有価証券報告書-第5期(平成29年6月1日-平成30年5月31日)

【提出】
2018/08/23 10:17
【資料】
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【項目】
71項目

(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるものの、景気は緩やかに回復しており、企業収益や企業の業況判断も改善しております。また、個人消費についても持ち直しております。
当社をとりまく経営環境につきましては、インターネット広告市場は継続的に拡大を続けており、インターネット広告費は、平成25年は9,381億円であったものが、平成29年では前年比15.2%増の1兆5,094億円となっております。とりわけ運用型広告費(※1)は、平成25年は4,122億円であったものが、平成29年では前年比27.3%増の9,400億円と成長しております(注)。
このような環境のもと、当社におきましては、ゲーム情報メディア「GameWith」にて、①ゲームを有利に進めるための情報を提供する「ゲーム攻略」、②ゲームを見つけるための情報を提供する「ゲームレビュー」、③ゲームユーザー同士で交流できる機能を提供する「コミュニティ」、④専属のゲームタレントがYouTube上で行う「動画配信」、という主な4つのコンテンツの提供と充実を図ることに経営資源を投下することで、「GameWith」のメディアの価値を高めてまいりました。
当社は上記コンテンツを提供するなかで、広告主等に対して、アドネットワーク(※2)等を利用した「ネットワーク広告」または、特定のゲームタイトルにおいて、より多くの情報や動画など付加価値の高い広告枠を制作し当社サイトで提供する「タイアップ広告」の広告枠を販売することにより収益を得ております。当事業年度において、「ネットワーク広告」については前事業年度より取り組んできた広告運用体制の構築により広告単価が改善し、収益性が向上しました。また、「タイアップ広告」においても主にゲーム会社各社からの需要が高く、受注案件が堅調に推移した結果、売上高に占める比率が向上しました。
以上の結果、当事業年度の売上高2,677百万円(前事業年度比69.3%増)、営業利益は1,168百万円(同77.8%増)、経常利益は1,168百万円(同78.7%増)、当期純利益は816百万円(同75.3%増)となりました。
なお、当社は「メディア事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりません。
(注) 株式会社電通「2013年 日本の広告費」「2017年 日本の広告費」
(※1)運用型広告とは、膨大なデータを処理するプラットフォームにより、広告の最適化を自動的もしくは即時的に支援する広告手法のことであります。
(※2)アドネットワークとは、広告媒体のWebサイトを多数集めて形成される広告配信ネットワークのことです。
②キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前事業年度末に比べ1,079百万円増加し、2,414百万円となりました。
当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は951百万円(前事業年度は524百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益を1,155百万円計上したものの、法人税等の支払が248百万円あったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は174百万円(前事業年度は19百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出75百万円、本社増床に伴う有形固定資産の取得による支出41百万円及び敷金の差入による支出58百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は302百万円(前事業年度は発生しておりません。)となりました。これは主に、公募増資に伴う株式の発行による収入281百万円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
b.受注実績
当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績
当社の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社は「メディア事業」の単一セグメントであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 平成29年6月1日
至 平成30年5月31日)
販売高(千円)前年同期比(%)
メディア事業2,677,53969.3
合計2,677,53969.3

(注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前事業年度
(自 平成28年6月1日
至 平成29年5月31日)
当事業年度
(自 平成29年6月1日
至 平成30年5月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
Google Asia Pacific Pte. Ltd.776,75449.1705,30626.3
株式会社ファンコミュニケーションズ79,3385.0356,58513.3
株式会社ジーニー246,69715.67,5390.3

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてが判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。この財務諸表の作成には、資産及び負債、収益及び費用に影響を与える見積りを必要とする箇所がございます。これらの見積りにつきましては、経営者が過去の実績や取引状況等を勘案し、会計基準の範囲内でかつ合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があることにご留意下さい。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a,経営成績等
1)財政状態
(資産)
当事業年度末における総資産は3,187百万円となり、前事業年度末に比べ1,371百万円増加いたしました。これは主に、売上の増加により現金及び預金が1,079百万円、売掛金が113百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は642百万円となり、前事業年度末に比べ251百万円増加いたしました。これは主に、未払金が51百万円、未払費用が35百万円、未払法人税等が106百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は2,544百万円となり、前事業年度末に比べ1,119百万円増加いたしました。これは主に、公募増資に伴い資本金及び資本準備金がそれぞれ141百万円増加したことや、当期純利益計上により利益剰余金が816百万円増加したことによるものであります。
なお、自己資本比率は79.9%(前事業年度末は78.5%)となりました。
2)経営成績
(売上高)
売上高は、2,677百万円(前事業年度比69.3%増)となりました。これは主に、「ネットワーク広告」については広告運用体制の強化の実施、「タイアップ広告」については新商材の開発等を行うことにより、広告収入が順調に推移したことによるものであります。
(売上原価)
売上原価は、865百万円(同53.3%増)となりました。これは主に、人員増加に伴う人件費の増加等によるものであります。
この結果、売上総利益は1,811百万円(同78.1%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は、643百万円(同78.7%増)となりました。これは主に、人員増加に伴う人件費と採用費の増加等によるものであります。
この結果、営業利益は1,168百万円(同77.8%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
営業外収益は2百万円(同2,610.9%増)、営業外費用は2百万円(前年同期比8.6%減)となりました。
この結果、経常利益は1,168百万円(同78.7%増)となりました。
(当期純利益)
法人税等合計は、338百万円(同79.8%増)となりました。
この結果、当期純利益は816百万円(同75.3%増)となりました。
3)キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
b,経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、今後もゲーム情報メディア「GameWith」に継続的に経営資源を投下し、ユーザーに向けた有益なコンテンツの提供を行うことで「GameWith」のメディアの価値を高め、引き続き事業拡大を図ってまいります。また、従来の国内メディアの成長に加え、今後は成長市場である海外での事業展開及び新規事業領域において先行投資を積極的に行い、中長期的に持続可能な株主価値増大に努めてまいります。
まず海外市場については継続的に拡大を続けてきた国内ゲーム市場が平成29年では前期比0.8%増の125億ドルと緩やかな成長となる一方で、世界全体では前期比7.8%と1,089億ドルにまで大きく拡大しています(注)。昨年12月にリリースした繁体字版ゲーム情報メディアの拡大に加えて、今後は英語圏での海外展開を中心に経営資源を投下し、海外市場での拡大を進めてまいります。
新事業領域での事業開発については、従来のゲーム情報メディアの基盤を活用しながらゲーム会社各社及びゲームユーザーの潜在的ニーズの把握に努め、新規サービスのリリースに取り組み、中長期的な収益基盤の強化と持続的な成長を実現してまいります。
(注) Newzoo International B.V.「2016 Global Games Market Report」「2017 Global Games Market Report」
c.資本の財源及び資金の流動性
当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、人件費、地代家賃、サーバ利用料等であり、財源については自己資金によっております。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための指標として、売上高及び営業利益を使用しております。それぞれの指標の当事業年度における達成度及び来期の目標は以下のとおりであります。
指標平成30年5月期
目標
平成30年5月期
実績
平成30年5月期
達成度
平成31年5月期
目標
売上高2,070百万円2,677百万円129.3%3,154百万円
営業利益787百万円1,168百万円148.5%905百万円

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