四半期報告書-第35期第1四半期(令和2年11月1日-令和3年1月31日)

【提出】
2021/03/16 15:03
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により先行きを見通すことが極めて難しい状況にあります。
当社グループが属する不動産業界におきまして、賃貸住宅の賃料水準にはほぼ影響もみられず、堅調に推移しております。新型コロナウイルス感染症による業績への影響は、主力の運営管理事業において取り扱う物件の大半が住宅系であるため、軽微といえる状況です。
このような状況の下、当社グループは運営管理事業で安定収益を確保しつつ、都心部にフォーカスした賃貸物件の企画開発に注力し優良な保有物件を増加させてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績として、売上高は708,703千円(前年同期:1,388,050千円、前年同期比:48.9%減)、営業利益は87,772千円(前年同期:239,527千円、前年同期比:63.4%減)、経常利益は70,695千円(前年同期:223,487千円、前年同期比:68.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は40,330千円(前年同期:144,345千円、前年同期比:72.1%減)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
<運営管理事業>当セグメントにおきましては、社有及びサブリース物件の運営、管理受託物件のサービス提供にあたり、品質の向上を主眼にグループ一丸となり取り組んでまいりました。この結果、運営管理事業の売上高は708,703千円(前年同期:716,291千円、前年同期比:1.1%減)、セグメント利益は135,456千円(前年同期:139,200千円、前年同期比:2.7%減)となりました。
<開発販売事業>当セグメントにおきましては、都心部の利便性の高い立地にフォーカスした賃貸物件の企画開発に注力し、収益機会を拡大する動きをとってまいりました。当第1四半期連結累計期間における販売物件の引渡しはございませんでしたので、売上高の計上はなく(前年同期:671,759千円)、セグメント損失は10,925千円(前年同期:セグメント利益134,569千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産の状況)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は12,509,516千円となり、前連結会計年度末に比べ118,377千円増加しました。これは主として、開発物件の開発等により建物の増加118,317千円であります。
(負債の状況)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は8,948,672千円となり、前連結会計年度末に比べ121,884千円増加しました。これは主として、借入金の増加176,546千円であります。
(純資産の状況)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は3,560,843千円となり、前連結会計年度末に比べ3,506千円減少しました。これは主として、利益剰余金の減少4,201千円であります。これらの結果、自己資本比率は28.5%となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。