四半期報告書-第27期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/09 15:15
【資料】
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【項目】
43項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)においては、新型コロナウィルス感染症の影響が引き続き我が国経済全体に大きな影響を及ぼすこととなりました。
こういった経済情勢の中ではありますが、当社グループの事業につきましては、当第3四半期連結会計期間においては、様々な施策を実施することや、テレビCMやブライダル情報誌などの集客を強化すると同時に積極的に新規出店も進めていき、前年同期の売上および利益ともに上回ることが出来ました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高136億65百万円(前年同期比3.4%減)、営業利益19億10百万円(前年同期比24.8%減)、経常利益19億61百万円(前年同期比22.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益11億58百万円(前年同期比18.0%減)となりました。
現時点においては、第1四半期連結会計期間のマイナス分をまだ完全にカバーできておりませんが、第2四半期連結会計期間を上回る改善が大きく進んでおり、2020年11月10日発表の通期業績予想の数値を達成すべく、全社を挙げて業績向上に取り組んでおります。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、経営管理上の観点から事業間のシナジー強化のため、「ブライダルジュエリー事業」の報告セグメントの名称を、「ジュエリー・アート事業」に変更し、従来、「フィンテック事業」に含まれていたアート事業の報告セグメント区分を「ジュエリー・アート事業」に、「その他事業」に含まれていた一部の事業について、報告セグメントの区分を「フィンテック事業」に変更しております。さらに、第2四半期連結会計期間より、経営管理上の観点から、従来、「その他事業」に含まれていた「スポーツ事業」を新たな報告セグメントとし、クレジット事業について、報告セグメントの区分を「フィンテック事業」に変更しております。
以下の前年同期比につきましては、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
① ジュエリー・アート事業
当第3四半期連結累計期間におけるジュエリー・アート事業の売上高は115億34百万円(前年同期比1.9%減)、セグメント利益は20億83百万円(前年同期比19.4%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間においては前年同期の実績を大きく上回ることができ、期待の持てる結果を残すことができました。当該事業は、グループ全体を牽引する主要なビジネスであり、当該事業の運営が全体の業績に大きく影響いたします。ブライダルジュエリー店舗の出店は引き続き積極的に進めており、新規の店舗展開として、2020年11月に「銀座ダイヤモンドシライシ」池袋パルコ店と「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコダイヤモンド」統合店の山形店の出店を実施いたしました。店舗展開につきましては、引き続き国内での新規出店や、海外での出店も視野に入れ、今後も積極的に進めてまいります。
② ヘルス&ビューティ事業
当第3四半期連結累計期間におけるヘルス&ビューティ事業の売上高は20億20百万円(前年同期比11.1%減)、セグメント損失は78百万円(前年同期はセグメント利益1億41百万円)となりました。
当第3四半期連結会計期間においては売上高も前年同期の実績を上回り、回復傾向にあります。当該事業においては、「La Parler」のハイグレードサロン「La Parler Felicia」ブランドの一号店として、2020年12月に新宿店を出店し、営業成績のさらなる向上を図るべく、努力を続けております。
③ フィンテック事業
当第3四半期連結累計期間におけるフィンテック事業の売上高は0百万円(前年同期はゼロ)、セグメント損失は27百万円(前年同期はセグメント損失26百万円)となりました。当第3四半期連結累計期間におけるフィンテック事業は信販事業が開始したばかりなので、大きな売上を計上することはありませんでした。当該事業は、ヘルス&ビューティ事業と連動して顧客サービスの充実を図り、グループ全体の業績向上に寄与すべく、将来に向けての事業展開を進めていきます。
④ スポーツ事業
当第3四半期連結累計期間におけるスポーツ事業の売上高は1億35百万円(前年同期比1.3%減)、セグメント損失は9百万円(前年同期はセグメント損失29百万円)となりました。当第3四半期連結会計期間においては売上高も前年同期の実績を上回っております。
スポーツ事業については、新聞広告などにより、優良顧客へのアプローチが進んでおり、「CRAZY」ブランドの展開としてオープンした銀座本店への新規顧客の来客が増加しております。
現在は、ゴルフフェアなどのイベントに向けた商品開発などに注力して事業展開を進めて来期の業績向上に向けたビジネス展開に注力しています。
また、本年度に設立した株式会社ニューアート・ブランド開発研究所において様々なデザインアイテムの開発に取り組んでおり、ゴルフ製品以外のアイテムとしてビジネススニーカーの開発等を進めてより広い顧客層へのアプローチを進めております。
(注)各セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しています。
当社グループのセグメント別売上は、以下のとおりであります。
セグメントの名称販売・サービスの名称など当第3四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
至 2020年12月31日)
(千円)
前年同期比
(%)
構成比
(%)
ジュエリー・アート
事業
ブライダルジュエリーの製造・販売、ブライダル関連サービス、美術品の販売等11,533,364△1.984.4
ヘルス&ビューティー
事業
エステティックサロンの運営、化粧品及び健康食品等の製造・販売1,996,439△11.414.6
フィンテック事業アートファンドの組成・運営、クレジット事業778-0.0
スポーツ事業ゴルフ用品の製造・販売、関連スポーツ用品の開発135,177△1.21.0
合 計13,665,759△3.4100.0

(注)1.上記の金額には、消費税等は含んでおりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末比31百万円増加(前連結会計年度末比0.2%増)し、130億75百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金の増加5億31百万円並びに現金及び預金の増加3億2百万円の一方で、商品及び製品の減少8億49百万円などによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末比18億63百万円増加(同43.5%増)し、61億51百万円となりました。これは、建物及び構築物(純額)の増加8億28百万円並びに土地の増加8億1百万円などによるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末比18億94百万円増加(同10.9%増)し、192億27百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末比3億41百万円増加(前連結会計年度末比4.2%増)し、83億80百万円となりました。これは、前受金の増加3億56百万円並びに未払金及び未払費用の増加2億89百万円の一方で、未払法人税等の減少5億22百万円などによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末比8億97百万円増加(同89.3%増)し、19億2百万円となりました。これは、長期借入金の増加5億57百万円並びにリース債務の増加1億4百万円などによるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比12億38百万円増加(同13.7%増)し、102億82百万円となりました。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末比6億56百万円増加(前連結会計年度末比7.9%増)し、89億44百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益11億58百万円による増加の一方で、剰余金の配当4億72百万円による減少などによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は46.5%(前連結会計年度末は47.8%)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期連結累計期間において、資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。