四半期報告書-第28期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)は、グループ各社とも前期に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい経済・社会情勢下での運営となりました。
このような状況下、昨年度に引き続き今年度においても、株主並びに投資家への会社状況説明会を積極的に開催し、当社の現状及び今後の方向性について説明を行いました。その中で株主並びに投資家から直接ご意見をお聞きし、理解を深めながら顧客サービスなどを含めた企業経営に反映させてまいりました。
尚、グループ各社は後述のセグメント業績の通り、感染防止対策を徹底し、顧客満足を最優先としたサービス並びに将来を見据えた施策を実行してまいりました。
その結果、当第2四半期連結期間における当社グループの業績は売上高83億36百万円(前年同期比2.7%減)、営業利益9億17百万円(前年同期比7.5%増)、経常利益9億89百万円(前年同期比10.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億2百万円(前年同期比5.5%増)となりました。前年同期比で売上は微減となりましたが、利益面に関しては前年同期を上まわる形で着地致しました。
各セグメントの業績は以下の通りであります。
尚、「会計方針の変更」に記載のとおり、第1四半期連結会計期間の期首から、収益認識会計基準等を適用し、収益認識に関する会計処理方法を変更したため、報告セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更しております。詳細は、「第4 経理の状況 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。 また、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの名称を従来の「フィンテック事業」から「アートオークション・フィンテック事業」へ変更しております。
① ジュエリー・アート事業
当第2四半期連結累計期間におけるジュエリー・アート事業の売上高は69億3百万円(前年同期比3.9%減)、セグメント利益は12億85百万円(前年同期比28.0%増)となりました。
ブライダルジュエリー事業は緊急事態宣言が長期化したことにより、集客・売上としては当社予想を下回る形となりましたが、利益面に関しては前期を超える形で着地致しました。また、前期より成長戦略として進めている新規出店に関しては、7月に「銀座ダイヤモンドシライシ名古屋ユニモール店」の改装及び「エクセルコダイヤモンド名古屋ユニモール店」を新規オープンし、名古屋地区にて更なる集客及び売上の拡大を図ります。また、8月には当ブランド未出店地区の青森市と和歌山市に「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコダイヤモンド」の統合店舗を新規オープンし新規顧客開拓を実施しております。
今後、緊急事態宣言が解除され延期となっていたカップルの挙式・披露宴が施行されることは当社にとっても追い風になるものと思われます。また、当社としては競合各社との競争が激化する中、新型コロナウイルスで大きな打撃を受けたブライダル業界への取組として、当社収益の一部をブライダル情報誌や自社WEBを通してプロポーズ・結婚式等のブライダル訴求に投資し、業界全体の業績回復に努める所存でございます。
アート事業については新聞広告等の媒体を利用して積極的な広告宣伝と営業活動をすることで作品の販売が順 調に進んでおり、今後更なる収益事業にしてまいります。
以上のとおり、ジュエリー・アート事業は当社の基幹事業として成長戦略を緩めることなく確実に実行してま いります。
② ヘルス&ビューティー事業
当第2四半期連結累計期間におけるヘルス&ビューティー事業の売上高は13億56百万円(前年同期比3.2%増)、セグメント損失は2億50百万円(前年同期はセグメント損失80百万円)となりました。
エステサロンの運営においては、前期より国・自治体からの営業自粛要請等に従い、店舗の営業停止など感染防止対策に最大限協力をしてまいりました。その中でも、新規大型店舗の出店・店舗リニューアル・新卒採用の拡大など、将来への成長投資を継続して実施しています。また、第1四半期連結会計期間においては新規集客増に向けたマーケティング改革への投資を行い、新型コロナウイルス感染症の影響がある中でも、コロナ禍以前の水準以上に新規集客を伸長させることが出来ました。
利益面については、受注の回復に伴い当第2四半期連結会計期間には国内事業は業績が回復し、赤字幅は縮小しましたが、今後さらに新たな収益モデルを構築すべく、売上及び利益構造の変革に向けた取り組みを進めております。具体的には、本来エステサービスが持つ「健康・美・癒し」の効果・価値・サービスを、現在及び将来において急成長市場となっているヘルスケア産業へと展開し、医療分野やヘルステック企業との提携などにより、従来のエステ収益事業とは異なる法人向けサービスや予防医療分野へのサービス化等の取り組みを推進していきます。
