有価証券報告書-第63期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、感染の拡大・縮小を繰り返す新型コロナウイルスの状況で大きな影響を受けておりますが、緊急事態宣言等の行動制限は徐々に緩和されつつあり、With/Afterコロナでの経済活動の常態化に舵を切りはじめております。
一方、ウクライナ情勢等による食料・エネルギー不足を背景とした世界的なインフレ状態が続き、急速で歴史的な円安の影響で原材料や光熱費の高騰・急騰によって多くの企業や業務店では調達コストが増加し、商品価格改定の波が急速に押し寄せてきております。
このような経済環境下にあって、当社では昨年12月からプレーフィーの値上げを実施し、設備老朽化対策や従業員の待遇改善等の源資確保に動きましたが、入場者数への影響はほとんど見られませんでした。しかし、1月末から3月初旬までのまん延防止等重点措置適用期間は厳寒の影響もあって2月の入場者数が激減(前年実績比16%減少、予算比5%減少の1,799人)し、コロナ第7波と酷暑の影響が甚大であった8月も2月以上に減少しました(前年実績比19%減少、予算比18%減少の1,590人)。
このような状況下、年間入場者数は27,637人(前期28,218人)で前期比2%微減となりました。メンバーが13,538人(前期13,774人)で前期比1.8%減、ビジターが14,099人(前期14,444人)で前期比2.4%減といずれも微減となりました。ネット予約者数は3,519人(前期3,542人)で前期比0.7%減となり、ビジターの25.0%(前期24.5%)、全入場者数の12.7%(前期12.6%)となっており占有率としては前期同様まだまだ少ない状態です。
業者間のシェアは楽天GORAが43.4%(前年32.2%)、GDOが28.9%(前年23.8%)と伸長させ、ティータイムが27.7%(前年44.0%)と落ち込んでいます。
当事業年度の入場者数は微減となりましたが、昨年12月からの値上げ効果もあって1人あたりの単価が大きく増加(前年比8.8%増加)しました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(a)財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ3,650千円減少し、587,454千円となりました。当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ12,865千円減少し、205,771千円となりました。当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ9,215千円増加し、381,682千円となりました。
(b)経営成績
当事業年度の売上高は、277,332千円(前年比101.0%)となり、経常利益16,189千円(前年比71.3%)となりました。更に、固定資産除却損が特別損失として291千円あったため、税引前当期純利益は15,898千円(前年比69.7%)、当期純利益は15,365千円(前年比68.2%)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
ゴルフ場事業
ゴルフ場事業は、売上高は271,582千円で前年同期比2,706千円(1.0%)増加となり、セグメント利益は
11,696千円(前年比65.0%)となりました。
不動産賃貸事業
不動産賃貸事業は、売上高は5,750千円で前年同期5,750千円と変わらず、セグメント利益は3,603千円(前
年比97.0%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動のよるキャッシュ・フローが21,995千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが17,834千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが10,020千円の支出となったため、前期末に比べ5,859千円減少し56,419千円となっております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動により増加した資金は21,995千円(前年同期は35,103千円の増加)となりました。これは主に税引前当期純利益が15,898千円、減価償却費15,466千円、売上債権の減少1,508千円による資金の増加があったものの、会員保証金の償還(その他の固定負債の減少)8,158千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動により減少した資金は17,834千円(前年同期は4,496千円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出18,234千円、定期預金の預入による支出5,000千円があったものの、定期預金の払戻による収入5,400千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動により減少した資金は10,020千円(前年同期は8,218千円の減少)となりました。これはリース債務の返済による支出3,870千円、自己株式の取得による支出6,150千円によるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
(a)生産実績
当社が提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。
(b)受注実績
当社が提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。
(c)販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
① 売上収入
② 入場者
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額お
よび開示に影響を与える見積りを必要としており、経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理
的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、翌期以降の財政状態及び経営成績
に影響を及ぼす可能性があります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a 資産の部
(流動資産)
流動資産の合計は67,533千円(前事業年度は80,335千円)となり、12,802千円減少しました。
これは、現金及び預金の減少11,259千円、営業未収入金の減少1,508千円が主な要因であります。
