四半期報告書-第27期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)は、新型コロナウイルス感染症の影響により観光・旅行業、ホテル、結婚式場等は大きく影響を受けました。
ブライダル情報誌やテレビを見た顧客からの予約を取って販売する当社の営業方法による売り上げは例年と変わっておらず、そういった意味では当社は、景気、不景気にあまり左右されない業態であるかもしれません。ただし、集客の中で前述したホテル、結婚式場からの紹介による集客は落ち込んでおり今回の減少はその部分であります。集客については、すでにテレビCM等の強化による対策を実施しておりますので、ご安心下さい。
当社は、国内外の各店舗において顧客との接点強化に注力し、成長戦略に基づく施策を計画的に実施した結果として、当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高85億70百万円(前年同期比11.0%減)、営業利益8億53百万円(前年同期比55.5%減)、経常利益8億91百万円(前年同期比51.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億76百万円(前年同期比52.4%減)となり、第1四半期連結累計期間においてはマイナスであった、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は大きくプラスに転ずることができました。
現在は新型コロナウイルスの影響により、大都市圏の売上が減少し、その分地方都市店舗での売上が増加する状況が見られます。こうした中で当社は今後、地方都市への出店を進めることによって、今まで以上の売上高を達成し、営業利益を拡大してまいりたいと考えております。
各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、経営管理上の観点から事業間のシナジー強化のため、「ブライダルジュエリー事業」の報告セグメントの名称を、「ジュエリー・アート事業」に変更し、従来、「フィンテック事業」に含まれていたアート事業の報告セグメント区分を「ジュエリー・アート事業]に、「その他事業」に含まれていた一部の事業について、報告セグメントの区分を「フィンテック事業」に変更しております。さらに、当第2四半期連結会計期間より、経営管理上の観点から、従来、「その他事業」に含まれていた「スポーツ事業」を新たな報告セグメントとし、クレジット事業について、報告セグメントの区分を「フィンテック事業」に変更しております。
以下の前年同期比につきましては、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
① ジュエリー・アート事業
当第2四半期連結累計期間におけるジュエリー・アート事業の売上高は71億85百万円(前年同期比9.6%減)、セグメント利益は10億4百万円(前年同期比46.6%減)となりました。
国内においては、緊急事態宣言期間中も含め、受注したお客さまへの商品お渡しを最優先に万全の予防策を講じて店舗営業を継続してきましたが、前年同期比では減収減益となりました。段階的な経済活動の再開に伴い、来店客数は漸次回復の傾向にありますが、新型コロナウイルス感染症拡大は収束が見通せず未だ予断を許さない状況にあります。
一方で、成長戦略の柱である出店、改装などの店舗施策については、かかる状況下におきましても計画どおり着実に実行いたしました。新規の店舗展開として、2020年7月に初のハイエンドジュエリーショップとして「アルティメイト ダイヤモンドシライシ」を銀座本店と同じ銀座中央通りに、8月には「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコ ダイヤモンド」統合店を郡山にオープンしました。また、既存の「銀座ダイヤモンドシライシ」姫路店を7月にリニューアルし、「エクセルコ ダイヤモンド」を併設した統合店としました。
海外出店についても、7月に、台湾では6店舗目となる新竹店を「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコ ダイヤモンド」統合店として出店し、9月には香港初の統合店を銅鑼湾(CWB)に出店しました。店舗展開は、国内外の新しい顧客に対するアプローチを推進するための、重要な営業基盤を構築するものであり、成長戦略の要として今後も引き続き積極的に進めてまいります。
2020年9月末における「銀座ダイヤモンドシライシ」の国内店舗は47店舗、海外店舗は9店舗、「エクセルコ ダイヤモンド」の国内店舗は38店舗、海外店舗は3店舗となりました。
② ヘルス&ビューティー事業
当第2四半期連結累計期間におけるヘルス&ビューティー事業の売上高は13億13百万円(前年同期比17.3%減)、セグメント損失は80百万円(前年同期はセグメント利益1億64百万円)となりました。
ヘルス&ビューティー事業につきましても、ジュエリー・アート事業と同様に、業績は漸次回復の傾向にあるものの、来客数が激減し、前年同期比では大幅減収、赤字計上を余儀なくされました。
2020年9月末における国内店舗は25店舗、海外店舗は2店舗であります。
③ フィンテック事業
当第2四半期連結累計期間におけるフィンテック事業の売上高は0百万円(前年同期はゼロ)、セグメント損失は19百万円(前年同期はセグメント損失17百万円)となりました。
アート市場が実質機能停止の状況下、アートファンド事業は動きがなく、新たに始動した「ラ・パルレ」売上に係る自社クレジット事業は、取扱店舗を限定した試行段階にあります。今後、本格稼働に向け漸次取扱店舗を拡大しており、早期の収益化を進めております。
④ スポーツ事業
