有価証券報告書-第62期(2023/04/01-2024/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復基調で推移いたしましたが、世界的な金融引締めや中国経済の先行き懸念等に伴う海外景気の悪化、物価上昇等の下振れリスク、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動など依然として先行き不透明な状態が続いております。
このような状況の下、当社グループは「いちねんで、いちばんの毎日を。」をスローガンに掲げ、最高の品質とサービスでより多くのお客様に満足をご提供し、適正な利潤の確保によりステークホルダーに報い、社会に貢献できる企業を目指しております。
基盤事業である自動車リース関連事業を中心に、ケミカル事業、パーキング事業、機械工具販売事業、合成樹脂事業、農業関連事業を展開しており、これら既存事業の強化を進めながら、事業領域の枠にとらわれない新規事業への参入、規模拡大を目的とした積極的なM&A、海外展開にも挑戦しております。その一環として当連結会計年度は、2023年10月16日にマルイ工業株式会社及びその子会社1社並びに孫会社1社、2023年11月30日に日東エフシー株式会社及びその子会社8社並びに孫会社1社を子会社化いたしました。
当連結会計年度の連結売上高は1,382億53百万円(対前期比8.2%増)、営業利益は90億45百万円(対前期比2.1%増)、経常利益は94億60百万円(対前期比3.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は122億53百万円(前期は59億23百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。
各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、「その他事業」に含めておりました「農業関連事業」は、量的な重要性が増したため報告セグメントとして記載する方法に変更しております。それに伴い、前期との比較については、変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
また、下記のセグメント別売上高は、内部売上高消去前の金額であります。
<自動車リース関連事業>リースにおきましては、リース契約車両は依然として小型化傾向にありますが、国内のリース車保有台数は堅調な伸びを維持しており、市場は緩やかながら拡大傾向にあります。当社グループは、地域密着のきめ細やかなサービスで競合他社との差別化を図りながら、比較的競合の少ない地方市場及び中小口規模の企業をメインターゲットとして新規販売を積極的に行うとともに、既存顧客との更なる取引深耕に努めました。
これらの結果、2024年3月末現在リース契約台数は95,417台(対前期末比2,227台増)となり、リース契約高は453億27百万円(対前期比19.0%増)、リース未経過契約残高は924億95百万円(対前期末比8.0%増)となりました。
自動車メンテナンス受託におきましては、当社グループ独自の自動車整備工場ネットワークによる高品質なメンテナンスサービスを強みとしながら、更なる契約台数、契約残高の増加に努めた結果、メンテナンス受託契約台数は74,975台(対前期末比6,963台減)となりましたが、メンテナンス受託契約高は64億59百万円(対前期比5.8%増)、メンテナンス未経過契約残高は85億60百万円(対前期末比1.5%増)となりました。
燃料販売におきましては、主に自動車用燃料給油カードにおいて、低燃費車の普及により需要が減少傾向にありますが、既存顧客へのサービス向上並びに新規顧客の獲得に注力いたしました。
販売面では、リースは契約台数が順調に推移いたしました。
損益面では、主力である自動車リースの販売が増加いたしました。一方で、前期に車両販売の販売単価が上昇し、利益が増加したことの反動により、利益が減少いたしました。
この結果、売上高は586億73百万円(対前期比1.0%減)、セグメント利益は57億94百万円(対前期比7.6%減)となりました。
<ケミカル事業>ケミカル事業におきましては、住みよい地球環境と人々の暮らしの向上に貢献するべく、商品開発力の強化及び品質向上に取り組むとともに、付加価値の高い商品の販売に注力いたしました。
販売面では、化学品関連の自動車整備工場向けケミカル製品及び機械工具商向けケミカル製品の販売は順調に推移いたしました。一方、船舶用燃料添加剤の販売並びに一般消費者向けケミカル製品の販売は減少いたしました。
損益面では、営業活動の増加等に伴い販売費及び一般管理費が増加した影響により利益が減少いたしました。
この結果、売上高は119億18百万円(対前期比0.3%増)、セグメント利益は9億98百万円(対前期比3.0%減)となりました。
<パーキング事業>パーキング事業におきましては、安全・安心・清潔で利用しやすい駐車場をお客様にご提供するべく、「OnePark」のブランド名でコインパーキングや来客用駐車場を全国に展開しているほか、病院や官公庁及び商業施設に附帯する駐車場の運営管理も行っております。中長期的に安定した収益基盤を築くため、更なる駐車場数の拡大に努めた結果、2024年3月末現在駐車場管理件数は1,896件(対前期末比63件増)、管理台数は37,552台(対前期末比226台増)となりました。
販売面では、新規駐車場の開発が順調に進み、また、既存駐車場の継続的な収益改善活動の効果もあり、販売が増加いたしました。
損益面では、販売増加の影響により利益が増加いたしました。
この結果、売上高は74億97百万円(対前期比8.4%増)、セグメント利益は11億21百万円(対前期比17.5%増)となりました。
<機械工具販売事業>機械工具販売事業におきましては、プロ向けや個人向けの各種工具類、自動車部品、産業・建設機械部品など幅広い商材を取り扱っており、自社でインターネット通販も展開しております。更なる事業規模の拡大並びに収益性の向上を実現させるため、取扱アイテムの拡充、自社オリジナル製品の開発・販売の強化、商品調達コスト及び物流コストの低減に努めました。
販売面では、建設機械部品並びに空調工具及び計測工具の販売は順調に推移いたしました。一方、産業機械部品等の販売は減少いたしました。
損益面では、上記要因における販売減少に加え、営業活動の増加等に伴い販売費及び一般管理費が増加した影響により利益が減少いたしました。
この結果、売上高は361億89百万円(対前期比0.7%減)、セグメント利益は3億84百万円(対前期比26.9%減)となりました。
<合成樹脂事業>合成樹脂事業におきましては、遊技機部品の製造・販売を行う主力の遊技機部品事業を中心に、新規案件の受注拡大及び新商品の開発を図り、同時に品質改善にも努めてまいりました。また、マルイ工業株式会社の子会社化に伴い、新たに自動車用内外装部品の製造・販売事業にも参入しております。
