有価証券報告書-第23期(令和2年9月1日-令和3年8月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、再び都市部を中心とした緊急事態宣言が発令されるなど、依然として厳しい状況が続いておりますが、感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進するなかで、個人消費に持ち直しの動きが期待されています。
当社を取り巻くBSデジタル放送業界は、デジタル放送受信機の普及に伴い、視聴可能世帯数の割合は全世帯の77.1%(「BS世帯普及率調査」㈱ビデオリサーチ調べ)で推移しております。衛星放送メディア関連の広告費は、1,173億円(前期比92.6%)となり、そのうち70%強は当社を含むBSデジタル放送事業が占めております。(「2020年 日本の広告費」㈱電通調べ)
このような状況下、当社は「質の高い情報を提供することで 人々に感動を与え 幸せな社会づくりに貢献します」を経営理念として、オリジナル色の強化、良質コンテンツの拡充に努め、自社制作の特別番組やアジアドラマ、ヨーロッパミステリー、アニメ等の番組がご好評を頂き、企業広告収入が堅調に推移いたしました。
当連結会計年度では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ソーシャルディスタンスを確保するためWEB会議システム等を活用したリモート収録を行う等、感染拡大の防止と良質な自社制作番組と外部リソースの最適なミックスにより視聴者需要の充足を両立させるべく邁進いたしました。
[レギュラー番組]
報道番組では、国内外の政治・経済・スポーツ・健康・医療・文化などをテーマに、毎回さまざまなゲストを迎えお送りしている『報道ライブ インサイドOUT』に加え、最新ニュースをいち早くお伝えする『速報ニュース インサイドOUT』を2021年2月に放送開始。中小企業やベンチャー企業に焦点を当てた『NEXT company』では、「SDGs」「M&A」「DX」など次世代の企業に必要な情報を発信しております。
スポーツ番組では、各界の著名人をゲストに迎えお送りするゴルフテクニック満載の本格派ゴルフ番組『諸見里しのぶ 実践 ゴルフテク!』を2021年5月より放送開始。また、レギュラーシーズンの試合の模様をお届けしている日本女子ソフトボールの2021年リーグ後半戦開幕特別番組として『全力応援!女子ソフトボール 2021激闘リーグ戦の展望』を2021年8月に放送。ほかにも、レギュラー番組の『BSイレブン競馬中継』に加え、地方競馬の重賞レースを生中継でお届けした『2021帝王賞生中継』『2021ジャパンダートダービー生中継』を放送、プロバスケットボールBリーグの情報番組『マイナビ Be a booster!』は放送開始5年目を迎えました。
紀行番組『太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選』では、コロナ禍に負けず暖簾を守る名店を紹介。この番組は、ローカル局やCS局への番組販売も実施し、ご好評を頂いております。そのほか、豪華ゲストを迎え、コンサート形式で昭和の名曲をお届けする『八代亜紀いい歌いい話』、無料BS放送唯一のバイク専門番組『大人のバイク時間 MOTORISE』、㈱京都放送との共同制作番組『京都浪漫 悠久の物語』等、内容をより一層充実させて放送しております。
また、更なる視聴者獲得のため、世界最大級のドキュメンタリーチャンネルである「ディスカバリーチャンネル」が誇る豊富で良質な作品群の中から、特に評価と人気の高い作品を厳選し『ディスカバリー傑作選』として放送しているほか、ドラマジャンルの拡充にも努めており、ヨーロッパミステリー『FLIGHT HS13』、中国ドラマ『オリジナル・シン-原生之罪-』、『大唐女法医~Love&Truth~』、韓国ドラマ『A-TEEN』、台湾ドラマ『私の隣に元カレ』等は日本初放送をいたしました。
[特別番組]
日本の魅力を再発見する「祝日」シリーズとして、『昭和の日スペシャル 驚き!昭和の庶民遺産』、『みどりの日スペシャル 未来を変えるSDGsの扉』、『海の日スペシャル 長野博のニッポンが誇る海の匠たち』、『山の日スペシャル よゐこ濱口山のぼり隊』を放送いたしました。また、『さかなクンの東京湾、全部釣っちゃうギョ!』では気候変動や海洋汚染から海を守るSDGsの取り組みを紹介、当社では同様に報道番組をはじめとした幅広い番組でサスティナビリティの実現に向けた情報発信を行っております。
BS放送視聴者に人気の高い歴史や紀行をテーマとした特別番組では、歴史好きの噺家春風亭昇太さんのこだわり満載の『春風亭昇太のこだわり歴史噺』、戦国から近代まで、歴史上の人物の偉業や人柄を一枚の履歴書としてまとめる新感覚番組『偉人・素顔の履歴書』、全国各地40のローカル線で楽しめる「鉄印帳」集めを体験する『私たち鉄印帳はじめます。』、脳を鍛える知的紀行バラエティ『そうだ脳トレの旅に出掛けよう』、最高の癒しを求めて日本一の大河・長野県千曲川をカヤックで歩く『川を歩く ふるさと カヤックの旅』、各地の道の駅から季節の絶景・ご当地グルメ・歴史・文化を紹介する『道の駅で逢いましょう』を放送いたしました。
