訂正有価証券報告書-第19期(2020/10/01-2021/09/30)
(1) 経営成績等の状況の概要
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお当社グループは、2021年9月期第2四半期末をみなし取得日として株式会社チャンピオンを連結子会社化し、第2四半期連結会計期間より連結財務諸表作成会社に移行いたしました。従いまして、前連結会計年度の連結財務諸表を作成しておりませんので、これらとの比較分析は行っておりません。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況でありますが、ワクチン接種の促進や海外経済の改善もあり、国内経済は持ち直しの動きが見られております。しかしながら、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大による国内外経済を下振れさせるリスクや金融資本市場の変動等の影響により、景気の先行きは不透明な状態が続くと見込まれております。
このような環境のなか、中古車業界におきましては、2020年10月から2021年9月までの国内中古車登録台数は、前年の消費税増税並びに新型コロナウイルス感染症の影響による需要落ち込みの反動増から3,805,668台(前年同期比1.1%増)と前年同期間を上回る結果となりました。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ)
このような状況の下、当社におきましては、東海地方のドミナント方式並びに東海地方以外へのエリア拡大による専門店の出店を積極的に進め、2021年4月29日に兵庫県神戸市に「グッドスピードMEGA SUV神戸大蔵谷店」、「CHAMPION76神戸大蔵谷店」、同敷地内に6月2日に「グッドスピード神戸大蔵谷買取専門店」、6月15日に沖縄県に「グッドスピード沖豊見城買取専門店」、7月1日に岐阜県大垣市に「グッドスピード大垣買取専門店」、8月1日に「グッドスピード浜松買取専門店」、9月4日に「グッドスピードMEGA SUV清水鳥坂店」、「CHAMPION76清水鳥坂店」をオープンするなど、車、バイクにおける新車・中古車販売の拡大及び買取や整備・鈑金・ガソリンスタンド、レンタカーサービス、保険代理店サービスを強化し、顧客の車に関する需要に対し、ワンストップでサービスを提供できる体制作りを積極的に進めてまいりました。
その結果、当連結会計年度における売上高は42,947百万円、営業利益は251百万円、経常利益は88百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は151百万円と中古車需要が高まるニーズを的確に捉え、好調な結果となりました。
なお、当社グループは、自動車販売及びその附帯事業の単一セグメントのため、サービスごとの業績の内容を記載しており、セグメントごとの記載はしておりません。
(自動車販売関連)
当連結会計年度は、2020年4月以降に出店したMEGA専門店3店舗が寄与し、小売販売台数は、12,124台となりました。加えて当期に出店した買取専門店とバイク販売店、並びに連結子会社化した株式会社チャンピオン(現 株式会社チャンピオン76)が寄与し、当連結会計年度における売上高は39,952百万円となりました。なお、新車・中古車販売、買取を自動車販売関連としております。
(附帯サービス関連)
販売台数の増加とM&Aや整備工場新設により、当連結会計年度における売上高は2,994百万円と好調に推移しました。なお、整備・鈑金・ガソリンスタンド、保険代理店、レンタカーを附帯サービス関連としております。
② 財政状態の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は14,584百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金が1,476百万円、商品が9,539百万円、売掛金が2,405百万円であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は9,037百万円となりました。主な内訳は、建物が4,363百万円、土地が1,487百万円であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は17,169百万円となりました。主な内訳は、短期借入金が9,805百万円、前受金が3,114百万円、買掛金が1,715百万円、1年内返済予定の長期借入金が1,763百万円であります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は4,876百万円となりました。主な内訳は、長期借入金が4,060百万円、リース債務が368百万円、長期前受金が369百万円であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は1,576百万円となりました。主な内訳は、資本金が441百万円、資本剰余金が460百万円、利益剰余金が663百万円であります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,476百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は65百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益205百万円、減価償却費512百万円、仕入債務の増加額1,027百万円、前受金及び長期前受金の増加額1,535百万円があった一方で、たな卸資産の増加額2,486百万円、前払金及び長期前払金の増加額433百万円があったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は3,445百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,245百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出581百万円があったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は3,882百万円となりました。これは主に、短期借入金の純増加額1,737百万円、長期借入れによる収入3,402百万円があった一方、長期借入金の返済による支出1,261百万円があったことなどによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.受注実績
当社の受注実績は、販売実績とほぼ一致しておりますので、受注実績に関しては販売実績の項をご参照ください。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をサービス別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.総販売実績の10%以上を占める販売顧客に該当するものはありません。
2.記載金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当社は、自動車販売及びその附帯事業の単一セグメントのため、サービス別により記載しております。
4.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため前年同期比については記載しておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績
