四半期報告書-第60期第3四半期(令和3年11月16日-令和4年2月15日)

【提出】
2022/03/31 9:52
【資料】
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【項目】
33項目
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年5月16日~2022年2月15日)における経済情勢は、新型コロナウイルスの感染状況がワクチン接種の普及もあり一時沈静化傾向であったものの、1月以降全国各地で感染が再拡大し、最大36都道府県でまん延防止等重点措置が実施されるなど、先行きは極めて不透明な状況で推移いたしました。
ドラッグストア業界においては、刻々と変化する新型コロナウイルスの感染状況とそれに伴う消費者ニーズへの対応が求められているとともに、大手企業・上場企業を含めた統合・業界再編への動きがさらに強まっております。
このような状況のもと、当社グループではカウンセリングを主体とした接客サービスの徹底を継続して行うとと
もに、高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応すべく利便性の強化を図るため、精肉・青果の導入をはじめとする
既存店舗の改装を推進したほか、プライベートブランドにおいては、商品開発・販売体制を強化し、当社グループ
の新たなプライベートブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」への刷新と展開拡大を図りました。ま
た、店舗運営業務の効率化を図り生産性を高めることを目的に、人員配置・在庫管理等をサポートするシステムの
導入店舗拡大に取り組んでまいりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響については、前期感染予防関連商材
の需要増に対する反動減が見られるなか、食品は引き続き堅調に推移しました。
店舗展開につきましては、ドミナント戦略に基づく地域集中出店および既存店舗のスクラップアンドビルドを推進したことにより、期首より100店舗の新規出店と43店舗の閉店を実施し、当第3四半期末のグループ店舗数は直営店で2,477店舗となりました。
当社グループの出店・閉店の状況は次のとおり (単位:店舗)
前期末
店舗数
出店閉店純増第3四半期末店舗数うち
調剤薬局
北海道4141073417107
東 北53325223556112
関東甲信越49327819512190
中部・関西237880237128
中 国3151358323107
四 国21295421662
九州・沖縄21688021628
国内店舗計2,42010043572,477734

上記のほか、海外店舗17店舗、FC加盟店舗4店舗を展開しております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高は6,918億90百万円(前年同期比1.2%増)、営業利益340億50百万円(同14.3%減)、経常利益339億25百万円(同13.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益189億3百万円(同16.2%減)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。このため、前年同期比較は基準の異なる算定方法に基づいた数値を用いております。詳細については、「第4経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照下さい。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて585億49百万円減少し、4,784億77百万円となりました。おもな要因は、前連結会計年度末が金融機関休業日であった影響により現金及び預金と売掛金の減少等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて672億62百万円減少し、1,932億36百万円となりました。おもな要因は、前連結会計年度末が金融機関休業日であった影響による買掛金の減少等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて87億13百万円増加し、2,852億41百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は7.2ポイント増加し、54.3%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。