有価証券報告書-第12期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/03/26 15:50
【資料】
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【項目】
105項目

対処すべき課題

2015年度の目標は、「EAJリエンジニアリング――構造改革で利益を上げる――」とします。
●業務を徹底して見直し、新しく厳しい環境の中でも利益を上げられる仕組みに組織を再構築する
●お客さまの要望に応えられる必要十分な業務品質を確保し、お客様の信頼を獲得する
●組織間の密接な協力関係のもと全グループの力を結集して課題解決にあたる
●営業力を強化して売り上げを上げる
この目標を達成するための具体策として10項目からなる重点事業目標を定めました。2015年度は、全役員・社員の力を結集し、この目標を確実に達成し、「リエンジニアリング」を実施し、「利益」と「当社の長期的な発展を可能とする強靭な体質」を確保し、中長期的な発展につなげたいと考えています。
(全社重点事業目標)
①EAJリエンジニアリング――構造改革で利益を上げる――
当社グループの全業務について、少数精鋭での処理体制を実現し、円安などの厳しい経営環境の中でもしっかりと利益を生み出せる仕組みに構造改革します。
②全業務にわたる業務品質の向上と組織間の協力体制の強化
当社グループの全業務について、抜本的な品質向上に取り組み、顧客からの一段高い信頼を獲得することを目指します。組織内はもとより組織間のコミュニケーションを推進し、少数精鋭化と業務品質の向上を両立させます。
③情報基盤の早期完成と習熟度のアップ
情報基盤である「基幹業務システムの再構築」、「高性能電話システムの導入」については今年度第1四半期中に完了します。社員による習熟度を向上させ、品質の向上、効率化等を進めます。
④損害保険ジャパン日本興亜株式会社からの業務の確実かつ高品質な処理
今後予想される業務量の増加にしっかりと対応し「サービス品質世界一」への取り組みを継続して、契約先からの絶対的な信頼獲得を目指します。各海外センターとネットワーク部は協力して医療機関との関係を更に強化します。
⑤法人契約及び大学契約の価値増大並びに損害保険会社顧客群拡大への取り組み
法人向けアシスタンス商品及び大学向けアシスタンス商品OSSMAについてより効率的な営業活動、顧客サービスの展開を通じて契約の拡販と価値の向上に努めることとします。また、損害保険会社顧客のベースを将来にわたって拡大するための活動を本格的に開始、展開することとします。
⑥コンシェルジュ業務ノウハウのブラッシュアップと新規契約獲得に向けた準備活動の展開
コンシェルジュサービスは、顧客から非常に高い評価を得て、主要顧客先からはもとより、多くの顧客からの引き
合いが来るようにもなっています。
今年度は、当社のノウハウを更にブラッシュアップし、他社の追随を許さない品質の高さを追及し、新規顧客獲得に向けた準備を周到に進めます。
⑦インバウンドオペレーション体制の整備検討
日本を訪れる外国人が急増し、東京オリンピックに向け今年度もさらに多くの外国人が日本を訪れ、この結果当社のインバウンド医療アシスタンスのニーズも大きく高まると予想されます。こうしたニーズに的確に対応した「インバウンドオペレーション体制」の整備検討に着手し、競合相手に負けない強固な体制を早期に構築します。
⑧国際医療インバウンド患者数の大幅拡大
国際医療のインバウンド患者数は、関係者の努力によって昨年来着実に増加し、当社の国際医療事業の主要ビジネ
スに成長しています。
今年度は、患者紹介に結びつく提携先の拡大や、効果的なプロモーションの展開等により、昨年を上回る患者数の獲得を実現し、この業界での不動の地位確立を目指します。
⑨国際医療アウトバウンド事業の効率化
国の大方針である「医療の国際化」を受けて、MEJとも連携しつつ、これまで様々な国際医療アウトバウンドプロ
ジェクトの推進に参画してきました。今年度はこうした経験を生かしつつ、当社の国際医療アウトバウンド事業のタ
ーゲットを明確化し、業務の効率化を図ります。
⑩従業員の育成・モラルアップ策の推進
従業員の能力、意欲を一層高めるための知識教育、スキル教育とやる気を高めてもらえるようなモラルアップ策について、各組織と会社が一緒に工夫、推進して行きます。