有価証券報告書-第64期(2025/03/01-2026/02/28)
(1)経営成績等の状況の概要
①経営成績の状況
当社は決算期変更に伴い、前連結会計年度(2024年5月16日~2025年2月28日)は9.5ヶ月の変則決算となっております。このため、前連結会計年度との比較は行っておりません。
ドラッグストア業界におきましては、店舗数の増加に伴う競争環境の激化や、商圏環境の変化などにより、事業環境は引き続き厳しさを伴って推移しております。また、業界内外での再編や業種・業態を越えた連携の進展により、競争の質が高度化しております。一方で、高齢化の進展を背景とした調剤分野の需要の取り込みや、食品分野の取り扱い拡大等を通じて、ドラッグストアの提供領域は広がっており、市場規模は引き続き拡大傾向にあります。
このような状況のもと、当社グループでは、調剤併設の推進、プライベートブランドの拡販ならびに販管費の適正なコントロール等により、収益性と競争力の向上に取り組んでまいりました。
また、当社は2025年12月1日にウエルシアホールディングス株式会社およびイオン株式会社との経営統合を経て、組織体制の整備を進めるとともに、商品政策(プライベートブランドおよびナショナルブランド)やマーチャンダイジングの統一に向けた連携を強化し、データ活用の基盤整備、店舗開発機能の連携等を通じて、シナジー創出に向けた取り組みを進めております。
店舗展開につきましては、既存エリアのさらなるドミナント強化を基本方針とし、出店の質を重視した店舗開発を進めてまいりました。また、既存店舗の競争力向上を図るため、改装を積極的に実施するとともに、不採算店舗の見直しを進めております。その結果、当連結会計年度において新規出店117店舗、閉店90店舗を実施し、子会社化等に伴う2,991店舗の増加を加え、当連結会計年度末のグループ店舗数は直営店5,676店舗となりました。
当社グループの出店・閉店の状況は次のとおり
上記のほか、海外店舗35店舗を展開しております。
※統合に伴い店舗のエリア区分を変更し、期首店舗数へ遡及適用し出店・閉店の状況を作成しております。
これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上高1兆4,505億85百万円、営業利益630億37百万円、経常利益630億86百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は426億70百万円となりました。
②財政状態の状況
当社は、2025年12月1日付でウエルシアホールディングス株式会社と経営統合を行った影響等により前連結会計年度末に比べて当連結会計年度末の財政状態の各要素の金額が増加しております。
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて1兆646億19百万円増加し、1兆6,479億81百万円となりました。
流動資産は前連結会計年度末に比べて3,765億97百万円増加し、6,794億9百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加1,093億90百万円、商品の増加1,588億33百万円などによるものであります。
固定資産は前連結会計年度末と比べて6,880億21百万円増加し、9,685億72百万円となりました。これは主に、有形固定資産の増加1,757億64百万円、のれんの増加4,348億19百万円などによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて4,752億90百万円増加し、7,522億75百万円となりました。これは主に、買掛金の増加2,361億94百万円、長期借入金の増加709億39百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加364億39百万円、長期リース債務の増加319億38百万円などによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて5,893億29百万円増加し、8,957億6百万円となりました。これは主に資本剰余金の増加5,663億71百万円、利益剰余金の増加307億9百万円などによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は4.9ポイント増加し、53.1%となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当社は、決算期変更に伴い、前連結会計年度(2024年5月16日~2025年2月28日)は9.5ヶ月の変則決算となっております。このため、対前連結会計年度との比較は行っておりません。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,013億9百万円となりました。資金が2,013億9百万円となった内訳は、営業活動により845億82百万円の資金の獲得があった一方、投資活動により197億87百万円、財務活動により390億47百万円の資金を使用し、新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額が829億50百万円発生したことによるものです。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、845億82百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が663億26百万円となったことと、減価償却費224億16百万円、減損損失107億76百万円等のプラス要因に対し、段階取得に係る差益105億83百万円、法人税等の支払額137億16百万円等のマイナス要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、197億87百万円となりました。これは主に、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出248億97百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、390億47百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入900億円があった一方、自己株式の取得による支出784億8百万円、配当金の支払額119億44百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出198億34百万円があったこと等によるものであります。