当第2四半期連結累計期間におけるスポーツ事業の売上高は94百万円(前年同期比8.8%減)、セグメント損失は7百万円(前年同期はセグメント損失7百万円)となりました。
スポーツ事業においては、メイン事業となるゴルフ用品メーカー「CRAZY」ブランドの本格展開に注力しました。新商品の投入と、テレビCM・新聞広告の集中実施により認知度アップを図り、5月にオープンした銀座本店を本格始動させ、営業活動を強化しました。費用先行により赤字計上となりましたが、今後の業績寄与を見込んでいます。
(注)各セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しています。
当社グループのセグメント別売上は、以下のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含んでおりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末比3億23百万円増加(前連結会計年度末比2.5%増)し、133億67百万円となりました。これは、現金及び預金の増加8億23百万円並びに受取手形及び売掛金の増加2億56百万円がありました一方で、商品及び製品の減少7億54百万円などによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末比17億22百万円増加(同40.2%増)し、60億11百万円となりました。これは、建物及び構築物(純額)並びに土地の有形固定資産の増加17億14百万円などによるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末比20億46百万円増加(同11.8%増)し、193億78百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末比12億1百万円増加(前連結会計年度末比14.9%増)し、92億40百万円となりました。これは、短期借入金の増加13億28百万円並びに前受金の増加5億45百万円がありました一方で、未払法人税等の減少4億87百万円などによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末比8億58百万円増加(同85.4%増)し、18億63百万円となりました。これは、長期借入金の増加5億69百万円並びにリース債務の増加1億19百万円などによるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比20億60百万円増加(同22.8%増)し、111億4百万円となりました。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末比14百万円減少(前連結会計年度末比0.2%減)し、82億74百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益4億76百万円がありました一方、為替換算調整勘定の減少17百万円並びに剰余金の配当4億72百万円などによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は42.7%(前連結会計年度末は47.8%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末に比べ、2億18百万円減少し、37億55百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況と要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、9億14百万円(前年同期比11億90百万円減)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益8億88百万円並びにたな卸資産の減少7億23百万円による資金の増加に対して、売上債権の増加2億56百万円並びに法人税等の支払額8億48百万円などによる資金の減少などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、13億55百万円(前年同期比12億89百万円増)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出14億88百万円に対して、短期貸付金の回収による収入2億円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、12億64百万円(前年同期は64百万円の支出)となりました。これは主として、短期及び長期借入れによる収入23億30百万円に対して、短期及び長期借入金の返済による支出5億20百万円並びに配当金の支払額4億67百万円などによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としています。
当第2四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は、73億58百万円であります。また、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は37億55百万円となりました。これらのいわゆる手元流動性残高につきましては、当社の財政状態及び金融環境に応じ変動しています。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)は、新型コロナウイルス感染症の影響により観光・旅行業、ホテル、結婚式場等は大きく影響を受けました。
ブライダル情報誌やテレビを見た顧客からの予約を取って販売する当社の営業方法による売り上げは例年と変わっておらず、そういった意味では当社は、景気、不景気にあまり左右されない業態であるかもしれません。ただし、集客の中で前述したホテル、結婚式場からの紹介による集客は落ち込んでおり今回の減少はその部分であります。集客については、すでにテレビCM等の強化による対策を実施しておりますので、ご安心下さい。
