四半期報告書-第23期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

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2018/02/14 10:14
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文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(平成29年4月1日~平成29年12月31日)におけるわが国の経済は、国際情勢の不安定さが増すなかで景気下振れリスクが懸念されたものの、国内では緩やかな回復基調が続きました。当社グループの主力市場でもあるEC市場においては、平成28年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)の市場規模は15.1兆円と前年比9.9%増加し、全ての商取引における、ECによる取引の割合を示す「EC化率」についても前年から0.68ポイント上昇して5.43%となりました。(経済産業省「平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」より抜粋)
このような状況の下、当社グループは、“メールアプリケーションソフトのエイジア”から、“eコマースの売上UPソリューション(アプリケーションソフトと関連サービスを組み合わせたもの)を世界に提供するエイジア”へ事業領域を拡大し、売上・利益の増大を図ってまいります。
当社株式は平成29年12月22日に、東京証券取引所市場第一部銘柄に指定されました。これもひとえに、株主の皆様をはじめ、お取引先様など、多くの関係者の皆様の温かいご支援の賜物と深く感謝申し上げます。
また、同日に本件を記念し株主の皆様への感謝の意を込め、当連結会計期間の期末配当金の配当予想を、1株当たり2.5円の記念増配を実施させていただき、普通配当15.5円と合わせて18.0円といたしました。
このような状況の下、当第3四半期連結累計期間は、以下の施策に重点的に取り組んでおります。
①製品開発の強化
平成30年3月期においては、当社の主力製品である「WEBCAS e-mail」のバージョンアップや機能強化、今後主力製品へと成長させるマーケティングオートメーション「WEBCAS Auto Relations」の次期バージョン開発を中心として、売上に直結する製品開発を重点的に取り組む方針です。
当第3四半期連結累計期間においては、LINEビジネスコネクトの新API※1に対応し配信メッセージタイプのバリエーションを増やしたWEBCAS taLk新バージョン、当社の主力製品であるWEBCAS e-mailやWEBCAS CRMの新バージョンをリリースいたしました。また、平成29年3月にバージョン2を発売したマーケティングオートメーションWEBCAS Auto Relationsの新バージョン開発などに取り組んでおります。
そうした継続的な開発への取り組みにより、平成29年8月末現在においてWEBCASシリーズの導入企業が4,000社を突破いたしました。
また、平成29年5月10日に発表いたしました中期経営計画で掲げる中期経営ビジョン「クロスチャネル対応マーケティングプラットフォームの構築」の実現へ向け、人工知能を活用したマーケティング革新の実証実験を推進しており、当第3四半期連結累計期間においては、大手顧客企業1社で実証的なメール配信を終え現在効果検証中で、同時に他の大手顧客企業との実験準備を進めている段階です。
②クラウドサービス(ASP・SaaS)※2の強化
成長のために必要な投資を維持・強化し、事業領域の拡大に伴い発生するリスクに耐えうる収益力を確保するため、アプリケーション事業において、利益率と売上継続性(ストック性)の高いクラウドサービスの販売増強に引き続き注力すべく活動しております。なお、当社には、同一環境を複数の顧客が共同利用する「ASP型」と、顧客専用環境を準備する高価格帯のクラウドサービス「SaaS型」の提供形態があります。
平成29年5月30日には、LINEを活用したマーケティングを加速させるフィードフォース社の「Next ID Alliance」に参加し顧客IDとLINE IDを連携しOne to Oneコミュニケーションを実現するソリューションの提供が可能となりました。
また、当社が2011年8月に資本業務提携したナレッジスイート株式会社(旧社名:ブランドダイアログ株式会社)の株式が平成29年12月18日に東京証券取引所マザーズ市場へ上場いたしました。同社とは、当社が出資し(当社保有株式割合2.1%)、両社の提供するアプリケーションを連携したソリューションを提供してまいりました。これまでの共同開発の実績やパートナーシップを生かし、今後もより一層両社のサービス向上、企業価値向上に努めてまいります。
売上継続性(ストック性)の高いクラウドサービスの月額利用料の推移は以下のとおりです。
■ASP型の月額利用料売上の推移(金額単位:千円)
0102010_001.png※当第3四半期累計期間においては、スポットで約10百万円の超過料金が発生しております。
■SaaS型の月額利用料売上の推移(金額単位:千円)
0102010_002.png
これらの取り組みの結果、クラウドサービス全体の売上高は638,345千円(前年同四半期比74,092千円増、同13.1%増)となりました。アプリケーション事業全体については、後述セグメントの業績をご参照ください。
(単位:千円)
平成28年3月期
第3四半期累計期間
平成29年3月期
第3四半期累計期間
平成30年3月期
第3四半期累計期間
クラウドサービス売上高478,163564,253638,345
前期比増減額+74,494+86,090+74,092
前期比増減率+18.5%+18.0%+13.1%