また、東日本大震災から10年の節目にあたり、報道特別取材番組『報道ライブ インサイドOUT 特別取材 震災から10年 福島のいま、そして未来』、被災地応援番組『おいしい缶詰ツーリズム~食べて飲んで東北にエールを!~』を放送。そのほか、『お掃除バラエティ 飯尾家のピカピカ生活』、『GS I LOVE YOU~あの時君はすごかった!!~』、『追悼...なかにし礼 ラスト・メッセージ』、『柳家喬太郎の笑って免疫力UP!寄席』等、幅広い視聴者層に向けて放送しております。そして、毎年恒例の㈱京都放送との共同制作番組『京都紅葉生中継2020~古都に息づく「赤」の世界~』、『京都夜桜生中継2021~日本映画発祥の地に咲く桜物語~』、『生中継!京都五山送り火2021』を放送。全国各地のローカル局10社と共同制作したミニ番組『桜前線2021 全国キャスターリレー!~神社仏閣に咲く桜~』、東京メトロポリタンテレビジョン㈱、㈱京都放送と3社共同制作の『京都画報』、㈱岐阜放送との共同制作番組『流れ星の冬の飛騨高山まんきつ旅』、『おいでよ和歌山 遊び!働く!ワーケーション!』等、ローカル局とのコラボレーション施策も積極的に実施いたしました。
また、放送周辺事業の拡大を目的に開始し、3年目を迎えた『BS11CUP全日本eスポーツ学生選手権大会』については、インターネットによるオンライン予選を実施。決勝大会は、生放送及び当社運営サイト「BS11オンデマンド」にて無料見逃し配信をいたしました。
上記の他、「BS11オンデマンド」では、『報道ライブ インサイドOUT』、『大人のバイク時間 MOTORISE』をはじめとしたレギュラー番組に加え、『私たち鉄印帳はじめます。』、『偉人・素顔の履歴書』、『柳家喬太郎の笑って免疫力UP!寄席』等の特別番組も放送後に無料配信を行い、視聴者ニーズの充足に努めております。
[アニメ関連事業]
「ANIME+」枠では、製作委員会出資作品の『SSSS.DYNAZENON』、『転生したらスライムだった件』、『チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~』、『ひぐらしのなく頃に 業』、『ひぐらしのなく頃に 卒』、『死神坊ちゃんと黒メイド』等を含め、毎クール約40タイトルのアニメ番組を放送。年末年始には、大人気アニメの劇場版、TVアニメ、アニメ関連特別番組を一挙放送いたしました。当社のオリジナルアニメ関連番組の『アニゲー☆イレブン!』は、今年10月に放送開始7年目を迎え、森口博子さんが司会を務めるアニメソング番組『Anison Days』と共に、幅広い世代の視聴者からご好評を得ております。
他にも、世界最大規模のアニメソングライブイベント「Animelo Summer Live 2021 -COLORS-」を㈱ドワンゴ、㈱文化放送と共同主催し、当社でのテレビ独占放送が決定しております。7回目の出展となるアニメイベント「AnimeJapan 2021」では、コロナ禍によりオンライン開催となる中、初の試みとしてBS11公式YouTubeチャンネルにて、新作アニメの人気声優陣によるトークショーなどを生ライブ配信いたしました。アイドルバラエティ番組『虹のコンキスタドールが本気出しました!?~Next Stage~』は、各動画配信サービスにて見逃し配信を行っており、視聴者との接触チャネルの拡大に努めております。
また、今の時代を生きる子供たちに素敵な絵本との出会いを贈る『今日のえほん』は、グループ会社である㈱理論社、㈱国土社の児童書を映像化し、俳優の室井滋さんによる読み聞かせ番組として放送しております。「アニメプラス」枠、「キッズアニメ∞(むげんだい)」枠と共に、子供から大人まで幅広い視聴者に好評を得ております。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は 12,004,411千円(前期比 5.4%増加)となりました。営業利益は 2,669,665千円(前期比 21.9%増加)、経常利益は 2,741,994千円(前期比 24.9%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は 1,866,311千円(前期比 25.2%増加)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ 1,622,001千円増加し、当連結会計年度末には 13,021,321千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、2,199,725千円(前期は 2,252,270千円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額 778,947千円があったものの、税金等調整前当期純利益 2,741,994千円の計上等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、217,779千円(前期は 808,359千円の使用)となりました。これは主に保険積立金の解約による収入 159,266千円があったものの、有形固定資産の取得による支出 326,248千円、無形固定資産の取得による支出 37,085千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、359,944千円(前期は 369,175千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額 355,996千円等によるものであります。
