有価証券報告書-第26期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国の経済は、穏やかな回復基調である一方で、物価上昇や各国の金利政策に伴う為替変動、ウクライナ情勢の長期化や中東地域における地政学的リスクの高まりなどにより、原材料価格やエネルギー価格の上昇圧力が継続し、依然として先行き不透明な状態が続いております。
外食産業におきましては、食材仕入価格や光熱費、人件費等の高騰に加え、コロナ禍を契機としたライフスタイルの変化により、大人数の宴会需要や夜間利用客の減少など、厳しい経営環境が継続しております。
このような環境の中、当社グループでは、原価低減及びモバイルオーダーシステムの導入による少人数で運営可能な体制の構築に引き続き取り組んでまいりました。
新規出店につきましては2025年5月に「8TH SEA OYSTER Bar 和歌山店」(和歌山県和歌山市友田町)、2025年11月「8TH SEA OYSTER Kitchen 虎ノ門店」(東京都港区)、2026年3月「L’ECAILLER 8TH SEA OYSTER 高輪店」(東京都港区)、「Mare & Oyster 大井町トラックス店」(東京都品川区)オープンいたしました。
しかしながら、前連結会計年度末頃(2025年1月~3月)から当連結会計年度の夏場にかけて、ノロウイルスの流行拡大により、当社グループの安全基準を満たした牡蠣の調達が十分に行えず、店舗事業及び卸売事業において繁忙期の機会損失が発生いたしました。また、主力産地である広島県産牡蠣についても、生産・出荷動向や品質面の変化により市場全体の需給バランスが変動し、当社の仕入及び販売に大きな影響が生じました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末における総資産は3,011,309千円となり、前連結会計年度末と比較して328,985千円の減少となりました。
当連結会計年度末における負債は1,462,357千円となり、前連結会計年度末と比較して466,690千円の減少となりました。
当連結会計年度末における純資産は1,548,952千円となり、前連結会計年度末と比較して137,705千円増加しました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高4,304,927千円(前期比9.6%増)、営業損失92,276千円(前期は営業利益3,454千円)、経常損失90,604千円(前期は経常利益2,008千円)、親会社株主に帰属する当期純損失175,011千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失20,827千円)となりました。
なお、セグメントの概況は以下のとおりであります。
当社グループは、前連結会計年度においてセグメント区分を変更しており、セグメント別業績の比較・分析については、変更後のセグメント区分に組み替えて記載しております。
さらに、2024年1月より再生可能エネルギー事業を開始したことに伴い、前連結会計年度より「再生可能エネルギー事業」を新たな報告セグメントとして区分しております。
なお、以下に記載する売上高の数値は、セグメント間取引消去前の金額であります。
各報告セグメントと事業内容の関係性は、次のとおりであります。
(a)「店舗事業」
直営店舗事業及び富山入善ヴィレッジ事業における店舗運営から構成されております。
(b)「卸売事業」
当社グループの店舗事業を除く外部飲食店等に対する牡蠣関連商品の国内卸売事業から構成されております。
(c)「加工事業」
店舗事業向けのセントラルキッチン機能及び外部からの受託加工事業から構成されております。
(d)「浄化事業」
富山県下新川郡入善町の浄化センターにおいて、牡蠣の浄化を行う事業から構成されております。
(e)「再生可能エネルギー事業」
太陽光発電設備の開発・売買及び自社保有設備による発電・売電事業から構成されております。
(f)「その他」
イベント事業及びECサイト事業から構成されております。
(a)「店舗事業」
当連結会計年度においては、2025年5月にFC第3号店として「8TH SEA OYSTER Bar和歌山店」(和歌山県和歌山市友田町)、2025年11月「8TH SEA OYSTER Kitchen虎ノ門店」(東京都港区)、2026年3月「L’ECAILLER8TH SEA OYSTER TAKANAWA店」(東京都港区)、「Mare & Oyster 大井町トラックス店」(東京都品川区)をオープンいたしました。この結果、2026年3月末現在の直営店舗数は30店舗、FC3店舗となっております。
一方、業績面においては、前連結会計年度末(2025年1月~3月)から当連結会計年度の夏場にかけて、ノロウイルスの感染拡大の影響を受け、当社の厳しい品質基準を満たす牡蠣の調達が十分に行えず、繁忙期において機会損失が発生いたしました。また、人件費の高騰に加え、主力商材である牡蠣の主要産地である広島県産牡蠣について、生産・出荷動向や品質面での環境変化を背景として市場全体の需給バランスが変動したことにより、原材料価格が大幅に上昇し、収益性の低下を招きました。
以上の結果、店舗事業における売上高3,174,032千円(前期比4.5%減)、セグメント利益87,864千円(前期比66.5%減)となりました。
(b)「卸売事業」
当連結会計年度においては、商社や飲食店向けの食品展示会への出展や取引先からの紹介による営業活動を強化し、販売先数の拡大に努めました。その結果、当第3四半期連結累計期間までは売上高は堅調に推移いたしました。一方、当第4四半期連結会計期間においては、ノロウイルス感染拡大の影響により牡蠣の供給が不安定になったことに加え、一部取引先において牡蠣の販売を一時的に停止する動きが見られたことから、機会損失が発生いたしました。
