマトヤシキにおいては、季節性のイベントや物産展等の催事が堅調に推移し前年を上回る実績となりました。また、ラオックス・メディアソリューションズでは、コロナ禍によるイベント規模の縮小等の影響を受けながらも、東日本大震災の復興応援イベントを中心とした各種イベントを開催いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、予定していた大型不動産の売却が一時的に延期となったことから957百万円(前年同期比79.0%減)となり、347百万円のセグメント損失(前年同期は58百万円の利益)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、53,138百万円(前連結会計年度末63,523百万円)となりました。総資産の減少は、主に、受取手形及び売掛金が6,493百万円、たな卸資産が752百万円、投資その他の資産が2,266百万円減少したことによるものであります。
(負債)
負債合計は、26,312百万円(前連結会計年度末35,947百万円)となりました。負債の減少は、主に、支払手形及び買掛金が4,355百万円、短期借入金が4,158百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産合計は、26,826百万円(前連結会計年度末27,575百万円)となりました。純資産の減少は、主に、利益剰余金が778百万円減少したことによるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」中の「優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」の記載について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計方針及び見積り」の記載について重要な変更はありません。

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