また、化粧品・健康食品などにおいて、「医薬部外品」商品の販売強化、「特定保健用食品」の新規リリースなども予定しており、健康・美容領域において更に魅力的な商品を開発し、収益性の高い新規事業として、新たな組織体制を持って開発・販売を強化してまいります。
③ アートオークション・フィンテック事業
当第2四半期連結累計期間におけるアートオークション・フィンテック事業の売上高は6百万円(前年同四半期は0百万円)、セグメント損失は12百万円(前年同期はセグメント損失19百万円)となりました。
日本ではオークション事業の草分け的な存在であるエスト・ウェストオークションズ株式会社の株式を70%取得し、株式会社ニューアート・エストウェストオークションズとしてオークション事業に進出いたしました。10月1日のコンテンポラリーアートオークションでは、落札総額26億48百万円の結果となりました。また、11月18日開催予定のモダンアートオークションでは落札総額20億円以上を予定しております。これにより翌四半期連結会計期間には予定通りの収益が期待できるものと考えております。
尚、信販事業の手数料収入が順調に増加しております。9月には単月黒字化を果たせるまで進みました。今後も取扱高を増加さることで安定収益源に育つビジネスであると確信しております。
④ スポーツ事業
当第2四半期連結累計期間におけるスポーツ事業の売上高は83百万円(前年同四半期比12.2%減)、セグメント利益は1百万円(前年同四半期はセグメント損失7百万円)となりました。
メイン事業として展開中であるゴルフクラブブランド「CRAZY」では、量産量販の既製品とは一線を画したカスタムクラブブランドとしての価値訴求に引き続き注力しております。良質のカーボンを使用し、熟練の職人が、国内自社工場で一本一本を妥協なく生産する「CRAZY」の確かな品質を一人でも多くのゴルファーに体感いただきたいとの強い思いで戦略的な取組を行っております。具体的な施策としては、全英オープン中継等へのテレビCMや新聞広告の制作配信、スポーツ用品店最大手ゼビオグループ店舗への戦略的販路拡大を順次実行しており、「CRAZY」は着実に顧客層を拡げております。コロナ禍によりゴルフフェアや試打会が縮小や中止となったことで売上高は減少しましたが、販路拡大等の効果もあってセグメント利益は黒字復帰しました。
このほかに、ブランド開発研究所において、NEW ARTブランドとして、お客さまに「本物」をお届けするための研究開発を継続中で、国産なめし革を使った新しいコンセプトの「ニューアート・シューズ」、アスリートとのコラボ案件等、高品質スポーツ用品の本格取扱によるスポーツ事業への業績寄与を見込んでおります。
以上のとおり、スポーツ事業は当社グループとして重要な成長分野と位置づけており、引き続き、圧倒的な品質をもって、所期の業績計画達成に向けて上記施策を進めてまいります。
⑤ その他事業
軽井沢リゾート開発事業は、軽井沢の12戸のレジデンスと1戸の山荘を隈研吾氏の設計により進行中で、1戸7億から15億円で計13戸を2023年度に売り出す予定です。
(注)各セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しています。
当社グループのセグメント別売上は、以下のとおりであります。
(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末比5億86百万円減少(前連結会計年度末比4.9%減)し、113億10百万円となりました。これは、現金及び預金の減少8億8百万円がありました一方で、商品及び製品の増加2億39百万円などによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末比2億62百万円増加(同3.9%増)し、70億60百万円となりました。これは、建物及び構築物(純額)などの有形固定資産の増加1億91百万円並びにのれんの増加1億28百万などによるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末比3億23百万円減少(同1.7%減)し、183億70百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末比2億84百万円減少(前連結会計年度末比3.6%減)し、76億69百万円となりました。これは、短期借入金の増加1億6百万円がありました一方で、未払法人税等の減少1億29百万円及び未払消費税を含むその他流動負債の減少2億90百万円などによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末比33百万円減少(同1.7%減)し、19億14百万円となりました。これは、長期借入金の減少1億38百万円などによるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比3億18百万円減少(同3.2%減)し、95億83百万円となりました。