以上の結果、卸売事業における売上高443,312千円(前期比3.0%減)、セグメント利益107,047千円(前期比6.8%減)となりました。
(c)「加工事業」
当連結会計年度においては、直営及びFC店舗向けの加工品及びパスタ製造に特化したセントラルキッチンとして効率的な運営を行った結果、収益性が向上し、業績は大幅に改善いたしました。
以上の結果、売上高146,835千円(前期比34.2%増)、セグメント損失16,057千円(前期はセグメント損失59,252千円)となりました。
(d)「浄化事業」
当連結会計年度においては、収益の改善に向けて直営店舗に対する販売価格の見直しを行いました。以上の結果、売上高920,827千円(前期比8.1%増)、セグメント損失28,025千円(前期はセグメント損失33,507千円)となりました。
(e)「再生可能エネルギー事業」
当連結会計年度においては、開発を進めていた太陽光発電所の売買契約を第2四半期連結会計期間以降に順次締結したことにより、売上高及び利益を計上いたしました。一方、一部の大型案件については引き渡し時期変更等により翌連結会計年度へ計上がずれ込む結果となりました。今後につきましては、市場環境及び収益性を慎重に見極めながら、当社グループ全体の収益基盤の拡充に向けて事業の拡大に取り組んでまいります。なお、本セグメントは前連結会計年度中に事業を開始したことから、前期比の記載は省略しております。
以上の結果、売上高613,649千円、セグメント利益23,092千円となりました。
(f)「その他」
当連結会計年度においては、イベント事業及びECサイト事業での売上高が計上されました。
以上の結果、その他の事業における売上高61,644千円(前期比11.6%減)、セグメント損失416千円(前期セグメント損失7,454千円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」 という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ440,945千円減少し、779,539千円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況及び主な増減の要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は339,773千円(前連結会計年度は、128,591千円の獲得)となりました。これは主として、前渡金の減少197,755千円及び減価償却費93,075千円があった一方、前受金の減少480,234千円及び税金等調整前当期純損失116,700千円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動から使用した資金は335,051千円(前連結会計年度は、237,292千円の使用)となりました。これは主として、補助金収入による受取額5,000千円及び預り保証金の受入による収入1,500千円があった一方、有形及び無形固定資産の取得による支出300,254千円並びに敷金及び保証金の差入による支出41,430千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は233,879千円(前連結会計年度は、473,452千円の獲得)となりました。これは主として、株式の発行による収入349,337千円及び新株予約権の発行による収入11,105千円があった一方、長期借入金の返済による支出80,028千円及び配当金の支払額46,535千円があったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 金額は仕入価格であり、セグメント間の内部振替前の数値となります。
b.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格であり、セグメント間の内部振替前の数値となります。
2.総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がありませんので、主要な販売先の記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び会計上の見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。
連結財務諸表の作成に当たっては、経営者による会計方針の選択及び適用のほか、資産、負債、収益及び費用の報告金額並びに開示に影響を与える会計上の見積りを行っております。これらの見積りは、過去の実績や入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りとは異なる場合があります。
当社グループが採用している重要な会計方針については、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末における総資産は3,011,309千円となり、前連結会計年度末と比較して328,985千円の減少となりました。これは主として、現金及び預金が440,945千円減少し、前渡金が197,755千円減少した一方、有形固定資産及び無形固定資産の取得等により固定資産が242,585千円増加したこと等によるものです。
(負債の部)
