四半期報告書-第27期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済減速の影響はみられるものの、雇用・所得環境の改善や対面型サービス消費の正常化等により持ち直しております。また、インバウンド需要や企業の設備投資の拡大等により、今後も緩やかに回復するものとみられておりますが、海外の経済・物価情勢と国際金融資本市場の動向等、先行きに対する不透明感は拭えない状況であります。
葬儀業界におきましては、葬儀に関する潜在的需要は人口動態を背景に年々増加するものと推計されておりますが、核家族化や葬祭規模の縮小等により、葬儀単価の減少傾向が続いております。また、直近の業界環境といたしましては、前年同期と比較して葬儀件数、葬儀単価共に増加しております。
かかる環境下、当社グループは顧客満足度の向上を図るべく「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」「徹底した人財教育によるサービスの向上」「ドミナント出店による利便性の向上」を戦略の基本方針とし、直営・フランチャイズ出店による徹底した差別化戦略を展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、会館数260店舗体制をはじめとする中長期ビジョンの実現とその後の持続的な成長を目指すべく「新生ティア」のスローガンのもと中期経営計画を策定し、4項目のテーマを設け8つの戦略を推進しております。新規出店の状況につきましては、直営は愛知県下に「ティア愛西勝幡」「ティア東郷」「ティア守山」「ティア岡崎南」、三重県下に「ティア四日市大矢知」「ティア四日市羽津」、大阪府下に「ティア東大阪大蓮」を開設し、リロケーションにより既存会館2店舗を閉鎖いたしました。フランチャイズでは、愛知県下に「ティア布袋」、静岡県下に「ティア掛川」、岐阜県下に「ティア西可児」を開設し、これにより直営88店舗、フランチャイズ60店舗の合計148店舗となりました。
売上原価におきましては、固定費は増加したものの売上高の増収効果により負担割合が低下し、経費面では、営業促進の実施に伴う広告宣伝費や、積極的な人材確保により人件費等が増加いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は106億66百万円(前年同期比6.6%増)となり、売上原価率は前年同期と比べ0.9ポイント低下し、販売費及び一般管理費は前年同期比13.2%増となりました。これにより、営業利益は10億95百万円(同1.7%減)、経常利益では10億92百万円(同1.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億30百万円(同1.2%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(a)葬祭事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、各種会館イベントや提携団体・企業向けの営業等に取り組んでまいりました。葬儀件数におきましては、既存店の件数が増加したことに加え、新たに開設した会館の稼働により、前年同期比2.9%増の10,980件となりました。葬儀単価におきましては、祭壇売上、供花売上の単価は低下したものの、葬儀付帯品売上の単価は上昇し、前年同期比1.9%増となりました。この結果、売上高は103億6百万円(同6.3%増)、営業利益は19億6百万円(同7.5%増)となりました。
(b)フランチャイズ事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、FC会館が前年同期と比べ4店舗増加したことによりロイヤリティ売上が増加し、またFC会館への物品販売も増加いたしました。経費面ではFC本部の強化を図るべく人材を増員し、この結果、売上高は3億60百万円(同17.2%増)、営業利益は47百万円(同13.0%減)となりました。
②財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は39億94百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億55百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が1億36百万円増加したことによるものであります。固定資産は107億42百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億15百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が3億87百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、147億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億70百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は43億33百万円となり、前連結会計年度末に比べ83百万円増加いたしました。これは主に未払法人税等が1億89百万円、その他流動負債が1億29百万円減少したものの、短期借入金が5億17百万円増加したことによるものであります。固定負債は25億83百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億68百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が1億51百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、69億17百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億51百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は78億20百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億19百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益7億30百万円及び剰余金の配当4億49百万円があったことによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)重要な会計方針及び見積り
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りの記載について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結会計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
重要な設備の新設
(注)当第3四半期連結会計期間に新設が決まった設備であります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済減速の影響はみられるものの、雇用・所得環境の改善や対面型サービス消費の正常化等により持ち直しております。また、インバウンド需要や企業の設備投資の拡大等により、今後も緩やかに回復するものとみられておりますが、海外の経済・物価情勢と国際金融資本市場の動向等、先行きに対する不透明感は拭えない状況であります。