販売面では、遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売、科学計測器の販売並びに半導体実装装置メーカー等へのセラミックヒーターの販売が順調に推移いたしました。また、当連結会計年度に新たに連結子会社となったマルイ工業株式会社が販売増加に寄与いたしました。
損益面では、上記要因における販売増加の影響により利益が増加いたしました。また、当連結会計年度に新たに連結子会社となったマルイ工業株式会社が利益の増加に寄与いたしました。
この結果、売上高は173億30百万円(対前期比41.2%増)、セグメント利益は3億39百万円(前期は1億61百万円のセグメント利益)となりました。
<農業関連事業>農業関連事業におきましては、自社農場での農作物生産について、栽培ノウハウの蓄積を進めるとともに、新しい販路の開拓及び6次産業化に向けた検討・研究等、収益化に向けた取り組みを行ってまいりました。また、日東エフシー株式会社の子会社化に伴い、新たに肥料の製造・販売事業にも参入しております。
販売面では、既存農場における農作物の販売数量が増加したことに加え、前期に新たに開設した「南国農場」が販売増加に寄与いたしました。また、当連結会計年度に新たに連結子会社となった日東エフシー株式会社が販売増加に寄与いたしました。
損益面では、既存農場における農作物の販売数量の増加等の影響により利益が増加いたしました。また、当連結会計年度に新たに連結子会社となった日東エフシー株式会社が利益の増加に寄与いたしました。
この結果、売上高は56億73百万円(前期は2億81百万円のセグメント売上高)、セグメント利益は1億67百万円(前期は1億38百万円のセグメント損失)となりました。
<その他>その他事業のガラス加工事業におきましては、新規顧客の拡大や新たな市場開拓を図るとともに、品質向上に取り組んでまいりました。
販売面では、ガラス製品の販売が順調に推移いたしました。
損益面では、販売増加の影響により利益が増加いたしました。
この結果、売上高は20億75百万円(対前期比12.4%増)、セグメント利益は2億16百万円(前期は38百万円のセグメント利益)となりました。
各セグメントの売上高の推移は下記のとおりであります。
(注)売上高については、セグメント間の内部売上高消去後の金額を記載しております。
当社グループの財政状態は下記のとおりであります。
<資産の状況>当連結会計年度末における流動資産の残高は949億97百万円となり、前連結会計年度末残高765億67百万円と比べて184億30百万円増加いたしました。これは「現金及び預金」の減少17億80百万円、「受取手形及び売掛金」の増加56億76百万円、債権流動化等による「電子記録債権」の減少17億85百万円、ファイナンス・リース取引の契約増加による「リース投資資産」の増加45億23百万円、「商品及び製品」の増加69億16百万円、「仕掛品」の増加5億97百万円、「原材料及び貯蔵品」の増加39億64百万円、燃料販売仕入に係る前渡金の増加等による流動資産「その他」の増加1億57百万円が主な要因であります。
固定資産の残高は1,075億47百万円となり、前連結会計年度末残高952億79百万円と比べて122億68百万円増加いたしました。これはオペレーティング・リース取引の契約増加による「賃貸資産」の増加6億59百万円、マルイ工業株式会社並びに日東エフシー株式会社の子会社化等に伴う「建物及び構築物」の増加11億52百万円、「機械装置及び運搬具」の増加7億68百万円、「土地」の増加68億42百万円、償却による「のれん」の減少2億46百万円、「投資有価証券」の増加21億91百万円、「繰延税金資産」の増加2億5百万円、投資その他の資産「その他」の増加75百万円が主な要因であります。
繰延資産の残高は61百万円となり、前連結会計年度末残高42百万円と比べて19百万円増加いたしました。
以上の結果、資産合計は当連結会計年度末残高2,026億6百万円となり、前連結会計年度末残高1,718億88百万円と比べて307億17百万円増加いたしました。
<負債の状況>当連結会計年度末における流動負債の残高は635億59百万円となり、前連結会計年度末残高573億47百万円と比べて62億11百万円増加いたしました。これは「支払手形及び買掛金」の増加30億59百万円、「コマーシャル・ペーパー」の減少15億円、「1年内返済予定の長期借入金」の増加9億65百万円、「未払金」の増加7億29百万円、「未払法人税等」の増加18億72百万円、「未払消費税等」の減少1億54百万円、「賞与引当金」の増加4億7百万円、流動負債「その他」の増加6億15百万円が主な要因であります。
固定負債の残高は780億38百万円となり、前連結会計年度末残高661億65百万円と比べて118億72百万円増加いたしました。これは「社債」の増加47億70百万円、「長期借入金」の増加68億12百万円、「退職給付に係る負債」の減少1億67百万円、固定負債「その他」の増加2億71百万円が主な要因であります。
以上の結果、負債合計は当連結会計年度末残高1,415億98百万円となり、前連結会計年度末残高1,235億13百万円と比べて180億84百万円増加いたしました。
<純資産の状況>当連結会計年度末における純資産合計は610億7百万円となり、前連結会計年度末残高483億75百万円と比べて126億32百万円増加いたしました。これは「親会社株主に帰属する当期純利益」の計上による「利益剰余金」の増加122億53百万円、配当金の支払による「利益剰余金」の減少13億22百万円、時価評価による「その他有価証券評価差額金」の増加7億45百万円、「非支配株主持分」の増加5億43百万円が主な要因であります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末より16億10百万円減少し、83億74百万円となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>営業活動によるキャッシュ・フローは、52億66百万円(前期は27億16百万円)となりました。これは主に、「税金等調整前当期純利益」が152億72百万円になったこと、オペレーティング・リース取引の契約増加により「賃貸資産の純増減額(△は増加)」が△158億92百万円になったこと、「減価償却費」が178億55百万円になったこと、「負ののれん発生益」が△63億54百万円になったこと、「その他の損益(△は益)」が5億44百万円になったこと、「売上債権の増減額(△は増加)」が13億50百万円になったこと、「仕入債務の増減額(△は減少)」が8億58百万円になったこと、ファイナンス・リース取引の契約増加により「リース投資資産の純増減額(△は増加)」が△52億77百万円になったこと、「法人税等の支払額」が△35億4百万円になったこと、「法人税等の還付額」が6億69百万円になったことによるものであります。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>投資活動によるキャッシュ・フローは、△165億41百万円(前期は△18億60百万円)となりました。これは主に、「有形及び無形固定資産の取得による支出」が△15億98百万円になったこと、「連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出」が△150億63百万円になったことによるものであります。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>財務活動によるキャッシュ・フローは、96億36百万円(前期は△17億78百万円)となりました。これは主に、「借入れによる収入」531億円、「社債の発行による収入」99億58百万円が、「借入金の返済による支出」△452億22百万円、「コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少)」△15億円、「社債の償還による支出」△52億60百万円及び「親会社による配当金の支払額」△13億22百万円を上回ったことによるものであります。