当連結会計年度末における負債は1,462,357千円となり、前連結会計年度末と比較して466,690千円の減少となりました。これは主として、前受金が480,234千円減少し、長期借入金が80,028千円減少した一方、資産除去債務が34,566千円増加したこと等によるものです。
(純資産の部)
当連結会計年度末における純資産は1,548,952千円となり、前連結会計年度末と比較して137,705千円増加しました。これは主として、資本金から剰余金への振替え及び新株式発行により資本金が1,377,580千円減少し、資本剰余金が184,311千円増加した一方で、当期純損失の計上及び資本金から剰余金へ振替等の結果、利益剰余金が1,324,988千円増加したこと等によるものです。
b.経営成績の分析
(a)売上高
当連結会計年度の売上高は4,304,927千円(前連結会計年度比9.6%増加)となりました。当社グループの報告セグメントごとの内訳は、店舗事業が3,174,032千円、卸売事業が443,312千円、加工事業が146,835千円、浄化事業が920,827千円、再生可能エネルギー事業が613,649千円、その他が61,644千円となっております。
店舗事業においては、新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響の収束に伴い、外食需要は回復基調で推移したものの、食材価格、光熱費及び人件費の高騰に加え、コロナ禍を経たライフスタイルの変化により、大人数での宴会需要や夜間利用客の減少傾向が継続するなど、依然として厳しい事業環境が続いております。
このような環境の中、当社グループでは、原価低減及びモバイルオーダーシステムの導入による少人数で運営できる体制作りに引き続き取り組んでまいりました。新規出店については、2025年5月にFCとして3号店となる「8TH SEA OYSTER Bar 和歌山店」(和歌山県和歌山市友田町)、2025年11月「8TH SEA OYSTER Kitchen 虎ノ門店」(東京都港区)、2026年3月「L’ECALLER 8TH SEA OYSTER TAKANAWA店」(東京都港区)、「Mare & Oyster 大井町トラックス店」(東京都品川区)をオープンいたしました。
しかしながら、前連結会計年度末から当連結会計年度の夏場にかけてのノロウイルス感染拡大の影響により、当社の厳しい安全基準を満たす牡蠣の調達が十分に行えず、繁忙期において機会損失が発生しました。
その結果、店舗事業の売上は前年対比4.5%の減少となりました。
卸売事業についても、店舗事業と同様に、ノロウイルス感染拡大の影響による機会損失が発生しました。売上高は前年対比3.0%の減少となりました。
加工事業については、直営及びFC店舗向けの加工品及びパスタ製造を担うセントラルキッチン機能に特化したことにより収益性は改善し、売上高は前年対比34.2%の増加となりました。
浄化事業については収益改善に向けて直営店舗向け販売価格の見直しを実施した結果、売上高は前年対比8.1%の増加となりました。
その他においては、浄化センター所在エリア内でのイベント事業に加え、ECサイト事業等により売上高を計上いたしました。
(b)営業利益
当連結会計年度の営業損失は92,276千円(前連結会計年度は営業利益3,454千円)となりました。
これは主として再生可能エネルギー事業において利益を計上したものの、店舗事業においてノロウイルス
感染拡大の影響による機会損失が発生したことに加え、人件費及び原材料価格の上昇により収益性が低下したことによるものであります。
当社グループの報告セグメントごとの内容は、以下のとおりであります。
店舗事業 セグメント利益87,864千円(前連結会計年度比66.5%減)
卸売事業 セグメント利益107,047千円(前連結会計年度比6.8%減)
加工事業 セグメント損失16,057千円(前連結会計年度はセグメント損失59,252千円)
浄化事業 セグメント損失28,025千円(前連結会計年度はセグメント損失33,507千円)
再生可能エネルギー事業 セグメント利益23,092千円
その他 セグメント損失416千円
以上の結果、報告セグメント利益173,505千円となっております(営業損失との差額は、全社費用となります)。
(c)経常利益
当連結会計年度の経常損失は90,604千円(前連結会計年度は経常利益2,008千円)となりました。これは主として、営業外収益として受取協賛金3,028千円を計上した一方、営業外費用として支払利息4,869千円を計上したことによるものであります。
(d)親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は175,011千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失20,827千円)となりました。これは主として、減損損失13,508千円を特別損失として計上したこと等によるものであります。
c.キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記しております。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国の経済は、穏やかな回復基調である一方で、物価上昇や各国の金利政策に伴う為替変動、ウクライナ情勢の長期化や中東地域における地政学的リスクの高まりなどにより、原材料価格やエネルギー価格の上昇圧力が継続し、依然として先行き不透明な状態が続いております。
外食産業におきましては、食材仕入価格や光熱費、人件費等の高騰に加え、コロナ禍を契機としたライフスタイルの変化により、大人数の宴会需要や夜間利用客の減少など、厳しい経営環境が継続しております。
