有価証券報告書-第47期(2024/04/01-2025/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が持続している一方で、為替相場、原材料価格やエネルギーコストの高騰などによる物価上昇や、米国の今後の政策の不確実性や金融政策の見直しによる景気への影響が懸念され先行きは依然として不透明な状況にあります。
このような状況のもと当社グループは、2024年6月に発表いたしました「2028年3月期を最終年度とする中期経営目標」及び「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組み方針」に基づき各種施策に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の連結業績及びセグメント業績は以下のとおりとなりました。
(連結業績) (単位:百万円)
セグメントごとの経営業績は、次のとおりです。
(セグメント別売上高) (単位:百万円)
(セグメント別営業損益) (単位:百万円)
(注)2025年3月期より、報告セグメントである「持ち帰り弁当事業」の名称を「中食事業」へ変更しております。セグメント情報に与える影響はありません。
(店舗数推移)
① 中食事業(ほっかほっか亭)
② 店舗アセット&ソリューション事業 (単位:店)
① 中食事業
<ほっかほっか亭部門>Z世代を中心に幅広い世代へ、ほっかほっか亭のコア価値である「炊きたて。できたて。お店で手作り。」を訴求し、認知向上、集客、食数アップに努めてまいりました。
具体的には、人気メニューとして地位を確立し毎年ご好評いただいています「回鍋肉シリーズ」、「牛すき焼シリーズ」、「新春天丼」、「恵方巻」などまた、「YUM YUM韓国フェア」と題し、「テジプルコギ丼」や「チャーシュー丼」「韓国風煮たまご」など、韓国風の商品を発売し幅広い世代に好評をいただきました。
販促施策としては、自社アプリ「ほっかアプリ」のモバイルオーダー機能の改修などを実施し、順調に会員数を伸ばしております。また、デリバリーサービスについても積極的にエリア拡大と新規導入を推進しデリバリーサービスの売上も堅調に推移いたしました。
広告施策としては、俳優の杉野遥亮さんをイメージキャラクターにしたテレビコマーシャルの放映。アニメヒーローとのコラボによるキャンペーンを実施いたしました。
特に、公式TikTok、X(旧Twitter)、Instagramを活用したSNSマーケティングに注力し、料理研究家で人気YouTuberであるリュウジ氏とのコラボ商品「バズベントウ」シリーズは大きな反響をいただいています。
<仕出し料理部門及びセレモニー部門>WEBでのMTG予約、アレルギー表記などお客さま目線でECサイト(自社HP)のリニューアルを行い新規顧客、リピーターの確保に努めました。
パーティー、新年会、懇親会などの需要回復、官公庁、貸会議室・イベント会社、ホテル関係との取引件数も増加し堅調に推移しました。
セレモニー部門については、コロナ前の大口案件は少なくなっていますが、お別れ会、偲ぶ会などのパーティー形式の提案などの結果回復傾向にあります。
その結果、中食事業の業績は、売上高173億25百万円(前年同期比2.6%増)と堅調に推移いたしましたが、お米の高騰が著しくその他原材料価格の高騰も重なり利益が圧迫され営業損失72百万円(前年同期2億59百万円の営業利益)となりました。
② 店舗アセット&ソリューション事業
<店舗ビジネス>店舗リースに関しては積極的投資方針のもと、飲食店を中心顧客層に出店需要の高い優良物件を仕入れるため既存取引先店舗の退店動向把握及びSNS媒体活用による退店情報入手など、これまでの活動の結果店舗リース取引店舗数は前連結会計年度末より16店純増し、845店となりました。
<店舗不動産ビジネス>所有又は管理受託するビルのリーシングにより稼働店舗数を増やす活動、及び仕入れた不動産について稼働率向上・遵法性工事等バリューアップする活動及び不動産開発によるエリア特性やニーズに合わせた新たな価値の創出を行いました。
その結果、不動産管理テナント数は前連結会計年度末より29店純増し170店となり、所有不動産の稼働建物棟数は20棟、不動産アセットマネジメント対象の稼働建物棟数は7棟となりました。
<人材採用ソリューション>2024年10月1日にTRN Global Career㈱を設立し、飲食業・宿泊業・飲食料品製造業・農業・介護業、林業、運送業などを対象に特定技能外国人の採用支援を行っています。
特定技能外国人は、日本国内のサービス業における人材不足問題を解決し得る存在であり、新規出店段階に移行していく中で店舗リース取引先からの期待は大きく、店舗ビジネスとの融合により統合したサービスを提供できるよう、店長クラスになり得る特定技能2号育成支援の整備に取り組んでいます。
またコンサルティング業界の求人需要が高まる環境下、国内ハイクラス転職の分野でも採用支援実績を積み上げています。
