有価証券報告書-第29期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/03/29 10:14
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【項目】
90項目
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。なお、当社グループの連結財務諸表の作成にあたって重要となる会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
(2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度における我が国の経済は、政府による経済・金融施策を背景に、株価の上昇や企業収益の回復が見られるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような経済状況の中、旅行業界におきましては、2017年の世界全体の観光客は前年比7.0%増の13億2,200万人となり、増加傾向が続いております(出典:国連世界観光機関(UNWTO))。
また、日本におきましては、2017年の日本人の海外旅行者数は、前年比4.5%増の1,788万人となっており(出典:日本政府観光局(JNTO))、2017年の訪日外国人は前年比19.3%増の2,869万人と過去最高を更新しております。
そのような事業環境のもと、現地体験ツアーにフォーカスし、旅行者と世界をつなぐOTA(オンライン・トラベル・エージェント)企業として、従前より積極的に推進していた取扱エリア、催行会社数並びに取扱数の拡大に加えて、ウェブサイトの多言語化を推進するとともに、中長期的な業績拡大のために積極的な人材の採用を行いました。
この結果、当連結会計年度の営業収益は3,371,970千円(前年同期比19.3%増)となりました。なお、営業収益を収益区分別にみますと、海外旅行部門が3,111,739千円(前年同期比29.5%増)、インバウンド部門が61,454千円(前年同期比85.1%増)、グローバル部門が198,775千円(前年同期比43.6%減)となりました。
利益につきましては、広告宣伝費の増加や人員採用等の先行投資を積極的に行った結果、営業利益は417,190千円(前年同期比365.7%増)、経常利益は319,281千円(前年同期比795.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は311,187千円(前年同期比789.1%増)となりました。
なお、当社グループは、旅行関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
①経営成績
(営業収益)
営業収益は、3,371,970千円(前年同期比19.3%増)となりました。主な要因は、提供アクティビティの充実及び当社グループの予約サイトの認知度の向上の結果、販売が好調に推移したことによるものであります。
なお、営業収益を収益区分別にみますと、海外旅行部門が3,111,739千円(前年同期比29.5%増)、インバウンド部門が61,454千円(前年同期比85.1%増)、グローバル部門が198,775千円(前年同期比43.6%減)となりました。
(営業費用及び営業利益)
営業費用は、2,954,779千円(前年同期比8.0%増)となりました。主な要因は、広告宣伝費の増加、人員の増加などによるものであります。これらの結果、営業利益は417,190千円(前年同期比365.7%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用及び経常利益)
営業外収益は3,278千円(前年同期比37.0%減)、営業外費用は101,187千円(前年同期比71.2%増)となりました。これは主に、為替差損の増加によるものであります。これらの結果、経常利益は319,281千円(前年同期比795.1%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
法人税等合計は、△66,389千円(前年同期は668千円)となりました。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は311,187千円(前年同期比789.1%増)となりました。
②財政状態
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は4,379,249千円と、前連結会計年度末比1,157,487千円増加しました。これは主に、現金及び預金が906,691千円、営業未収入金が243,605千円増加したことよるものです。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は732,074千円と、前連結会計年度末比280,843千円増加しました。これは主に、ソフトウエアが84,772千円、ソフトウエア仮勘定が56,615千円、繰延税金資産が165,520千円増加したことによるものです。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は3,389,457千円と、前連結会計年度末比800,710千円増加しました。これは主に、営業未払金が224,205千円、前受金が347,674千円、未払法人税等が97,627千円増加したことによるものです。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は347,796千円と、前連結会計年度末比198,008千円減少しました。これは主に、長期借入金が197,996千円減少したことによるものです。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は1,374,070千円と、前連結会計年度末比835,628千円増加しました。これは主に、株式の発行により資本金が264,960千円、資本剰余金が264,960千円増加したこと、親会社株主に帰属する当期純利益311,187千円の計上による利益剰余金の増加によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は、前連結会計年度末より893,772千円増加し、3,170,888千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果増加した資金は852,592千円(前連結会計年度は311,570千円の収入)となりました。これは主に、前受金の増加額348,636千円、仕入債務の増加額226,071千円、税金等調整前当期純利益244,797千円などの増加要因と、売上債権の増加額246,916千円などの減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果減少した資金は257,467千円(前連結会計年度は380,776千円の支出)となりました。これは、固定資産の取得による支出257,467千円の減少要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果増加した資金は315,292千円(前連結会計年度は32,143千円の収入)となりました。これは、株式の発行による収入513,288千円の増加要因と、長期借入金の返済による支出197,996千円の減少要因によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.受注実績
当社グループは、概ね受注から役務提供までの期間が短いため、受注実績に関する記載を省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループは旅行関連事業の単一セグメントであるため、収益区分別に記載しております。
収益区分当連結会計年度
(自 2018年1月1日
至 2018年12月31日)
営業収益(千円)前年同期比(%)
海外旅行部門3,111,739129.5
インバウンド部門61,454185.1
グローバル部門198,77556.4
合計3,371,970119.3

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.主要な販売先については、総販売実績に対する割合が100分の10以上に該当する相手がいないため、記載を省略しております。
⑤当社グループの資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、広告宣伝費や人件費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は基幹システムの開発・改良等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当連結会計年度末の資金の流動性は十分に確保されていると認識しており、また、金融機関との間でコミットメントラインを設定することで、急な資金需要や不測の事態にも備えております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は545,507千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,170,888千円となっております。
⑥経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」で述べましたとおり、当社グループでは、営業収益成長率並びに営業収益営業利益率を重要な指標としております。当連結会計年度における営業収益成長率は19.3%増であり、営業収益営業利益率は12.4%(前年同期比9.2ポイント増)でした。
引き続きこれらの指標の改善について取り組んでまいります。
⑦当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」で述べましたとおり、国内外における自然災害、人為災害、テロ、戦争等や、技術革新、システム障害、為替変動等が、経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
従いまして、当社グループは常に市場動向や各国の政情等に留意しつつ、内部管理体制を強化するとともに優秀な人材を確保し、顧客のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、上記のような経営成績に重要な影響を与えるリスクを低減してまいります。
⑧経営者の問題意識と今後の方針について
経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。

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