訂正有価証券報告書-第105期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/30 16:25
【資料】
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【項目】
129項目
(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社および連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付制度および確定拠出制度を採用しています。
当社および連結子会社の確定給付制度では、確定給付企業年金制度および退職一時金制度等を設けており、給与と勤務期間に基づいた一時金または年金を支給しています。また、当社の確定給付企業年金制度には、退職給付信託が設定されています。一部の連結子会社が有する確定給付制度では、簡便法により退職給付に係る負債および退職給付費用を計算しています。なお、従業員の退職等に際して、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。
2.確定給付制度
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
前連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
退職給付債務の期首残高141,549百万円155,983百万円
勤務費用6,7157,394
利息費用1,6531,454
数理計算上の差異の発生額10,665△1,605
過去勤務費用の発生額55104
退職給付の支払額△4,819△4,539
その他163△17
退職給付債務の期末残高155,983158,774

(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
前連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
年金資産の期首残高121,462百万円121,300百万円
期待運用収益2,5112,544
数理計算上の差異の発生額△6,082△1,143
事業主からの拠出額6,6776,600
退職給付の支払額△3,267△3,029
その他△0111
年金資産の期末残高121,300126,384

(3)簡便法を適用した制度の退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
退職給付に係る負債の期首残高3,221百万円3,241百万円
退職給付費用435521
退職給付の支払額△218△248
制度への拠出額△42△43
その他△155△50
退職給付に係る負債の期末残高3,2413,419

(4)退職給付債務および年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債および退職給付に係る資産の調整表
前連結会計年度
(平成28年3月31日)
当連結会計年度
(平成29年3月31日)
積立型制度の退職給付債務131,896百万円135,010百万円
年金資産△121,638△126,748
10,2588,262
非積立型制度の退職給付債務27,66527,547
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額37,92335,809
退職給付に係る負債40,10941,083
退職給付に係る資産△2,186△5,273
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額37,92335,809

(注) 簡便法を適用した制度を含みます。
(5)退職給付費用およびその内訳項目の金額
前連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
勤務費用6,715百万円7,394百万円
利息費用1,6531,454
期待運用収益△2,511△2,544
数理計算上の差異の費用処理額5552,569
過去勤務費用の費用処理額△1977
簡便法で計算した退職給付費用435521
確定給付制度に係る退職給付費用6,8299,472

(注)上記退職給付費用以外に割増退職金として、前連結会計年度において133百万円、当連結会計年度において144百
万円を計上しております。
(6)退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
過去勤務費用74百万円27百万円
数理計算上の差異16,171△3,032
合計16,246△3,004

(7)退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(平成28年3月31日)
当連結会計年度
(平成29年3月31日)
未認識過去勤務費用△36百万円△9百万円
未認識数理計算上の差異12,1149,082
合計12,0789,073

(8)年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳(簡便法を適用した制度を除く。)
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
前連結会計年度
(平成28年3月31日)
当連結会計年度
(平成29年3月31日)
国内債券29.1%27.5%
国内株式23.722.9
外国株式12.214.3
一般勘定11.611.4
外国債券5.56.0
現金および預金5.33.8
その他12.614.1
合計100.0100.0

(注) 年金資産合計には、企業年金制度に対して設定した退職給付信託が前連結会計年度11.8%、当連結会計年度9.1%含まれています。
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率は、年金資産を構成する各資産の過去の運用実績と将来期待される収益率を考慮して設定しています。
(9)数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎
前連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
割引率0.6~1.3%0.5~1.2%
長期期待運用収益率1.5~2.5%1.0~2.5%

3.確定拠出制度
連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度227百万円、当連結会計年度240百万円であります。