当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。
(注)各指標の計算式は、以下のとおりであります。
自己資本比率 … 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 … 株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 … 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ … 営業キャッシュ・フロー/利払い
※いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、リース債務を除く利子を支払っている負債を対象としております。
※営業キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を用いております。
※キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローから賃貸資産の取得による支出等の影響額を除いて算出した数値を( )内に記載しております。
③生産、受注及び販売の実績
<全セグメントの状況>a.生産実績
(注)1.金額は製品製造原価ベースで記載しております。
2.当連結会計年度において農業関連事業の生産実績が著しく増加しているのは、2023年11月に日東エフシー株式会社、その子会社8社及びその孫会社1社を子会社化したことによるものであります。
また、報告セグメントに「農業関連事業」を追加したことに伴い、従来「その他」に集計していた株式会社イチネン農園及び株式会社イチネン高知日高村農園の生産実績を「農業関連事業」の区分に変更しております。
なお、前連結会計年度の生産実績については、変更後の区分に基づき作成しております。
b.仕入実績
(注)当連結会計年度において農業関連事業の仕入実績が著しく増加しているのは、2023年11月に日東エフシー株式会社、その子会社8社及びその孫会社1社を子会社化したことによるものであります。
また、報告セグメントに「農業関連事業」を追加したことに伴い、従来「その他」に集計していた株式会社イチネン農園及び株式会社イチネン高知日高村農園の仕入実績を「農業関連事業」の区分に変更しております。
なお、前連結会計年度の仕入実績については、変更後の区分に基づき作成しております。
c.販売実績
(注)1.総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。
2.金額については、セグメント間の内部売上高消去後の金額を記載しております。
3.当連結会計年度において合成樹脂事業の販売実績が著しく増加しているのは、2023年10月にマルイ工業株式会社、その子会社1社及びその孫会社1社を子会社化したことによるものであります。
4.当連結会計年度において農業関連事業の販売実績が著しく増加しているのは、2023年11月に日東エフシー株式会社、その子会社8社及びその孫会社1社を子会社化したことによるものであります。
また、報告セグメントに「農業関連事業」を追加したことに伴い、従来「その他」に集計していた株式会社イチネン農園及び株式会社イチネン高知日高村農園の販売実績を「農業関連事業」の区分に変更しております。
なお、前連結会計年度の販売実績については、変更後の区分に基づき作成しております。
<自動車リース関連事業セグメント(リース)の状況>a.リース契約の実行高
(注)1.リース契約の実行高は、発生額より中途解約額を控除しております。
2.当連結会計年度において輸送用機器の契約実行高が増加しているのは、主に株式会社イチネンTDリースにおいて特殊車両の契約が増加したことによるものであります。
b.未経過リース料期末残高相当額の期日別内訳
[1]所有権移転外ファイナンス・リース取引
(注)未経過リース料の期日別内訳については、リース投資資産に係るリース料債権部分の決算日後の回収予定額を表示しております。
[2]オペレーティング・リース取引
c.営業成績
<自動車リース関連事業セグメント(自動車メンテナンス受託)の状況>a.メンテナンス契約の実行高
(注)メンテナンス契約の実行高は、発生額より中途解約を控除しております。
b.未経過メンテナンス契約債権の期日別内訳
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針と見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たり、棚卸資産、有形・無形固定資産、投資有価証券、各引当金等の計上に関しては、一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠した当社グループ会計方針及び見積り基準に基づき計上しています。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
②財政状態に関する分析
当連結会計年度の財政状態については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
③キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
④当連結会計年度の経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、パーキング事業及びその他事業のガラス加工事業が順調に推移したことに加え、マルイ工業株式会社及び日東エフシー株式会社のグループ加入に伴い合成樹脂事業及び農業関連事業の売上が大幅に増加したことにより、前連結会計年度に比べて104億31百万円(8.2%)増収の1,382億53百万円となりました。
(売上総利益)
売上高が順調に増加したことに加え、新たに連結子会社となったマルイ工業株式会社及び日東エフシー株式会社の売上原価が増加したため、当連結会計年度の売上原価は前連結会計年度に比べて84億76百万円(8.5%)増加し、1,084億78百万円となりました。これにより、当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べて19億55百万円(7.0%)増加し、297億75百万円となりました。