④仕入及び販売の実績
当社グループは小売業を主たる事業としているため、生産実績及び受注実績は記載しておりません。
(ⅰ)仕入実績
(注)1.金額は、実際仕入価格によっております。
2.その他の主な内容は、育児用品・健康食品・医療用具等であります。
3.当社は2025年2月期より決算期(事業年度の末日)を5月15日から2月末日へ変更しております。この変更に伴い、2025年2月期は決算期変更の経過期間となることから9.5ヶ月決算となっております。このため、前期比は記載しておりません。
(ⅱ)販売実績
(品目別売上高)
(注)1.その他の主な内容は、育児用品・健康食品・医療用具等であります。
2.当社は2025年2月期より決算期(事業年度の末日)を5月15日から2月末日へ変更しております。この変更に伴い、2025年2月期は決算期変更の経過期間となることから9.5ヶ月決算となっております。このため、前期比は記載しておりません。
(地域別売上高)
(注)当社は2025年2月期より決算期(事業年度の末日)を5月15日から2月末日へ変更しております。この変更に伴い、2025年2月期は決算期変更の経過期間となることから9.5ヶ月決算となっております。このため、売上高の前年同期比は記載しておりません。
(2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態の分析
当社は、2025年12月1日付でウエルシアホールディングス株式会社と経営統合を行った影響等により前連結会計年度末に比べて当連結会計年度末の財政状態の各要素の金額が増加しております。
(総資産)
当連結会計年度末における総資産につきましては、1兆6,479億81百万円と前連結会計年度末に比べて1兆646億19百万円増加となりました。
(流動資産)
流動資産につきましては、主に現金及び預金、商品の増加等により、6,794億9百万円と前連結会計年度末に比べ3,765億97百万円の増加となりました。
(固定資産)
固定資産につきましては、主に有形固定資産及びのれんの増加等により、9,685億72百万円と前連結会計年度末に比べ6,880億21百万円の増加となりました。
なお、のれんの残高を会社別に示すと以下のとおりです。
(流動負債)
流動負債につきましては、主に買掛金及び1年内返済予定の長期借入金の増加等により、5,475億66百万円と前連結会計年度末に比べ3,409億20百万円の増加となりました。
(固定負債)
固定負債につきましては、主に長期借入金及びリース債務の増加等により、2,047億8百万円と前連結会計年度末に比べ1,343億70百万円の増加となりました。
(純資産)
純資産につきましては、主に資本剰余金及び利益剰余金の増加等により、8,957億6百万円と前連結会計年度末に比べ5,893億29百万円の増加となりました。自己資本比率は53.1%と前連結会計年度末に比べ4.9ポイントの増加となっており、1株当たり純資産額は1,932.16円と前連結会計年度末に比べ776.38円の増加となりました。
なお、当社は、2025年9月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり純資産額を算定しております。
②経営成績の分析
当連結会計年度の業績について以下の通りです。
なお、前連結会計年度は決算期変更により、9.5ヶ月の変則決算となっているため、当連結会計年度との比較分析は行っておりません。
(単位:百万円)
(ⅰ)売上高
売上高は1兆4,505億85百万円となりました。
商品部門別の状況は、次のとおりであります。
(医薬品)
花粉飛散やインフルエンザ流行による風邪関連商材の一時的な需要増加が見られたものの、通期では前年の風邪関連商材の需要増加の反動減で、売上高は1,444億57百万円となりました。
(化粧品)
スキンケア、季節商品等を中心に新商品やソーシャルメディアでの話題商品等による需要増加があり、売上高は1,862億48百万円となりました。
(雑貨)
シャンプーを中心とするヘアケア、衣料用洗剤やオーラルケア商品等の売上が堅調に推移し、売上高は3,478億94百万円となりました。
(食品)
米を中心とした値上げの影響が続く中で、プライベートブランドなどの低価格商品、菓子類や日配品等の販売が好調となり、売上高は3,936億16百万円となりました。
(その他)
健康食品の需要が回復する一方で、マスクの需要の減少は継続しており、売上高は1,361億14百万円となりました。
(調剤)
調剤併設の推進による処方箋受付枚数の増加により売上高は、2,375億70百万円となりました。
(ⅱ)売上総利益
食品、調剤の売上高が増加したことや、利益率の改善に取り組んだことから、売上総利益は4,439億89百万円となり、売上総利益率においても30.6%(前連結会計年度30.5%)を確保いたしました。
(ⅲ)販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は3,809億52百万円となり、売上高販管費率においては26.3%(前連結会計年度26.0%)となりました。