洋菓子業界を中心顧客層に、予約管理による店舗運営業務改善及び売上・顧客データ分析による販売促進・経営改善のニーズに応えるニッチトップのPOSレジシステム「ninapos」及び「ninapos」連動オンラインカートシステム「ニナカート」並びに会員アプリの開発・提供を行っており、またPOSデータをビッグデータとして集積・有効活用する店舗運営コンサルティングサービスにも取り組んでいます。
洋菓子業界以外の取り組みとして、多店舗展開するベーカリーへの導入を契機に、同業界への導入店舗拡大の取り組みを実施しています。
<パーティー・イベント用品レンタル>大型イベントは減少傾向にあるものの、レストラン、給食事業者、会館、ブライダルなどの業態が順調に売上・納入先ともに増加傾向となりました。
その結果、店舗アセット&ソリューション事業の業績は、売上高121億90百万円(前年同期比22.7%減)、営業利益17億34百万円(同11.3%減)となりました。
③ 物流・食品加工事業
<食品加工部門>2024年12月に子会社化しました㈱ホソヤコーポレーションは、グループシナジーの取り組み第一弾として「ほっかほっか亭川崎日進町店」限定で国産豚肉と野菜のジューシーな味わいの「シューマイ弁当」を新発売いたしました。今後は他店舗への展開他、惣菜分野の販売強化に取り組んでまいります。
また、NB(ナショナルブランド)商品として市場で高まる麻辣湯ブームに着目した「四川風麻辣餃子」を発売し、順調に市場導入が進んでいます。
<物流部門・カミッサリー部門>物流部門としては、2024年問題への対応を早期より取り組みました結果、適正コストでの物流、労働環境の改善を実現。また既存インフラを活用した全国レベルでの配送業務、近距離圏での個口配送業務等を積極的に取り入れることで売上の拡大に繋がっています。
カミッサリー部門は、製造・販売・物流を三位一体化することで、商品開発のスピードアップ、製造工程の生産効率・稼働率向上を図りました。また、販売エリアの拡大、OEM生産の拡大により安定した収益の確保を実現しております。
<菓子製造部門>定番商品は好調を維持しており、ドラッグストア・大手スーパーを中心に導入店舗数も順調に伸ばしております。
クレイジーソルトナッツは日経MJのバイヤー調査で総合評価首位を獲得し、開発を進めていた秋冬新商品の発売も決定し、順調に導入が決まっています。
谷貝食品の茨城県産干し芋の売上が堅調に推移するとともに、キャラクター・タイアップ商品の販売による新規販路の開拓を実施してまいりました。
その結果、物流・食品加工事業の業績は、2024年12月に子会社化した㈱ホソヤコーポレーションの業績取り込みもあり、売上高180億91百万円(前年同期比9.6%増)、営業利益8億88百万円(同31.9%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ22億74百万円減少し、119億36百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1億75百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益18億45百万円、減価償却費13億30百万円及び棚卸資産の増加18億15百万円と仕入債務の減少11億35百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は68億14百万円となりました。これは主に、固定資産の取得による支出37億84百万円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出45億26百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は43億64百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入120億3百万円、長期借入金の返済による支出91億26百万円、短期借入金の純増額22億68百万円、配当金の支払額5億17百万円によるものであります。
(3) 生産、受注及び販売の実績
① 商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引は、相殺消去しております。
2.2025年3月期より、報告セグメントである「持ち帰り弁当事業」の名称を「中食事業」へ変更しております。セグメント情報に与える影響はありません。
② 受注実績
該当事項はありません。
③ 販売実績
当連結会計年度の販売実績(外部顧客への売上高)をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引は、相殺消去しております。
2.当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。
3.2025年3月期より、報告セグメントである「持ち帰り弁当事業」の名称を「中食事業」へ変更しております。セグメント情報に与える影響はありません。
