四半期報告書-第26期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)において、当社グループは、更なる事業の成長及び企業価値の最大化に向け、国内外における事業規模の拡大、新規事業の育成など、計画した施策を一つ一つ着実に実行しました。既存事業においては、海外への展開、新商品や新サービスの開発等に注力し、新規事業として取り組みを継続してきたアートファンドでは、2019年10月に第一号ファンドを組成しました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、主力のブライダルジュエリー事業が引き続き好調に推移したこと、海外店舗における売上が着実に伸長したことを主要因として、売上高は141億46百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益は25億41百万円(前年同期比68.4%増)、経常利益は25億32百万円(前年同期比73.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億12百万円(前年同期比123.0%増)となり、いずれも前年を大幅に上回る成果を上げることができました。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当第3四半期連結会計期間より、「全身美容事業」及び「アート事業」の報告セグメントの名称を、「ヘルス&ビューティー事業」及び「フィンテック事業」に変更しております。これは、当社グループが行う事業をより明確に表現するためによるものであります。
また、従来「その他事業」に含めていた一部の事業について、事業化の見込みがたったことにより管理所轄の見直しを行い、報告セグメントの区分を「フィンテック事業」に変更しております。以下の前年同期比につきましては、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しています。
① ブライダルジュエリー事業
当第3四半期連結累計期間におけるブライダルジュエリー事業の売上高は114億39百万円(前年同期比28.2%増)、セグメント利益は29億84百万円(前年同期比61.1%増)となりました。
国内においては、WEBおよびテレビCMによる広告の強化、映画やドラマへの積極的な協力等によるブランドイメージ向上、各種イベントやフェアの開催等が奏功し、来店客数は堅調に推移し、前年同期比大幅な増収増益を達成することができました。2019年10月の消費増税による影響が懸念されたなか、お客さまの高いご支持をいただきつつ成長軌道を維持できたことは、店舗施策、人材育成等の取組及び前述したブランドイメージ向上の成果と考えております。
また、海外におきましても既存店舗の売上が着実に伸長しており、広範なエリア展開を視野に、更なる店舗拡大に向け取組を継続しております。
店舗展開につきましては、2019年10月に「銀座ダイヤモンドシライシ」沼津店を移転し、「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコ ダイヤモンド」統合店として「ららぽーと沼津店」を開店いたしました。2020年1月末における「銀座ダイヤモンドシライシ」の国内店舗は45店舗、海外店舗は7店舗、「エクセルコ ダイヤモンド」の国内店舗は29店舗、海外店舗は1店舗となりました。
② ヘルス&ビューティー事業
当第3四半期連結累計期間におけるヘルス&ビューティー事業の売上高は22億73百万円(前年同期比6.2%増)、セグメント利益は1億69百万円(前年同期比91.6%増)となりました。
ヘルス&ビューティー事業につきましては、当第3四半期連結累計期間においてもWEBマーケティングの強化、来店誘致戦略の見直し、顧客層の見直し、既存顧客へのアプローチ強化、化粧品事業の強化等の施策を継続的に実施し、売上増加とともに、収益改善を重点目標に取り組んだ結果、前年同期比で大幅な増収増益を達成することができました。今後は、利益体質の一層の強化と、売上増加に向けた攻めの施策を進めてまいります。
2020年1月末における国内店舗は25店舗、海外店舗は2店舗であります。
③ フィンテック事業
当第3四半期連結累計期間におけるフィンテック事業の売上高は3億17百万円(前年同期比64.9%減)、セグメント損失は41百万円(前年同期はセグメント損失64百万円)となりました。
フィンテック事業につきましては、株式会社ニューアート・フィンテックにおいて、アートと金融を組み合わせた新規事業としてアートファンドの立ち上げに取り組んでまいりましたが、2019年10月、第一号ファンド約25億円を組成いたしました。新たにグループ連結会社となったASIA Contemporary Art Investment Fund Ltd.とともに、アートファンドの更なる成長に取り組んでまいります。
④ その他事業
当第3四半期連結累計期間におけるその他事業の売上高は1億37百万円(前年同期比61.9%減)、セグメント損失は38百万円(前年同期はセグメント利益59百万円)となりました。
その他事業につきましては、スポーツ関連事業の株式会社ニューアート・スポーツにおいて、ゴルフの一流シャフトブランドである「CRAZY」の認知拡大を図ると同時に新製品開発に力を入れています。2019年12月には、新ブランド「Lindy」を投入し新たな顧客層の開拓を進めております。また、ゴルフ以外の分野への事業展開も計画中で、研究開発に取り組んでおります。
(注)上記のセグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しています。
当社グループのセグメント別売上は、以下のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含んでおりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
3.「ブライダルジュエリー事業」は、ブライダルジュエリーの販売、その他ブライダルサービス関連の売上となっております。
4.「ヘルス&ビューティー事業」は、エステ施術サービス、化粧品・健康食品・関連美容機器の販売等の売上となっております。
5.「フィンテック事業」はアートファンドの組成・運営、美術品の販売等の売上となっております。
6.「その他事業」は、ゴルフクラブ用カーボンシャフト、ゴルフ用品、関連スポーツ用品の販売等による売上となっております。
(2)財政状態の分析