(営業利益、経常利益)
売上高及び売上総利益は順調に増加しましたが、一方で物価やエネルギーコスト等の上昇を背景として、当連結会計年度の販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べて17億71百万円(9.3%)増加しました。これにより、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べて1億83百万円(2.1%)増加し、90億45百万円となりました。経常利益は、受取補償金等の営業外収益が増加したことにより、前連結会計年度に比べて3億58百万円(3.9%)増加し、94億60百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、マルイ工業株式会社及び日東エフシー株式会社のグループ加入に伴い「負ののれん発生益」を計上したことにより、前連結会計年度に比べて63億30百万円(106.9%)増加し、122億53百万円となりました。
⑤経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑥資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要のうち主なものは、賃貸資産の購入費用であります。投資を目的とした資金需要は設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上継続的に良質な資金を確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金、金融機関からの短期借入及びコマーシャル・ペーパーを基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入及び社債の発行を基本としております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は、1,075億47百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は83億74百万円となっております。
⑦経営上の目標の達成・進捗状況
当社グループは、企業価値の向上と継続的な成長を確保するため、財務基盤の確立に重点を置いております。このため、経営指標といたしましては自己資本及び自己資本比率、営業利益を重要な指標として位置付けており、中期的に自己資本750億円超、自己資本比率35%超、営業利益150億円超の達成を目指して経営にあたっております。
なお、当連結会計年度における自己資本は603億77百万円(対前期比24.9%増)、自己資本比率は29.8%(対前期比1.7ポイント増)、営業利益は90億45百万円(対前期比2.1%増)となりました。
この目標の達成に向けて、今後も引き続き当該指標の改善に邁進していく所存でございます。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復基調で推移いたしましたが、世界的な金融引締めや中国経済の先行き懸念等に伴う海外景気の悪化、物価上昇等の下振れリスク、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動など依然として先行き不透明な状態が続いております。
このような状況の下、当社グループは「いちねんで、いちばんの毎日を。」をスローガンに掲げ、最高の品質とサービスでより多くのお客様に満足をご提供し、適正な利潤の確保によりステークホルダーに報い、社会に貢献できる企業を目指しております。
基盤事業である自動車リース関連事業を中心に、ケミカル事業、パーキング事業、機械工具販売事業、合成樹脂事業、農業関連事業を展開しており、これら既存事業の強化を進めながら、事業領域の枠にとらわれない新規事業への参入、規模拡大を目的とした積極的なM&A、海外展開にも挑戦しております。その一環として当連結会計年度は、2023年10月16日にマルイ工業株式会社及びその子会社1社並びに孫会社1社、2023年11月30日に日東エフシー株式会社及びその子会社8社並びに孫会社1社を子会社化いたしました。
当連結会計年度の連結売上高は1,382億53百万円(対前期比8.2%増)、営業利益は90億45百万円(対前期比2.1%増)、経常利益は94億60百万円(対前期比3.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は122億53百万円(前期は59億23百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。
各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、「その他事業」に含めておりました「農業関連事業」は、量的な重要性が増したため報告セグメントとして記載する方法に変更しております。それに伴い、前期との比較については、変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
また、下記のセグメント別売上高は、内部売上高消去前の金額であります。
<自動車リース関連事業>リースにおきましては、リース契約車両は依然として小型化傾向にありますが、国内のリース車保有台数は堅調な伸びを維持しており、市場は緩やかながら拡大傾向にあります。当社グループは、地域密着のきめ細やかなサービスで競合他社との差別化を図りながら、比較的競合の少ない地方市場及び中小口規模の企業をメインターゲットとして新規販売を積極的に行うとともに、既存顧客との更なる取引深耕に努めました。
これらの結果、2024年3月末現在リース契約台数は95,417台(対前期末比2,227台増)となり、リース契約高は453億27百万円(対前期比19.0%増)、リース未経過契約残高は924億95百万円(対前期末比8.0%増)となりました。
自動車メンテナンス受託におきましては、当社グループ独自の自動車整備工場ネットワークによる高品質なメンテナンスサービスを強みとしながら、更なる契約台数、契約残高の増加に努めた結果、メンテナンス受託契約台数は74,975台(対前期末比6,963台減)となりましたが、メンテナンス受託契約高は64億59百万円(対前期比5.8%増)、メンテナンス未経過契約残高は85億60百万円(対前期末比1.5%増)となりました。
燃料販売におきましては、主に自動車用燃料給油カードにおいて、低燃費車の普及により需要が減少傾向にありますが、既存顧客へのサービス向上並びに新規顧客の獲得に注力いたしました。
販売面では、リースは契約台数が順調に推移いたしました。
損益面では、主力である自動車リースの販売が増加いたしました。一方で、前期に車両販売の販売単価が上昇し、利益が増加したことの反動により、利益が減少いたしました。
