四半期報告書-第58期第2四半期(令和1年8月16日-令和1年11月15日)

【提出】
2019/12/27 10:07
【資料】
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【項目】
31項目
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年5月16日~2019年11月15日)における経済情勢は、国内景気の緩やかな回復基調が続き、消費者マインドにも持ち直しの動きが見られたものの、海外の経済情勢の不透明感や金融資本市場の変動などの懸念に加え、台風などの自然災害の影響、さらに消費増税前の駆け込み需要と増税後の反動減がみられ、先行きはやや不透明な状況で推移いたしました。
一方、ドラッグストア業界においては、競合他社の出店や価格競争が一層激化する中、企業の統合・再編への動きもさらに強まっており、厳しい経営環境が続いております。
このような状況のもと、当社グループではカウンセリングを主体とした接客サービスの徹底を継続して行うとともに、高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応すべく利便性の強化を図るため、食品売場を中心に既存店舗の改装を推進したほか、プライベートブランドにおいては、商品開発・販売体制を強化し、当社グループの新たなプライベートブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」への刷新と展開拡大を図りました。また、店舗運営業務の効率化を図り生産性を高めることを目的に、人員配置・在庫管理等をサポートするシステムの導入に取り組んでまいりました。
店舗展開につきましては、ドミナント戦略に基づく地域集中出店および既存店舗のスクラップアンドビルドを推進したことにより、期首より77店舗の新規出店と47店舗の閉店を実施いたしました。また2019年7月4日付で株式会社ツルハが有限会社おおがたむら調剤薬局(秋田県)を子会社化したことにより1店舗が加わり、当第2四半期末のグループ店舗数は直営店で2,113店舗となりました。
当社グループの出店・閉店の状況は次のとおり (単位:店舗)
前期末
店舗数
出店子会社化閉店純増第2四半期末店舗数うち
調剤薬局
北海道40120-18240396
東 北48215141249494
関東甲信越45617-143459154
中部・関西2236-24227105
中 国2994-4029986
四 国19815-51020852
九 州23---0233
国内店舗計2,08277147312,113590

上記のほか、海外店舗21店舗、FC加盟店舗3店舗を展開しております。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高は4,164億66百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益237億64百万円(同15.5%増)、経常利益244億40百万円(同14.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は155億54百万円(同20.2%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて245億65百万円増加し、3,968億58
百万円となりました。おもな要因は、投資有価証券の時価評価による増加と新規出店に伴う商品の増加等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて57億53百万円増加し、1,578億32百万円となりました。おもな要因は、新規出店に伴う支払手形及び買掛金の増加があったものの、借入金返済に伴う借入金の減少等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて188億12百万円増加し、2,390億26百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末から1.1ポイント増加し、56.1%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて
65億51百万円増加し、502億51百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は、213億90百万円(前年同期比11.4%増)となりました。これはおもに、税金等調整前四半期純利益243億32百万円となったことと、仕入債務の増加51億20百万円と減価償却費36億87百万円等のプラス要因に対し、法人税等の支払77億61百万円とたな卸資産の増加69億38百万円等のマイナス要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は、90億97百万円(前年同期比52.3%減)となりました。これはおもに、有形固定資産の取得による支出68億76百万円と新規出店に伴う差入保証金の支出33億49百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は、57億41百万円(前年同期比35.8%増)となりました。これはおもに、配当金の支払36億26百万円と長期借入金の返済による支出14億71百万円等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。