有価証券報告書-第16期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、施設のスタイルにこだわらず、東京23区及び政令指定都市を中心とした利便性の高い場所で挙式・披露宴施設を運営する当社の他、地方などの新たな地域でブライダル事業を運営する株式会社エスクリマネジメントパートナーズ、並びにグループ内における挙式・披露宴施設等の内装工事を請け負う株式会社渋谷を主軸にグループ経営を推進する体制を強化し、連結業績の最大化に向け継続して取り組んでおります。
当連結会計年度における当社グループは、主たる事業であるブライダル関連事業において、新規開業した施設が業績に貢献し、また他社との新たなタイアップキャンペーン及び既存施設のリニューアルの実施により、反響・来館数が好調となり、業績は堅調に推移いたしました。一方で、一部事業所において減損損失を認識し、当連結会計年度の業績は、売上高33,302百万円(前期比5.1%増)、営業利益2,191百万円(同12.4%増)、経常利益2,123百万円(同16.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,078百万円(同61.9%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(ブライダル関連事業)
前連結会計年度に開業したさいたま新都心の挙式・披露宴施設が通期稼働した他、当連結会計年度に開業した広島市及び渋谷区の2施設が業績貢献いたしました。また他社とのタイアップキャンペーンなどの効果による反響数の増加により、既存施設の業績も堅調に推移いたしました。その一方で、新規出店の開業コスト発生により、ブライダル関連事業の売上高は28,671百万円(前期比5.1%増)、セグメント利益は3,016百万円(同3.5%減)となりました。
(建築不動産関連事業)
計画どおり建設工事が竣工したことに加え、不動産リノベーション物件の販売もあり、建築不動産関連事業の売上高は4,631百万円(前期比5.0%増)、セグメント利益は282百万円(同23.1%増)となりました。
当連結会計年度末における資産総額は25,114百万円となり、前連結会計年度より1,980百万円減少しております。
これは主に、受取手形及び売掛金が241百万円減少したこと、完成工事未収入金が307百万円減少したこと、販売用不動産が504百万円減少したこと、敷金及び保証金が14百万円減少したこと等によるものであります。負債総額は17,798百万円となり、前連結会計年度より2,816百万円減少しております。これは主に、短期借入金が400百万円減少したこと、1年内返済予定を含む長期借入金が1,566百万円減少したこと、その他流動負債が657百万円減少したこと等によるものであります。純資産は7,316百万円となり、前連結会計年度より836百万円増加しております。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益1,078百万円を計上したこと、配当を143百万円実施したこと等によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は4,568百万円となり、前連結会計年度より0百万円増加しました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は3,164百万円(前連結会計年度は1,826百万円の収入)となりました。その主な内訳は税金等調整前当期純利益1,569百万円、減価償却費1,579百万円、売上債権の減少額551百万円、たな卸資産の減少額486百万円、仕入債務の減少額709百万円、法人税等の支払額804百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は831百万円(前連結会計年度は2,098百万円の支出)となりました。その主な内訳は有形固定資産の取得による支出821百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は2,341百万円(前連結会計年度は855百万円の支出)となりました。その主な内訳は短期借入金の純減額400百万円、長期借入れによる収入1,200百万円、長期借入金の返済による支出2,766百万円、配当金の支払による支出143百万円があったこと等によるものであります。
③ 施行、受注及び販売の実績
a.施行実績
当連結会計年度の挙式・披露宴施行件数の実績は、次のとおりであります。
b.受注状況
当連結会計年度の受注件数及び残高の状況は、次のとおりであります。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
ブライダル関連事業において、前期及び当期出店施設の稼働に加え、既存店も施行が堅調に推移したこと、建築不動産関連事業においても計画どおり建設工事が竣工したことに加え、不動産リノベーション物件の販売もあり、売上高33,302百万円(前期比5.1%増)と増収となりました。
(営業利益)