こうした取り組みに加え、コンサルティング事業において子会社の株式会社FUCAと連携した案件や子会社単独でのWebソリューション大型案件の受注が堅調に推移し大幅に増収したことが奏功し、平成29年10月16日発表のとおり第2四半期累計期間および通期の業績予想を上方修正いたしました。
しかしながら、業績予想の上方修正後に当第3四半期連結累計期間に見込んでおりました数千万円規模のライセンス販売案件が、顧客企業都合により第4四半期連結累計期間へずれ込んだため、修正計画に対して進捗が若干遅れておりますが、この要因による通期売上高への影響はありません。
これらの取り組みの結果、当第3四半期連結累計期間においては、売上高1,078,922千円(前年同四半期比14.2%増)、営業利益224,766千円(前年同四半期比15.9%増)、経常利益232,298千円(前年同四半期比17.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益149,649千円(前年同四半期比18.2%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①アプリケーション事業
上述のとおり当第3四半期連結累計期間では、製品開発の強化とクラウドサービスの強化に取り組んでまいりました。また、中期的な成長ドライバーを開発すべく「人工知能のマーケティング活用」実証実験を進めてまいりました。また、前述のとおり四半期ずれの大型案件がありましたが、この要因による通期影響はありません。
これらの取り組みの結果、アプリケーション事業全体の売上高は868,358千円(前年同四半期比10.1%増)、売上高総利益率71.5%(前年同四半期比+0.6ポイント)となりました。
②コンサルティング事業
従来からのメールコンテンツ企画・制作を主としたコンサルティングサービスの売上高が前年同四半期比33.7%増と堅調に推移するとともに、Web制作を主としたデザインサービスの売上高が前年同四半期比53.5%増(約1.5倍)と大幅に増加いたしました。
子会社FUCA(フーカ)が昨年度より推進してきたWebの戦略提案から入る営業施策、体制構築が奏功し子会社FUCA単体では前年同四半期比44.2%増となり連結業績に寄与いたしました。
これらの取り組みの結果、コンサルティング事業全体の売上高は196,544千円(前年同四半期比41.4%増)、売上高総利益率19.3%(前年同四半期比+1.3ポイント)となりました。
③オーダーメイド開発事業
当該セグメントは、重点施策①「製品開発の強化」を推進するべく社内エンジニアリソースをアプリケーション事業に集中させたため、従前より新規の受注活動を積極的には展開せず、従来の利益率の高い案件を継続していく活動をいたしました。
その結果、オーダーメイド開発事業全体の売上高は14,018千円(前年同四半期比18.3%減)、売上高総利益率35.8%(前年同四半期比-21.3ポイント)となりました。
セグメント別売上高及び売上高総利益率
平成29年3月期
第3四半期連結累計期間
平成30年3月期
第3四半期連結累計期間
金額・利益率構成比金額・利益率構成比
アプリケーション事業売上高(千円)788,84183.5%868,35880.5%
売上高総利益率70.9%-71.5%-
コンサルティング事業売上高(千円)139,01314.7%196,54418.2%
売上高総利益率18.0%-19.3%-
オーダーメイド開発事業売上高(千円)17,1641.8%14,0181.3%
売上高総利益率57.1%-35.8%
合計売上高(千円)945,019100.0%1,078,922100.0%
売上高総利益率62.9%-61.5%-

※1 API
アプリケーションプログラミングインターフェース(Application Programming Interface)の略語です。
アプリケーション間、例えば、WEBCASとLINEメッセージ配信プログラムとの間で互いにやり取りをするといった場合に使用するインターフェースの仕様のことです。
※2 クラウドサービス(ASP・SaaS)
ソフトウェア提供者(この場合、当社グループ)が管理するサーバー上で稼動しているソフトウェアを、ユーザー企業がインターネット経由でサービスとして利用する形態。ユーザー企業は、サーバー・ソフトウェアの管理やライセンス費用の負担なく、毎月の使用料を支払うことで、比較的安価な利用が可能となります
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて203,482千円増加し、1,709,072千円(前連結会計年度末比13.5%増)となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ現金及び預金が51,695千円、仕掛品が9,102千円それぞれ増加し、受取手形及び売掛金が51,807千円減少したことにより7,100千円増加いたしました。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ有形固定資産が6,114千円減少し、無形固定資産が45,649千円増加し、投資その他の資産が156,847千円増加したことにより196,382千円増加いたしました。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて46,821千円減少し、252,530千円(前連結会計年度末比15.6%減)となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ前受収益が15,345千円、未払法人税等が37,562千円、賞与引当金が14,668千円それぞれ減少したことなどにより62,849千円減少いたしました。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ株式給付引当金が8,110千円、繰延税金負債が10,021千円それぞれ増加したことなどにより16,027千円増加いたしました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ250,304千円増加し、1,456,542千円(前連結会計年度末比20.8%増)となりました。これは、その他有価証券評価差額金が151,252千円増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益149,649千円を計上したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物残高(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて51,695千円増加し、930,477千円(前連結会計年度末比5.9%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な発生要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において営業活動の結果得られた資金は、186,177千円(前年同四半期連結累計期間に営業活動の結果得られた資金105,960千円)となりました。主な資金増加要因は、税金等調整前四半期純利益223,115千円によるものであり、主な資金減少要因は、法人税等の支払額97,823千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において投資活動の結果支払われた資金は、83,066千円(前年同四半期連結累計期間に投資活動の結果支払われた資金135,314千円)となりました。主な資金減少要因は、有形固定資産の取得による支出15,392千円、無形固定資産の取得による支出65,219千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において財務活動の結果支払われた資金は、51,612千円(前年同四半期連結累計期間に財務活動の結果支払われた資金34,180千円)となりました。資金減少要因は、配当金の支払額51,612千円によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対応すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間末における研究開発費の総額は、41,188千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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