有価証券報告書-第62期(令和2年10月1日-令和3年9月30日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済活動の停滞により多数の企業の収益や個人消費が悪化し、極めて厳しい状況で推移しました。各種政策効果や海外経済改善から一部持ち直しの動きがみられるものの、半導体不足による自動車やスマホの減産、原油価格の急上昇、円安への懸念などに加え、コロナ禍の第5波収束による対面型サービス消費の復活や国内移動制限の緩和による観光旅行業界の活性化も不透明な状況であり、衆院選挙後に選ばれた新総理・新内閣による今後の舵取りに期待が寄せられております。
このような経済環境下にあって、当倶楽部は今年設立60周年という記念すべき年を迎え、4月に60周年開場記念競技を開催致しましたが、毎年2日間競技で実施していたものを来場希望者が多く3日間競技で実施致しました。災害については、大きな自然災害はなく7月の大雨・落雷でのクローズ(2日間)、8月の台風9号によるクローズ(1日)と18番ホールのカート道の一部崩落(9月の長雨の影響・補修完了)があった程度でした。また、労働災害の発生は1件(R2.10月、コース管理、斜面転倒)、プレーヤー事故1件(R2.10月、カートに接触)、プレーヤー体調不良による救急車要請6件であり、来場者の体調管理に注意喚起(フロントでの声掛等)を実施しています。
このような状況下、年間入場者数は28,218人(前期24,447人)で前期比15.4%増加となりました。メンバーが13,774人(前期12,604人)で前期比9.2%増、ビジターが14,444人(前期11,843人)で前期比21.9%増と急伸しております。ネット予約者数は3,542人でビジターの24.5%、全入場者数の12.6%となっており占有率としてはまだ小さいですが、ネット予約業者を1社から3社に増やした効果もあり、前期比倍増しております。入場者数の大幅な増加もあり、第55期(平成26年度)から7期続いていた経常赤字からの脱却が果たせました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(a)財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ13,578千円増加し、591,104千円となりました。当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ6,525千円減少し、218,636千円となりました。当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ20,104千円増加し、372,467千円となりました。
(b)経営成績
当事業年度の売上高は、274,625千円(前年比113.0%)となり、経常利益22,704千円(前年同期は経常損失1,017千円)となりました。更に、固定資産売却益が特別利益として200千円、固定資産除却損が特別損失として103千円あったため、税引前当期純利益は22,800千円(前年同期は税引前当期純利益12,748千円)、当期純利益は22,504千円(前年同期は当期純利益12,452千円)となりました。
当事業年度よりセグメントの変更をしております。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
ゴルフ場事業
ゴルフ場事業は、売上高は268,875千円で前年同期比31,649千円(13.3%)増加となり、セグメント利益は
17,977千円(前年同期はセグメント損失10,305千円)となりました。
不動産賃貸事業
不動産賃貸事業は、売上高は5,750千円で前年同期5,750千円と変わらず、セグメント利益は3,712千円(前
年同期はセグメント利益3,712千円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、税引前当期純利益が22,800千円となり、前期末に比べ22,388千円増加し、62,279千円となっております。
なお、1年以内に満期になる定期預金が5,400千円あり、今後の設備投資についても、自己資金で行う予定です。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動により増加した資金は35,103千円(前年同期は21,441千円の増加)となりました。これは主に税引前当期純利益が22,800千円、減価償却費16,278千円、流動負債の増加3,908千円による資金の増加があったものの、会員保証金の償還(その他の固定負債の減少)10,918千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動による資金の減少は4,496千円(前年同期は10,334千円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出5,596千円、定期預金の預入による支出45,000千円があったものの、定期預金の払戻による収入45,900千円、有形固定資産の売却による収入200千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動による資金の減少は8,218千円(前年同期は7,574千円の減少)となりました。これはリース債務の返済による支出5,818千円、自己株式の取得による支出2,400千円によるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
(a)生産実績
当社が提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。
(b)受注実績
当社が提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。
(c)販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
① 売上収入
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 入場者
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額お
よび開示に影響を与える見積りを必要としており、経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理
的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、翌期以降の財政状態及び経営成績
