文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、海外紛争や円安等に起因する原材料価格高騰、物価上昇等の影響を受けるなか、企業収益の向上や雇用・所得環境の改善、インバウンド需要の回復等により緩やかな回復傾向にあります。
このような状況の中、当社グループにおいては、連結売上高6,986百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益693百万円(前年同期比187.0%増)、経常利益742百万円(前年同期比410.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益626百万円(前年同期親会社株主に帰属する中間純利益3百万円)となりました。なお、香港子会社株式の一部譲渡等により2023年12月末をもって中国グループを連結の範囲から除外したため、「日本」、「中国」の2区分としていた当社グループの報告セグメントは当中間連結会計期間から「日本」のみの単一セグメントとしております。
当中間連結会計期間における業績は、アニメコンテンツやVtuber等とのコラボイベントに加えて、鹿児島県南種子町等の地域と連携したイベントが好調に推移したことや、オリジナルサウナドリンク「リポスパ」をはじめとする様々な飲食メニューの考案・販売促進、入館料金の改定、繁忙期に設定しているシーズン料金の期間拡大等により、中国が連結の範囲内だった前中間連結会計期間以上の売上を獲得し大幅な増益となりました。
下期においては、12月までに「RAKU SPA BAY 横浜」(神奈川県横浜市)と「RAKU SPA Station 府中」(東京都府中市)の2店舗を直営店としてオープンする予定です。また、11月には一般社団法人湯沢市観光物産協会(秋田県湯沢市)と湯沢市産品フェアを実施する等、引き続き売上拡大にむけて様々な施策に取り組んで参ります。
(2) 財政状態の分析
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ170百万円減少し、11,175百万円となりました。これは主に借入金の返済及び更新投資により現金及び預金が273百万円減少した一方で、業績好調により売掛金と未収入金が合計で93百万円増加したこと等によるものであります。
次に、負債合計は、前連結会計年度末に比べ740百万円減少し、7,607百万円となりました。これは主に、借入金の約定返済276百万円および繰上返済471百万円により長期借入金が747百万円減少したことによるものであります。
最後に、純資産合計は、前連結会計年度末に比べ570百万円増加し3,567百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益の計上により利益剰余金が626百万円増加した一方で、投資有価証券の株価の変動によりその他有価証券評価差額金が57百万円減少したことによるものであります。また、自己資本比率につきましては、29.6%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は2,591百万円(前中間連結会計期間末は5,725百万円)となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、903百万円(前年同中間期は346百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益772百万円の計上、減価償却費293百万円などの非資金取引等による調整がある一方で、業績好調による売上債権の増加37百万円、前連結会計年度末に実施した修繕工事等の支払による未払金の減少43百万円の調整があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、438百万円(前年同中間期は724百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出341百万円、無形固定資産の取得によるその他支出64百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、739百万円(前年同中間期は633百万円の獲得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出747百万円によるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当中間連結会計期間において、財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針に重要な変更はありません。