当社は、国内外の各店舗において顧客との接点強化に注力し、成長戦略に基づく施策を計画的に実施した結果として、当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高85億70百万円(前年同期比11.0%減)、営業利益8億53百万円(前年同期比55.5%減)、経常利益8億91百万円(前年同期比51.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億76百万円(前年同期比52.4%減)となり、第1四半期連結累計期間においてはマイナスであった、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は大きくプラスに転ずることができました。
現在は新型コロナウイルスの影響により、大都市圏の売上が減少し、その分地方都市店舗での売上が増加する状況が見られます。こうした中で当社は今後、地方都市への出店を進めることによって、今まで以上の売上高を達成し、営業利益を拡大してまいりたいと考えております。
各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、経営管理上の観点から事業間のシナジー強化のため、「ブライダルジュエリー事業」の報告セグメントの名称を、「ジュエリー・アート事業」に変更し、従来、「フィンテック事業」に含まれていたアート事業の報告セグメント区分を「ジュエリー・アート事業]に、「その他事業」に含まれていた一部の事業について、報告セグメントの区分を「フィンテック事業」に変更しております。さらに、当第2四半期連結会計期間より、経営管理上の観点から、従来、「その他事業」に含まれていた「スポーツ事業」を新たな報告セグメントとし、クレジット事業について、報告セグメントの区分を「フィンテック事業」に変更しております。
以下の前年同期比につきましては、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
① ジュエリー・アート事業
当第2四半期連結累計期間におけるジュエリー・アート事業の売上高は71億85百万円(前年同期比9.6%減)、セグメント利益は10億4百万円(前年同期比46.6%減)となりました。
国内においては、緊急事態宣言期間中も含め、受注したお客さまへの商品お渡しを最優先に万全の予防策を講じて店舗営業を継続してきましたが、前年同期比では減収減益となりました。段階的な経済活動の再開に伴い、来店客数は漸次回復の傾向にありますが、新型コロナウイルス感染症拡大は収束が見通せず未だ予断を許さない状況にあります。
一方で、成長戦略の柱である出店、改装などの店舗施策については、かかる状況下におきましても計画どおり着実に実行いたしました。新規の店舗展開として、2020年7月に初のハイエンドジュエリーショップとして「アルティメイト ダイヤモンドシライシ」を銀座本店と同じ銀座中央通りに、8月には「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコ ダイヤモンド」統合店を郡山にオープンしました。また、既存の「銀座ダイヤモンドシライシ」姫路店を7月にリニューアルし、「エクセルコ ダイヤモンド」を併設した統合店としました。
海外出店についても、7月に、台湾では6店舗目となる新竹店を「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコ ダイヤモンド」統合店として出店し、9月には香港初の統合店を銅鑼湾(CWB)に出店しました。店舗展開は、国内外の新しい顧客に対するアプローチを推進するための、重要な営業基盤を構築するものであり、成長戦略の要として今後も引き続き積極的に進めてまいります。
2020年9月末における「銀座ダイヤモンドシライシ」の国内店舗は47店舗、海外店舗は9店舗、「エクセルコ ダイヤモンド」の国内店舗は38店舗、海外店舗は3店舗となりました。
② ヘルス&ビューティー事業
当第2四半期連結累計期間におけるヘルス&ビューティー事業の売上高は13億13百万円(前年同期比17.3%減)、セグメント損失は80百万円(前年同期はセグメント利益1億64百万円)となりました。
ヘルス&ビューティー事業につきましても、ジュエリー・アート事業と同様に、業績は漸次回復の傾向にあるものの、来客数が激減し、前年同期比では大幅減収、赤字計上を余儀なくされました。
2020年9月末における国内店舗は25店舗、海外店舗は2店舗であります。
③ フィンテック事業
当第2四半期連結累計期間におけるフィンテック事業の売上高は0百万円(前年同期はゼロ)、セグメント損失は19百万円(前年同期はセグメント損失17百万円)となりました。
アート市場が実質機能停止の状況下、アートファンド事業は動きがなく、新たに始動した「ラ・パルレ」売上に係る自社クレジット事業は、取扱店舗を限定した試行段階にあります。今後、本格稼働に向け漸次取扱店舗を拡大しており、早期の収益化を進めております。
④ スポーツ事業
当第2四半期連結累計期間におけるスポーツ事業の売上高は94百万円(前年同期比8.8%減)、セグメント損失は7百万円(前年同期はセグメント損失7百万円)となりました。
スポーツ事業においては、メイン事業となるゴルフ用品メーカー「CRAZY」ブランドの本格展開に注力しました。新商品の投入と、テレビCM・新聞広告の集中実施により認知度アップを図り、5月にオープンした銀座本店を本格始動させ、営業活動を強化しました。費用先行により赤字計上となりましたが、今後の業績寄与を見込んでいます。