に影響を及ぼす可能性があります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a 資産の部
(流動資産)
流動資産の合計は80,335千円(前事業年度は105,317千円)となり、24,981千円減少しました。
これは、現金及び預金の減少23,511千円、貯蔵品の減少1,131千円が主な要因であります。
(固定資産)
固定資産の合計は510,768千円(前事業年度は472,208千円)となり、38,560千円増加しました。
これは、設備投資10,182千円に対して減価償却費16,278千円を計上したものの、長期預金の増加45,000千円が主な要因であります。
b 負債の部
(流動負債)
流動負債の合計は36,729千円(前事業年度は34,585千円)となり2,143千円増加しました。
これは、未払消費税等が1,581千円増加、賞与引当金が1,050千円増加が主な要因であります。
(固定負債)
固定負債の合計は181,907千円(前事業年度は190,576千円)となり8,669千円減少しました。
これは、退職給付引当金が1,717千円増加したものの、会員預り金が10,918千円の減少が主な要因であります。
c 純資産の部
純資産の合計は372,467千円(前事業年度は352,363千円)となり20,104千円増加しました。
これは、繰越利益剰余金が22,504千円増加したものの、自己株式2,400千円の買取による減少が主な要因であります。
d 経営成績の分析
当ゴルフ倶楽部が所属する中国ゴルフ連盟下のゴルフ場においては、岡山県・広島県が緊急事態宣言・まん延防止措置が適用される事態はあったものの、コロナ禍でも可能な屋外スポーツとして認知されたことで、若者や女性層のゴルフ人口の増加、旅行代替手段としてゴルフを選んだ高齢者層の還流などで前年度に較べ入場者数は大きく伸びております。入場者数の大幅な増加もあり、第55期(平成26年度)から7期続いていた経常赤字からの脱却が果たせました。
入場者数は、会員の高齢化による減少を年次正会員の増加で補い、また株式の売買は皆無に等しいものの、年次正会員による年会費の増収で補っております。事業継続計画の観点から、前年に引き続き新入社員の雇用、技術・技能の伝承も怠りなく、設備投資も長期的視野に立って進めております。黒字体質に改革していくために、ゴルフ場のあるべき姿を思い描き、大きな判断と小さな改善を絶え間なく継続していく所存であります。
なお、キャッシュ・フローにつきましては、健全性を維持しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要は主に施設の維持管理及び更新に係る設備資金と一般管理費等の運転資金であります。当社は
これら事業上必要となる資金については、主に自己資金により賄う方針としておりますが、必要に応じて金融機
関からの借入を実行することにより安定的かつ機動的に資本を確保することを基本としております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済活動の停滞により多数の企業の収益や個人消費が悪化し、極めて厳しい状況で推移しました。各種政策効果や海外経済改善から一部持ち直しの動きがみられるものの、半導体不足による自動車やスマホの減産、原油価格の急上昇、円安への懸念などに加え、コロナ禍の第5波収束による対面型サービス消費の復活や国内移動制限の緩和による観光旅行業界の活性化も不透明な状況であり、衆院選挙後に選ばれた新総理・新内閣による今後の舵取りに期待が寄せられております。
このような経済環境下にあって、当倶楽部は今年設立60周年という記念すべき年を迎え、4月に60周年開場記念競技を開催致しましたが、毎年2日間競技で実施していたものを来場希望者が多く3日間競技で実施致しました。災害については、大きな自然災害はなく7月の大雨・落雷でのクローズ(2日間)、8月の台風9号によるクローズ(1日)と18番ホールのカート道の一部崩落(9月の長雨の影響・補修完了)があった程度でした。また、労働災害の発生は1件(R2.10月、コース管理、斜面転倒)、プレーヤー事故1件(R2.10月、カートに接触)、プレーヤー体調不良による救急車要請6件であり、来場者の体調管理に注意喚起(フロントでの声掛等)を実施しています。
このような状況下、年間入場者数は28,218人(前期24,447人)で前期比15.4%増加となりました。メンバーが13,774人(前期12,604人)で前期比9.2%増、ビジターが14,444人(前期11,843人)で前期比21.9%増と急伸しております。ネット予約者数は3,542人でビジターの24.5%、全入場者数の12.6%となっており占有率としてはまだ小さいですが、ネット予約業者を1社から3社に増やした効果もあり、前期比倍増しております。入場者数の大幅な増加もあり、第55期(平成26年度)から7期続いていた経常赤字からの脱却が果たせました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(a)財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ13,578千円増加し、591,104千円となりました。当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ6,525千円減少し、218,636千円となりました。当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ20,104千円増加し、372,467千円となりました。
(b)経営成績
当事業年度の売上高は、274,625千円(前年比113.0%)となり、経常利益22,704千円(前年同期は経常損失1,017千円)となりました。更に、固定資産売却益が特別利益として200千円、固定資産除却損が特別損失として103千円あったため、税引前当期純利益は22,800千円(前年同期は税引前当期純利益12,748千円)、当期純利益は22,504千円(前年同期は当期純利益12,452千円)となりました。
当事業年度よりセグメントの変更をしております。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
ゴルフ場事業
ゴルフ場事業は、売上高は268,875千円で前年同期比31,649千円(13.3%)増加となり、セグメント利益は
17,977千円(前年同期はセグメント損失10,305千円)となりました。
不動産賃貸事業
不動産賃貸事業は、売上高は5,750千円で前年同期5,750千円と変わらず、セグメント利益は3,712千円(前