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末比5百万円減少(前連結会計年度末比0.1%減)し、87億87百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益5億2百万円がありました一方で、剰余金の配当7億87百万円などによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は47.2%(前連結会計年度末は47.0%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末に比べ、8億8百万円減少し、23億24百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況と要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、2億66百万円(前年同期比6億48百万円減)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益9億88百万円及び法人税等の還付額2億34百万円による資金の増加に対して、法人税等の支払額7億32百万円及び売上債権の増加1億96百万円による資金の減少などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、1億38百万円(前年同期比12億17百万円減)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出79百万円並びに敷金及び保証金の差入による支出57百万円による資金の減少などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、9億41百万円(前年同期は12億64百万円の獲得)となりました。これは主として、配当金の支払額7億84百万円などによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としています。
当第2四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は、59億61百万円であります。また、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は23億24百万円となりました。これらのいわゆる手元流動性残高につきましては、当社の財政状態及び金融環境に応じ変動しています。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)は、グループ各社とも前期に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい経済・社会情勢下での運営となりました。
このような状況下、昨年度に引き続き今年度においても、株主並びに投資家への会社状況説明会を積極的に開催し、当社の現状及び今後の方向性について説明を行いました。その中で株主並びに投資家から直接ご意見をお聞きし、理解を深めながら顧客サービスなどを含めた企業経営に反映させてまいりました。
尚、グループ各社は後述のセグメント業績の通り、感染防止対策を徹底し、顧客満足を最優先としたサービス並びに将来を見据えた施策を実行してまいりました。
その結果、当第2四半期連結期間における当社グループの業績は売上高83億36百万円(前年同期比2.7%減)、営業利益9億17百万円(前年同期比7.5%増)、経常利益9億89百万円(前年同期比10.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億2百万円(前年同期比5.5%増)となりました。前年同期比で売上は微減となりましたが、利益面に関しては前年同期を上まわる形で着地致しました。
各セグメントの業績は以下の通りであります。
尚、「会計方針の変更」に記載のとおり、第1四半期連結会計期間の期首から、収益認識会計基準等を適用し、収益認識に関する会計処理方法を変更したため、報告セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更しております。詳細は、「第4 経理の状況 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。 また、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの名称を従来の「フィンテック事業」から「アートオークション・フィンテック事業」へ変更しております。
① ジュエリー・アート事業
当第2四半期連結累計期間におけるジュエリー・アート事業の売上高は69億3百万円(前年同期比3.9%減)、セグメント利益は12億85百万円(前年同期比28.0%増)となりました。
ブライダルジュエリー事業は緊急事態宣言が長期化したことにより、集客・売上としては当社予想を下回る形となりましたが、利益面に関しては前期を超える形で着地致しました。また、前期より成長戦略として進めている新規出店に関しては、7月に「銀座ダイヤモンドシライシ名古屋ユニモール店」の改装及び「エクセルコダイヤモンド名古屋ユニモール店」を新規オープンし、名古屋地区にて更なる集客及び売上の拡大を図ります。また、8月には当ブランド未出店地区の青森市と和歌山市に「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコダイヤモンド」の統合店舗を新規オープンし新規顧客開拓を実施しております。