売上原価は、売上高の増加に伴って、14,607百万円(前期比5.1%増)となりましたが、原価率は43.9%(前期比0.0ポイント増)と前期と同率となりました。
また、販売費及び一般管理費は、ブライダル関連事業において、施設の増加により地代家賃等が増加した結果、16,504百万円(前期比4.1%増)となりました。
以上の結果、営業利益は、2,191百万円(前期比12.4%増)と増益となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
経常利益は、営業利益の増益に伴って、2,123百万円(前期比16.0%増)となりました。特別損益は、ブライダル関連事業において、一部施設について減損損失を554百万円計上いたしました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,078百万円(前期比61.9%増)となりました。
(財政状態)
ブライダル関連事業のセグメント資産は、一部施設について減損損失を計上したことにより、17,874百万円(前期比2.5%減)となりました。
建築不動産関連事業のセグメント資産は、不動産リノベーション物件を販売したことにより、4,430百万円(前期比21.7%減)となりました。
負債合計は17,798百万円(前期比13.7%減)となり、純資産合計は親会社株主に帰属する当期純利益及び配当の支払等により7,316百万円(前期比12.9%増)となりました。
以上の結果、自己資本比率は29.1%(前期比5.2ポイント増)と改善いたしました。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループは、中長期的に安定した成長を計るため、事業規模拡大のための投資を実行する一方で、適切な自己資本比率の維持と株主への利益還元との最適なバランスを考え実施していくことを基本としております。
当連結会計年度においては、ブライダル関連事業の新規出店に伴って、有形固定資産の取得による支出は821百万円、敷金及び保証金の差入による支出は45百万円となりました。これらの投資のための資金は、自己資金及び借入れにより賄っております。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、施設のスタイルにこだわらず、東京23区及び政令指定都市を中心とした利便性の高い場所で挙式・披露宴施設を運営する当社の他、地方などの新たな地域でブライダル事業を運営する株式会社エスクリマネジメントパートナーズ、並びにグループ内における挙式・披露宴施設等の内装工事を請け負う株式会社渋谷を主軸にグループ経営を推進する体制を強化し、連結業績の最大化に向け継続して取り組んでおります。
当連結会計年度における当社グループは、主たる事業であるブライダル関連事業において、新規開業した施設が業績に貢献し、また他社との新たなタイアップキャンペーン及び既存施設のリニューアルの実施により、反響・来館数が好調となり、業績は堅調に推移いたしました。一方で、一部事業所において減損損失を認識し、当連結会計年度の業績は、売上高33,302百万円(前期比5.1%増)、営業利益2,191百万円(同12.4%増)、経常利益2,123百万円(同16.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,078百万円(同61.9%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(ブライダル関連事業)
前連結会計年度に開業したさいたま新都心の挙式・披露宴施設が通期稼働した他、当連結会計年度に開業した広島市及び渋谷区の2施設が業績貢献いたしました。また他社とのタイアップキャンペーンなどの効果による反響数の増加により、既存施設の業績も堅調に推移いたしました。その一方で、新規出店の開業コスト発生により、ブライダル関連事業の売上高は28,671百万円(前期比5.1%増)、セグメント利益は3,016百万円(同3.5%減)となりました。
(建築不動産関連事業)
計画どおり建設工事が竣工したことに加え、不動産リノベーション物件の販売もあり、建築不動産関連事業の売上高は4,631百万円(前期比5.0%増)、セグメント利益は282百万円(同23.1%増)となりました。
当連結会計年度末における資産総額は25,114百万円となり、前連結会計年度より1,980百万円減少しております。