(ⅳ)営業利益・経常利益
上記の結果、営業利益は630億37百万円となり、経常利益は630億86百万円となりました。
(ⅴ)親会社株主に帰属する当期純利益
上記に加え、有形固定資産の減損損失及び店舗閉鎖損失引当金繰入額の計上等により、親会社株主に帰属する当期純利益は426億70百万円となりました。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(ⅰ)キャッシュ・フローの状況の分析
第一部 企業情報 の「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」における記載内容と同一であるため、記載を省略しております。
(ⅱ)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち、主なものは商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規出店等によるものであります。これらの資金需要は自己資金または銀行借入により調達しております。
④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況」 連結財務諸表及び財務諸表の注記事項「(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
⑤今後の方針について
当社グループは、創業以来「お客様第一主義」を基本的な経営方針とし、「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」という経営理念のもとに利便性と専門性を追求し、お客様の健康で快適な生活に貢献するため、身近で買物しやすい店舗づくりに取り組んでおります。当社を中核とする持株会社体制によりグループの戦略機能を当社に集約し、迅速かつ機動的な意思決定を行い、各子会社は経営理念実践のため、事業活動に専念できる体制をとっております。
2027年2月期は、ウエルシアホールディングス株式会社との経営統合後の初年度であると同時に、新たに策定した中期経営計画(2027年2月期~2029年2月期)の初年度にあたります。2029年2月期において売上高2兆7,000億円、営業利益1,350億円、営業利益率5.0%、EBITDA2,025億円、EBITDAマージン7.5%を主要な経営指標(KPI)としており、両社がこれまで培ってきた強みを結集し、統合シナジーを着実に具現化することで、中長期的な成長および企業価値の向上を目指してまいります。
また、本中期経営計画は、経営統合による価値創造基盤構築のフェーズと位置付けております。本フェーズにおいては統合シナジーの創出に加え、成長投資の推進等を通じ、収益力及び資本効率の段階的な改善を図ってまいります。その上で、2030年2月期を起点とする次期フェーズにおいては、価値創造基盤の本格稼働により利益成長を一層加速させるとともに、資本効率の向上を通じて、ROEの更なる伸長を目指してまいります。
①経営成績の状況
当社は決算期変更に伴い、前連結会計年度(2024年5月16日~2025年2月28日)は9.5ヶ月の変則決算となっております。このため、前連結会計年度との比較は行っておりません。
ドラッグストア業界におきましては、店舗数の増加に伴う競争環境の激化や、商圏環境の変化などにより、事業環境は引き続き厳しさを伴って推移しております。また、業界内外での再編や業種・業態を越えた連携の進展により、競争の質が高度化しております。一方で、高齢化の進展を背景とした調剤分野の需要の取り込みや、食品分野の取り扱い拡大等を通じて、ドラッグストアの提供領域は広がっており、市場規模は引き続き拡大傾向にあります。
このような状況のもと、当社グループでは、調剤併設の推進、プライベートブランドの拡販ならびに販管費の適正なコントロール等により、収益性と競争力の向上に取り組んでまいりました。
また、当社は2025年12月1日にウエルシアホールディングス株式会社およびイオン株式会社との経営統合を経て、組織体制の整備を進めるとともに、商品政策(プライベートブランドおよびナショナルブランド)やマーチャンダイジングの統一に向けた連携を強化し、データ活用の基盤整備、店舗開発機能の連携等を通じて、シナジー創出に向けた取り組みを進めております。
店舗展開につきましては、既存エリアのさらなるドミナント強化を基本方針とし、出店の質を重視した店舗開発を進めてまいりました。また、既存店舗の競争力向上を図るため、改装を積極的に実施するとともに、不採算店舗の見直しを進めております。その結果、当連結会計年度において新規出店117店舗、閉店90店舗を実施し、子会社化等に伴う2,991店舗の増加を加え、当連結会計年度末のグループ店舗数は直営店5,676店舗となりました。
当社グループの出店・閉店の状況は次のとおり
| (単位:店舗) | |||||||
| 期首店舗数 | 出店 | 子会社化等 | 閉店 | 純増 | 期末店舗数 | うち 調剤薬局 | |
| 北海道 | 437 | 16 | 8 | 8 | 16 | 453 | 152 |
| 東 北 | 593 | 25 | 201 | 22 | 204 | 797 | 299 |
| 関 東 | 447 | 20 | 1,380 | 21 | 1,379 | 1,826 | 1,346 |
| 中 部 | 274 | 9 | 585 | 12 | 582 | 854 | 628 |
| 近 畿 | 76 | 9 | 532 | 8 | 533 | 611 | 463 |
| 中 国 | 374 | 15 | 165 | 10 | 170 | 544 | 240 |
| 四 国 | 225 | 4 | 68 | 4 | 68 | 293 | 101 |
| 九州・沖縄 | 232 | 19 | 52 | 5 | 66 | 298 | 90 |