なお、キャッシュ・フロー関連指標は、次のとおりであります。
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により算定しております。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式を除く)により算出しております。
3.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の「営業活動によるキャッシュ・フロー」を利用しております。
4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
5.利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の「利息の支払額」を使用しております。
③ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績及び受注実績
当社グループは一部において受注生産を行っておりますが、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。
b.販売実績
当社グループは、セグメント情報を記載していないため、当連結会計年度における販売実績を収入区分別に示すと、次のとおりであります。
(注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
なお、連結損益計算書の主要項目ごとの主な状況は、次のとおりであります。
a.売上高・売上総利益
当連結会計年度における売上高は、タイム収入及びスポット収入の増加により 12,004,411千円(前期比 5.4%増加)となりました。また、売上原価は、新型コロナウイルス感染拡大の防止と良質な自社制作番組と外部リソースの最適なミックスによる視聴者需要の充足と番組制作を図った結果、5,553,569千円(前期比 0.7%増加)となり、売上総利益は 6,450,842千円(前期比 9.7%増加)となりました。
b.販売費及び一般管理費・営業利益・経常利益・税金等調整前当期純利益
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、売上高の増加により、広告会社に支払う代理店手数料等の増加に伴い、 3,781,177千円(前期比 2.5%増加)となった結果、営業利益は 2,669,665千円(前期比 21.9%増加)となりました。
営業外収益は、76,295千円(前期比 671.4%増加)、営業外費用は、3,965千円(前期比 7.2%減少)となり、この結果、経常利益は 2,741,994千円(前期比 24.9%増加)、税金等調整前当期純利益は 2,741,994千円(前期比 24.9%増加)となりました。
c.法人税等合計・親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度における法人税、住民税及び事業税は 909,954千円、法人税等調整額△34,271千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は 1,866,311千円(前期比 25.2%増加)となりました。
② 当連結会計年度の財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 1,552,922千円増加し、22,972,905千円(前連結会計年度末比 7.2%増加)となりました。主な要因は、現金及び預金が 1,622,001千円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ 37,029千円増加し、2,656,734千円(前連結会計年度末比 1.4%増加)となりました。主な要因は買掛金が57,472千円、流動負債のその他に含めて表示している未払消費税が57,401千円減少したものの、未払法人税等が 132,868千円、未払費用が13,131千円、返品調整引当金が7,839千円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 1,515,892千円増加し、20,316,171千円(前連結会計年度末比 8.1%増加)となりました。主な要因は、利益剰余金が、前連結会計年度の期末配当 356,077千円により減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益 1,866,311千円の計上に伴い1,510,233千円増加したこと等によるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況
