有価証券報告書-第8期(令和2年6月1日-令和3年5月31日)

【提出】
2021/08/26 15:03
【資料】
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【項目】
132項目
業績等の概要
(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、新型コロナウイルスによる影響の長期化を背景に、消費や広告出稿が落ち込みました。各国の経済対策や感染対策により、経済回復の兆しはあるものの、景気の先行きが不透明な状況が続きました。
当社グループは、クリエイターサポートを主たるサービスとして展開しておりますが、国内の端末別インターネット利用状況を見ると、スマートフォンの保有率が2020年8月で69.3%となり(総務省2020年「通信利用動向調査」)、スマートフォンの普及や通信インフラの発達に伴い、これまで以上に動画の視聴機会が増えております。
このような事業環境のもと、新たなクリエイターの獲得や育成、クリエイターを活用したプロモーションビジネスの拡大など、グッズ・EC事業の拡大など、事業基盤の強化に努めるとともに、新規事業の更なる拡大にも注力してまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は24,488,391千円(前年同期比9.0%増)、営業利益は815,951千円(前年同期比17.9%減)、経常利益は855,282千円(前年同期比8.3%減)となりました。また、前期に計上した投資有価証券評価損等の特別損失が当期は計上されていないため、親会社株主に帰属する当期純利益は549,142千円(前年同期比53.0%増)となりました。なお、当社グループは動画コンテンツ事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。
(クリエイターサポートサービス)
当連結会計年度におけるクリエイターサポートサービスの売上高は、23,466,484千円(前年同期比10.4%増)となりました。業務提携を含めたチャンネル数の増加に伴って再生回数が拡大したことにより、当連結会計年度におけるアドセンス売上は14,300,888千円(前年同期比10.5%増)となりました。また、広告売上においては、広告主による広告出稿金額の減少の影響を受けたものの、複合的な提案を積極的に進めたことなどによる国内外での受注件数の増加や受注金額の増加が寄与し、広告売上は6,579,595千円(前年同期比12.7%増)となりました。なお、オフラインのイベントはほとんど実施できず、イベント収入やイベントにおけるグッズ収入は大きく減少したものの、クリエイターのオリジナルブランド商品や企業とのライセンス商品の拡大が売上拡大に寄与いたしました。
(自社サービス)
当連結会計年度における自社サービスの売上高は、1,021,906千円(前年同期比14.7%減)となりました。これは前期に計上した大型の番組制作売上が当期は発生しなかったことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,308,536千円減少し、3,021,836千円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とその要因は以下の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は、228,580千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益855,282千円の計上があった一方で、売上債権の増加767,994千円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により支出した資金は、775,443千円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出975,053千円があった一方で、敷金及び保証金の回収による収入276,460千円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により支出した資金は、761,703千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出802,504千円等があったことによるものであります。
生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
生産に該当する事項が無いため、生産実績に関する記載はしておりません。
(2)受注実績
受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。
(3)販売実績
当連結会計年度の販売実績を主要サービスごとに示すと、次のとおりであります。
サービスの名称当連結会計年度
(自 2020年6月1日
至 2021年5月31日)
金額(千円)前年同期比(%)
クリエイターサポートサービス23,466,484110.4
アドセンス(14,300,888)110.5
広告(6,579,595)112.7
その他(2,586,000)104.5
自社サービス1,021,90685.3
合計24,488,391109.0

(注) 1.当社グループは動画コンテンツ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。上記ではサービス別の販売実績を記載しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前連結会計年度
(自 2019年6月1日
至 2020年5月31日)
当連結会計年度
(自 2020年6月1日
至 2021年5月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
Google LLC13,259,32259.014,427,40158.9

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの財務諸表で採用する重要な会計方針は後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
また、新型コロナウイルスの影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 追加情報」に記載しております。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ758,643千円減少し、9,728,050千円となりました。
このうち、流動資産は、前連結会計年度末に比べ367,992千円減少し、6,782,578千円となりました。この主な内訳は、現金及び預金が1,308,536千円減少し、売掛金が767,994千円増加したことによるものであります。
固定資産は、390,650千円減少し、2,945,471千円となりました。この主な内訳は、投資その他の資産が297,662千円、有形固定資産が166,747千円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ1,355,927千円減少し、5,767,121千円となりました。
このうち、流動負債は、前連結会計年度末に比べ721,964千円減少し、4,982,917千円となりました。この主な内訳は、未払金が827,901千円減少したことによるものであります。
固定負債は前連結会計年度末に比べ633,962千円減少し、784,204千円となりました。この主な内訳は、長期借入金が635,496千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は597,283千円増加し、3,960,928千円となりました。その内訳は、資本金が17,900千円、資本剰余金が17,900千円、利益剰余金が549,142千円増加したことによるものであります。
(3) 経営成績の分析
①売上高
当連結会計年度の売上高は、24,488,391千円(前年同期比9.0%増)となりました。これは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、広告主による広告出稿金額の減少やイベント自粛などの影響を受けたものの、業務提携含めたチャンネル数拡大によりアドセンス収入が拡大し、複合的な提案を積極的に進めたことにより国内外における広告事業の収入も拡大したことによるものです。
②売上原価、販売費及び一般管理費、営業損益
当連結会計年度の売上原価は17,988,525千円(前年同期比10.7%増)となりました。これはタイアップ広告やアドセンスの売上拡大に伴って、クリエイターへの支払いが増加したためです。また、販売費及び一般管理費は5,683,914千円(前年同期比9.1%増)となりました。これは人員増加による給与等の支払いが増加したことなどによるものです。この結果、営業利益は815,951千円(前年同期比17.9%減)となりました。
③経常損益
当連結会計年度の営業外収益は68,117千円となりました。また、営業外費用は28,787千円となりました。この結果、経常利益は855,282千円(前年同期比8.3%減)となりました。
④親会社株主に帰属する当期純利益
税金等調整前当期純利益は855,282千円(前年同期比53.7%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は549,142千円(前年同期比53.0%増)となりました。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、事業運営上必要な資金を確保するとともに、経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持する事を基本方針としております。M&Aや設備投資資金については、営業活動により得られたキャッシュ・フロー及び金融機関からの長期借入を基本としております。短期資金需要については、営業活動により得られたキャッシュ・フローを基本としております。
当連結会計年度の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、市場の成長、競合他社、人材の確保・育成、法的規制など様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。短期的には、新規事業立ち上げに伴う優秀な人材の採用、新規事業立ち上げ費用等が先行して発生しますが、新規クリエイターの獲得とクリエイターを活用した様々な新規事業を迅速に立ち上げることにより、現在のリーディングポジションを一層強固にし、更なる成長につなげたいと考えております。
(6) 経営戦略の現状と見通し
当社グループでは、これまで業界を代表するクリエイターの獲得とその支援に注力してまいりました。今後はクリエイターの支援を強化し、ブランドイメージを一層強固なものにするとともに、MCNのリーディングカンパニーとしてより多岐にわたるジャンルの個人に対してプラットフォームを開放し、少しでも多くの個人が活躍できる環境を提供していきたいと考えております。そのためにも、当社グループの運営するMCN内でのコンテンツの一層の強化、クリエイターの収益化をサポートする様々な新規事業の立ち上げ、大手広告主とのコミュニケーションの強化などに経営資源を投下するとともに、社内インフラの整備とオペレーションの仕組化により効率性の高い組織を作り、収益性の向上をはかっていく方針です。

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