今後、緊急事態宣言が解除され延期となっていたカップルの挙式・披露宴が施行されることは当社にとっても追い風になるものと思われます。また、当社としては競合各社との競争が激化する中、新型コロナウイルスで大きな打撃を受けたブライダル業界への取組として、当社収益の一部をブライダル情報誌や自社WEBを通してプロポーズ・結婚式等のブライダル訴求に投資し、業界全体の業績回復に努める所存でございます。
アート事業については新聞広告等の媒体を利用して積極的な広告宣伝と営業活動をすることで作品の販売が順 調に進んでおり、今後更なる収益事業にしてまいります。
以上のとおり、ジュエリー・アート事業は当社の基幹事業として成長戦略を緩めることなく確実に実行してま いります。
② ヘルス&ビューティー事業
当第2四半期連結累計期間におけるヘルス&ビューティー事業の売上高は13億56百万円(前年同期比3.2%増)、セグメント損失は2億50百万円(前年同期はセグメント損失80百万円)となりました。
エステサロンの運営においては、前期より国・自治体からの営業自粛要請等に従い、店舗の営業停止など感染防止対策に最大限協力をしてまいりました。その中でも、新規大型店舗の出店・店舗リニューアル・新卒採用の拡大など、将来への成長投資を継続して実施しています。また、第1四半期連結会計期間においては新規集客増に向けたマーケティング改革への投資を行い、新型コロナウイルス感染症の影響がある中でも、コロナ禍以前の水準以上に新規集客を伸長させることが出来ました。
利益面については、受注の回復に伴い当第2四半期連結会計期間には国内事業は業績が回復し、赤字幅は縮小しましたが、今後さらに新たな収益モデルを構築すべく、売上及び利益構造の変革に向けた取り組みを進めております。具体的には、本来エステサービスが持つ「健康・美・癒し」の効果・価値・サービスを、現在及び将来において急成長市場となっているヘルスケア産業へと展開し、医療分野やヘルステック企業との提携などにより、従来のエステ収益事業とは異なる法人向けサービスや予防医療分野へのサービス化等の取り組みを推進していきます。
また、化粧品・健康食品などにおいて、「医薬部外品」商品の販売強化、「特定保健用食品」の新規リリースなども予定しており、健康・美容領域において更に魅力的な商品を開発し、収益性の高い新規事業として、新たな組織体制を持って開発・販売を強化してまいります。
③ アートオークション・フィンテック事業
当第2四半期連結累計期間におけるアートオークション・フィンテック事業の売上高は6百万円(前年同四半期は0百万円)、セグメント損失は12百万円(前年同期はセグメント損失19百万円)となりました。
日本ではオークション事業の草分け的な存在であるエスト・ウェストオークションズ株式会社の株式を70%取得し、株式会社ニューアート・エストウェストオークションズとしてオークション事業に進出いたしました。10月1日のコンテンポラリーアートオークションでは、落札総額26億48百万円の結果となりました。また、11月18日開催予定のモダンアートオークションでは落札総額20億円以上を予定しております。これにより翌四半期連結会計期間には予定通りの収益が期待できるものと考えております。
尚、信販事業の手数料収入が順調に増加しております。9月には単月黒字化を果たせるまで進みました。今後も取扱高を増加さることで安定収益源に育つビジネスであると確信しております。
④ スポーツ事業
当第2四半期連結累計期間におけるスポーツ事業の売上高は83百万円(前年同四半期比12.2%減)、セグメント利益は1百万円(前年同四半期はセグメント損失7百万円)となりました。
メイン事業として展開中であるゴルフクラブブランド「CRAZY」では、量産量販の既製品とは一線を画したカスタムクラブブランドとしての価値訴求に引き続き注力しております。良質のカーボンを使用し、熟練の職人が、国内自社工場で一本一本を妥協なく生産する「CRAZY」の確かな品質を一人でも多くのゴルファーに体感いただきたいとの強い思いで戦略的な取組を行っております。具体的な施策としては、全英オープン中継等へのテレビCMや新聞広告の制作配信、スポーツ用品店最大手ゼビオグループ店舗への戦略的販路拡大を順次実行しており、「CRAZY」は着実に顧客層を拡げております。コロナ禍によりゴルフフェアや試打会が縮小や中止となったことで売上高は減少しましたが、販路拡大等の効果もあってセグメント利益は黒字復帰しました。
このほかに、ブランド開発研究所において、NEW ARTブランドとして、お客さまに「本物」をお届けするための研究開発を継続中で、国産なめし革を使った新しいコンセプトの「ニューアート・シューズ」、アスリートとのコラボ案件等、高品質スポーツ用品の本格取扱によるスポーツ事業への業績寄与を見込んでおります。
以上のとおり、スポーツ事業は当社グループとして重要な成長分野と位置づけており、引き続き、圧倒的な品質をもって、所期の業績計画達成に向けて上記施策を進めてまいります。
⑤ その他事業
軽井沢リゾート開発事業は、軽井沢の12戸のレジデンスと1戸の山荘を隈研吾氏の設計により進行中で、1戸7億から15億円で計13戸を2023年度に売り出す予定です。
(注)各セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しています。
当社グループのセグメント別売上は、以下のとおりであります。
