有価証券報告書-第61期(令和1年10月1日-令和2年9月30日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度は、米中の貿易問題や日韓関係、また3月頃からは中国武漢から始まった新型コロナウイルス感染が第1波・第2波・第3波と連続して感染が拡大しており、EUでの感染拡大も世界経済を大きく揺るがしています。また、これらによる国内の移動制限、海外からの旅行客の激減は、企業の経済活動の停滞、雇用、所得環境を大きく後退させてしまいました。
このような環境下にあってゴルフ業界は、3月から5月にかけてゴルフコンペの中止・自粛により入場者数は大きく減少に転じ、経営を圧迫する状況に追い込まれましたが、7月以降はゴルフ場もコロナ対策を実施しながら入場者の確保対策を実施して、何とか困難を凌げた状況です。
当倶楽部は昨年8月の台風によりゴルフ場設備の一部が被災したものの、今年度中の修繕により完全に復旧することが出来ました。当該修繕に要した費用は、全額受取保険金で賄っております。また、近年は全国各地で大雨や台風等の自然災害の発生頻度が高まり、当倶楽部も影響を受けておりましたが、今年度は自然災害に被害は発生しませんでした。
今年度の入場者数はコロナの影響は受けたものの、24,447人(前期24,477人)とほぼ昨年度通りの入場者数を確保出来ました。一方で、屋根の雨漏り修繕、インコースのポンプ小屋の建替、またコロナ対策費などで設備投資に費用がかかりました。ただし、食堂を委託から直営化したことで利益に寄与し、更に、台風被害の保険金が黒字幅を増大したことで、当倶楽部の今年度の経営目標であった黒字化を達成することが出来ました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(a)財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ2,727千円減少し、577,525千円となりました。当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ12,629千円減少し、225,162千円となりました。当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ9,902千円増加し、352,363千円となりました。
(b)経営成績
当事業年度の売上高は、食堂を委託から直営化したことにより237,226千円(前年比118.4%)となり、経常損失1,017千円(前年同期は経常損失6,414千円)、税引前当期純利益は前期に台風被害を受けた設備に係る保険契約による保険差益13,832千円が特別利益に計上され12,748千円(前年同期は税引前当期純損失14,127千円)、当期純利益は12,452千円(前年同期は当期純損失14,424千円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、税引前当期純利益が12,748千円となり、前期末に比べ3,532千円増加し、39,890千円となっております。
なお、1年以内に満期になる定期預金が51,300千円あり、今後の設備投資についても、自己資金で行う予定です。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動により増加した資金は21,441千円(前年同期は6,789千円の増加)となりました。これは主に税引前当期純利益が12,748千円、減価償却費17,478千円による資金の増加があったものの、会員保証金の償還(その他の固定負債の減少)が2,718千円、災害損失引当金の減少7,053千円による資金の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動による資金の減少は10,334千円(前年同期は10,089千円の減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動による資金の減少は7,574千円(前年同期は7,567千円の減少)となりました。これはリース債務の返済による支出5,024千円、自己株式の取得による支出2,550千円によるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
(a)生産実績
該当事項はありません。
(b)受注実績
該当事項はありません。
(c)販売実績
① 売上収入
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 入場者
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額お
よび開示に影響を与える見積りを必要としており、経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理
的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、翌期以降の財政状態及び経営成績
に影響を及ぼす可能性があります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a 資産の部
(流動資産)
流動資産の合計は105,317千円(前事業年度は99,538千円)となり、5,778千円増加しました。
これは、現金及び預金の増加3,532千円、未収入金の増加1,481千円が主な要因であります。
(固定資産)