この結果、売上高は586億73百万円(対前期比1.0%減)、セグメント利益は57億94百万円(対前期比7.6%減)となりました。
<ケミカル事業>ケミカル事業におきましては、住みよい地球環境と人々の暮らしの向上に貢献するべく、商品開発力の強化及び品質向上に取り組むとともに、付加価値の高い商品の販売に注力いたしました。
販売面では、化学品関連の自動車整備工場向けケミカル製品及び機械工具商向けケミカル製品の販売は順調に推移いたしました。一方、船舶用燃料添加剤の販売並びに一般消費者向けケミカル製品の販売は減少いたしました。
損益面では、営業活動の増加等に伴い販売費及び一般管理費が増加した影響により利益が減少いたしました。
この結果、売上高は119億18百万円(対前期比0.3%増)、セグメント利益は9億98百万円(対前期比3.0%減)となりました。
<パーキング事業>パーキング事業におきましては、安全・安心・清潔で利用しやすい駐車場をお客様にご提供するべく、「OnePark」のブランド名でコインパーキングや来客用駐車場を全国に展開しているほか、病院や官公庁及び商業施設に附帯する駐車場の運営管理も行っております。中長期的に安定した収益基盤を築くため、更なる駐車場数の拡大に努めた結果、2024年3月末現在駐車場管理件数は1,896件(対前期末比63件増)、管理台数は37,552台(対前期末比226台増)となりました。
販売面では、新規駐車場の開発が順調に進み、また、既存駐車場の継続的な収益改善活動の効果もあり、販売が増加いたしました。
損益面では、販売増加の影響により利益が増加いたしました。
この結果、売上高は74億97百万円(対前期比8.4%増)、セグメント利益は11億21百万円(対前期比17.5%増)となりました。
<機械工具販売事業>機械工具販売事業におきましては、プロ向けや個人向けの各種工具類、自動車部品、産業・建設機械部品など幅広い商材を取り扱っており、自社でインターネット通販も展開しております。更なる事業規模の拡大並びに収益性の向上を実現させるため、取扱アイテムの拡充、自社オリジナル製品の開発・販売の強化、商品調達コスト及び物流コストの低減に努めました。
販売面では、建設機械部品並びに空調工具及び計測工具の販売は順調に推移いたしました。一方、産業機械部品等の販売は減少いたしました。
損益面では、上記要因における販売減少に加え、営業活動の増加等に伴い販売費及び一般管理費が増加した影響により利益が減少いたしました。
この結果、売上高は361億89百万円(対前期比0.7%減)、セグメント利益は3億84百万円(対前期比26.9%減)となりました。
<合成樹脂事業>合成樹脂事業におきましては、遊技機部品の製造・販売を行う主力の遊技機部品事業を中心に、新規案件の受注拡大及び新商品の開発を図り、同時に品質改善にも努めてまいりました。また、マルイ工業株式会社の子会社化に伴い、新たに自動車用内外装部品の製造・販売事業にも参入しております。
販売面では、遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売、科学計測器の販売並びに半導体実装装置メーカー等へのセラミックヒーターの販売が順調に推移いたしました。また、当連結会計年度に新たに連結子会社となったマルイ工業株式会社が販売増加に寄与いたしました。
損益面では、上記要因における販売増加の影響により利益が増加いたしました。また、当連結会計年度に新たに連結子会社となったマルイ工業株式会社が利益の増加に寄与いたしました。
この結果、売上高は173億30百万円(対前期比41.2%増)、セグメント利益は3億39百万円(前期は1億61百万円のセグメント利益)となりました。
<農業関連事業>農業関連事業におきましては、自社農場での農作物生産について、栽培ノウハウの蓄積を進めるとともに、新しい販路の開拓及び6次産業化に向けた検討・研究等、収益化に向けた取り組みを行ってまいりました。また、日東エフシー株式会社の子会社化に伴い、新たに肥料の製造・販売事業にも参入しております。
販売面では、既存農場における農作物の販売数量が増加したことに加え、前期に新たに開設した「南国農場」が販売増加に寄与いたしました。また、当連結会計年度に新たに連結子会社となった日東エフシー株式会社が販売増加に寄与いたしました。
損益面では、既存農場における農作物の販売数量の増加等の影響により利益が増加いたしました。また、当連結会計年度に新たに連結子会社となった日東エフシー株式会社が利益の増加に寄与いたしました。
この結果、売上高は56億73百万円(前期は2億81百万円のセグメント売上高)、セグメント利益は1億67百万円(前期は1億38百万円のセグメント損失)となりました。
<その他>その他事業のガラス加工事業におきましては、新規顧客の拡大や新たな市場開拓を図るとともに、品質向上に取り組んでまいりました。
販売面では、ガラス製品の販売が順調に推移いたしました。
損益面では、販売増加の影響により利益が増加いたしました。
この結果、売上高は20億75百万円(対前期比12.4%増)、セグメント利益は2億16百万円(前期は38百万円のセグメント利益)となりました。
各セグメントの売上高の推移は下記のとおりであります。
| 回次 | 第60期 (2022年3月期) | 第61期 (2023年3月期) | 第62期 (2024年3月期) | |
| 自動車リース関連事業 | (百万円) | 53,606 | 59,039 | 58,416 |
| ケミカル事業 | (百万円) | 10,992 | 11,264 | 11,287 |
| パーキング事業 | (百万円) | 5,571 | 6,917 | 7,497 |
| 機械工具販売事業 | (百万円) | 35,126 | 36,202 | 35,980 |
| 合成樹脂事業 | (百万円) | 14,194 | 12,269 | 17,323 |
| 農業関連事業 | (百万円) | 214 | 281 | 5,672 |
| 報告セグメント計 | (百万円) | 119,708 | 125,975 | 136,178 |
| その他 | (百万円) | 936 | 1,846 | 2,074 |
| 計 | (百万円) | 120,644 | 127,822 | 138,253 |
(注)売上高については、セグメント間の内部売上高消去後の金額を記載しております。
当社グループの財政状態は下記のとおりであります。
<資産の状況>当連結会計年度末における流動資産の残高は949億97百万円となり、前連結会計年度末残高765億67百万円と比べて184億30百万円増加いたしました。これは「現金及び預金」の減少17億80百万円、「受取手形及び売掛金」の増加56億76百万円、債権流動化等による「電子記録債権」の減少17億85百万円、ファイナンス・リース取引の契約増加による「リース投資資産」の増加45億23百万円、「商品及び製品」の増加69億16百万円、「仕掛品」の増加5億97百万円、「原材料及び貯蔵品」の増加39億64百万円、燃料販売仕入に係る前渡金の増加等による流動資産「その他」の増加1億57百万円が主な要因であります。
