四半期報告書-第43期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 15:58
【資料】
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【項目】
44項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、「収益認識に関する会計基準」等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大により発令されていた緊急事態宣言が新規感染者数の減少により解除され、経済活動が徐々に再開しつつありますが、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおいては、連結売上高4,301百万円(前年同期比18.1%増)、営業損失618百万円(前年同期営業損失1,209百万円)、経常損失235百万円(前年同期経常損失985百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失163百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失1,246百万円)となりました。
なお、「収益認識会計基準」等を第1四半期連結会計期間の期首から適用するとともに、従来は営業外収益「その他」に計上していた販売委託契約に係る取引に付随する取引については、売上高に計上する方法に変更しております。
この結果、遡及適用を行う前と比べて、前第2四半期連結累計期間の売上高が663百万円減少し、営業損失が10百万円減少しますが、経常損失と税金等調整前四半期純損失については変更ありません。
セグメントの業績を示すと次のとおりです。
① 日本
当セグメントにおきましては、売上高3,654百万円(前年同期比6.9%増)、セグメント損失(営業損失)483百万円(前年同期セグメント損失820百万円)となりました。
当第2四半期連結累計期間における日本の業績は、4~6月は、TVアニメ「呪術廻戦」とのコラボイベントが好調に推移したことに加え、緊急事態宣言の制限内容が前年4月に全国を対象に発令された1回目の緊急事態宣言と比べて緩和されたこと等の影響により前年同期に比べ売上高が増加し、セグメント利益についてもセグメント損失ではあるものの、大幅に改善いたしました。7~9月は、「ヒプノシスマイク」等のコラボイベントが好調で売上獲得に貢献したものの、新規感染者数が過去最高を記録することになった第5波が発生し4度目の緊急事態宣言が発令されたことが客足に大きく影響したことから、客数並びに売上は前期に比べ大幅に減少する結果となりました。
② 中国
当セグメントにおきましては、売上高658百万円(前年同期比192.3%増)、セグメント損失(営業損失)55百万円(前年同期セグメント損失303百万円)となりました。
第2四半期連結累計期間における中国の業績は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため前年同期において臨時休業していた全ての店舗が営業を再開したことに加え、中国全体の感染者数が減少してきたことでレジャー消費等の活動が正常に戻りつつある経済環境が影響したことにより、前年同期に比べ売上高が増加し第1四半期(4月~6月)ではセグメント利益となりました。一方、中国では気温が高いときに入浴する習慣がないことから閑散期となる第2四半期(7月~9月)の業績が合算されたことで、累計ではセグメント損失となりました。
(2) 財政状態の分析
第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ117百万円減少し18,397百万円となりました。これは主に、現金及び預金が213百万円増加した一方で、主に減価償却費により有形固定資産及び無形固定資産が310百万円減少したことによるものであります。
次に、負債合計は、前連結会計年度末に比べ496百万円減少し16,687百万円となりました。これは主に、未払金166百万円、前受金89百万円、及び短期借入金が61百万円減少したことによるものであります。
最後に、純資産合計は、前連結会計年度末に比べ379百万円増加し1,710百万円となりました。これは主に、ファシリティ型新株予約権の行使により、資本金が207百万円及び資本剰余金が195百万円増加したことによるものであります。また、自己資本比率につきましては、7.7%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は4,983百万円(前年同四半期は4,563百万円)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、48百万円(前年同四半期は351百万円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失220百万円の計上、減価償却費466百万円などの非資金取引等による調整、助成金の受取額290百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、154百万円(前年同四半期は327百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出132百万円、資産除去債務の履行による支出39百万円、差入保証金の回収による収入37百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、380百万円(前年同四半期は247百万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純減少額61百万円、株式発行による収入403百万円によるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針に重要な変更はありません。