(固定資産)
固定資産の合計は519,920千円(前事業年度は510,768千円)となり、9,152千円増加しました。
これは、設備投資18,576千円に対して減価償却費15,466千円を計上したものの、長期預金の増加5,000千円が主な要因であります。
b 負債の部
(流動負債)
流動負債の合計は36,030千円(前事業年度は36,729千円)となり698千円減少しました。
これは、未払法人税等の増加1,557千円、未払金の増加1,436千円があったものの、未払消費税等の減少3,182
千円、リース債務の減少1,169千円が主な要因であります。
(固定負債)
固定負債の合計は169,740千円(前事業年度は181,907千円)となり12,167千円減少しました。
これは、会員預り金の減少8,158千円、リース債務の減少2,700千円、退職給付引当金の減少1,308千円が主
な要因であります。
c 純資産の部
純資産の合計は381,682千円(前事業年度は372,467千円)となり9,215千円増加しました。
これは、繰越利益剰余金の増加15,365千円があったものの、自己株式の買取による減少6,150千円が主な要因で
あります。
d 経営成績の分析
日本ゴルフ場経営者協会の第10期報告書によると、国内ゴルフ場利用者数は2021年4月から2022年3月末の合計では2009年度以来の9千万人弱増加し、1ゴルフ場あたりの利用者数も1997年度以来の4万人を超えました。
また、ゴルフ界の将来を支える「18歳以上70歳未満利用者数」がコロナ前の2019年度と比較して約4%増加し、ほぼ7千万人となりました。
当社の入場者数は、1月から3月初旬までのまん延防止適用期間は厳寒の影響もあって2月の入場者数が激減(前年実績比16%減、予算比5%減の1,590人)し、コロナ第7波と酷暑の影響が甚大であった8月も2月以上に減少しました(前年実績比19%減、予算比18%減の1,799人)。しかし、年間を通して前年度並み(前年比98%)の入場者数を確保することが出来ました。会員の高齢化による減少を年次正会員の増加で補い、また株式の売買は皆無に等しいものの、年次正会員による年会費の増収で補っております。事業継続計画の観点から、前年に引き続き新入社員の雇用、技術・技能の伝承も怠りなく、設備投資も長期的視野に立って進めております。黒字体質に改革していくために、ゴルフ場のあるべき姿を思い描き、大きな判断と小さな改善を絶え間なく継続していく所存であります。
なお、キャッシュ・フローにつきましては、健全性を維持しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要は主に施設の維持管理及び更新に係る設備資金と一般管理費等の運転資金であります。当社は
これら事業上必要となる資金については、主に自己資金により賄う方針としておりますが、必要に応じて金融機
関からの借入を実行することにより安定的かつ機動的に資本を確保することを基本としております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、感染の拡大・縮小を繰り返す新型コロナウイルスの状況で大きな影響を受けておりますが、緊急事態宣言等の行動制限は徐々に緩和されつつあり、With/Afterコロナでの経済活動の常態化に舵を切りはじめております。
一方、ウクライナ情勢等による食料・エネルギー不足を背景とした世界的なインフレ状態が続き、急速で歴史的な円安の影響で原材料や光熱費の高騰・急騰によって多くの企業や業務店では調達コストが増加し、商品価格改定の波が急速に押し寄せてきております。
このような経済環境下にあって、当社では昨年12月からプレーフィーの値上げを実施し、設備老朽化対策や従業員の待遇改善等の源資確保に動きましたが、入場者数への影響はほとんど見られませんでした。しかし、1月末から3月初旬までのまん延防止等重点措置適用期間は厳寒の影響もあって2月の入場者数が激減(前年実績比16%減少、予算比5%減少の1,799人)し、コロナ第7波と酷暑の影響が甚大であった8月も2月以上に減少しました(前年実績比19%減少、予算比18%減少の1,590人)。
このような状況下、年間入場者数は27,637人(前期28,218人)で前期比2%微減となりました。メンバーが13,538人(前期13,774人)で前期比1.8%減、ビジターが14,099人(前期14,444人)で前期比2.4%減といずれも微減となりました。ネット予約者数は3,519人(前期3,542人)で前期比0.7%減となり、ビジターの25.0%(前期24.5%)、全入場者数の12.7%(前期12.6%)となっており占有率としては前期同様まだまだ少ない状態です。
業者間のシェアは楽天GORAが43.4%(前年32.2%)、GDOが28.9%(前年23.8%)と伸長させ、ティータイムが27.7%(前年44.0%)と落ち込んでいます。
当事業年度の入場者数は微減となりましたが、昨年12月からの値上げ効果もあって1人あたりの単価が大きく増加(前年比8.8%増加)しました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(a)財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ3,650千円減少し、587,454千円となりました。当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ12,865千円減少し、205,771千円となりました。当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ9,215千円増加し、381,682千円となりました。
(b)経営成績
当事業年度の売上高は、277,332千円(前年比101.0%)となり、経常利益16,189千円(前年比71.3%)となりました。更に、固定資産除却損が特別損失として291千円あったため、税引前当期純利益は15,898千円(前年比69.7%)、当期純利益は15,365千円(前年比68.2%)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
ゴルフ場事業
ゴルフ場事業は、売上高は271,582千円で前年同期比2,706千円(1.0%)増加となり、セグメント利益は
11,696千円(前年比65.0%)となりました。
不動産賃貸事業
不動産賃貸事業は、売上高は5,750千円で前年同期5,750千円と変わらず、セグメント利益は3,603千円(前
