四半期報告書-第5期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

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2018/02/09 10:18
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30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高6,088億円(対前第3四半期+21.4%)、営業利益550億円(同+30.5%)、経常利益484億円(同+38.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益291億円(同+34.0%)となりました。都市事業セグメントにおける投資家向けのビル等売却収益の増加に加え、住宅事業セグメントにおける分譲マンションの売上増加や仲介事業セグメントの好調等により増収増益となりました。
四半期別売上高・営業利益(累計)(億円)
第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期
30年3月期 売上高1,8394,0806,088-
29年3月期 売上高1,4583,1935,0178,085
30年3月期 営業利益174350550-
29年3月期 営業利益94253421732

セグメント別では、都市事業、住宅事業、管理事業、仲介事業の4つのセグメントが増収増益、ウェルネス事業セグメントが増収減益、ハンズ事業セグメントが減収増益、次世代・関連事業セグメントが減収減益となっております(対前第3四半期)。
売上高(億円)
前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
合計5,0176,0881,0728,085
都市1,4301,9234932,490
住宅3867713851,085
管理1,0711,143721,486
仲介528669141821
ウェルネス67369219944
ハンズ741741△0972
次世代・関連事業338311△27496
全社・消去△150△163△13△209

営業利益(億円)
前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
合計421550129732
都市33936627449
住宅△19698897
管理4653781
仲介669126113
ウェルネス5331△2276
ハンズ3523
次世代・関連事業△19△20△1△19
全社・消去△49△472△66

① 都市事業
売上高は1,923億円(対前第3四半期+34.5%)、営業利益は366億円(同+7.8%)となりました。
投資家向けのビル等売却収益の増加、既存物件での賃貸収益の改善に加え、平成28年11月より連結子会社となった㈱学生情報センターの寄与等により増収増益となりました。
また、新規開業案件として平成29年4月に「キュープラザ二子玉川」(東京都世田谷区)、11月に「心斎橋筋二丁目ビル」(大阪府大阪市)、12月に「新橋三丁目プレイス」(東京都港区)が開業、いずれも満室稼働にて順調に運営を開始しております。
なお、空室率(オフィスビル・商業施設)は既存オフィスビルでの入居が進んだことから0.4%と平成29年3月末から改善、引き続き低水準を維持しています。
(億円)

前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
売上高1,4301,9234932,490
営業利益33936627449

売上高内訳(億円)
前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
賃貸 (オフィスビル)2862871377
賃貸(商業施設)328325△3438
資産運用等3947253321,022
住宅賃貸等422586164653

空室率(オフィスビル・商業施設)
27年3月期末28年3月期末29年3月期末当第3四半期末
2.8%0.9%2.0%0.4%

主な新規開業案件
用途開業時期延床面積
キュープラザ二子玉川商業29年4月3千㎡
心斎橋二丁目ビル商業29年11月1千㎡
新橋三丁目プレイスホテル・商業29年12月4千㎡

② 住宅事業
売上高は771億円(対前第3四半期+100.0%)、営業利益は69億円となりました。
分譲マンションにおける計上戸数の増加や高価格帯物件の増加による売上増加に加え、土地の一括売却が増加したこと等により増収増益となりました。
なお、分譲マンションは「ブランズ渋谷常盤松」(東京都渋谷区)、「ブランズタワー御堂筋本町」(大阪府大阪市)、「ブランズタワー・ウェリス心斎橋SOUTH」(大阪府大阪市)等を計上いたしました。また、販売については引き続き堅調に推移しており、完成在庫は前期末から減少、マンションの通期売上予想に対する契約済み割合も、期首の54%から89%(同△5P)と着実に進捗しております。
(億円)

前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
売上高3867713851,085
営業利益△19698897

売上高内訳(消去前・億円)

前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
マンション714戸3191,021戸6273081,560戸967
戸建196戸5554戸25△30238戸76
その他-11-118107-42

供給販売戸数
前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
完成在庫数
新規供給戸数契約戸数新規供給戸数契約戸数29年3月期末当第3四半期末
マンション1,060戸1,017戸1,021戸918戸457戸306戸
戸建67戸92戸41戸55戸15戸7戸