(注)各セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しています。
当社グループのセグメント別売上は、以下のとおりであります。
セグメントの名称 | 販売・サービスの名称など | 当第2四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年9月30日) (千円) | 前年同期比 (%) | 構成比 (%) |
ジュエリー・アート 事業 | ブライダルジュエリーの仕入・製造・販売、ブライダル関連サービス、美術品の販売等 | 7,184,999 | △9.6 | 83.8 |
ヘルス&ビューティー 事業 | エステティックサロンの運営、化粧品及び健康食品等の製造・販売 | 1,290,141 | △18.3 | 15.1 |
フィンテック事業 | アートファンドの組成・運営、クレジット事業 | 54 | - | 0.0 |
スポーツ事業 | ゴルフ用品の製造・販売、関連スポーツ用品の開発 | 94,836 | △8.6 | 1.1 |
合 計 | 8,570,031 | △11.0 | 100.0 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含んでおりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末比3億23百万円増加(前連結会計年度末比2.5%増)し、133億67百万円となりました。これは、現金及び預金の増加8億23百万円並びに受取手形及び売掛金の増加2億56百万円がありました一方で、商品及び製品の減少7億54百万円などによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末比17億22百万円増加(同40.2%増)し、60億11百万円となりました。これは、建物及び構築物(純額)並びに土地の有形固定資産の増加17億14百万円などによるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末比20億46百万円増加(同11.8%増)し、193億78百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末比12億1百万円増加(前連結会計年度末比14.9%増)し、92億40百万円となりました。これは、短期借入金の増加13億28百万円並びに前受金の増加5億45百万円がありました一方で、未払法人税等の減少4億87百万円などによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末比8億58百万円増加(同85.4%増)し、18億63百万円となりました。これは、長期借入金の増加5億69百万円並びにリース債務の増加1億19百万円などによるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比20億60百万円増加(同22.8%増)し、111億4百万円となりました。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末比14百万円減少(前連結会計年度末比0.2%減)し、82億74百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益4億76百万円がありました一方、為替換算調整勘定の減少17百万円並びに剰余金の配当4億72百万円などによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は42.7%(前連結会計年度末は47.8%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末に比べ、2億18百万円減少し、37億55百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況と要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、9億14百万円(前年同期比11億90百万円減)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益8億88百万円並びにたな卸資産の減少7億23百万円による資金の増加に対して、売上債権の増加2億56百万円並びに法人税等の支払額8億48百万円などによる資金の減少などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、13億55百万円(前年同期比12億89百万円増)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出14億88百万円に対して、短期貸付金の回収による収入2億円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、12億64百万円(前年同期は64百万円の支出)となりました。これは主として、短期及び長期借入れによる収入23億30百万円に対して、短期及び長期借入金の返済による支出5億20百万円並びに配当金の支払額4億67百万円などによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としています。
当第2四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は、73億58百万円であります。また、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は37億55百万円となりました。これらのいわゆる手元流動性残高につきましては、当社の財政状態及び金融環境に応じ変動しています。