固定資産の残高は1,075億47百万円となり、前連結会計年度末残高952億79百万円と比べて122億68百万円増加いたしました。これはオペレーティング・リース取引の契約増加による「賃貸資産」の増加6億59百万円、マルイ工業株式会社並びに日東エフシー株式会社の子会社化等に伴う「建物及び構築物」の増加11億52百万円、「機械装置及び運搬具」の増加7億68百万円、「土地」の増加68億42百万円、償却による「のれん」の減少2億46百万円、「投資有価証券」の増加21億91百万円、「繰延税金資産」の増加2億5百万円、投資その他の資産「その他」の増加75百万円が主な要因であります。
繰延資産の残高は61百万円となり、前連結会計年度末残高42百万円と比べて19百万円増加いたしました。
以上の結果、資産合計は当連結会計年度末残高2,026億6百万円となり、前連結会計年度末残高1,718億88百万円と比べて307億17百万円増加いたしました。
<負債の状況>当連結会計年度末における流動負債の残高は635億59百万円となり、前連結会計年度末残高573億47百万円と比べて62億11百万円増加いたしました。これは「支払手形及び買掛金」の増加30億59百万円、「コマーシャル・ペーパー」の減少15億円、「1年内返済予定の長期借入金」の増加9億65百万円、「未払金」の増加7億29百万円、「未払法人税等」の増加18億72百万円、「未払消費税等」の減少1億54百万円、「賞与引当金」の増加4億7百万円、流動負債「その他」の増加6億15百万円が主な要因であります。
固定負債の残高は780億38百万円となり、前連結会計年度末残高661億65百万円と比べて118億72百万円増加いたしました。これは「社債」の増加47億70百万円、「長期借入金」の増加68億12百万円、「退職給付に係る負債」の減少1億67百万円、固定負債「その他」の増加2億71百万円が主な要因であります。
以上の結果、負債合計は当連結会計年度末残高1,415億98百万円となり、前連結会計年度末残高1,235億13百万円と比べて180億84百万円増加いたしました。
<純資産の状況>当連結会計年度末における純資産合計は610億7百万円となり、前連結会計年度末残高483億75百万円と比べて126億32百万円増加いたしました。これは「親会社株主に帰属する当期純利益」の計上による「利益剰余金」の増加122億53百万円、配当金の支払による「利益剰余金」の減少13億22百万円、時価評価による「その他有価証券評価差額金」の増加7億45百万円、「非支配株主持分」の増加5億43百万円が主な要因であります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末より16億10百万円減少し、83億74百万円となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>営業活動によるキャッシュ・フローは、52億66百万円(前期は27億16百万円)となりました。これは主に、「税金等調整前当期純利益」が152億72百万円になったこと、オペレーティング・リース取引の契約増加により「賃貸資産の純増減額(△は増加)」が△158億92百万円になったこと、「減価償却費」が178億55百万円になったこと、「負ののれん発生益」が△63億54百万円になったこと、「その他の損益(△は益)」が5億44百万円になったこと、「売上債権の増減額(△は増加)」が13億50百万円になったこと、「仕入債務の増減額(△は減少)」が8億58百万円になったこと、ファイナンス・リース取引の契約増加により「リース投資資産の純増減額(△は増加)」が△52億77百万円になったこと、「法人税等の支払額」が△35億4百万円になったこと、「法人税等の還付額」が6億69百万円になったことによるものであります。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>投資活動によるキャッシュ・フローは、△165億41百万円(前期は△18億60百万円)となりました。これは主に、「有形及び無形固定資産の取得による支出」が△15億98百万円になったこと、「連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出」が△150億63百万円になったことによるものであります。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>財務活動によるキャッシュ・フローは、96億36百万円(前期は△17億78百万円)となりました。これは主に、「借入れによる収入」531億円、「社債の発行による収入」99億58百万円が、「借入金の返済による支出」△452億22百万円、「コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少)」△15億円、「社債の償還による支出」△52億60百万円及び「親会社による配当金の支払額」△13億22百万円を上回ったことによるものであります。
当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。
| 回次 | 第60期 (2022年3月期) | 第61期 (2023年3月期) | 第62期 (2024年3月期) |
| 自己資本比率 | 25.9% | 28.1% | 29.8% |
| 時価ベースの自己資本比率 | 18.5% | 17.7% | 20.9% |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率 | 19.1年 (4.7年) | 35.5年 (5.7年) | 20.4年 (5.1年) |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ | 150.2倍 (605.5倍) | 51.1倍 (316.1倍) | 93.5倍 (375.8倍) |
(注)各指標の計算式は、以下のとおりであります。
自己資本比率 … 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 … 株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 … 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ … 営業キャッシュ・フロー/利払い
※いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、リース債務を除く利子を支払っている負債を対象としております。
※営業キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を用いております。
※キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローから賃貸資産の取得による支出等の影響額を除いて算出した数値を( )内に記載しております。
③生産、受注及び販売の実績