年比97.0%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動のよるキャッシュ・フローが21,995千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが17,834千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが10,020千円の支出となったため、前期末に比べ5,859千円減少し56,419千円となっております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動により増加した資金は21,995千円(前年同期は35,103千円の増加)となりました。これは主に税引前当期純利益が15,898千円、減価償却費15,466千円、売上債権の減少1,508千円による資金の増加があったものの、会員保証金の償還(その他の固定負債の減少)8,158千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動により減少した資金は17,834千円(前年同期は4,496千円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出18,234千円、定期預金の預入による支出5,000千円があったものの、定期預金の払戻による収入5,400千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動により減少した資金は10,020千円(前年同期は8,218千円の減少)となりました。これはリース債務の返済による支出3,870千円、自己株式の取得による支出6,150千円によるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
(a)生産実績
当社が提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。
(b)受注実績
当社が提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。
(c)販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
① 売上収入
| 摘要 | 第63期 | |
| 売上高(千円) | 前期比(%) | |
| グリーンフィ他 | 176,195 | 103.2 |
| 会費 | 37,574 | 99.8 |
| 名義書換手数料 | 6,257 | 76.5 |
| その他 | 51,555 | 98.7 |
| ゴルフ場事業計 | 271,582 | 101.0 |
| 不動産賃貸料 | 5,750 | 100.0 |
| 不動産賃貸事業計 | 5,750 | 100.0 |
| 合計 | 277,332 | 101.0 |
② 入場者
| 摘要 | 第63期 | |
| 入場者(人) | 前期比(%) | |
| 会員 | 13,538 | 98.2 |
| ビジター | 14,099 | 97.6 |
| 合計 | 27,637 | 97.9 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額お
よび開示に影響を与える見積りを必要としており、経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理
的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、翌期以降の財政状態及び経営成績
に影響を及ぼす可能性があります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a 資産の部
(流動資産)
流動資産の合計は67,533千円(前事業年度は80,335千円)となり、12,802千円減少しました。
これは、現金及び預金の減少11,259千円、営業未収入金の減少1,508千円が主な要因であります。
(固定資産)
固定資産の合計は519,920千円(前事業年度は510,768千円)となり、9,152千円増加しました。
これは、設備投資18,576千円に対して減価償却費15,466千円を計上したものの、長期預金の増加5,000千円が主な要因であります。
b 負債の部
(流動負債)
流動負債の合計は36,030千円(前事業年度は36,729千円)となり698千円減少しました。
これは、未払法人税等の増加1,557千円、未払金の増加1,436千円があったものの、未払消費税等の減少3,182
千円、リース債務の減少1,169千円が主な要因であります。
(固定負債)
固定負債の合計は169,740千円(前事業年度は181,907千円)となり12,167千円減少しました。
これは、会員預り金の減少8,158千円、リース債務の減少2,700千円、退職給付引当金の減少1,308千円が主
な要因であります。
c 純資産の部
純資産の合計は381,682千円(前事業年度は372,467千円)となり9,215千円増加しました。
これは、繰越利益剰余金の増加15,365千円があったものの、自己株式の買取による減少6,150千円が主な要因で
あります。
d 経営成績の分析
日本ゴルフ場経営者協会の第10期報告書によると、国内ゴルフ場利用者数は2021年4月から2022年3月末の合計では2009年度以来の9千万人弱増加し、1ゴルフ場あたりの利用者数も1997年度以来の4万人を超えました。
また、ゴルフ界の将来を支える「18歳以上70歳未満利用者数」がコロナ前の2019年度と比較して約4%増加し、ほぼ7千万人となりました。
当社の入場者数は、1月から3月初旬までのまん延防止適用期間は厳寒の影響もあって2月の入場者数が激減(前年実績比16%減、予算比5%減の1,590人)し、コロナ第7波と酷暑の影響が甚大であった8月も2月以上に減少しました(前年実績比19%減、予算比18%減の1,799人)。しかし、年間を通して前年度並み(前年比98%)の入場者数を確保することが出来ました。会員の高齢化による減少を年次正会員の増加で補い、また株式の売買は皆無に等しいものの、年次正会員による年会費の増収で補っております。事業継続計画の観点から、前年に引き続き新入社員の雇用、技術・技能の伝承も怠りなく、設備投資も長期的視野に立って進めております。黒字体質に改革していくために、ゴルフ場のあるべき姿を思い描き、大きな判断と小さな改善を絶え間なく継続していく所存であります。
なお、キャッシュ・フローにつきましては、健全性を維持しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要は主に施設の維持管理及び更新に係る設備資金と一般管理費等の運転資金であります。当社は
これら事業上必要となる資金については、主に自己資金により賄う方針としておりますが、必要に応じて金融機
関からの借入を実行することにより安定的かつ機動的に資本を確保することを基本としております。