当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資金調達の状況
当社グループにおける主な資金需要は、番組制作費、代理店手数料及び広告宣伝費等の運転資金並びに放送設備更設等の設備資金等でありますが、これらの資金需要につきましては、主に営業キャッシュ・フローを原資としております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の数値並びに当連結会計年度における収益・費用の数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行います。
重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) (重要な会計上の見積り) 」に記載のとおりであります。
新型コロナウイルス感染症の影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」に記載のとおりであります。
なお、これらの見積りは、その性質上判断及び入手し得る情報に基づいて行いますので、実績値に基づく結果が、それらの見積りとは異なる可能性があります。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、再び都市部を中心とした緊急事態宣言が発令されるなど、依然として厳しい状況が続いておりますが、感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進するなかで、個人消費に持ち直しの動きが期待されています。
当社を取り巻くBSデジタル放送業界は、デジタル放送受信機の普及に伴い、視聴可能世帯数の割合は全世帯の77.1%(「BS世帯普及率調査」㈱ビデオリサーチ調べ)で推移しております。衛星放送メディア関連の広告費は、1,173億円(前期比92.6%)となり、そのうち70%強は当社を含むBSデジタル放送事業が占めております。(「2020年 日本の広告費」㈱電通調べ)
このような状況下、当社は「質の高い情報を提供することで 人々に感動を与え 幸せな社会づくりに貢献します」を経営理念として、オリジナル色の強化、良質コンテンツの拡充に努め、自社制作の特別番組やアジアドラマ、ヨーロッパミステリー、アニメ等の番組がご好評を頂き、企業広告収入が堅調に推移いたしました。
当連結会計年度では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ソーシャルディスタンスを確保するためWEB会議システム等を活用したリモート収録を行う等、感染拡大の防止と良質な自社制作番組と外部リソースの最適なミックスにより視聴者需要の充足を両立させるべく邁進いたしました。
[レギュラー番組]
報道番組では、国内外の政治・経済・スポーツ・健康・医療・文化などをテーマに、毎回さまざまなゲストを迎えお送りしている『報道ライブ インサイドOUT』に加え、最新ニュースをいち早くお伝えする『速報ニュース インサイドOUT』を2021年2月に放送開始。中小企業やベンチャー企業に焦点を当てた『NEXT company』では、「SDGs」「M&A」「DX」など次世代の企業に必要な情報を発信しております。
スポーツ番組では、各界の著名人をゲストに迎えお送りするゴルフテクニック満載の本格派ゴルフ番組『諸見里しのぶ 実践 ゴルフテク!』を2021年5月より放送開始。また、レギュラーシーズンの試合の模様をお届けしている日本女子ソフトボールの2021年リーグ後半戦開幕特別番組として『全力応援!女子ソフトボール 2021激闘リーグ戦の展望』を2021年8月に放送。ほかにも、レギュラー番組の『BSイレブン競馬中継』に加え、地方競馬の重賞レースを生中継でお届けした『2021帝王賞生中継』『2021ジャパンダートダービー生中継』を放送、プロバスケットボールBリーグの情報番組『マイナビ Be a booster!』は放送開始5年目を迎えました。
紀行番組『太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選』では、コロナ禍に負けず暖簾を守る名店を紹介。この番組は、ローカル局やCS局への番組販売も実施し、ご好評を頂いております。そのほか、豪華ゲストを迎え、コンサート形式で昭和の名曲をお届けする『八代亜紀いい歌いい話』、無料BS放送唯一のバイク専門番組『大人のバイク時間 MOTORISE』、㈱京都放送との共同制作番組『京都浪漫 悠久の物語』等、内容をより一層充実させて放送しております。
