四半期報告書-第24期第1四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/23 15:18
【資料】
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【項目】
28項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
日本におけるゲーム市場は、モバイルゲーム市場の緩やかな拡大と家庭用ゲームソフトの好調な販売に支えられ、2018年の国内ゲーム市場は前年比6.1%増加の1兆6,704億円※1となりました。一方、世界におけるゲーム市場も引き続き成長を続け、スマートフォンの普及拡大に伴い2018年の世界ゲームコンテンツ市場は前年比20.9%増加の13兆1,774億円※1となり、家庭用ゲーム市場やPCオンラインゲーム市場も成長を続けておりますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、世界経済の悪化が懸念されており、先行きが不透明な状況にあります。
このような状況の中、当第1四半期連結累計期間における当社グループの売上高は、主にスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」(以下「パズドラ」)及び「Ragnarok M: Eternal Love」の売上高が前年同期比で減収となりましたが、当社では引き続き「新規価値の創造」に向けグローバル配信を見据えたゲーム開発に注力すると共に、「既存価値の最大化」を図るため各ゲームのMAU(Monthly Active User:月に1回以上ゲームにログインしている利用者)の維持・拡大やゲームブランドの強化に取り組んでまいりました。
既存ゲームにつきましては、「パズドラ」は引き続き長期的にお楽しみいただくことを主眼に、新ダンジョン等の追加やゲーム内容の改善、他社有名キャラクターとのコラボレーションなど、継続的にアップデート及びイベントを実施してまいりました。「パズドラ」は2020年2月20日にサービス開始から8周年を迎えたことから、8周年を記念したイベントを実施し、MAUは堅調に推移いたしました。また、「パズドラ」シリーズ最新作であるNintendo Switch ™向け「パズドラGOLD」を2020年1月15日より販売開始いたしました。2019年6月5日より日本にてサービスを開始した「ラグナロク マスターズ」は、継続的なアップデートやゲーム内イベントの開催により、MAUは引き続き安定的に推移しております。
新規ゲームにつきましては、Nintendo SwitchTM向け対戦ニンジャガムアクションゲーム「ニンジャラ」は2020年6月25日※2に北米・欧州・アジア・日本へと世界同時配信を予定しております。
子会社の事業につきましては、GRAVITY Co.,Ltd.及びその連結子会社が配信している「Ragnarok M: Eternal Love」が継続的なアップデート及びイベントの開催により引き続き安定的に推移しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は19,982百万円(前年同期比43.0%減)、営業利益5,270百万円(前年同期比59.5%減)、経常利益5,345百万円(前年同期比59.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,402百万円(前年同期比59.9%減)となりました。
なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けて記載しておりません。
※1 ファミ通ゲーム白書2019
※2 日本標準時
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間における資産合計は、100,948百万円(前連結会計年度末比4,060百万円減少)となりました。これは主に現金及び預金が減少したことによります。
負債合計は12,067百万円(前連結会計年度末比2,175百万円減少)となりました。これは主に法人税等を支払った結果、未払法人税等が減少したことによります。
純資産合計は88,881百万円(前連結会計年度末比1,884百万円減少)となりました。これは主に自己株式の取得及び配当金の支払を行ったことによります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は346百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。