(売上高)
当連結会計年度における売上高は42,947百万円となりました。主な要因としては、MEGA専門店を出店したこと、株式会社チャンピオン(現 株式会社チャンピオン76)を子会社化したことに加え附帯サービス関連の売上が順調に推移したことによるものです。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は、36,252百万円、売上総利益は6,694百万円となりました。その結果、売上総利益率は15.6%と好調な結果となりました。売上総利益率が好調な結果となったのは、原価削減の取り組みを進めたことによるものです。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、主に人件費、賃借料、販売促進費などの計上により6,443百万円となりました。この結果、営業利益は251百万円となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は38百万円、営業外費用は主に支払利息の計上により201百万円となりました。この結果、経常利益は88百万円となりました。
(特別利益、特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益は、主に負ののれん発生益の計上により118百万円、特別損失は固定資産除却損の計上により1百万円となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は151百万円となりました。
b.経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、前述「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、サービスの性質、コンプライアンス等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行って参ります。
c.財政状態
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は14,584百万円となりました。主な内訳は、主に新規出店に伴い車両在庫台数が増加したことなどの要因により商品が9,539百万円などによるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は9,037百万円となりました。主な内訳は、新規出店及び改装に伴い有形固定資産が7,905百万円、保証金が711百万円などによるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は17,169百万円となりました。主な内訳は、新型コロナウイルス感染症に対応するため手元流動性を高めることを目的として、短期借入金9,805百万円、1年内返済予定の長期借入金が1,763百万円などによるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は4,876百万円となりました。主な内訳は、新規出店に伴う設備投資を長期借入金で充当したことにより、長期借入金の残高が4,060百万円となったことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、1,576百万円となりました。内訳は資本金441百万円、資本剰余金460百万円、利益剰余金663百万円となっております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(キャッシュ・フロー)
当社グループは、財務バランスを意識した経営に努めております。当連結会計年度における営業活動の結果、使用した資金は65百万円、投資活動の結果、使用した資金は3,445百万円、財務活動の結果、獲得した資金は3,882百万円となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、当期首に比べ370百万円増加し、1,476百万円となりました。
当社グループの資金需要のうち主なものは、事業規模拡大に伴い必要となる運転資金と新規出店に伴う設備投資であります。これらの資金は、主として銀行借入により調達しております。また、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りにつきましても安定した状態を維持しており、当面事業を継続していくうえで十分な流動性を確保しております。
③ 重要な会計方針及び見積り
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお当社グループは、2021年9月期第2四半期末をみなし取得日として株式会社チャンピオンを連結子会社化し、第2四半期連結会計期間より連結財務諸表作成会社に移行いたしました。従いまして、前連結会計年度の連結財務諸表を作成しておりませんので、これらとの比較分析は行っておりません。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況でありますが、ワクチン接種の促進や海外経済の改善もあり、国内経済は持ち直しの動きが見られております。しかしながら、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大による国内外経済を下振れさせるリスクや金融資本市場の変動等の影響により、景気の先行きは不透明な状態が続くと見込まれております。
このような環境のなか、中古車業界におきましては、2020年10月から2021年9月までの国内中古車登録台数は、前年の消費税増税並びに新型コロナウイルス感染症の影響による需要落ち込みの反動増から3,805,668台(前年同期比1.1%増)と前年同期間を上回る結果となりました。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ)
このような状況の下、当社におきましては、東海地方のドミナント方式並びに東海地方以外へのエリア拡大による専門店の出店を積極的に進め、2021年4月29日に兵庫県神戸市に「グッドスピードMEGA SUV神戸大蔵谷店」、「CHAMPION76神戸大蔵谷店」、同敷地内に6月2日に「グッドスピード神戸大蔵谷買取専門店」、6月15日に沖縄県に「グッドスピード沖豊見城買取専門店」、7月1日に岐阜県大垣市に「グッドスピード大垣買取専門店」、8月1日に「グッドスピード浜松買取専門店」、9月4日に「グッドスピードMEGA SUV清水鳥坂店」、「CHAMPION76清水鳥坂店」をオープンするなど、車、バイクにおける新車・中古車販売の拡大及び買取や整備・鈑金・ガソリンスタンド、レンタカーサービス、保険代理店サービスを強化し、顧客の車に関する需要に対し、ワンストップでサービスを提供できる体制作りを積極的に進めてまいりました。
その結果、当連結会計年度における売上高は42,947百万円、営業利益は251百万円、経常利益は88百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は151百万円と中古車需要が高まるニーズを的確に捉え、好調な結果となりました。
なお、当社グループは、自動車販売及びその附帯事業の単一セグメントのため、サービスごとの業績の内容を記載しており、セグメントごとの記載はしておりません。
(自動車販売関連)