固定資産の合計は472,208千円(前事業年度は480,714千円)となり、8,506千円減少しました。
これは、設備投資9,278千円に対して、減価償却費(17,478千円)が主な要因であります。
b 負債の部
(流動負債)
流動負債の合計は34,585千円(前事業年度は41,796千円)となり7,210千円減少しました。
これは、未払消費税等が3,017千円増加したものの、預り金が5,234千円、災害損失引当金が7,053千円の減少が主な要因であります。
(固定負債)
固定負債の合計は190,576千円(前事業年度は195,995千円)となり5,418千円減少しました。
これは、退職給付引当金が2,324千円増加したものの、会員預り金が2,718千円、リース債務が5,024千円の減少が主な要因であります。
c 純資産の部
純資産の合計は352,363千円(前事業年度は342,461千円)となり9,902千円増加しました。
これは、繰越利益剰余金の12,452千円増加したものの、自己株式2,550千円の買取による減少が主な要因であります。
d 経営成績の分析
ゴルフ業界は、自然災害や設備老朽化で経営が圧迫され、また慢性的な人手不足もあり、更にコロナ禍という追い打ちをかけられ運営に大きな支障をきたしています。今年度は、台風被害の保険金受取が大きく寄与したことで経営目標の黒字化を達成し、6期続いた赤字経営から脱却することが出来ました。しかしながら、黒字体質にはまだほど遠いと分析しております。
入場者数は、会員の高齢化による減少を年次正会員の増加で補い、また株式の売買は皆無に等しいものの、年次正会員による年会費の増収で補っております。また、若者のゴルフ回帰も今後の課題となると示唆された年でもありました。事業継続計画の観点から、新入社員の雇用、技術・技能の伝承も怠りなく、設備投資も長期的視野に立って進めております。黒字体質に改革していくために、ゴルフ場のあるべき姿を思い描き、大きな判断と小さな改善を絶え間なく継続していく所存であります。
なお、キャッシュ・フローにつきましては、健全性を維持しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要は主に施設の維持管理及び更新に係る設備資金と一般管理費等の運転資金であります。当社は
これら事業上必要となる資金については、主に自己資金により賄う方針としておりますが、必要に応じて金融機
関からの借入を実行することにより安定的かつ機動的に資本を確保することを基本としております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度は、米中の貿易問題や日韓関係、また3月頃からは中国武漢から始まった新型コロナウイルス感染が第1波・第2波・第3波と連続して感染が拡大しており、EUでの感染拡大も世界経済を大きく揺るがしています。また、これらによる国内の移動制限、海外からの旅行客の激減は、企業の経済活動の停滞、雇用、所得環境を大きく後退させてしまいました。
このような環境下にあってゴルフ業界は、3月から5月にかけてゴルフコンペの中止・自粛により入場者数は大きく減少に転じ、経営を圧迫する状況に追い込まれましたが、7月以降はゴルフ場もコロナ対策を実施しながら入場者の確保対策を実施して、何とか困難を凌げた状況です。
当倶楽部は昨年8月の台風によりゴルフ場設備の一部が被災したものの、今年度中の修繕により完全に復旧することが出来ました。当該修繕に要した費用は、全額受取保険金で賄っております。また、近年は全国各地で大雨や台風等の自然災害の発生頻度が高まり、当倶楽部も影響を受けておりましたが、今年度は自然災害に被害は発生しませんでした。
今年度の入場者数はコロナの影響は受けたものの、24,447人(前期24,477人)とほぼ昨年度通りの入場者数を確保出来ました。一方で、屋根の雨漏り修繕、インコースのポンプ小屋の建替、またコロナ対策費などで設備投資に費用がかかりました。ただし、食堂を委託から直営化したことで利益に寄与し、更に、台風被害の保険金が黒字幅を増大したことで、当倶楽部の今年度の経営目標であった黒字化を達成することが出来ました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(a)財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ2,727千円減少し、577,525千円となりました。当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ12,629千円減少し、225,162千円となりました。当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ9,902千円増加し、352,363千円となりました。
(b)経営成績
当事業年度の売上高は、食堂を委託から直営化したことにより237,226千円(前年比118.4%)となり、経常損失1,017千円(前年同期は経常損失6,414千円)、税引前当期純利益は前期に台風被害を受けた設備に係る保険契約による保険差益13,832千円が特別利益に計上され12,748千円(前年同期は税引前当期純損失14,127千円)、当期純利益は12,452千円(前年同期は当期純損失14,424千円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、税引前当期純利益が12,748千円となり、前期末に比べ3,532千円増加し、39,890千円となっております。