これは主に、受取手形及び売掛金が241百万円減少したこと、完成工事未収入金が307百万円減少したこと、販売用不動産が504百万円減少したこと、敷金及び保証金が14百万円減少したこと等によるものであります。負債総額は17,798百万円となり、前連結会計年度より2,816百万円減少しております。これは主に、短期借入金が400百万円減少したこと、1年内返済予定を含む長期借入金が1,566百万円減少したこと、その他流動負債が657百万円減少したこと等によるものであります。純資産は7,316百万円となり、前連結会計年度より836百万円増加しております。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益1,078百万円を計上したこと、配当を143百万円実施したこと等によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は4,568百万円となり、前連結会計年度より0百万円増加しました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は3,164百万円(前連結会計年度は1,826百万円の収入)となりました。その主な内訳は税金等調整前当期純利益1,569百万円、減価償却費1,579百万円、売上債権の減少額551百万円、たな卸資産の減少額486百万円、仕入債務の減少額709百万円、法人税等の支払額804百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は831百万円(前連結会計年度は2,098百万円の支出)となりました。その主な内訳は有形固定資産の取得による支出821百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は2,341百万円(前連結会計年度は855百万円の支出)となりました。その主な内訳は短期借入金の純減額400百万円、長期借入れによる収入1,200百万円、長期借入金の返済による支出2,766百万円、配当金の支払による支出143百万円があったこと等によるものであります。
③ 施行、受注及び販売の実績
a.施行実績
当連結会計年度の挙式・披露宴施行件数の実績は、次のとおりであります。
区分 | 施行件数(組) | 前年同期比(%) |
ブライダル関連事業 | 8,563 | 106.5 |
b.受注状況
当連結会計年度の受注件数及び残高の状況は、次のとおりであります。
区分 | 受注件数 (組) | 前年同期比 (%) | 受注件数残高 (組) | 前年同期比 (%) |
ブライダル関連事業 | 10,779 | 109.4 | 5,737 | 113.7 |
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。
区分 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
ブライダル関連事業 | 28,671,712 | 105.1 |
建築不動産関連事業 | 4,631,118 | 105.0 |
合計 | 33,302,830 | 105.1 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
ブライダル関連事業において、前期及び当期出店施設の稼働に加え、既存店も施行が堅調に推移したこと、建築不動産関連事業においても計画どおり建設工事が竣工したことに加え、不動産リノベーション物件の販売もあり、売上高33,302百万円(前期比5.1%増)と増収となりました。
(営業利益)
売上原価は、売上高の増加に伴って、14,607百万円(前期比5.1%増)となりましたが、原価率は43.9%(前期比0.0ポイント増)と前期と同率となりました。
また、販売費及び一般管理費は、ブライダル関連事業において、施設の増加により地代家賃等が増加した結果、16,504百万円(前期比4.1%増)となりました。
以上の結果、営業利益は、2,191百万円(前期比12.4%増)と増益となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
経常利益は、営業利益の増益に伴って、2,123百万円(前期比16.0%増)となりました。特別損益は、ブライダル関連事業において、一部施設について減損損失を554百万円計上いたしました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,078百万円(前期比61.9%増)となりました。
(財政状態)
ブライダル関連事業のセグメント資産は、一部施設について減損損失を計上したことにより、17,874百万円(前期比2.5%減)となりました。
建築不動産関連事業のセグメント資産は、不動産リノベーション物件を販売したことにより、4,430百万円(前期比21.7%減)となりました。
負債合計は17,798百万円(前期比13.7%減)となり、純資産合計は親会社株主に帰属する当期純利益及び配当の支払等により7,316百万円(前期比12.9%増)となりました。
以上の結果、自己資本比率は29.1%(前期比5.2ポイント増)と改善いたしました。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループは、中長期的に安定した成長を計るため、事業規模拡大のための投資を実行する一方で、適切な自己資本比率の維持と株主への利益還元との最適なバランスを考え実施していくことを基本としております。
当連結会計年度においては、ブライダル関連事業の新規出店に伴って、有形固定資産の取得による支出は821百万円、敷金及び保証金の差入による支出は45百万円となりました。これらの投資のための資金は、自己資金及び借入れにより賄っております。