セグメントの名称 | 販売・サービスの名称など | 当第2四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年9月30日) (千円) | 前年同期比 (%) | 構成比 (%) |
ジュエリー・アート 事業 | ブライダルジュエリーの製造・販売、ブライダル関連サービス、美術品の販売等 | 6,903,199 | △3.9 | 82.8 |
ヘルス&ビューティー 事業 | エステティックサロンの運営、化粧品及び健康食品等の製造・販売 | 1,342,926 | 4.1 | 16.1 |
アートオークション・ フィンテック事業 | アートファンドの組成・運営、クレジット事業 アートオークションの運営 | 6,906 | - | 0.1 |
スポーツ事業 | ゴルフ用品の製造・販売 関連スポーツ用品の開発・製造 | 83,265 | △12.2 | 1.0 |
合 計 | 8,336,298 | △2.7 | 100.0 |
(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末比5億86百万円減少(前連結会計年度末比4.9%減)し、113億10百万円となりました。これは、現金及び預金の減少8億8百万円がありました一方で、商品及び製品の増加2億39百万円などによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末比2億62百万円増加(同3.9%増)し、70億60百万円となりました。これは、建物及び構築物(純額)などの有形固定資産の増加1億91百万円並びにのれんの増加1億28百万などによるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末比3億23百万円減少(同1.7%減)し、183億70百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末比2億84百万円減少(前連結会計年度末比3.6%減)し、76億69百万円となりました。これは、短期借入金の増加1億6百万円がありました一方で、未払法人税等の減少1億29百万円及び未払消費税を含むその他流動負債の減少2億90百万円などによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末比33百万円減少(同1.7%減)し、19億14百万円となりました。これは、長期借入金の減少1億38百万円などによるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比3億18百万円減少(同3.2%減)し、95億83百万円となりました。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末比5百万円減少(前連結会計年度末比0.1%減)し、87億87百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益5億2百万円がありました一方で、剰余金の配当7億87百万円などによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は47.2%(前連結会計年度末は47.0%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末に比べ、8億8百万円減少し、23億24百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況と要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、2億66百万円(前年同期比6億48百万円減)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益9億88百万円及び法人税等の還付額2億34百万円による資金の増加に対して、法人税等の支払額7億32百万円及び売上債権の増加1億96百万円による資金の減少などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、1億38百万円(前年同期比12億17百万円減)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出79百万円並びに敷金及び保証金の差入による支出57百万円による資金の減少などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、9億41百万円(前年同期は12億64百万円の獲得)となりました。これは主として、配当金の支払額7億84百万円などによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としています。
当第2四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は、59億61百万円であります。また、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は23億24百万円となりました。これらのいわゆる手元流動性残高につきましては、当社の財政状態及び金融環境に応じ変動しています。