四半期報告書-第16期第2四半期(令和3年2月1日-令和3年4月30日)

【提出】
2021/06/11 15:11
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞が長期化するなか、政府による経済対策等により緩やかな回復の兆しがみられたものの、断続的な感染の再拡大に伴う緊急事態宣言の再発令等の影響から、景気の先行きは依然として不透明な状況が見込まれております。
当社グループの主要事業領域である新築マンション市場におきましては、2020年11月から2021年4月までの6ヵ月間での契約率が、首都圏で66.9%であったのに対して、当社主要取扱物件エリアである都区部で70.2%と、好調の目安と言われる70%を上回る結果となりました。また、新型コロナウイルスの影響等に伴い、生活様式の変化による住居用物件の需要が高まったこと等から、都区部の契約率は前年同期間と比べ11.0%増加いたしました(株式会社不動産経済研究所調べ)。
当社グループにおきましては、このような経営環境のもと、東京23区を中心に「GENOVIA(ジェノヴィア)」シリーズの新築マンションとして、「GENOVIA green veil(ジェノヴィア グリーンヴェール)」、「GENOVIA skygarden(ジェノヴィア スカイガーデン)」及び「GENOVIA skyrun(ジェノヴィア スカイラン)」の企画・開発及び販売の拡大、顧客サポート体制の充実、さらにブランド力の強化を図り、当第2四半期連結累計期間で24棟、全644戸を販売いたしました。また、仕入につきましても、5棟、全410戸の仕入を行いました。
以上の結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は19,669百万円(前年同四半期比146.0%増)、営業利益は2,167百万円(同232.3%増)、経常利益は2,029百万円(同252.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,380百万円(同255.7%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
これに伴い、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
① リテールセールス
当第2四半期連結累計期間では、個人投資家に対し、自社ブランド「GENOVIA」シリーズのワンルーム及びファミリータイプを87戸販売いたしました。
以上の結果、売上高は2,962百万円(前年同四半期比19.0%減)、セグメント損失は122百万円(前年同四半期は126百万円のセグメント利益)となりました。
② ホールセール
当第2四半期連結累計期間では、不動産運用会社等に対し、自社ブランド「GENOVIA」シリーズのワンルーム及びファミリータイプを557戸販売いたしました。
以上の結果、売上高は15,861百万円(前年同四半期比313.0%増)、セグメント利益は1,991百万円(同585.9%増)となりました。
③ リアルエステートマネジメント
当第2四半期連結累計期間では、建物管理戸数、賃貸管理戸数の堅調な増加に加え、毎月の月末入居率99%超を達成いたしました。
以上の結果、売上高は875百万円(前年同四半期比70.9%増)、セグメント利益は332百万円(同17.4%増)となりました。
④ Good Com Fund
当第2四半期連結累計期間では、不動産小口化商品の販売実績はありませんでした。
以上の結果、売上高の計上はなく、セグメント損失は43百万円(前年同四半期は56百万円のセグメント損失)となりました。
なお、前年同四半期の売上高については、販売実績がないため前年同四半期比を記載しておりません。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ5,164百万円減少し、20,751百万円(前連結会計年度末比19.9%減)となりました。
主な要因は、その他の流動資産に含まれる預け金が273百万円、前渡金が268百万円それぞれ増加した一方で、販売用不動産が4,953百万円、現金及び預金が771百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ5,620百万円減少し、11,897百万円(前連結会計年度末比32.1%減)となりました。
主な要因は、その他の流動負債に含まれる未払消費税等が483百万円、社債が139百万円それぞれ増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が4,022百万円、短期借入金が1,811百万円、長期借入金が333百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ456百万円増加し、8,853百万円(前連結会計年度末比5.4%増)となりました。
主な要因は、配当の支払いにより利益剰余金が501百万円減少し、自己株式が425百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が1,380百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は10.3ポイント上昇し、42.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ771百万円減少し、5,806百万円(前連結会計年度末比11.7%減)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、6,233百万円の資金増加(前年同四半期は3,398百万円の資金減少)となりました。
主な要因は、法人税等の支払額が699百万円あった一方で、税金等調整前四半期純利益の計上が2,029百万円、たな卸資産の減少額が4,901百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、89百万円の資金減少(前年同四半期は547百万円の資金減少)となりました。
主な要因は、有形固定資産の取得による支出が37百万円、その他投資活動による支出が49百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、6,915百万円の資金減少(前年同四半期は3,185百万円の資金増加)となりました。
主な要因は、長期借入れによる収入が7,096百万円あった一方で、長期借入金の返済による支出が11,611百万円、短期借入金の純減額が1,652百万円あったことによるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析について重要な変更はありません。
(9)研究開発活動
該当事項はありません。
(10)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数は、前連結会計年度末より44名増加し、175名となりました。主な要因は、業容の拡大に伴う新入社員の採用によるものであります。