葬儀業界におきましては、葬儀に関する潜在的需要は人口動態を背景に年々増加するものと推計されておりますが、核家族化や葬祭規模の縮小等により、葬儀単価の減少傾向が続いております。また、直近の業界環境といたしましては、前年同期と比較して葬儀件数、葬儀単価共に増加しております。
かかる環境下、当社グループは顧客満足度の向上を図るべく「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」「徹底した人財教育によるサービスの向上」「ドミナント出店による利便性の向上」を戦略の基本方針とし、直営・フランチャイズ出店による徹底した差別化戦略を展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、会館数260店舗体制をはじめとする中長期ビジョンの実現とその後の持続的な成長を目指すべく「新生ティア」のスローガンのもと中期経営計画を策定し、4項目のテーマを設け8つの戦略を推進しております。新規出店の状況につきましては、直営は愛知県下に「ティア愛西勝幡」「ティア東郷」「ティア守山」「ティア岡崎南」、三重県下に「ティア四日市大矢知」「ティア四日市羽津」、大阪府下に「ティア東大阪大蓮」を開設し、リロケーションにより既存会館2店舗を閉鎖いたしました。フランチャイズでは、愛知県下に「ティア布袋」、静岡県下に「ティア掛川」、岐阜県下に「ティア西可児」を開設し、これにより直営88店舗、フランチャイズ60店舗の合計148店舗となりました。
売上原価におきましては、固定費は増加したものの売上高の増収効果により負担割合が低下し、経費面では、営業促進の実施に伴う広告宣伝費や、積極的な人材確保により人件費等が増加いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は106億66百万円(前年同期比6.6%増)となり、売上原価率は前年同期と比べ0.9ポイント低下し、販売費及び一般管理費は前年同期比13.2%増となりました。これにより、営業利益は10億95百万円(同1.7%減)、経常利益では10億92百万円(同1.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億30百万円(同1.2%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(a)葬祭事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、各種会館イベントや提携団体・企業向けの営業等に取り組んでまいりました。葬儀件数におきましては、既存店の件数が増加したことに加え、新たに開設した会館の稼働により、前年同期比2.9%増の10,980件となりました。葬儀単価におきましては、祭壇売上、供花売上の単価は低下したものの、葬儀付帯品売上の単価は上昇し、前年同期比1.9%増となりました。この結果、売上高は103億6百万円(同6.3%増)、営業利益は19億6百万円(同7.5%増)となりました。
(b)フランチャイズ事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、FC会館が前年同期と比べ4店舗増加したことによりロイヤリティ売上が増加し、またFC会館への物品販売も増加いたしました。経費面ではFC本部の強化を図るべく人材を増員し、この結果、売上高は3億60百万円(同17.2%増)、営業利益は47百万円(同13.0%減)となりました。
②財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は39億94百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億55百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が1億36百万円増加したことによるものであります。固定資産は107億42百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億15百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が3億87百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、147億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億70百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は43億33百万円となり、前連結会計年度末に比べ83百万円増加いたしました。これは主に未払法人税等が1億89百万円、その他流動負債が1億29百万円減少したものの、短期借入金が5億17百万円増加したことによるものであります。固定負債は25億83百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億68百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が1億51百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、69億17百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億51百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は78億20百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億19百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益7億30百万円及び剰余金の配当4億49百万円があったことによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)重要な会計方針及び見積り
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りの記載について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結会計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
重要な設備の新設
会社名 事業所名 | 所在地 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 資金調達方法 | 着手及び完了 予定年月 | 完成後の増加能力 | ||
総額 (百万円) | 既支払額 (百万円) | 着手 | 完了 | ||||||
当社 本社 (注) | 名古屋市 北区 | 全社 | 基幹システム | 240 | 36 | 借入金 | 2023年 8月 | 2024年 11月 | 業務効率化及び 負荷軽減 |
当社 ティア 豊橋往完町 (注) | 愛知県 豊橋市 | 葬祭事業 | 葬祭ホール | 72 | 1 | 借入金 | 2023年 7月 | 2023年 12月 | 葬儀施行 件数の増加 |
(注)当第3四半期連結会計期間に新設が決まった設備であります。