四半期報告書-第22期第1四半期(令和2年3月1日-令和2年5月31日)

【提出】
2020/07/15 15:16
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期累計期間(自 2020年3月1日 至 2020年5月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う国内外の経済活動の停滞や縮小に伴い、個人消費及び企業収益の急速な減少に加え雇用情勢の弱さも増したことで、景気は急速に悪化し、極めて厳しい状況となっております。
当社を取り巻く国内ITサービス市場においては、IoT(注1)、AI(注2)などのデジタルトランスフォーメーション(DX)に関連するシステム投資が一層その存在感を強めております。また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、時間と場所を有効に活用できる柔軟な労働環境の急速な整備が求められており、アフター/ウィズコロナ時代の新しい働き方としてリモートワーク・テレワーク環境の導入が急速に進んでおります。柔軟性と変化対応のスピードが要求される新しいビジネス領域は、パブリッククラウドに支えられた新たなデジタル技術を前提として拡大しており、当該市場は今後も堅調な成長が見込まれます。パブリッククラウド市場をけん引するAmazon Web Services(以下「AWS(注3)」)の全世界売上高(2019年12月期)は前年比+36%の350億ドルに到達し、依然高い成長率を維持しながら順調に市場を拡大しています。
なお、当社では、従来よりテレワークをはじめとした柔軟な働き方に対応した労働環境や制度の整備を積極的に推進しております。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、社内外への感染防止と全従業員の安全確保を最優先とすべくテレワーク体制を一層強化し、2020年2月末より原則在宅勤務による業務を実施しております。当初予定していた展示会等への参加は中止・自粛を余儀なくされておりますが、ビデオ会議システムを活用した社内外とのコミュニケーション、SNSを活用したオンラインセミナー・イベントの実施等により、アフター/ウィズコロナ時代における新たな働き方への順応も順調に進展しております。
また、新型コロナウイルス感染症拡大による需要の先行きにつきましては依然として不透明であり、今後の推移を引き続き注視していく必要がありますが、当社の収益構造の90%超がストック型収益であることから、現時点において当社の業績および会計上の見積り等に与える影響は限定的であると考えております。
このような状況の中、当社は、クラウド専業インテグレーターとして、AWSを中心としたクラウド基盤に関するコンサルティング、基盤構築・運用、クラウドサービスの機能強化、並びにシェア獲得によるビジネスの拡大に尽力してまいりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の経営成績は、売上高は1,922,963千円(前期比33.5%増)、営業利益は69,654千円(同30.5%減)、経常利益は76,701千円(同16.8%減)、四半期純利益は55,432千円(同40.9%減)となりました。
なお、当社の事業はクラウド事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。製品・サービス別の業績の概要は以下のとおりであります。
(クラウドインテグレーション) クラウドインテグレーションは、小・中規模案件の増加(前期比28.4%増、前四半期比10.1%増)により取引社数や案件数は伸びたものの、前々期、前期に受注したような大規模案件が発生せずプロジェクト単価が減少(前期比39.6%減)、売上額は鈍化して推移しました。以上の結果、売上高は106,702千円(前期比37.6%減)となりました。
(リセール) リセールは、既存顧客からの継続的な受注及び大口顧客のAWS利用料の増加によりARPU(注4)が上昇とするとともに、新規顧客の獲得もあってアカウント数も堅調に増加し、好調に推移しました。また、セキュリティを中心とするサービス・ソフトウェアのライセンス販売、自社サービスの販売も好調に推移しました。以上の結果、売上高は1,580,763千円(同45.7%増)となりました。
(MSP(注5)) MSPは、既存顧客からの継続的な受注及び大型案件の受注増に加え、新規顧客の獲得もあって契約数が順調に増加しました。また、SRE(注6)の浸透により、大型顧客や案件に対しては専任チームを編成して対応にあたるなど、標準対応以上のサービス提供を、MSPの役割として担うことが増えてきており、当社でも体制を整えてまいりました。以上の結果、売上高は226,672千円(同32.6%増)となりました。
(その他) その他は、特定顧客向けサービスの縮小により、売上高は8,824千円(同35.3%減)となりました
[用語解説]
(注1) IoT: 「Internet of Things」の略称であります。コンピュータなどの情報通信機器だけでなく、世の中に
存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、相互に通信を行うことにより認識や制御を自動的
に行うことを意味します。
(注2) AI: 「Artificial Intelligence」の略称であります。日本では「人工知能」として知られております。従
来から概念として広く知られた言葉ですが、膨大なデータの分析・解析・学習処理をクラウドベース
で実現することにより現実味を帯びはじめています。
(注3) AWS: 「Amazon Web Services」の略称であります。Amazon.comの関連会社であるAmazon Web Services,Inc.
が提供する、Webサービスを通じてアクセスできるよう整備されたクラウドコンピューティングサー
ビス群の総称であります。
(注4) ARPU:「 Average Revenue Per User 」の略称であります。1社あたりの平均売上金額を表す数値であります。
(注5) MSP:「Managed Services Provider」の略称であります。顧客がAWS上に展開した仮想サーバーやネットワークの監視・運用・保守等を請け負うサービスであります。
(注6) SRE:「Site Reliability Engineering」の略称であります。Webサイトやシステムの信頼性向上に向けた 取
り組み(自動化、障害対応、パフォーマンス管理、可用性(システムが停止することなく稼働し続
ける能力)担保など)を行い、価値の向上を進める方法論及び役割であります。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期会計期間末における流動資産は3,058,784千円となり、前事業年度末に比べて54,163千円増加しました。これは主に、大型案件に対する売掛金の回収等により、現金及び預金が216,943千円増加したことに加え、売掛金が53,807千円増加した一方で、流動資産その他に含まれる前渡金が225,393千円減少したことによるものであります。また、固定資産は1,569,239千円となり、前事業年度末に比べて101,708千円増加しました。これは主に、株式の評価額の上昇に伴い、投資有価証券が96,454千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期会計期間末における負債は1,454,842千円となり、前事業年度末に比べて17,797千円増加しました。これは主に、買掛金が75,310千円増加したことに加えて、株式の評価額の上昇に伴い繰延税金負債が29,534千円増加した一方で、流動負債その他に含まれる前受金が31,557千円減少、未払法人税等が25,576千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産は3,173,181千円となり、前事業年度末に比べて138,073千円増加しました。これは主に、利益剰余金が55,432千円増加、新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ8,078千円増加したことに加え、株式の評価額の上昇に伴いその他有価証券評価差額金が66,920千円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。

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