有価証券報告書-第35期(平成25年3月1日-平成26年2月28日)

【提出】
2014/05/22 11:46
【資料】
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【項目】
125項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積もりが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積もりを行っております。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について」に記載しております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高及び営業総利益
当連結会計年度の売上高につきましては、前連結会計年度に比べて、323億35百万円増(前期比17.2%増)の2,200億29百万円となりました。セグメント別売上高の詳細については、「1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
売上高が増加した主な要因は、国内における無印良品店舗の増加(6店舗)及びネットストアの伸張等に加えて、海外における無印良品店舗の増加(49店舗)によるものです。
また、営業総利益は、前連結会計年度に比べて142億88百万円増加し1,016億65百万円となりました。売上高に対する比率は46.2%となり、前連結会計年度より0.3ポイント減少いたしました。
② 販売費及び一般管理費及び営業利益
当連結会計年度の販売費及び一般管理費につきましては、前連結会計年度に比べて117億24百万円増(前期比17.0%増)の807億49百万円となりました。売上高に対する比率は36.7%となり、前連結会計年度より0.1ポイント減少いたしました。
この結果、営業利益は前連結会計年度に比べて25億64百万円増加し、209億16百万円となりました。売上高に対する比率は9.5%となり、前連結会計年度より0.3ポイント減少いたしました。
③ 営業外損益及び経常利益
当連結会計年度の営業外収益につきましては、前連結会計年度に比べて7億55百万円増加し、21億82百万円となりました。持分法による投資利益が前連結会計年度に比べて2億79百万円増加したことが主な要因です。また、営業外費用につきましては、31百万円増加し50百万円となりました。
この結果、経常利益は前連結会計年度に比べて32億87百万円増加し、230億47百万円となりました。売上高に対する比率は10.5%となり、0.1ポイント減少いたしました。
④ 特別損益及び当期純利益
当連結会計年度の特別利益につきましては、37億27百万円となりました。主な内容は、台湾無印良品股フン有限公司を完全子会社化したことに伴う段階取得に係る差益35億40百万円を計上したことによるものです。また、特別損失につきましては、9億68百万円減少し、7億72百万円となりました。
この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べて79億83百万円増加し、260億3百万円となりました。当期純利益は前連結会計年度に比べて61億25百万円増加し、170億96百万円となり、1株当たり当期純利益は前連結会計年度409円45銭から644円60銭に増加いたしました。
(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資産、負債及び資本の状況
当連結会計年度末における当社グループの総資産は1,402億29百万円となり、前連結会計年度末と比べ208億69百万円増加いたしました。主たる増加要因は、商品94億95百万円及び国内外の出店に伴う有形固定資産79億42百万円の増加によるものです。
負債は292億14百万円と59億4百万円増加いたしました。主たる増加要因は、買掛金25億97百万円及び長期借入金11億50百万円の増加によるものです。
純資産は1,110億15百万円と149億64百万円増加いたしました。主たる増加要因は当期純利益170億96百万円によるものであり、主たる減少要因は利益剰余金の配当34億58百万円によるものです。
この結果、連結ベースの自己資本比率は、76.9%となり、期末発行済株式総数に基づく1株当たり純資産は前連結会計年度末の3,488円3銭から4,071円86銭に増加いたしました。
② キャッシュフローの状況
当社グループの資金の状況につきましては、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。