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末比33億96百万円増加(前連結会計年度末比29.9%増)し、147億76百万円となりました。これは、現金及び預金の増加16億61百万円、受取手形及び売掛金の減少8億6百万円、商品及び製品の増加25億16百万円などによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末比3億3百万円増加(同7.8%増)し、42億14百万円となりました。これは、減価償却累計額の増加などによる有形固定資産の減少1億19百万円、長期貸付金の増加3億67百万円などによるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末比37億円増加(同24.2%増)し、189億90百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末比18億44百万円増加(前連結会計年度末比26.6%増)し、87億89百万円となりました。これは、短期借入金の増加16億9百万円、前受金の増加2億60百万円などによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末比12億50百万円増加(同143.6%増)し、21億21百万円となりました。これは、社債の増加10億95百万円、長期借入金の増加1億85百万円などによるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比30億95百万円増加(同39.6%増)し、109億11百万円となりました。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末比6億5百万円増加(前連結会計年度末比8.1%増)し、80億79百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益14億12百万円がありました一方、剰余金の配当3億25百万円及び自己株式の取得による自己株式の増加4億18百万円などによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は42.8%(前連結会計年度末は48.9%)となりました。
(3)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としています。
当第3四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は、68億69百万円であります。また、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は36億63百万円となりました。これらのいわゆる手元流動性残高につきましては、当社の財政状態及び金融環境に応じ変動しています。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)において、当社グループは、更なる事業の成長及び企業価値の最大化に向け、国内外における事業規模の拡大、新規事業の育成など、計画した施策を一つ一つ着実に実行しました。既存事業においては、海外への展開、新商品や新サービスの開発等に注力し、新規事業として取り組みを継続してきたアートファンドでは、2019年10月に第一号ファンドを組成しました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、主力のブライダルジュエリー事業が引き続き好調に推移したこと、海外店舗における売上が着実に伸長したことを主要因として、売上高は141億46百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益は25億41百万円(前年同期比68.4%増)、経常利益は25億32百万円(前年同期比73.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億12百万円(前年同期比123.0%増)となり、いずれも前年を大幅に上回る成果を上げることができました。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当第3四半期連結会計期間より、「全身美容事業」及び「アート事業」の報告セグメントの名称を、「ヘルス&ビューティー事業」及び「フィンテック事業」に変更しております。これは、当社グループが行う事業をより明確に表現するためによるものであります。
また、従来「その他事業」に含めていた一部の事業について、事業化の見込みがたったことにより管理所轄の見直しを行い、報告セグメントの区分を「フィンテック事業」に変更しております。以下の前年同期比につきましては、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しています。
① ブライダルジュエリー事業
当第3四半期連結累計期間におけるブライダルジュエリー事業の売上高は114億39百万円(前年同期比28.2%増)、セグメント利益は29億84百万円(前年同期比61.1%増)となりました。
国内においては、WEBおよびテレビCMによる広告の強化、映画やドラマへの積極的な協力等によるブランドイメージ向上、各種イベントやフェアの開催等が奏功し、来店客数は堅調に推移し、前年同期比大幅な増収増益を達成することができました。2019年10月の消費増税による影響が懸念されたなか、お客さまの高いご支持をいただきつつ成長軌道を維持できたことは、店舗施策、人材育成等の取組及び前述したブランドイメージ向上の成果と考えております。
また、海外におきましても既存店舗の売上が着実に伸長しており、広範なエリア展開を視野に、更なる店舗拡大に向け取組を継続しております。
店舗展開につきましては、2019年10月に「銀座ダイヤモンドシライシ」沼津店を移転し、「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコ ダイヤモンド」統合店として「ららぽーと沼津店」を開店いたしました。2020年1月末における「銀座ダイヤモンドシライシ」の国内店舗は45店舗、海外店舗は7店舗、「エクセルコ ダイヤモンド」の国内店舗は29店舗、海外店舗は1店舗となりました。
② ヘルス&ビューティー事業
当第3四半期連結累計期間におけるヘルス&ビューティー事業の売上高は22億73百万円(前年同期比6.2%増)、セグメント利益は1億69百万円(前年同期比91.6%増)となりました。
