四半期報告書-第46期第3四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 16:00
【資料】
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【項目】
47項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により緊急事態宣言等が断続的に発出され、人流抑制を通じて経済活動に大きく制限がかけられる状況が継続し、先行きは引き続き不透明な状況にあります。
当社が主力に展開している小売業界につきましては、業界全体としては前年同期比で上向きに推移しているものの、緊急事態宣言等が断続的に発出された影響で休業や営業時間の短縮等を余儀なくされる状況が継続しており、依然として厳しい経営環境が継続しております。また、インバウンド情勢は依然として海外からの渡航制限が継続しており、現在も回復の目途は立っておりません。
当社グループではこのような厳しい環境下において、徹底したコスト圧縮による収益改善に継続的に取り組むとともに、専門性の追求による事業基盤の強化を進め、コロナ禍において海外へ行けない国内のお客様向けにアジア食品やアジアコスメ、アジア雑貨等の品揃えを拡充し、7月には「ラオックス京都河原町OPA店」をオープンする一方で、より一層のキャッシュ・フロー改善を図るべく、国内リテール事業の一部店舗を閉店いたしました。
また、コロナ禍においても力強く成長を続ける中国市場において、中国・山東省済南市や海南島において合弁会社を設立するとともに、中国の世界遺産や統合型リゾート施設など数多くの観光資源を有するマカオ特別行政区にも合弁会社設立の準備を進め、今後の成長戦略に向けた取り組みを着実に推進いたしました。
なお、グループの事業構造の見直しのため、生活ファッションセグメントにおいて靴事業を展開する株式会社オギツ、株式会社モード・エ・ジャコモおよび恒和総業株式会社の株式を株式会社アイティエルホールディングスへ譲渡いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、新型コロナウイルス感染症の影響により店舗の一時休業や集客の苦戦を余儀なくされた国内リテール事業の減収に加えて、アセット事業における不動産案件の減少等により、売上高48,148百万円(前年同期比17.8%減)となりました。しかしながら、損益面は昨年より継続して取り組んだ構造改革の効果もあり、収益体質は大幅に改善しており、営業損失2,291百万円(前年同期は2,618百万円の損失)、経常損失1,831百万円(前年同期は2,747百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は3,230百万円(前年同期は13,737百万円の損失)となり、最終損失は大幅に改善しました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(国内リテール事業)
国内リテール事業では、新型コロナウイルス感染症の影響によって海外からのお客様が実質ゼロとなる状況が継続する中、一部店舗の閉店を進める事による一層の収益改善を図りつつ、昨年から進めてきた国内のお客様を主要顧客とする取り組みからの学びを活かした店舗づくりを行うとともに、京都河原町OPA店においては「先行発売」や「日本初上陸」など限定商品の導入により、お客様の生活を彩り、新たな発見や価値提供の創造を目指した取り組みを進めて参りました。また、秋葉原本店では限定イベントの実施と、イベントに連動したSNSでの集客を強化するなど、独自性を持った店舗運営によるお客様の獲得を進めて参りました。
以上の結果、当該感染症の影響によって海外からのお客様が実質ゼロとなる状況に加え、外出自粛等による来店客数減少の影響もあり、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,627百万円(前年同期比52.8%減)となりましたが、損益面では年初より推進してきた店頭販売商品のマージンミックスの改善に加え、前年度に推進した構造改革の成果や、不採算店舗の抜本的見直し、家賃の減免交渉等の徹底したコスト圧縮の結果、損失額は大幅に縮小し、587百万円のセグメント損失(前年同期は1,138百万円の損失)となりました。
(海外事業)
海外事業では、新型コロナウイルス感染症の影響により訪日が困難な状況の中、事業構造改革の一環として、新規事業展開を加速させるべく、引き続き、アウトバウンド需要の取り込みや、成長著しい中国・東南アジアの新たな市場開拓にむけた準備を推進いたしました。中国向け事業では、小型家電、化粧品、ゲーム機のニーズは高く、販売は堅調に推移しておりましたが、当第3四半期連結会計期間(7~9月)に入り中国国内において新型コロナウイルスの感染者が確認された事から防疫対策が強化され、結果として国際物流の遅延などの影響を受けることとなり、売上高は前年同期比で減少することとなりました。
一方で、中国海南島における新規事業の準備に加え、中国山東省・済南市ではセレクトショップの出店や日本企業の中国進出や中国全土への展開を支援する機能を強化するために保税倉庫の運営準備を進めるなど、新規事業展開の加速を着実に進めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は13,665百万円(前年同期比0.0%減)となりました。損益面においては、販売促進費や物流費の増加と人件費への戦略投資によりセグメント利益は32百万円(前年同期比87.0%減)となりました。
(生活ファッション事業)
生活ファッション事業において取り込んでいるギフト販売事業では、スイーツやお取り寄せグルメなど自家需要商品の強化を含めた商品カテゴリの開発に継続して取り組むとともに、フォーマルギフトからカジュアルギフトへの新たな展開としてスイーツ事業の拡大に向けた準備を進めてまいりました。
当第3四半期連結会計期間における重要なイベントとなる中元商戦では全国販売店における売上高が堅調に推移するとともに、EC販売においても中元イベントは好調に推移いたしました。
一方で、コロナ禍による自粛等の影響により、仏事や返礼ギフトについては伸び悩む結果となりましたが、前年度から継続して取り組んでいる物流改革、販売管理費の徹底的なコスト削減によって、収益構造は大きく改善しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は靴事業の株式譲渡による影響もあり、28,642百万円(前年同期比13.5%減)となりました。損益面については、徹底的なコスト削減や収益構造の改善の結果、6百万円のセグメント利益(前年同期は295百万円の損失)となりました。
(アセット事業)
アセット事業では、引き続き運営する商業施設の効率化およびグループ遊休不動産の売却に取り組んでまいりました。しかしながら、緊急事態宣言等が断続的に発出された影響により、運営する商業施設や飲食店において、休業や時間短縮を余儀なくされ、さらに天候不順等の影響もあり、来店客数が伸び悩む結果となりました。その他、日本の世界遺産や古典芸能を発信するイベントを企画するラオックス・メディアソリューションズ株式会社においても、イベントの延期や中止が続いた事から、売上減少の要因となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス感染症や天候不順の影響で来店客数が大幅に減ったことに加え、不動産案件の減少等により、売上高は3,212百万円(前年同期比48.5%減)となり、709百万円のセグメント損失(前年同期比は541百万円の損失)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、44,980百万円(前連結会計年度末63,523百万円)となりました。総資産の減少は、主に、現金及び預金が1,891百万円、受取手形及び売掛金が7,016百万円、たな卸資産が4,262百万円、投資その他の資産が3,606百万円減少したことによるものです。
(負債)
負債合計は、21,006百万円(前連結会計年度末35,947百万円)となりました。負債の減少は、主に、支払手形及び買掛金が5,305百万円、電子記録債務が348百万円、短期借入金4,289百万円、1年内返済予定の長期借入金1,259百万円、固定負債その他が1,423百万円減少したことによるものです。
(純資産)
純資産合計は、23,973百万円(前連結会計年度末27,575百万円)となりました。純資産の減少は、主に、親会社株主に帰属する四半期純損失3,230百万円を計上したことによるものです。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」中の「優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」の記載について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計方針及び見積り」の記載について重要な変更はありません。

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