| 国内店舗計 | 2,658 | 117 | 2,991 | 90 | 3,018 | 5,676 | 3,319 |
上記のほか、海外店舗35店舗を展開しております。
※統合に伴い店舗のエリア区分を変更し、期首店舗数へ遡及適用し出店・閉店の状況を作成しております。
これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上高1兆4,505億85百万円、営業利益630億37百万円、経常利益630億86百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は426億70百万円となりました。
②財政状態の状況
当社は、2025年12月1日付でウエルシアホールディングス株式会社と経営統合を行った影響等により前連結会計年度末に比べて当連結会計年度末の財政状態の各要素の金額が増加しております。
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて1兆646億19百万円増加し、1兆6,479億81百万円となりました。
流動資産は前連結会計年度末に比べて3,765億97百万円増加し、6,794億9百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加1,093億90百万円、商品の増加1,588億33百万円などによるものであります。
固定資産は前連結会計年度末と比べて6,880億21百万円増加し、9,685億72百万円となりました。これは主に、有形固定資産の増加1,757億64百万円、のれんの増加4,348億19百万円などによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて4,752億90百万円増加し、7,522億75百万円となりました。これは主に、買掛金の増加2,361億94百万円、長期借入金の増加709億39百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加364億39百万円、長期リース債務の増加319億38百万円などによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて5,893億29百万円増加し、8,957億6百万円となりました。これは主に資本剰余金の増加5,663億71百万円、利益剰余金の増加307億9百万円などによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は4.9ポイント増加し、53.1%となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当社は、決算期変更に伴い、前連結会計年度(2024年5月16日~2025年2月28日)は9.5ヶ月の変則決算となっております。このため、対前連結会計年度との比較は行っておりません。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,013億9百万円となりました。資金が2,013億9百万円となった内訳は、営業活動により845億82百万円の資金の獲得があった一方、投資活動により197億87百万円、財務活動により390億47百万円の資金を使用し、新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額が829億50百万円発生したことによるものです。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、845億82百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が663億26百万円となったことと、減価償却費224億16百万円、減損損失107億76百万円等のプラス要因に対し、段階取得に係る差益105億83百万円、法人税等の支払額137億16百万円等のマイナス要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、197億87百万円となりました。これは主に、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出248億97百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、390億47百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入900億円があった一方、自己株式の取得による支出784億8百万円、配当金の支払額119億44百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出198億34百万円があったこと等によるものであります。
④仕入及び販売の実績
当社グループは小売業を主たる事業としているため、生産実績及び受注実績は記載しておりません。
(ⅰ)仕入実績
| 品 目 | 当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) | ||||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 前期比(%) | |||
| 医薬品 | 76,785 | 7.6 | - | ||
| 化粧品 | 123,479 | 12.2 | - | ||
| 雑貨 | 243,475 | 24.2 | - | ||
| 食品 | 325,889 | 32.3 | - | ||
| その他 | 87,602 | 8.7 | - | ||
| 物販計 | 857,232 | 85.0 | - | ||
| 調剤 | 148,619 | 14.7 | - | ||
| 商品小計 | 1,005,851 | 99.8 | - | ||
