四半期報告書-第27期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)

【提出】
2023/08/09 15:07
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当四半期における国内外の経済環境については、新型コロナウイルス感染症の影響による停滞から徐々に回復し、人々の往来が活発になりつつある一方、感染再拡大の可能性や世界的な物価高騰、不安定な国際情勢や為替相場の変動などにより、依然先行き不透明な状況が継続しました。
このような状況の中、当社では引き続き「新規価値の創造」に向けグローバル配信を見据えたゲーム開発に注力するとともに、「既存価値の最大化」を図るため各ゲームのMAU(Monthly Active User:月に1回以上ゲームにログインしている利用者)の維持・拡大やゲームブランドの強化に取り組んでまいりました。
既存ゲームにつきまして、Nintendo SwitchTM向け対戦ニンジャガムアクションゲーム「ニンジャラ」は、2023年6月25日にサービス開始から3周年を迎えました。3周年を記念したイベントの実施をはじめ、新コンテンツの追加や他社有名キャラクターとのコラボレーション、またテレビアニメの放送やオフラインイベントの開催など、より多くのユーザーの皆様に当タイトルをお楽しみいただくことを目指し、包括的な取り組みを実施してまいりました。「パズル&ドラゴンズ」(以下「パズドラ」)は2012年にサービスを開始し、今年で12年目に突入しました。引き続きより多くの皆様に「パズドラ」を長期的にお楽しみいただくことを主眼に、新ダンジョンの追加やオリジナルイベントの開催、他社有名キャラクターとのコラボレーションなど、継続的にアップデートを実施した結果、MAUは堅調に推移いたしました。
子会社の事業につきまして、Gravity Co.,Ltd.及びその連結子会社が配信しているRagnarok関連タイトルは継続的なアップデート及びイベントの開催により、引き続き連結業績に寄与しております。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は67,671百万円(前年同期比45.1%増)、営業利益17,063百万円(前年同期比28.9%増)、経常利益18,133百万円(前年同期比25.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益10,175百万円(前年同期比17.2%増)となりました。
なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けて記載しておりません。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間における資産合計は、166,332百万円(前連結会計年度末比14,122百万円増加)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い現金及び預金が増加したことによるものであります。
負債合計は、24,690百万円(前連結会計年度末比5,315百万円増加)となりました。これは主に、買掛金が増加したことによるものであります。
純資産合計は、141,642百万円(前連結会計年度末比8,807百万円増加)となりました。これは主に、非支配株主持分が増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比べ1,248百万円増加し、当第2四半期連結累計期間末に110,924百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>営業活動によって獲得した資金は14,634百万円(前年同四半期は8,764百万円の獲得)となりました。
これは主に税金等調整前四半期純利益18,056百万円及び法人税等の支払額3,315百万円によるものでありま
す。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>投資活動によって使用された資金は7,647百万円(前年同四半期は2,494百万円の使用)となりました。
これは主に定期預金の預入による支出(純額)5,894百万円によるものであります。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>財務活動によって使用された資金は6,725百万円(前年同四半期は9,025百万円の使用)となりました。
これは主に自己株式の取得による支出(純額)5,014百万円及び配当金の支払額1,851百万円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,096百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。