このような環境の中、当社グループでは、原価低減及びモバイルオーダーシステムの導入による少人数で運営可能な体制の構築に引き続き取り組んでまいりました。
新規出店につきましては2025年5月に「8TH SEA OYSTER Bar 和歌山店」(和歌山県和歌山市友田町)、2025年11月「8TH SEA OYSTER Kitchen 虎ノ門店」(東京都港区)、2026年3月「L’ECAILLER 8TH SEA OYSTER 高輪店」(東京都港区)、「Mare & Oyster 大井町トラックス店」(東京都品川区)オープンいたしました。
しかしながら、前連結会計年度末頃(2025年1月~3月)から当連結会計年度の夏場にかけて、ノロウイルスの流行拡大により、当社グループの安全基準を満たした牡蠣の調達が十分に行えず、店舗事業及び卸売事業において繁忙期の機会損失が発生いたしました。また、主力産地である広島県産牡蠣についても、生産・出荷動向や品質面の変化により市場全体の需給バランスが変動し、当社の仕入及び販売に大きな影響が生じました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末における総資産は3,011,309千円となり、前連結会計年度末と比較して328,985千円の減少となりました。
当連結会計年度末における負債は1,462,357千円となり、前連結会計年度末と比較して466,690千円の減少となりました。
当連結会計年度末における純資産は1,548,952千円となり、前連結会計年度末と比較して137,705千円増加しました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高4,304,927千円(前期比9.6%増)、営業損失92,276千円(前期は営業利益3,454千円)、経常損失90,604千円(前期は経常利益2,008千円)、親会社株主に帰属する当期純損失175,011千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失20,827千円)となりました。
なお、セグメントの概況は以下のとおりであります。
当社グループは、前連結会計年度においてセグメント区分を変更しており、セグメント別業績の比較・分析については、変更後のセグメント区分に組み替えて記載しております。
さらに、2024年1月より再生可能エネルギー事業を開始したことに伴い、前連結会計年度より「再生可能エネルギー事業」を新たな報告セグメントとして区分しております。
なお、以下に記載する売上高の数値は、セグメント間取引消去前の金額であります。
各報告セグメントと事業内容の関係性は、次のとおりであります。
(a)「店舗事業」
直営店舗事業及び富山入善ヴィレッジ事業における店舗運営から構成されております。
(b)「卸売事業」
当社グループの店舗事業を除く外部飲食店等に対する牡蠣関連商品の国内卸売事業から構成されております。
(c)「加工事業」
店舗事業向けのセントラルキッチン機能及び外部からの受託加工事業から構成されております。
(d)「浄化事業」
富山県下新川郡入善町の浄化センターにおいて、牡蠣の浄化を行う事業から構成されております。
(e)「再生可能エネルギー事業」
太陽光発電設備の開発・売買及び自社保有設備による発電・売電事業から構成されております。
(f)「その他」
イベント事業及びECサイト事業から構成されております。
(a)「店舗事業」
当連結会計年度においては、2025年5月にFC第3号店として「8TH SEA OYSTER Bar和歌山店」(和歌山県和歌山市友田町)、2025年11月「8TH SEA OYSTER Kitchen虎ノ門店」(東京都港区)、2026年3月「L’ECAILLER8TH SEA OYSTER TAKANAWA店」(東京都港区)、「Mare & Oyster 大井町トラックス店」(東京都品川区)をオープンいたしました。この結果、2026年3月末現在の直営店舗数は30店舗、FC3店舗となっております。
一方、業績面においては、前連結会計年度末(2025年1月~3月)から当連結会計年度の夏場にかけて、ノロウイルスの感染拡大の影響を受け、当社の厳しい品質基準を満たす牡蠣の調達が十分に行えず、繁忙期において機会損失が発生いたしました。また、人件費の高騰に加え、主力商材である牡蠣の主要産地である広島県産牡蠣について、生産・出荷動向や品質面での環境変化を背景として市場全体の需給バランスが変動したことにより、原材料価格が大幅に上昇し、収益性の低下を招きました。
以上の結果、店舗事業における売上高3,174,032千円(前期比4.5%減)、セグメント利益87,864千円(前期比66.5%減)となりました。
(b)「卸売事業」
当連結会計年度においては、商社や飲食店向けの食品展示会への出展や取引先からの紹介による営業活動を強化し、販売先数の拡大に努めました。その結果、当第3四半期連結累計期間までは売上高は堅調に推移いたしました。一方、当第4四半期連結会計期間においては、ノロウイルス感染拡大の影響により牡蠣の供給が不安定になったことに加え、一部取引先において牡蠣の販売を一時的に停止する動きが見られたことから、機会損失が発生いたしました。
以上の結果、卸売事業における売上高443,312千円(前期比3.0%減)、セグメント利益107,047千円(前期比6.8%減)となりました。
(c)「加工事業」
当連結会計年度においては、直営及びFC店舗向けの加工品及びパスタ製造に特化したセントラルキッチンとして効率的な運営を行った結果、収益性が向上し、業績は大幅に改善いたしました。