また、更なる視聴者獲得のため、世界最大級のドキュメンタリーチャンネルである「ディスカバリーチャンネル」が誇る豊富で良質な作品群の中から、特に評価と人気の高い作品を厳選し『ディスカバリー傑作選』として放送しているほか、ドラマジャンルの拡充にも努めており、ヨーロッパミステリー『FLIGHT HS13』、中国ドラマ『オリジナル・シン-原生之罪-』、『大唐女法医~Love&Truth~』、韓国ドラマ『A-TEEN』、台湾ドラマ『私の隣に元カレ』等は日本初放送をいたしました。
[特別番組]
日本の魅力を再発見する「祝日」シリーズとして、『昭和の日スペシャル 驚き!昭和の庶民遺産』、『みどりの日スペシャル 未来を変えるSDGsの扉』、『海の日スペシャル 長野博のニッポンが誇る海の匠たち』、『山の日スペシャル よゐこ濱口山のぼり隊』を放送いたしました。また、『さかなクンの東京湾、全部釣っちゃうギョ!』では気候変動や海洋汚染から海を守るSDGsの取り組みを紹介、当社では同様に報道番組をはじめとした幅広い番組でサスティナビリティの実現に向けた情報発信を行っております。
BS放送視聴者に人気の高い歴史や紀行をテーマとした特別番組では、歴史好きの噺家春風亭昇太さんのこだわり満載の『春風亭昇太のこだわり歴史噺』、戦国から近代まで、歴史上の人物の偉業や人柄を一枚の履歴書としてまとめる新感覚番組『偉人・素顔の履歴書』、全国各地40のローカル線で楽しめる「鉄印帳」集めを体験する『私たち鉄印帳はじめます。』、脳を鍛える知的紀行バラエティ『そうだ脳トレの旅に出掛けよう』、最高の癒しを求めて日本一の大河・長野県千曲川をカヤックで歩く『川を歩く ふるさと カヤックの旅』、各地の道の駅から季節の絶景・ご当地グルメ・歴史・文化を紹介する『道の駅で逢いましょう』を放送いたしました。
また、東日本大震災から10年の節目にあたり、報道特別取材番組『報道ライブ インサイドOUT 特別取材 震災から10年 福島のいま、そして未来』、被災地応援番組『おいしい缶詰ツーリズム~食べて飲んで東北にエールを!~』を放送。そのほか、『お掃除バラエティ 飯尾家のピカピカ生活』、『GS I LOVE YOU~あの時君はすごかった!!~』、『追悼...なかにし礼 ラスト・メッセージ』、『柳家喬太郎の笑って免疫力UP!寄席』等、幅広い視聴者層に向けて放送しております。そして、毎年恒例の㈱京都放送との共同制作番組『京都紅葉生中継2020~古都に息づく「赤」の世界~』、『京都夜桜生中継2021~日本映画発祥の地に咲く桜物語~』、『生中継!京都五山送り火2021』を放送。全国各地のローカル局10社と共同制作したミニ番組『桜前線2021 全国キャスターリレー!~神社仏閣に咲く桜~』、東京メトロポリタンテレビジョン㈱、㈱京都放送と3社共同制作の『京都画報』、㈱岐阜放送との共同制作番組『流れ星の冬の飛騨高山まんきつ旅』、『おいでよ和歌山 遊び!働く!ワーケーション!』等、ローカル局とのコラボレーション施策も積極的に実施いたしました。
また、放送周辺事業の拡大を目的に開始し、3年目を迎えた『BS11CUP全日本eスポーツ学生選手権大会』については、インターネットによるオンライン予選を実施。決勝大会は、生放送及び当社運営サイト「BS11オンデマンド」にて無料見逃し配信をいたしました。
上記の他、「BS11オンデマンド」では、『報道ライブ インサイドOUT』、『大人のバイク時間 MOTORISE』をはじめとしたレギュラー番組に加え、『私たち鉄印帳はじめます。』、『偉人・素顔の履歴書』、『柳家喬太郎の笑って免疫力UP!寄席』等の特別番組も放送後に無料配信を行い、視聴者ニーズの充足に努めております。
[アニメ関連事業]
「ANIME+」枠では、製作委員会出資作品の『SSSS.DYNAZENON』、『転生したらスライムだった件』、『チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~』、『ひぐらしのなく頃に 業』、『ひぐらしのなく頃に 卒』、『死神坊ちゃんと黒メイド』等を含め、毎クール約40タイトルのアニメ番組を放送。年末年始には、大人気アニメの劇場版、TVアニメ、アニメ関連特別番組を一挙放送いたしました。当社のオリジナルアニメ関連番組の『アニゲー☆イレブン!』は、今年10月に放送開始7年目を迎え、森口博子さんが司会を務めるアニメソング番組『Anison Days』と共に、幅広い世代の視聴者からご好評を得ております。
他にも、世界最大規模のアニメソングライブイベント「Animelo Summer Live 2021 -COLORS-」を㈱ドワンゴ、㈱文化放送と共同主催し、当社でのテレビ独占放送が決定しております。7回目の出展となるアニメイベント「AnimeJapan 2021」では、コロナ禍によりオンライン開催となる中、初の試みとしてBS11公式YouTubeチャンネルにて、新作アニメの人気声優陣によるトークショーなどを生ライブ配信いたしました。アイドルバラエティ番組『虹のコンキスタドールが本気出しました!?~Next Stage~』は、各動画配信サービスにて見逃し配信を行っており、視聴者との接触チャネルの拡大に努めております。