(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度における経営成績は、売上高は前連結会計年度に比べ15億85百万円(3.4%)減少し451億75百万円、営業利益は前連結会計年度に比べ5億4百万円(20.7%)減少し19億31百万円、経常利益は前連結会計年度に比べ5億6百万円(19.6%)減少し20億82百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ3億96百万円(24.8%)減少し12億4百万円の結果となり、減収減益となりました。
上記のほか、当連結会計年度における経営成績の前連結会計年度との比較分析については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
グループ全体経営と事業経営を分離し、事業会社の運営責任及び事業責任を明確化することで、不透明さが増す未来において、新しい価値創造を続けていくために、当社グループは環境適応能力と成長性を兼ね備えた事業連合体「自己変革型企業群」を目指してまいります。
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が持続している一方で、為替相場、原材料価格やエネルギーコストの高騰などによる物価上昇や、米国の今後の政策の不確実性や金融政策の見直しによる景気への影響が懸念され先行きは依然として不透明な状況にあります。
このような状況のもと当社グループは、2024年6月に発表いたしました「2028年3月期を最終年度とする中期経営目標」及び「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組み方針」に基づき各種施策に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の連結業績及びセグメント業績は以下のとおりとなりました。
(連結業績) (単位:百万円)
| 2024年3月期 実績 | 2025年3月期 | |||
| 実績 | 増減額 | 前年同期比 | ||
| 売上高 | 46,761 | 45,175 | △1,585 | △3.4% |
| 営業利益 | 2,436 | 1,931 | △504 | △20.7% |
| 経常利益 | 2,588 | 2,082 | △506 | △19.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,601 | 1,204 | △396 | △24.8% |
セグメントごとの経営業績は、次のとおりです。
(セグメント別売上高) (単位:百万円)
| 2024年3月期 実績 | 2025年3月期 | |||
| 実績 | 増減額 | 前年同期比 | ||
| 中食事業 (注) | 16,887 | 17,325 | +437 | +2.6% |
| 店舗アセット& ソリューション事業 | 15,764 | 12,190 | △3,574 | △22.7% |
| 物流・食品加工事業 | 16,499 | 18,091 | +1,591 | +9.6% |
| その他の事業 | 852 | 796 | △56 | △6.6% |
| 計 | 50,004 | 48,403 | △1,601 | △3.2% |
| 調整額(消去及び全社) | △3,243 | △3,227 | +15 | - |
| 計 | 46,761 | 45,175 | △1,585 | △3.4% |
(セグメント別営業損益) (単位:百万円)
| 2024年3月期 実績 | 2025年3月期 | |||
| 実績 | 増減額 | 前年同期比 | ||
| 中食事業 (注) | 259 | △72 | △331 | - |
| 店舗アセット& ソリューション事業 | 1,956 | 1,734 | △221 | △11.3% |
| 物流・食品加工事業 | 673 | 888 | +214 | +31.9% |
| その他の事業 | 852 | 796 | △56 | △6.6% |
| 計 | 3,741 | 3,346 | △394 | △10.5% |
| 調整額(消去及び全社) | △1,304 | △1,414 | △110 | - |
| 計 | 2,436 | 1,931 | △504 | △20.7% |
(注)2025年3月期より、報告セグメントである「持ち帰り弁当事業」の名称を「中食事業」へ変更しております。セグメント情報に与える影響はありません。
(店舗数推移)
① 中食事業(ほっかほっか亭)
| 2024年3月期 | 2025年3月期 | |
| 既存店売上前年同期間比 (期中平均) | 103.8% | 101.7% |
| 店舗数(店)(3月末) | 839 | 817 |
② 店舗アセット&ソリューション事業 (単位:店)
| 2024年3月末 | 2025年3月末 | |
| 店舗リース取引店舗数 | 829 | 845 |
| 不動産管理テナント数 | 141 | 170 |
| 稼働店舗数 | 970 | 1,015 |