年同期はセグメント利益3,712千円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、税引前当期純利益が22,800千円となり、前期末に比べ22,388千円増加し、62,279千円となっております。
なお、1年以内に満期になる定期預金が5,400千円あり、今後の設備投資についても、自己資金で行う予定です。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動により増加した資金は35,103千円(前年同期は21,441千円の増加)となりました。これは主に税引前当期純利益が22,800千円、減価償却費16,278千円、流動負債の増加3,908千円による資金の増加があったものの、会員保証金の償還(その他の固定負債の減少)10,918千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動による資金の減少は4,496千円(前年同期は10,334千円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出5,596千円、定期預金の預入による支出45,000千円があったものの、定期預金の払戻による収入45,900千円、有形固定資産の売却による収入200千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動による資金の減少は8,218千円(前年同期は7,574千円の減少)となりました。これはリース債務の返済による支出5,818千円、自己株式の取得による支出2,400千円によるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
(a)生産実績
当社が提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。
(b)受注実績
当社が提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。
(c)販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
① 売上収入
| 摘要 | 第62期 | |
| 売上高(千円) | 前期比(%) | |
| グリーンフィ他 | 170,804 | 115.9 |
| 会費 | 37,662 | 102.5 |
| 名義書換手数料 | 8,175 | 190.6 |
| その他 | 52,233 | 107.0 |
| ゴルフ場事業計 | 268,875 | 113.3 |
| 不動産賃貸料 | 5,750 | 100.0 |
| 不動産賃貸事業計 | 5,750 | 100.0 |
| 合計 | 274,625 | 113.0 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 入場者
| 摘要 | 第62期 | |
| 入場者(人) | 前期比(%) | |
| 会員 | 13,774 | 109.2 |
| ビジター | 14,444 | 121.9 |
| 合計 | 28,218 | 115.4 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額お
よび開示に影響を与える見積りを必要としており、経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理
的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、翌期以降の財政状態及び経営成績
に影響を及ぼす可能性があります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a 資産の部
(流動資産)
流動資産の合計は80,335千円(前事業年度は105,317千円)となり、24,981千円減少しました。
これは、現金及び預金の減少23,511千円、貯蔵品の減少1,131千円が主な要因であります。
(固定資産)
固定資産の合計は510,768千円(前事業年度は472,208千円)となり、38,560千円増加しました。
これは、設備投資10,182千円に対して減価償却費16,278千円を計上したものの、長期預金の増加45,000千円が主な要因であります。
b 負債の部
(流動負債)
流動負債の合計は36,729千円(前事業年度は34,585千円)となり2,143千円増加しました。
これは、未払消費税等が1,581千円増加、賞与引当金が1,050千円増加が主な要因であります。
(固定負債)
固定負債の合計は181,907千円(前事業年度は190,576千円)となり8,669千円減少しました。
これは、退職給付引当金が1,717千円増加したものの、会員預り金が10,918千円の減少が主な要因であります。
c 純資産の部
純資産の合計は372,467千円(前事業年度は352,363千円)となり20,104千円増加しました。
これは、繰越利益剰余金が22,504千円増加したものの、自己株式2,400千円の買取による減少が主な要因であります。
d 経営成績の分析
当ゴルフ倶楽部が所属する中国ゴルフ連盟下のゴルフ場においては、岡山県・広島県が緊急事態宣言・まん延防止措置が適用される事態はあったものの、コロナ禍でも可能な屋外スポーツとして認知されたことで、若者や女性層のゴルフ人口の増加、旅行代替手段としてゴルフを選んだ高齢者層の還流などで前年度に較べ入場者数は大きく伸びております。入場者数の大幅な増加もあり、第55期(平成26年度)から7期続いていた経常赤字からの脱却が果たせました。
入場者数は、会員の高齢化による減少を年次正会員の増加で補い、また株式の売買は皆無に等しいものの、年次正会員による年会費の増収で補っております。事業継続計画の観点から、前年に引き続き新入社員の雇用、技術・技能の伝承も怠りなく、設備投資も長期的視野に立って進めております。黒字体質に改革していくために、ゴルフ場のあるべき姿を思い描き、大きな判断と小さな改善を絶え間なく継続していく所存であります。
なお、キャッシュ・フローにつきましては、健全性を維持しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要は主に施設の維持管理及び更新に係る設備資金と一般管理費等の運転資金であります。当社は
これら事業上必要となる資金については、主に自己資金により賄う方針としておりますが、必要に応じて金融機
関からの借入を実行することにより安定的かつ機動的に資本を確保することを基本としております。