四半期報告書-第36期第2四半期(令和4年2月1日-令和4年4月30日)

【提出】
2022/06/14 15:05
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の収束には至っていないものの、行動制限の解除や感染症危機における体制強化の推進により持ち直しの気運が高まっております。しかしながら、ウクライナ情勢に端を発する世界的な緊張状態により物価上昇や地政学リスク等の影響が懸念され、先行き不透明な状況にあります。
当社グループが属する不動産業界におきましては、オフィス市況は軟調な状態が続く一方、賃貸住宅の賃料水準にはほぼ影響も見られず、堅調に推移しております。
このような状況の下、当社グループは賃貸事業用不動産の運営管理事業で安定収益を確保してまいりました。また、都心部にフォーカスした賃貸物件の企画開発に注力し優良な社有物件を増加させてまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績として、売上高は2,280,513千円(前年同期:1,834,602千円、前年同期比:24.3%増)、営業利益は440,693千円(前年同期:278,157千円、前年同期比:58.4%増)、経常利益は405,710千円(前年同期:244,672千円、前年同期比:65.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は267,390千円(前年同期:161,596千円、前年同期比:65.5%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
<運営管理事業>当セグメントにおきましては、賃貸事業用不動産(社有及びサブリース物件)の運営、管理受託物件のサービス提供にあたり、品質の向上を主眼にグループ一丸で取り組んでまいりました。業務の効率化、システム化も順調に進捗し、入居者サービス用アプリが各種事務手続きを簡素化し、迅速で円滑な情報共有を実現するなど効果を発揮しております。この結果、運営管理事業の売上高は1,435,590千円(前年同期:1,422,834千円、前年同期比:0.9%増)、セグメント利益は296,104千円(前年同期:267,277千円、前年同期比:10.8%増)となりました。
<開発販売事業>当セグメントにおきましては、賃貸事業用マンション3棟(62室)を販売致しました。この結果、開発販売事業の売上高は849,467千円(前年同期:411,767千円、前年同期比:106.3%増)、セグメント利益は223,658千円(前年同期:87,457千円、前年同期比:155.7%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産の状況)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は13,095,691千円となり、前連結会計年度末に比べ327,967千円減少しました。これは主として、社有物件の売却及び保有目的変更等により販売用不動産が1,122,671千円減少し、プロジェクト完成振替及び保有目的変更等により建物及び構築物が470,300千円、土地が281,470千円増加したものであります。
(負債の状況)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は9,248,097千円となり、前連結会計年度末に比べ440,446千円減少しました。これは主として、借入金の減少687,101千円であります。
(純資産の状況)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は3,847,593千円となり、前連結会計年度末に比べ112,479千円増加しました。これは主として、利益剰余金の増加113,757千円であります。これらの結果、自己資本比率は29.4%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末から154,830千円増加し1,182,436千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と変動の要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、当第2四半期連結累計期間で増加した資金は994,491千円(前年同期:144,682千円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益により405,710千円資金が増加し、また賃貸事業用マンションの売却等により棚卸資産の増減額が540,622千円減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、当第2四半期連結累計期間で減少した資金は108,093千円(前年同期:579,351千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出85,494千円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、当第2四半期連結累計期間で減少した資金は731,567千円(前年同期:454,177千円の増加)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出697,101千円があったこと等によるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。