以上の結果、売上高146,835千円(前期比34.2%増)、セグメント損失16,057千円(前期はセグメント損失59,252千円)となりました。
(d)「浄化事業」
当連結会計年度においては、収益の改善に向けて直営店舗に対する販売価格の見直しを行いました。以上の結果、売上高920,827千円(前期比8.1%増)、セグメント損失28,025千円(前期はセグメント損失33,507千円)となりました。
(e)「再生可能エネルギー事業」
当連結会計年度においては、開発を進めていた太陽光発電所の売買契約を第2四半期連結会計期間以降に順次締結したことにより、売上高及び利益を計上いたしました。一方、一部の大型案件については引き渡し時期変更等により翌連結会計年度へ計上がずれ込む結果となりました。今後につきましては、市場環境及び収益性を慎重に見極めながら、当社グループ全体の収益基盤の拡充に向けて事業の拡大に取り組んでまいります。なお、本セグメントは前連結会計年度中に事業を開始したことから、前期比の記載は省略しております。
以上の結果、売上高613,649千円、セグメント利益23,092千円となりました。
(f)「その他」
当連結会計年度においては、イベント事業及びECサイト事業での売上高が計上されました。
以上の結果、その他の事業における売上高61,644千円(前期比11.6%減)、セグメント損失416千円(前期セグメント損失7,454千円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」 という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ440,945千円減少し、779,539千円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況及び主な増減の要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は339,773千円(前連結会計年度は、128,591千円の獲得)となりました。これは主として、前渡金の減少197,755千円及び減価償却費93,075千円があった一方、前受金の減少480,234千円及び税金等調整前当期純損失116,700千円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動から使用した資金は335,051千円(前連結会計年度は、237,292千円の使用)となりました。これは主として、補助金収入による受取額5,000千円及び預り保証金の受入による収入1,500千円があった一方、有形及び無形固定資産の取得による支出300,254千円並びに敷金及び保証金の差入による支出41,430千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は233,879千円(前連結会計年度は、473,452千円の獲得)となりました。これは主として、株式の発行による収入349,337千円及び新株予約権の発行による収入11,105千円があった一方、長期借入金の返済による支出80,028千円及び配当金の支払額46,535千円があったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 店舗事業(千円) | 1,127,119 | △0.03 |
| 卸売事業(千円) | 298,759 | △0.42 |
| 加工事業(千円) | 92,598 | △9.95 |
| 浄化事業(千円) | 670,744 | +11.02 |
| 再生可能エネルギー事業(千円) | 560,833 | - |
| その他(千円) | 34,857 | △21.19 |
| 合計(千円) | 2,784,912 | +27.82 |
(注) 金額は仕入価格であり、セグメント間の内部振替前の数値となります。
b.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 店舗事業(千円) | 3,174,032 | △4.52 |
| 卸売事業(千円) | 443,312 | △3.01 |
| 加工事業(千円) | 146,835 | +34.23 |
| 浄化事業(千円) | 920,827 | +8.11 |
| 再生可能エネルギー事業(千円) | 613,649 | - |
| その他(千円) | 61,644 | △11.65 |
| 計(千円) | 5,360,301 | +11.39 |
| 調整額(千円) | △1,055,374 | - |
| 合計(千円) | 4,304,927 | +9.64 |
(注)1.金額は販売価格であり、セグメント間の内部振替前の数値となります。
2.総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がありませんので、主要な販売先の記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び会計上の見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。
連結財務諸表の作成に当たっては、経営者による会計方針の選択及び適用のほか、資産、負債、収益及び費用の報告金額並びに開示に影響を与える会計上の見積りを行っております。これらの見積りは、過去の実績や入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りとは異なる場合があります。