| 不動産賃貸料 | 1,065 | 0.1 | - | ||
| 手数料収入等 | 1,197 | 0.1 | - | ||
| 合計 | 1,008,114 | 100.0 | - | ||
(注)1.金額は、実際仕入価格によっております。
2.その他の主な内容は、育児用品・健康食品・医療用具等であります。
3.当社は2025年2月期より決算期(事業年度の末日)を5月15日から2月末日へ変更しております。この変更に伴い、2025年2月期は決算期変更の経過期間となることから9.5ヶ月決算となっております。このため、前期比は記載しておりません。
(ⅱ)販売実績
(品目別売上高)
| 品 目 | 当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) | ||||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 前期比(%) | |||
| 医薬品 | 144,457 | 10.0 | - | ||
| 化粧品 | 186,248 | 12.8 | - | ||
| 雑貨 | 347,894 | 24.0 | - | ||
| 食品 | 393,616 | 27.1 | - | ||
| その他 | 136,114 | 9.4 | - | ||
| 物販計 | 1,208,331 | 83.3 | - | ||
| 調剤 | 237,570 | 16.4 | - | ||
| 商品小計 | 1,445,901 | 99.7 | - | ||
| 不動産賃貸料 | 1,724 | 0.1 | - | ||
| 手数料収入等 | 2,958 | 0.2 | - | ||
| 合計 | 1,450,585 | 100.0 | - | ||
(注)1.その他の主な内容は、育児用品・健康食品・医療用具等であります。
2.当社は2025年2月期より決算期(事業年度の末日)を5月15日から2月末日へ変更しております。この変更に伴い、2025年2月期は決算期変更の経過期間となることから9.5ヶ月決算となっております。このため、前期比は記載しておりません。
(地域別売上高)
| 区分 | 地域 | 売上高 | 店舗数 | ||||
| 金額(百万円) | 前年同期比(%) | 数 | 前年同期比(+) | ||||
| 商品売上 | 北海道 | 183,975 | - | 453 | 店舗 | 16 | 店舗 |
| 東北 | 235,901 | - | 797 | 店舗 | 204 | 店舗 | |
| 関東 | 331,590 | - | 1,826 | 店舗 | 1,379 | 店舗 | |
| 中部 | 262,591 | - | 854 | 店舗 | 580 | 店舗 | |
| 近畿 | 84,934 | - | 611 | 店舗 | 535 | 店舗 | |
| 中国 | 179,230 | - | 544 | 店舗 | 170 | 店舗 | |
| 四国 | 87,162 | - | 293 | 店舗 | 68 | 店舗 | |
| 九州・沖縄 | 79,724 | - | 298 | 店舗 | 66 | 店舗 | |
| 海外 | 790 | - | 11 | 店舗 | 11 | 店舗 | |
| 小計 | 1,445,901 | - | 5,687 | 店舗 | 3,029 | 店舗 | |
| 不動産賃貸料 | 1,724 | - | - | - | |||
| 手数料収入等 | 2,958 | - | - | - | |||
| 合計 | 1,450,585 | - | 5,687 | 店舗 | 3,029 | 店舗 | |
(注)当社は2025年2月期より決算期(事業年度の末日)を5月15日から2月末日へ変更しております。この変更に伴い、2025年2月期は決算期変更の経過期間となることから9.5ヶ月決算となっております。このため、売上高の前年同期比は記載しておりません。
(2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態の分析
当社は、2025年12月1日付でウエルシアホールディングス株式会社と経営統合を行った影響等により前連結会計年度末に比べて当連結会計年度末の財政状態の各要素の金額が増加しております。
(総資産)
当連結会計年度末における総資産につきましては、1兆6,479億81百万円と前連結会計年度末に比べて1兆646億19百万円増加となりました。
(流動資産)
流動資産につきましては、主に現金及び預金、商品の増加等により、6,794億9百万円と前連結会計年度末に比べ3,765億97百万円の増加となりました。
(固定資産)
固定資産につきましては、主に有形固定資産及びのれんの増加等により、9,685億72百万円と前連結会計年度末に比べ6,880億21百万円の増加となりました。
なお、のれんの残高を会社別に示すと以下のとおりです。
| 会社名 | 金額(百万円) |
| ウエルシアホールディングス㈱ | 437,528 |
| ㈱ドラッグイレブン | 7,204 |
| ㈱杏林堂グループ・ホールディングス | 7,003 |
| その他 | 2,856 |
| 計 | 454,593 |
(流動負債)
流動負債につきましては、主に買掛金及び1年内返済予定の長期借入金の増加等により、5,475億66百万円と前連結会計年度末に比べ3,409億20百万円の増加となりました。
(固定負債)
固定負債につきましては、主に長期借入金及びリース債務の増加等により、2,047億8百万円と前連結会計年度末に比べ1,343億70百万円の増加となりました。
(純資産)
純資産につきましては、主に資本剰余金及び利益剰余金の増加等により、8,957億6百万円と前連結会計年度末に比べ5,893億29百万円の増加となりました。自己資本比率は53.1%と前連結会計年度末に比べ4.9ポイントの増加となっており、1株当たり純資産額は1,932.16円と前連結会計年度末に比べ776.38円の増加となりました。