① 中食事業
<ほっかほっか亭部門>Z世代を中心に幅広い世代へ、ほっかほっか亭のコア価値である「炊きたて。できたて。お店で手作り。」を訴求し、認知向上、集客、食数アップに努めてまいりました。
具体的には、人気メニューとして地位を確立し毎年ご好評いただいています「回鍋肉シリーズ」、「牛すき焼シリーズ」、「新春天丼」、「恵方巻」などまた、「YUM YUM韓国フェア」と題し、「テジプルコギ丼」や「チャーシュー丼」「韓国風煮たまご」など、韓国風の商品を発売し幅広い世代に好評をいただきました。
販促施策としては、自社アプリ「ほっかアプリ」のモバイルオーダー機能の改修などを実施し、順調に会員数を伸ばしております。また、デリバリーサービスについても積極的にエリア拡大と新規導入を推進しデリバリーサービスの売上も堅調に推移いたしました。
広告施策としては、俳優の杉野遥亮さんをイメージキャラクターにしたテレビコマーシャルの放映。アニメヒーローとのコラボによるキャンペーンを実施いたしました。
特に、公式TikTok、X(旧Twitter)、Instagramを活用したSNSマーケティングに注力し、料理研究家で人気YouTuberであるリュウジ氏とのコラボ商品「バズベントウ」シリーズは大きな反響をいただいています。
<仕出し料理部門及びセレモニー部門>WEBでのMTG予約、アレルギー表記などお客さま目線でECサイト(自社HP)のリニューアルを行い新規顧客、リピーターの確保に努めました。
パーティー、新年会、懇親会などの需要回復、官公庁、貸会議室・イベント会社、ホテル関係との取引件数も増加し堅調に推移しました。
セレモニー部門については、コロナ前の大口案件は少なくなっていますが、お別れ会、偲ぶ会などのパーティー形式の提案などの結果回復傾向にあります。
その結果、中食事業の業績は、売上高173億25百万円(前年同期比2.6%増)と堅調に推移いたしましたが、お米の高騰が著しくその他原材料価格の高騰も重なり利益が圧迫され営業損失72百万円(前年同期2億59百万円の営業利益)となりました。
② 店舗アセット&ソリューション事業
<店舗ビジネス>店舗リースに関しては積極的投資方針のもと、飲食店を中心顧客層に出店需要の高い優良物件を仕入れるため既存取引先店舗の退店動向把握及びSNS媒体活用による退店情報入手など、これまでの活動の結果店舗リース取引店舗数は前連結会計年度末より16店純増し、845店となりました。
<店舗不動産ビジネス>所有又は管理受託するビルのリーシングにより稼働店舗数を増やす活動、及び仕入れた不動産について稼働率向上・遵法性工事等バリューアップする活動及び不動産開発によるエリア特性やニーズに合わせた新たな価値の創出を行いました。
その結果、不動産管理テナント数は前連結会計年度末より29店純増し170店となり、所有不動産の稼働建物棟数は20棟、不動産アセットマネジメント対象の稼働建物棟数は7棟となりました。
<人材採用ソリューション>2024年10月1日にTRN Global Career㈱を設立し、飲食業・宿泊業・飲食料品製造業・農業・介護業、林業、運送業などを対象に特定技能外国人の採用支援を行っています。
特定技能外国人は、日本国内のサービス業における人材不足問題を解決し得る存在であり、新規出店段階に移行していく中で店舗リース取引先からの期待は大きく、店舗ビジネスとの融合により統合したサービスを提供できるよう、店長クラスになり得る特定技能2号育成支援の整備に取り組んでいます。
またコンサルティング業界の求人需要が高まる環境下、国内ハイクラス転職の分野でも採用支援実績を積み上げています。
洋菓子業界以外の取り組みとして、多店舗展開するベーカリーへの導入を契機に、同業界への導入店舗拡大の取り組みを実施しています。
<パーティー・イベント用品レンタル>大型イベントは減少傾向にあるものの、レストラン、給食事業者、会館、ブライダルなどの業態が順調に売上・納入先ともに増加傾向となりました。
その結果、店舗アセット&ソリューション事業の業績は、売上高121億90百万円(前年同期比22.7%減)、営業利益17億34百万円(同11.3%減)となりました。
③ 物流・食品加工事業
<食品加工部門>2024年12月に子会社化しました㈱ホソヤコーポレーションは、グループシナジーの取り組み第一弾として「ほっかほっか亭川崎日進町店」限定で国産豚肉と野菜のジューシーな味わいの「シューマイ弁当」を新発売いたしました。今後は他店舗への展開他、惣菜分野の販売強化に取り組んでまいります。
また、NB(ナショナルブランド)商品として市場で高まる麻辣湯ブームに着目した「四川風麻辣餃子」を発売し、順調に市場導入が進んでいます。
<物流部門・カミッサリー部門>物流部門としては、2024年問題への対応を早期より取り組みました結果、適正コストでの物流、労働環境の改善を実現。また既存インフラを活用した全国レベルでの配送業務、近距離圏での個口配送業務等を積極的に取り入れることで売上の拡大に繋がっています。