③ 管理事業
売上高は1,143億円(対前第3四半期+6.7%)、営業利益は53億円(同+15.4%)となりました。
㈱東急コミュニティーにおいて、管理ストックがマンション、ビルともに順調に拡大しております。管理ストックの拡大に加え、リフォーム事業の強化・拡大を目的に設立された㈱東急Re・デザインが平成29年10月から営業を開始、ビル等の工事売上が増加したこと等により増収増益となりました。
なお、平成29年12月末のマンション管理ストックは822千戸(うち総合管理戸数519千戸)と、公営住宅等の指定管理者案件を中心に着実に拡大しております。
(億円)

前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
売上高1,0711,143721,486
営業利益4653781

売上高内訳(億円)
前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
マンション777803271,084
ビル等29434046402

期末管理物件数
27年3月期末28年3月期末29年3月期末当第3四半期末
マンション(戸)678,479715,660741,624822,507
ビル (件)1,3601,4531,4831,515

④ 仲介事業
売上高は669億円(対前第3四半期+26.8%)、営業利益は91億円(同+39.4%)となりました。
東急リバブル㈱における売買仲介については、不動産流通市場が引き続き堅調に推移する中、新規店舗の出店やサービスメニューの拡充・強化に努め、リテール部門・ホールセール部門ともに取引件数・成約価格が上昇いたしました。売買仲介の売上増加に加え、不動産販売における買取再販事業の売上増加等により増収増益となりました。
(億円)
前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
売上高528669141821
営業利益669126113

売上高内訳(億円)
前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
売買仲介36839426519
販売受託1616028
不動産販売128238110251
その他1521623

⑤ ウェルネス事業
売上高は692億円(対前第3四半期+2.9%)、営業利益は31億円(同△41.5%)となりました。
シニア住宅や都市型ホテルの東急ステイにおける新規稼働による売上増加に加え、スキー場や会員制リゾートホテルの東急ハーヴェストクラブ等の既存施設が堅調に推移し増収となったものの、別荘・会員権販売において前年同期に別荘地の売上計上があったこと等から減益となりました。
なお、新規施設として平成29年7月にシニア住宅の「グランクレール世田谷中町」(東京都世田谷区)、10月に会員制リゾートホテルの「東急ハーヴェストクラブ那須Retreat」(栃木県那須郡)、11月に都市型ホテルの「東急ステイ京都両替町通」(京都府京都市)が開業いたしました。
(億円)
前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
売上高67369219944
営業利益5331△2276

売上高内訳(億円)
前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
リゾート運営2322397354(ゴルフ場、ハーヴェストクラブ、スキー場等)
オアシス1261282167(フィットネスクラブ等)
シニア住宅4756965
東急ステイ76794100(ホテル)
福利厚生代行6568389
別荘・会員権販売3918△2148
その他8910415120

⑥ ハンズ事業
売上高は741億円(対前第3四半期△0.0%)、営業利益は5億円(同+53.2%)となりました。
㈱東急ハンズにおいて既存店の減収(同△2.7%)等により減収となったものの、費用の減少等により増益となりました。
なお、新規店舗として平成29年4月に「東急ハンズあまがさきキューズモール店」、9月に「東急ハンズ千葉店」が開業、着実な事業拡大に努めております。
(億円)

前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
売上高741741△0972
営業利益3523

⑦ 次世代・関連事業
売上高は311億円(対前第3四半期△7.9%)、20億円の営業損失となりました。
リフォーム事業の一部を管理事業セグメントにおいて平成29年10月から営業を開始した㈱東急Re・デザインに移管した影響等により減収、海外事業の費用増加等により減益となりました。
(億円)

前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
売上高338311△27496
営業利益△19△20△1△19

売上高内訳(億円)
前第3四半期
(28.4.1~28.12.31)
当第3四半期
(29.4.1~29.12.31)
比較前期
リフォーム・注文住宅249205△44354
造園建設70799117
海外事業等1927924

(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。