有価証券報告書-第68期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/23 14:59
【資料】
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【項目】
116項目

研究開発活動

当社グループの研究開発は、当社の綿半総合研究所、建設事業及び貿易事業において推進されております。
研究開発費については、綿半総合研究所で行っている各セグメントに配分できない費用16,165千円が含まれており、当連結会計年度の研究開発費の総額は91,573千円であります。
(1)綿半総合研究所
綿半総合研究所では、事業理念である「変革の精神」のもと、継続して新規事業を開発及び稼働する活動を行っております。
現在は、主として「cotton1598プロジェクト」を綿半鋼機株式会社と合同で進めており、ガーデンデザインを主体としたプロジェクトの企画・提案、インナーガーデンの研究、世界に向けて日本文化を盛り込んだデザインコンテナの研究開発に取り組んでおります。
また、毎年5月にイギリスのチェルシーで開催されるチェルシー・フラワー・ショーの一番の見せ場であり最難関でもある「ショーガーデン」部門に挑戦しており、出展に向けたガーデンデザインの開発など、ブランディングの構築に努めております。
(2)建設事業
綿半鋼機株式会社は、「価値を軸とした新しい“暮らし”の創造」を方針として、自社・事業部の枠を超えた価値の創造を目指しております。綿半総合研究所との合同による研究の他に、主力製品の「WKカバー工法」については、安全性、作業性の向上、コスト低減を図るべく製品の改良や工法の改良を重ねております。
綿半テクノス株式会社は、建築鉄骨分野に関連した新規事業の研究開発を進めております。
当事業に係る研究開発費は74,678千円であります。
(3)貿易事業
ミツバ貿易株式会社では、継続的に新商品の開拓を進めておりますが、新商品として新規原料を国内に輸入して販売するために、新規原料の成分の分析検査を実施しております。
また、医薬品部門においては、製薬研究所で製造しておりますヒト下垂体性性腺刺激ホルモン(HMG)はヒト閉経期婦人尿を収集・精製し製造されるものでありますが、目的物質以外のヒト由来物質等の混入による副作用の危険性を回避するため、より高純度の製品を製造し提供していく必要があります。販売先である製薬会社にサンプル提供を行い、ミツバ貿易と製薬会社の共同による高純度HMGの開発及び厚生労働省の許可申請を進めております。
当事業に係る研究開発費は728千円であります。