<全セグメントの状況>a.生産実績
| セグメントの名称 | 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 自動車リース関連事業 | (百万円) | - | - | - |
| ケミカル事業 | (百万円) | 5,443 | 4,989 | 91.7 |
| パーキング事業 | (百万円) | - | - | - |
| 機械工具販売事業 | (百万円) | 2,749 | 2,035 | 74.0 |
| 合成樹脂事業 | (百万円) | 9,885 | 11,483 | 116.2 |
| 農業関連事業 | (百万円) | 333 | 4,206 | - |
| 報告セグメント計 | (百万円) | 18,411 | 22,714 | 123.4 |
| その他 | (百万円) | 1,073 | 1,134 | 105.7 |
| 合計 | (百万円) | 19,484 | 23,849 | 122.4 |
(注)1.金額は製品製造原価ベースで記載しております。
2.当連結会計年度において農業関連事業の生産実績が著しく増加しているのは、2023年11月に日東エフシー株式会社、その子会社8社及びその孫会社1社を子会社化したことによるものであります。
また、報告セグメントに「農業関連事業」を追加したことに伴い、従来「その他」に集計していた株式会社イチネン農園及び株式会社イチネン高知日高村農園の生産実績を「農業関連事業」の区分に変更しております。
なお、前連結会計年度の生産実績については、変更後の区分に基づき作成しております。
b.仕入実績
| セグメントの名称 | 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 自動車リース関連事業 | (百万円) | 19,099 | 17,198 | 90.0 |
| ケミカル事業 | (百万円) | 2,142 | 2,290 | 106.9 |
| パーキング事業 | (百万円) | 4,671 | 5,052 | 108.2 |
| 機械工具販売事業 | (百万円) | 27,770 | 28,022 | 100.9 |
| 合成樹脂事業 | (百万円) | - | - | - |
| 農業関連事業 | (百万円) | 10 | 1,678 | - |
| 報告セグメント計 | (百万円) | 53,694 | 54,241 | 101.0 |
| その他 | (百万円) | 192 | 176 | 91.7 |
| 合計 | (百万円) | 53,886 | 54,417 | 101.0 |
(注)当連結会計年度において農業関連事業の仕入実績が著しく増加しているのは、2023年11月に日東エフシー株式会社、その子会社8社及びその孫会社1社を子会社化したことによるものであります。
また、報告セグメントに「農業関連事業」を追加したことに伴い、従来「その他」に集計していた株式会社イチネン農園及び株式会社イチネン高知日高村農園の仕入実績を「農業関連事業」の区分に変更しております。
なお、前連結会計年度の仕入実績については、変更後の区分に基づき作成しております。
c.販売実績
| セグメントの名称 | 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 自動車リース関連事業 | (百万円) | 59,039 | 58,416 | 98.9 |
| ケミカル事業 | (百万円) | 11,264 | 11,287 | 100.2 |
| パーキング事業 | (百万円) | 6,917 | 7,497 | 108.4 |
| 機械工具販売事業 | (百万円) | 36,202 | 35,980 | 99.4 |
| 合成樹脂事業 | (百万円) | 12,269 | 17,323 | 141.2 |
| 農業関連事業 | (百万円) | 281 | 5,672 | - |
| 報告セグメント計 | (百万円) | 125,975 | 136,178 | 108.1 |
| その他 | (百万円) | 1,846 | 2,074 | 112.4 |
| 合計 | (百万円) | 127,822 | 138,253 | 108.2 |
(注)1.総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。
2.金額については、セグメント間の内部売上高消去後の金額を記載しております。
3.当連結会計年度において合成樹脂事業の販売実績が著しく増加しているのは、2023年10月にマルイ工業株式会社、その子会社1社及びその孫会社1社を子会社化したことによるものであります。
4.当連結会計年度において農業関連事業の販売実績が著しく増加しているのは、2023年11月に日東エフシー株式会社、その子会社8社及びその孫会社1社を子会社化したことによるものであります。
また、報告セグメントに「農業関連事業」を追加したことに伴い、従来「その他」に集計していた株式会社イチネン農園及び株式会社イチネン高知日高村農園の販売実績を「農業関連事業」の区分に変更しております。
なお、前連結会計年度の販売実績については、変更後の区分に基づき作成しております。
<自動車リース関連事業セグメント(リース)の状況>a.リース契約の実行高
| 区分 | 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 輸送用機器 | (百万円) | 35,779 | 43,690 | 122.1 |
| その他 | (百万円) | 2,301 | 1,636 | 71.1 |
| 合計 | (百万円) | 38,081 | 45,327 | 119.0 |
(注)1.リース契約の実行高は、発生額より中途解約額を控除しております。
2.当連結会計年度において輸送用機器の契約実行高が増加しているのは、主に株式会社イチネンTDリースにおいて特殊車両の契約が増加したことによるものであります。
b.未経過リース料期末残高相当額の期日別内訳
[1]所有権移転外ファイナンス・リース取引
| 1年以内 (百万円) | 2年以内 (百万円) | 3年以内 (百万円) | 4年以内 (百万円) | 5年以内 (百万円) | 5年超 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| 前連結会計年度 (2023年3月31日現在) | 7,415 | 5,975 | 4,632 | 3,080 | 1,866 | 2,319 | 25,289 |
| 当連結会計年度 (2024年3月31日現在) | 8,200 | 6,886 | 5,366 | 3,900 | 2,450 | 4,006 | 30,810 |
(注)未経過リース料の期日別内訳については、リース投資資産に係るリース料債権部分の決算日後の回収予定額を表示しております。
[2]オペレーティング・リース取引
| 1年以内(百万円) | 1年超(百万円) | 合計(百万円) | |