カミッサリー部門は、製造・販売・物流を三位一体化することで、商品開発のスピードアップ、製造工程の生産効率・稼働率向上を図りました。また、販売エリアの拡大、OEM生産の拡大により安定した収益の確保を実現しております。
<菓子製造部門>定番商品は好調を維持しており、ドラッグストア・大手スーパーを中心に導入店舗数も順調に伸ばしております。
クレイジーソルトナッツは日経MJのバイヤー調査で総合評価首位を獲得し、開発を進めていた秋冬新商品の発売も決定し、順調に導入が決まっています。
谷貝食品の茨城県産干し芋の売上が堅調に推移するとともに、キャラクター・タイアップ商品の販売による新規販路の開拓を実施してまいりました。
その結果、物流・食品加工事業の業績は、2024年12月に子会社化した㈱ホソヤコーポレーションの業績取り込みもあり、売上高180億91百万円(前年同期比9.6%増)、営業利益8億88百万円(同31.9%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ22億74百万円減少し、119億36百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1億75百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益18億45百万円、減価償却費13億30百万円及び棚卸資産の増加18億15百万円と仕入債務の減少11億35百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は68億14百万円となりました。これは主に、固定資産の取得による支出37億84百万円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出45億26百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は43億64百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入120億3百万円、長期借入金の返済による支出91億26百万円、短期借入金の純増額22億68百万円、配当金の支払額5億17百万円によるものであります。
(3) 生産、受注及び販売の実績
① 商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同期比(%) | |
| 中食事業 | 9,537 | 107.9 |
| 店舗アセット&ソリューション事業 | 372 | 8.5 |
| 物流・食品加工事業 | 11,703 | 116.2 |
| 合計 | 21,613 | 92.8 |
(注)1.セグメント間の取引は、相殺消去しております。
2.2025年3月期より、報告セグメントである「持ち帰り弁当事業」の名称を「中食事業」へ変更しております。セグメント情報に与える影響はありません。
② 受注実績
該当事項はありません。
③ 販売実績
当連結会計年度の販売実績(外部顧客への売上高)をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同期比(%) | |
| 中食事業 | 17,196 | 102.4 |
| 店舗アセット&ソリューション事業 | 11,820 | 76.6 |
| 物流・食品加工事業 | 16,158 | 111.1 |
| 小計 | 45,175 | 96.6 |
| 調整額(消去及び全社) | - | - |
| 合計 | 45,175 | 96.6 |
(注)1.セグメント間の取引は、相殺消去しております。
2.当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。
3.2025年3月期より、報告セグメントである「持ち帰り弁当事業」の名称を「中食事業」へ変更しております。セグメント情報に与える影響はありません。
(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度における経営成績は、売上高は前連結会計年度に比べ15億85百万円(3.4%)減少し451億75百万円、営業利益は前連結会計年度に比べ5億4百万円(20.7%)減少し19億31百万円、経常利益は前連結会計年度に比べ5億6百万円(19.6%)減少し20億82百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ3億96百万円(24.8%)減少し12億4百万円の結果となり、減収減益となりました。
上記のほか、当連結会計年度における経営成績の前連結会計年度との比較分析については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
グループ全体経営と事業経営を分離し、事業会社の運営責任及び事業責任を明確化することで、不透明さが増す未来において、新しい価値創造を続けていくために、当社グループは環境適応能力と成長性を兼ね備えた事業連合体「自己変革型企業群」を目指してまいります。