当社グループが採用している重要な会計方針については、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末における総資産は3,011,309千円となり、前連結会計年度末と比較して328,985千円の減少となりました。これは主として、現金及び預金が440,945千円減少し、前渡金が197,755千円減少した一方、有形固定資産及び無形固定資産の取得等により固定資産が242,585千円増加したこと等によるものです。
(負債の部)
当連結会計年度末における負債は1,462,357千円となり、前連結会計年度末と比較して466,690千円の減少となりました。これは主として、前受金が480,234千円減少し、長期借入金が80,028千円減少した一方、資産除去債務が34,566千円増加したこと等によるものです。
(純資産の部)
当連結会計年度末における純資産は1,548,952千円となり、前連結会計年度末と比較して137,705千円増加しました。これは主として、資本金から剰余金への振替え及び新株式発行により資本金が1,377,580千円減少し、資本剰余金が184,311千円増加した一方で、当期純損失の計上及び資本金から剰余金へ振替等の結果、利益剰余金が1,324,988千円増加したこと等によるものです。
b.経営成績の分析
(a)売上高
当連結会計年度の売上高は4,304,927千円(前連結会計年度比9.6%増加)となりました。当社グループの報告セグメントごとの内訳は、店舗事業が3,174,032千円、卸売事業が443,312千円、加工事業が146,835千円、浄化事業が920,827千円、再生可能エネルギー事業が613,649千円、その他が61,644千円となっております。
店舗事業においては、新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響の収束に伴い、外食需要は回復基調で推移したものの、食材価格、光熱費及び人件費の高騰に加え、コロナ禍を経たライフスタイルの変化により、大人数での宴会需要や夜間利用客の減少傾向が継続するなど、依然として厳しい事業環境が続いております。
このような環境の中、当社グループでは、原価低減及びモバイルオーダーシステムの導入による少人数で運営できる体制作りに引き続き取り組んでまいりました。新規出店については、2025年5月にFCとして3号店となる「8TH SEA OYSTER Bar 和歌山店」(和歌山県和歌山市友田町)、2025年11月「8TH SEA OYSTER Kitchen 虎ノ門店」(東京都港区)、2026年3月「L’ECALLER 8TH SEA OYSTER TAKANAWA店」(東京都港区)、「Mare & Oyster 大井町トラックス店」(東京都品川区)をオープンいたしました。
しかしながら、前連結会計年度末から当連結会計年度の夏場にかけてのノロウイルス感染拡大の影響により、当社の厳しい安全基準を満たす牡蠣の調達が十分に行えず、繁忙期において機会損失が発生しました。
その結果、店舗事業の売上は前年対比4.5%の減少となりました。
卸売事業についても、店舗事業と同様に、ノロウイルス感染拡大の影響による機会損失が発生しました。売上高は前年対比3.0%の減少となりました。
加工事業については、直営及びFC店舗向けの加工品及びパスタ製造を担うセントラルキッチン機能に特化したことにより収益性は改善し、売上高は前年対比34.2%の増加となりました。
浄化事業については収益改善に向けて直営店舗向け販売価格の見直しを実施した結果、売上高は前年対比8.1%の増加となりました。
その他においては、浄化センター所在エリア内でのイベント事業に加え、ECサイト事業等により売上高を計上いたしました。
(b)営業利益
当連結会計年度の営業損失は92,276千円(前連結会計年度は営業利益3,454千円)となりました。
これは主として再生可能エネルギー事業において利益を計上したものの、店舗事業においてノロウイルス
感染拡大の影響による機会損失が発生したことに加え、人件費及び原材料価格の上昇により収益性が低下したことによるものであります。
当社グループの報告セグメントごとの内容は、以下のとおりであります。
店舗事業 セグメント利益87,864千円(前連結会計年度比66.5%減)
卸売事業 セグメント利益107,047千円(前連結会計年度比6.8%減)
加工事業 セグメント損失16,057千円(前連結会計年度はセグメント損失59,252千円)
浄化事業 セグメント損失28,025千円(前連結会計年度はセグメント損失33,507千円)
再生可能エネルギー事業 セグメント利益23,092千円
その他 セグメント損失416千円
以上の結果、報告セグメント利益173,505千円となっております(営業損失との差額は、全社費用となります)。
(c)経常利益
当連結会計年度の経常損失は90,604千円(前連結会計年度は経常利益2,008千円)となりました。これは主として、営業外収益として受取協賛金3,028千円を計上した一方、営業外費用として支払利息4,869千円を計上したことによるものであります。
(d)親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は175,011千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失20,827千円)となりました。これは主として、減損損失13,508千円を特別損失として計上したこと等によるものであります。
c.キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記しております。