また、今の時代を生きる子供たちに素敵な絵本との出会いを贈る『今日のえほん』は、グループ会社である㈱理論社、㈱国土社の児童書を映像化し、俳優の室井滋さんによる読み聞かせ番組として放送しております。「アニメプラス」枠、「キッズアニメ∞(むげんだい)」枠と共に、子供から大人まで幅広い視聴者に好評を得ております。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は 12,004,411千円(前期比 5.4%増加)となりました。営業利益は 2,669,665千円(前期比 21.9%増加)、経常利益は 2,741,994千円(前期比 24.9%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は 1,866,311千円(前期比 25.2%増加)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ 1,622,001千円増加し、当連結会計年度末には 13,021,321千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、2,199,725千円(前期は 2,252,270千円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額 778,947千円があったものの、税金等調整前当期純利益 2,741,994千円の計上等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、217,779千円(前期は 808,359千円の使用)となりました。これは主に保険積立金の解約による収入 159,266千円があったものの、有形固定資産の取得による支出 326,248千円、無形固定資産の取得による支出 37,085千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、359,944千円(前期は 369,175千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額 355,996千円等によるものであります。
なお、キャッシュ・フロー関連指標は、次のとおりであります。
| 2020年8月期 | 2021年8月期 | ||
| 自己資本比率 | (%) | 87.7 | 88.4 |
| 時価ベースの自己資本比率 | (%) | 89.4 | 86.7 |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率 | (%) | 22.4 | 22.8 |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ | (倍) | 609.4 | 563.5 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により算定しております。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式を除く)により算出しております。
3.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の「営業活動によるキャッシュ・フロー」を利用しております。
4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
5.利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の「利息の支払額」を使用しております。
③ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績及び受注実績
当社グループは一部において受注生産を行っておりますが、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。
b.販売実績
当社グループは、セグメント情報を記載していないため、当連結会計年度における販売実績を収入区分別に示すと、次のとおりであります。
| 収入区分別 | 当連結会計年度 (自 2020年9月1日 至 2021年8月31日) | |
| 売上高(千円) | 前期比(%) | |
| タイム収入 | 8,008,993 | 100.9 |
| スポット収入 | 2,759,605 | 115.7 |
| その他収入 | 1,235,812 | 115.1 |
| 合計 | 12,004,411 | 105.4 |
(注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2019年9月1日 至 2020年8月31日) | 当連結会計年度 (自 2020年9月1日 至 2021年8月31日) | ||