なお、1年以内に満期になる定期預金が51,300千円あり、今後の設備投資についても、自己資金で行う予定です。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動により増加した資金は21,441千円(前年同期は6,789千円の増加)となりました。これは主に税引前当期純利益が12,748千円、減価償却費17,478千円による資金の増加があったものの、会員保証金の償還(その他の固定負債の減少)が2,718千円、災害損失引当金の減少7,053千円による資金の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動による資金の減少は10,334千円(前年同期は10,089千円の減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動による資金の減少は7,574千円(前年同期は7,567千円の減少)となりました。これはリース債務の返済による支出5,024千円、自己株式の取得による支出2,550千円によるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
(a)生産実績
該当事項はありません。
(b)受注実績
該当事項はありません。
(c)販売実績
① 売上収入
| 摘要 | 第61期 | |
| 売上高(千円) | 前期比(%) | |
| グリーンフィ他 | 147,379 | 97.3 |
| 会費 | 36,741 | 100.5 |
| 名義書換手数料 | 4,289 | 102.3 |
| その他 | 48,816 | 598.2 |
| 合計 | 237,226 | 118.4 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 入場者
| 摘要 | 第61期 | |
| 入場者(人) | 前期比(%) | |
| 会員 | 12,604 | 104.4 |
| ビジター | 11,843 | 95.5 |
| 合計 | 24,447 | 99.9 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額お
よび開示に影響を与える見積りを必要としており、経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理
的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、翌期以降の財政状態及び経営成績
に影響を及ぼす可能性があります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a 資産の部
(流動資産)
流動資産の合計は105,317千円(前事業年度は99,538千円)となり、5,778千円増加しました。
これは、現金及び預金の増加3,532千円、未収入金の増加1,481千円が主な要因であります。
(固定資産)
固定資産の合計は472,208千円(前事業年度は480,714千円)となり、8,506千円減少しました。
これは、設備投資9,278千円に対して、減価償却費(17,478千円)が主な要因であります。
b 負債の部
(流動負債)
流動負債の合計は34,585千円(前事業年度は41,796千円)となり7,210千円減少しました。
これは、未払消費税等が3,017千円増加したものの、預り金が5,234千円、災害損失引当金が7,053千円の減少が主な要因であります。
(固定負債)
固定負債の合計は190,576千円(前事業年度は195,995千円)となり5,418千円減少しました。
これは、退職給付引当金が2,324千円増加したものの、会員預り金が2,718千円、リース債務が5,024千円の減少が主な要因であります。
c 純資産の部
純資産の合計は352,363千円(前事業年度は342,461千円)となり9,902千円増加しました。
これは、繰越利益剰余金の12,452千円増加したものの、自己株式2,550千円の買取による減少が主な要因であります。
d 経営成績の分析
ゴルフ業界は、自然災害や設備老朽化で経営が圧迫され、また慢性的な人手不足もあり、更にコロナ禍という追い打ちをかけられ運営に大きな支障をきたしています。今年度は、台風被害の保険金受取が大きく寄与したことで経営目標の黒字化を達成し、6期続いた赤字経営から脱却することが出来ました。しかしながら、黒字体質にはまだほど遠いと分析しております。
入場者数は、会員の高齢化による減少を年次正会員の増加で補い、また株式の売買は皆無に等しいものの、年次正会員による年会費の増収で補っております。また、若者のゴルフ回帰も今後の課題となると示唆された年でもありました。事業継続計画の観点から、新入社員の雇用、技術・技能の伝承も怠りなく、設備投資も長期的視野に立って進めております。黒字体質に改革していくために、ゴルフ場のあるべき姿を思い描き、大きな判断と小さな改善を絶え間なく継続していく所存であります。
なお、キャッシュ・フローにつきましては、健全性を維持しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要は主に施設の維持管理及び更新に係る設備資金と一般管理費等の運転資金であります。当社は
これら事業上必要となる資金については、主に自己資金により賄う方針としておりますが、必要に応じて金融機
関からの借入を実行することにより安定的かつ機動的に資本を確保することを基本としております。