ヘルス&ビューティー事業につきましては、当第3四半期連結累計期間においてもWEBマーケティングの強化、来店誘致戦略の見直し、顧客層の見直し、既存顧客へのアプローチ強化、化粧品事業の強化等の施策を継続的に実施し、売上増加とともに、収益改善を重点目標に取り組んだ結果、前年同期比で大幅な増収増益を達成することができました。今後は、利益体質の一層の強化と、売上増加に向けた攻めの施策を進めてまいります。
2020年1月末における国内店舗は25店舗、海外店舗は2店舗であります。
③ フィンテック事業
当第3四半期連結累計期間におけるフィンテック事業の売上高は3億17百万円(前年同期比64.9%減)、セグメント損失は41百万円(前年同期はセグメント損失64百万円)となりました。
フィンテック事業につきましては、株式会社ニューアート・フィンテックにおいて、アートと金融を組み合わせた新規事業としてアートファンドの立ち上げに取り組んでまいりましたが、2019年10月、第一号ファンド約25億円を組成いたしました。新たにグループ連結会社となったASIA Contemporary Art Investment Fund Ltd.とともに、アートファンドの更なる成長に取り組んでまいります。
④ その他事業
当第3四半期連結累計期間におけるその他事業の売上高は1億37百万円(前年同期比61.9%減)、セグメント損失は38百万円(前年同期はセグメント利益59百万円)となりました。
その他事業につきましては、スポーツ関連事業の株式会社ニューアート・スポーツにおいて、ゴルフの一流シャフトブランドである「CRAZY」の認知拡大を図ると同時に新製品開発に力を入れています。2019年12月には、新ブランド「Lindy」を投入し新たな顧客層の開拓を進めております。また、ゴルフ以外の分野への事業展開も計画中で、研究開発に取り組んでおります。
(注)上記のセグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しています。
当社グループのセグメント別売上は、以下のとおりであります。
セグメントの名称 | 販売・サービスの内容など | 当第3四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年12月31日) (千円) | 前年同期比 (%) | 構成比 (%) |
ブライダルジュエリー事業 | ブライダルジュエリーの仕入・製造・販売等 | 11,438,758 | 28.2 | 80.9 |
ヘルス&ビューティー事業 | エステティックサロンの運営、化粧品及び健康食品等の製造・販売 | 2,253,255 | 5.3 | 15.9 |
フィンテック事業 | アートファンドの組成・運営、美術品の販売等 | 317,889 | △64.9 | 2.2 |
その他事業 | ゴルフ用品の製造・販売、関連スポーツ用品の開発 | 136,770 | △62.0 | 1.0 |
合 計 | 14,146,674 | 14.8 | 100.0 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含んでおりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
3.「ブライダルジュエリー事業」は、ブライダルジュエリーの販売、その他ブライダルサービス関連の売上となっております。
4.「ヘルス&ビューティー事業」は、エステ施術サービス、化粧品・健康食品・関連美容機器の販売等の売上となっております。
5.「フィンテック事業」はアートファンドの組成・運営、美術品の販売等の売上となっております。
6.「その他事業」は、ゴルフクラブ用カーボンシャフト、ゴルフ用品、関連スポーツ用品の販売等による売上となっております。
(2)財政状態の分析
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末比33億96百万円増加(前連結会計年度末比29.9%増)し、147億76百万円となりました。これは、現金及び預金の増加16億61百万円、受取手形及び売掛金の減少8億6百万円、商品及び製品の増加25億16百万円などによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末比3億3百万円増加(同7.8%増)し、42億14百万円となりました。これは、減価償却累計額の増加などによる有形固定資産の減少1億19百万円、長期貸付金の増加3億67百万円などによるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末比37億円増加(同24.2%増)し、189億90百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末比18億44百万円増加(前連結会計年度末比26.6%増)し、87億89百万円となりました。これは、短期借入金の増加16億9百万円、前受金の増加2億60百万円などによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末比12億50百万円増加(同143.6%増)し、21億21百万円となりました。これは、社債の増加10億95百万円、長期借入金の増加1億85百万円などによるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比30億95百万円増加(同39.6%増)し、109億11百万円となりました。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末比6億5百万円増加(前連結会計年度末比8.1%増)し、80億79百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益14億12百万円がありました一方、剰余金の配当3億25百万円及び自己株式の取得による自己株式の増加4億18百万円などによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は42.8%(前連結会計年度末は48.9%)となりました。
(3)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としています。
当第3四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は、68億69百万円であります。また、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は36億63百万円となりました。これらのいわゆる手元流動性残高につきましては、当社の財政状態及び金融環境に応じ変動しています。