| 前連結会計年度 (2023年3月31日現在) | 15,819 | 26,501 | 42,321 |
| 当連結会計年度 (2024年3月31日現在) | 15,648 | 26,391 | 42,039 |
c.営業成績
| 売上高 (百万円) | 売上原価 (百万円) | 差引利益 (百万円) | 資金原価 (百万円) | 売上総利益 (百万円) | 営業資産 平均残高 (百万円) | 利益率 (%) | |
| 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 43,214 | 35,149 | 8,064 | 328 | 7,736 | 83,136 | 9.3 |
| 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 44,561 | 36,580 | 7,981 | 394 | 7,586 | 87,459 | 8.7 |
<自動車リース関連事業セグメント(自動車メンテナンス受託)の状況>a.メンテナンス契約の実行高
| 区分 | 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 輸送用機器 | (百万円) | 6,105 | 6,459 | 105.8 |
| 合計 | (百万円) | 6,105 | 6,459 | 105.8 |
(注)メンテナンス契約の実行高は、発生額より中途解約を控除しております。
b.未経過メンテナンス契約債権の期日別内訳
| 1年以内 (百万円) | 2年以内 (百万円) | 3年以内 (百万円) | 4年以内 (百万円) | 5年以内 (百万円) | 5年超 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| 前連結会計年度 (2023年3月31日現在) | 4,259 | 1,944 | 1,145 | 703 | 300 | 83 | 8,437 |
| 当連結会計年度 (2024年3月31日現在) | 4,247 | 2,014 | 1,169 | 735 | 304 | 89 | 8,560 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針と見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たり、棚卸資産、有形・無形固定資産、投資有価証券、各引当金等の計上に関しては、一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠した当社グループ会計方針及び見積り基準に基づき計上しています。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
②財政状態に関する分析
当連結会計年度の財政状態については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
③キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
④当連結会計年度の経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、パーキング事業及びその他事業のガラス加工事業が順調に推移したことに加え、マルイ工業株式会社及び日東エフシー株式会社のグループ加入に伴い合成樹脂事業及び農業関連事業の売上が大幅に増加したことにより、前連結会計年度に比べて104億31百万円(8.2%)増収の1,382億53百万円となりました。
(売上総利益)
売上高が順調に増加したことに加え、新たに連結子会社となったマルイ工業株式会社及び日東エフシー株式会社の売上原価が増加したため、当連結会計年度の売上原価は前連結会計年度に比べて84億76百万円(8.5%)増加し、1,084億78百万円となりました。これにより、当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べて19億55百万円(7.0%)増加し、297億75百万円となりました。
(営業利益、経常利益)
売上高及び売上総利益は順調に増加しましたが、一方で物価やエネルギーコスト等の上昇を背景として、当連結会計年度の販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べて17億71百万円(9.3%)増加しました。これにより、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べて1億83百万円(2.1%)増加し、90億45百万円となりました。経常利益は、受取補償金等の営業外収益が増加したことにより、前連結会計年度に比べて3億58百万円(3.9%)増加し、94億60百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、マルイ工業株式会社及び日東エフシー株式会社のグループ加入に伴い「負ののれん発生益」を計上したことにより、前連結会計年度に比べて63億30百万円(106.9%)増加し、122億53百万円となりました。
⑤経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑥資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要のうち主なものは、賃貸資産の購入費用であります。投資を目的とした資金需要は設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上継続的に良質な資金を確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金、金融機関からの短期借入及びコマーシャル・ペーパーを基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入及び社債の発行を基本としております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は、1,075億47百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は83億74百万円となっております。
⑦経営上の目標の達成・進捗状況
当社グループは、企業価値の向上と継続的な成長を確保するため、財務基盤の確立に重点を置いております。このため、経営指標といたしましては自己資本及び自己資本比率、営業利益を重要な指標として位置付けており、中期的に自己資本750億円超、自己資本比率35%超、営業利益150億円超の達成を目指して経営にあたっております。
なお、当連結会計年度における自己資本は603億77百万円(対前期比24.9%増)、自己資本比率は29.8%(対前期比1.7ポイント増)、営業利益は90億45百万円(対前期比2.1%増)となりました。
この目標の達成に向けて、今後も引き続き当該指標の改善に邁進していく所存でございます。