訂正有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2015/09/04 10:01
【資料】
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【項目】
83項目

対処すべき課題

当社では、中長期的に継続した企業成長により企業価値の最大化を図るうえで、以下の項目を対処すべき重要な経営課題として考えております。
(1) 「System Answer シリーズ」のブランディングおよび認知度向上
当社が独自に開発し、製造・販売する「System Answer シリーズ」のブランディングを強化する為、今後も積極的に展示会への出展やセミナーの開催を行います。また、当社のWEBサイトを充実することで、より多くのお客様へ認知度を高めて参ります。
(2) 販売チャネルの拡充
事業が拡大する一方、人員の拡充などを図り、既存パートナー企業との関係を強化するとともに、新規パートナー企業を開拓することで販売チャネルのさらなる拡充を図ります。
(3) 「System Answer G2」の機能拡張
死活監視(*1)、状態監視(*2)、性能監視に続く新たな管理手法である情報監視(*3)に向けて開発を進めております。情報監視とは、コンピューター・ネットワークシステム運用時に発生する数々の問題を的確に判断する為の情報や根拠をいち早く把握する為の監視手法です。具体的には機器の履歴管理、高負荷時の影響度把握、監視の見落とし防止、派生アラートの集約、監視の自動化、仮想化監視機能の強化、API機能の強化などを取り入れた、付加価値の高い後継製品を開発して参ります。
<製品のロードマップ>
(*1)死活監視
コンピューター・ネットワークシステムが動作しているか、故障して停止しているかを外部から継続的に調べること。一般的には対象が動作しているかどうかのみを調べる。
(*2)状態監視
コンピューター・ネットワークシステムの動作状態を外部から継続的に調べること。ネットワークケーブルの接続可否やファンの回転可否など機器の稼働状態を調べる。
(*3)情報監視
収集した性能情報を基にどのような行動を取るべきかを判断すること。具体的には、現状に問題がない場合は、いかにその状態を維持するか、あるいは、問題があるのであればどのように改善すべきか、直近では大きな問題はないが将来を見据えどのような対応を実施するべきかを判断することが求められる。
(4) 顧客満足度の向上とソリューション強化
顧客満足度を高める為、顧客先において日々収集される膨大な性能情報や、要望や課題などを基に、機器性能指標コンテンツ(*)のサービス提供や付加価値の高いソリューションサービスの強化、展開を進めて参ります。
(*)機器性能指標コンテンツ
お客様ごとの日々収集される性能情報をクラウドに集約し、統計解析結果を提供するサービス。
(5) 人材の確保と育成強化
事業の拡大及び成長の為には、より高い専門性を有する人材の確保とともに、既存社員の能力及びスキルの底上げが重要な課題となります。
この課題に対処する為に、有能な人材を採用するとともに、新卒社員の採用とその育成を積極的に推進して参ります。