なお、当社は、2025年9月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり純資産額を算定しております。
②経営成績の分析
当連結会計年度の業績について以下の通りです。
なお、前連結会計年度は決算期変更により、9.5ヶ月の変則決算となっているため、当連結会計年度との比較分析は行っておりません。
(単位:百万円)
| 前期実績 | 計画 | 当期実績 | 前年比(%) | 計画比(%) | |
| 売上高 | 845,603 | 1,453,000 | 1,450,585 | - | 99.8 |
| 営業利益 | 37,894 | 63,300 | 63,037 | - | 99.6 |
| 経常利益 | 37,840 | 63,600 | 63,086 | - | 99.2 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 17,207 | 39,500 | 42,670 | - | 108.0 |
(ⅰ)売上高
売上高は1兆4,505億85百万円となりました。
商品部門別の状況は、次のとおりであります。
(医薬品)
花粉飛散やインフルエンザ流行による風邪関連商材の一時的な需要増加が見られたものの、通期では前年の風邪関連商材の需要増加の反動減で、売上高は1,444億57百万円となりました。
(化粧品)
スキンケア、季節商品等を中心に新商品やソーシャルメディアでの話題商品等による需要増加があり、売上高は1,862億48百万円となりました。
(雑貨)
シャンプーを中心とするヘアケア、衣料用洗剤やオーラルケア商品等の売上が堅調に推移し、売上高は3,478億94百万円となりました。
(食品)
米を中心とした値上げの影響が続く中で、プライベートブランドなどの低価格商品、菓子類や日配品等の販売が好調となり、売上高は3,936億16百万円となりました。
(その他)
健康食品の需要が回復する一方で、マスクの需要の減少は継続しており、売上高は1,361億14百万円となりました。
(調剤)
調剤併設の推進による処方箋受付枚数の増加により売上高は、2,375億70百万円となりました。
(ⅱ)売上総利益
食品、調剤の売上高が増加したことや、利益率の改善に取り組んだことから、売上総利益は4,439億89百万円となり、売上総利益率においても30.6%(前連結会計年度30.5%)を確保いたしました。
(ⅲ)販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は3,809億52百万円となり、売上高販管費率においては26.3%(前連結会計年度26.0%)となりました。
(ⅳ)営業利益・経常利益
上記の結果、営業利益は630億37百万円となり、経常利益は630億86百万円となりました。
(ⅴ)親会社株主に帰属する当期純利益
上記に加え、有形固定資産の減損損失及び店舗閉鎖損失引当金繰入額の計上等により、親会社株主に帰属する当期純利益は426億70百万円となりました。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(ⅰ)キャッシュ・フローの状況の分析
第一部 企業情報 の「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」における記載内容と同一であるため、記載を省略しております。
(ⅱ)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち、主なものは商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規出店等によるものであります。これらの資金需要は自己資金または銀行借入により調達しております。
④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況」 連結財務諸表及び財務諸表の注記事項「(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
⑤今後の方針について
当社グループは、創業以来「お客様第一主義」を基本的な経営方針とし、「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」という経営理念のもとに利便性と専門性を追求し、お客様の健康で快適な生活に貢献するため、身近で買物しやすい店舗づくりに取り組んでおります。当社を中核とする持株会社体制によりグループの戦略機能を当社に集約し、迅速かつ機動的な意思決定を行い、各子会社は経営理念実践のため、事業活動に専念できる体制をとっております。
2027年2月期は、ウエルシアホールディングス株式会社との経営統合後の初年度であると同時に、新たに策定した中期経営計画(2027年2月期~2029年2月期)の初年度にあたります。2029年2月期において売上高2兆7,000億円、営業利益1,350億円、営業利益率5.0%、EBITDA2,025億円、EBITDAマージン7.5%を主要な経営指標(KPI)としており、両社がこれまで培ってきた強みを結集し、統合シナジーを着実に具現化することで、中長期的な成長および企業価値の向上を目指してまいります。
また、本中期経営計画は、経営統合による価値創造基盤構築のフェーズと位置付けております。本フェーズにおいては統合シナジーの創出に加え、成長投資の推進等を通じ、収益力及び資本効率の段階的な改善を図ってまいります。その上で、2030年2月期を起点とする次期フェーズにおいては、価値創造基盤の本格稼働により利益成長を一層加速させるとともに、資本効率の向上を通じて、ROEの更なる伸長を目指してまいります。