四半期報告書-第44期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/09/12 15:13
【資料】
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【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種が進み、社会活動における制限緩和が進む中、持ち直しの動きが見られました。変異ウイルスによる感染再拡大、エネルギーコストや原材料価格の高騰、急速な円安の進行等により、先行き不透明感は強まっております。
このような状況の中、当社グループにおいては、連結売上高2,697百万円(前年同期比21.6%増)、営業損失101百万円(前年同期営業損失259百万円)、経常損失56百万円(前年同期経常損失71百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失145百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純利益9百万円)となりました。
セグメントの業績を示すと次のとおりです。
① 日本
当セグメントにおきましては、売上高2,672百万円(前年同期比43.4%増)、セグメント利益(営業利益)180百万円(前年同期セグメント損失241百万円)となりました。
当第1四半期連結累計期間における日本の業績は、鬼滅の刃をはじめとするTVアニメ等とのコラボイベントが好調に推移したことに加えて、前年同期に強いられた営業制限(店舗営業時間の短縮、アルコールの提供停止、飲食エリアの時短営業等)がなかったことやワクチン接種が進み、消費マインドが持ち直してきたこと等により前年同期に比べ大幅に売上高は増加し、増収増益となりました。
② 中国
当セグメントにおきましては、売上高24百万円(前年同期比93.2%減)、セグメント損失(営業損失)244百万円(前年同期セグメント利益33百万円)となりました。
当第1四半期連結累計期間における中国の業績は、中国政府によるゼロコロナ政策に基づき、2022年3月以降、長春市と上海市の直営3店舗が順次、臨時休業となったことから大きく落ち込みました。中国各地でおきたロックダウン(都市封鎖)は2ヶ月程で解消されたものの、上海2店舗は6月末まで営業再開の許可が下りなかったことに加え、陰性証明書の取得要請等の厳格な行動規制があったことから、売上高が大幅な減少となり、セグメント損失となりました。
(2) 財政状態の分析
第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,092百万円減少し、16,181百万円となりました。これは主に、中国店舗の改装による建物及び構築物の取得があったものの、減価償却費の計上等により有形固定資産が27百万円減少したことに加え、借入金の一部返済等により現金及び預金が1,039百万円減少したことによるものであります。
次に、負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,113百万円減少し、16,173百万円となりました。これは主に、借入金が407百万円減少したことや未払法人税等が115百万円減少したことに加えて、前受金が263百万円減少したことによるものであります。
最後に、純資産合計は、前連結会計年度末に比べ20百万円増加し7百万円となりました。また、自己資本比率につきましては、△1.9%となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第1四半期連結累計期間において、財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針に重要な変更はありません。