| 売上高(千円) | 割合(%) | 売上高(千円) | 割合(%) | |
| ジュピターショップチャンネル㈱ | 2,298,530 | 20.2 | 2,310,040 | 19.2 |
| ㈱電通 | 2,261,219 | 19.8 | 2,137,407 | 17.8 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
なお、連結損益計算書の主要項目ごとの主な状況は、次のとおりであります。
a.売上高・売上総利益
当連結会計年度における売上高は、タイム収入及びスポット収入の増加により 12,004,411千円(前期比 5.4%増加)となりました。また、売上原価は、新型コロナウイルス感染拡大の防止と良質な自社制作番組と外部リソースの最適なミックスによる視聴者需要の充足と番組制作を図った結果、5,553,569千円(前期比 0.7%増加)となり、売上総利益は 6,450,842千円(前期比 9.7%増加)となりました。
b.販売費及び一般管理費・営業利益・経常利益・税金等調整前当期純利益
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、売上高の増加により、広告会社に支払う代理店手数料等の増加に伴い、 3,781,177千円(前期比 2.5%増加)となった結果、営業利益は 2,669,665千円(前期比 21.9%増加)となりました。
営業外収益は、76,295千円(前期比 671.4%増加)、営業外費用は、3,965千円(前期比 7.2%減少)となり、この結果、経常利益は 2,741,994千円(前期比 24.9%増加)、税金等調整前当期純利益は 2,741,994千円(前期比 24.9%増加)となりました。
c.法人税等合計・親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度における法人税、住民税及び事業税は 909,954千円、法人税等調整額△34,271千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は 1,866,311千円(前期比 25.2%増加)となりました。
② 当連結会計年度の財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 1,552,922千円増加し、22,972,905千円(前連結会計年度末比 7.2%増加)となりました。主な要因は、現金及び預金が 1,622,001千円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ 37,029千円増加し、2,656,734千円(前連結会計年度末比 1.4%増加)となりました。主な要因は買掛金が57,472千円、流動負債のその他に含めて表示している未払消費税が57,401千円減少したものの、未払法人税等が 132,868千円、未払費用が13,131千円、返品調整引当金が7,839千円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 1,515,892千円増加し、20,316,171千円(前連結会計年度末比 8.1%増加)となりました。主な要因は、利益剰余金が、前連結会計年度の期末配当 356,077千円により減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益 1,866,311千円の計上に伴い1,510,233千円増加したこと等によるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況
当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資金調達の状況
当社グループにおける主な資金需要は、番組制作費、代理店手数料及び広告宣伝費等の運転資金並びに放送設備更設等の設備資金等でありますが、これらの資金需要につきましては、主に営業キャッシュ・フローを原資としております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の数値並びに当連結会計年度における収益・費用の数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行います。
重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) (重要な会計上の見積り) 」に記載のとおりであります。
新型コロナウイルス感染症の影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」に記載のとおりであります。
なお、これらの見積りは、その性質上判断及び入手し得る情報に基づいて行いますので、実績値に基づく結果が、それらの見積りとは異なる可能性があります。