四半期報告書-第16期第3四半期(令和3年5月1日-令和3年7月31日)

【提出】
2021/09/13 15:09
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の進捗や各種政策等の効果もあって、停滞していた経済活動に持ち直しの動きがみられました。しかしながら、その後、全国各地において再び感染状況が拡大傾向を示し、度重なる緊急事態宣言が発令される等、未だ新型コロナウイルス感染症の収束に目途がつかず、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの主要事業領域である新築マンション市場におきましては、2020年11月から2021年7月までの9ヵ月間での契約率が、首都圏で67.7%であったのに対して、当社主要取扱物件エリアである都区部で70.4%と、好調の目安と言われる70%を上回る結果となりました。また、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、生活様式の変化による住居用物件の需要が高まったこと等から、都区部の契約率は前年同期間と比較して9.9%増加いたしました(株式会社不動産経済研究所調べ)。
当社グループにおきましては、このような経営環境のもと、東京23区を中心に「GENOVIA(ジェノヴィア)」シリーズの新築マンションとして、「GENOVIA green veil(ジェノヴィア グリーンヴェール)」、「GENOVIA skygarden(ジェノヴィア スカイガーデン)」及び「GENOVIA skyrun(ジェノヴィア スカイラン)」の企画・開発及び販売の拡大、顧客サポート体制の充実、さらにブランド力の強化を図り、当第3四半期連結累計期間で28棟、全877戸を販売いたしました。また、仕入につきましても、7棟、全499戸の仕入を行いました。
以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は27,069百万円(前年同期比29.2%増)、営業利益は2,707百万円(同9.0%増)、経常利益は2,495百万円(同5.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,692百万円(同5.8%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
これに伴い、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
① リテールセールス
当第3四半期連結累計期間では、個人投資家に対し、自社ブランド「GENOVIA」シリーズのワンルーム及びファミリータイプを135戸販売いたしました。
以上の結果、売上高は4,689百万円(前年同期比22.5%減)、セグメント損失は170百万円(前年同期は203百万円のセグメント利益)となりました。
② ホールセール
当第3四半期連結累計期間では、不動産運用会社等に対し、自社ブランド「GENOVIA」シリーズのワンルーム及びファミリータイプを742戸販売いたしました。
以上の結果、売上高は21,210百万円(前年同期比50.5%増)、セグメント利益は2,498百万円(同32.3%増)となりました。
③ リアルエステートマネジメント
当第3四半期連結累計期間では、建物管理戸数、賃貸管理戸数の堅調な増加に加え、毎月の月末入居率99%超を達成したものの、のれんの償却など販売費及び一般管理費が増加したため、増収減益となりました。
以上の結果、売上高は1,208百万円(前年同期比44.0%増)、セグメント利益は427百万円(同5.6%減)となりました。
④ Good Com Fund
当第3四半期連結累計期間では、不動産小口化商品の販売実績はありませんでした。
以上の結果、売上高の計上はなく、セグメント損失は64百万円(前年同期は75百万円のセグメント損失)となりました。
なお、前年同期の売上高については、販売実績がないため前年同期比を記載しておりません。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ6,622百万円減少し、19,292百万円(前連結会計年度末比25.6%減)となりました。
主な要因は、前渡金が291百万円増加した一方で、販売用不動産が6,453百万円、現金及び預金が499百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ7,160百万円減少し、10,357百万円(前連結会計年度末比40.9%減)となりました。
主な要因は、その他の流動負債に含まれる未払消費税等が642百万円増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が6,009百万円、短期借入金が939百万円、長期借入金が745百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ537百万円増加し、8,935百万円(前連結会計年度末比6.4%増)となりました。
主な要因は、配当の支払いにより利益剰余金が501百万円減少し、自己株式が656百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が1,692百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は13.9ポイント上昇し、46.3%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析について重要な変更はありません。
(8)研究開発活動
該当事項はありません。
(9)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数は、前連結会計年度末より35名増加し、166名となりました。主な要因は、業容の拡大に伴う新入社員の採用によるものであります。