当連結会計年度は、2020年4月以降に出店したMEGA専門店3店舗が寄与し、小売販売台数は、12,124台となりました。加えて当期に出店した買取専門店とバイク販売店、並びに連結子会社化した株式会社チャンピオン(現 株式会社チャンピオン76)が寄与し、当連結会計年度における売上高は39,952百万円となりました。なお、新車・中古車販売、買取を自動車販売関連としております。
(附帯サービス関連)
販売台数の増加とM&Aや整備工場新設により、当連結会計年度における売上高は2,994百万円と好調に推移しました。なお、整備・鈑金・ガソリンスタンド、保険代理店、レンタカーを附帯サービス関連としております。
② 財政状態の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は14,584百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金が1,476百万円、商品が9,539百万円、売掛金が2,405百万円であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は9,037百万円となりました。主な内訳は、建物が4,363百万円、土地が1,487百万円であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は17,169百万円となりました。主な内訳は、短期借入金が9,805百万円、前受金が3,114百万円、買掛金が1,715百万円、1年内返済予定の長期借入金が1,763百万円であります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は4,876百万円となりました。主な内訳は、長期借入金が4,060百万円、リース債務が368百万円、長期前受金が369百万円であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は1,576百万円となりました。主な内訳は、資本金が441百万円、資本剰余金が460百万円、利益剰余金が663百万円であります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,476百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は65百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益205百万円、減価償却費512百万円、仕入債務の増加額1,027百万円、前受金及び長期前受金の増加額1,535百万円があった一方で、たな卸資産の増加額2,486百万円、前払金及び長期前払金の増加額433百万円があったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は3,445百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,245百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出581百万円があったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は3,882百万円となりました。これは主に、短期借入金の純増加額1,737百万円、長期借入れによる収入3,402百万円があった一方、長期借入金の返済による支出1,261百万円があったことなどによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.受注実績
当社の受注実績は、販売実績とほぼ一致しておりますので、受注実績に関しては販売実績の項をご参照ください。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をサービス別に示すと、次のとおりであります。
サービス別 | 当連結会計年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | |
販売高(百万円) | 前年同期比(%) | |
自動車販売関連 | 39,952 | - |
附帯サービス関連 | 2,994 | - |
合計 | 42,947 | - |
(注)1.総販売実績の10%以上を占める販売顧客に該当するものはありません。
2.記載金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当社は、自動車販売及びその附帯事業の単一セグメントのため、サービス別により記載しております。
4.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため前年同期比については記載しておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績
(売上高)
当連結会計年度における売上高は42,947百万円となりました。主な要因としては、MEGA専門店を出店したこと、株式会社チャンピオン(現 株式会社チャンピオン76)を子会社化したことに加え附帯サービス関連の売上が順調に推移したことによるものです。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は、36,252百万円、売上総利益は6,694百万円となりました。その結果、売上総利益率は15.6%と好調な結果となりました。売上総利益率が好調な結果となったのは、原価削減の取り組みを進めたことによるものです。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、主に人件費、賃借料、販売促進費などの計上により6,443百万円となりました。この結果、営業利益は251百万円となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は38百万円、営業外費用は主に支払利息の計上により201百万円となりました。この結果、経常利益は88百万円となりました。
(特別利益、特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益は、主に負ののれん発生益の計上により118百万円、特別損失は固定資産除却損の計上により1百万円となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は151百万円となりました。
b.経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、前述「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、サービスの性質、コンプライアンス等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行って参ります。
c.財政状態
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は14,584百万円となりました。主な内訳は、主に新規出店に伴い車両在庫台数が増加したことなどの要因により商品が9,539百万円などによるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は9,037百万円となりました。主な内訳は、新規出店及び改装に伴い有形固定資産が7,905百万円、保証金が711百万円などによるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は17,169百万円となりました。主な内訳は、新型コロナウイルス感染症に対応するため手元流動性を高めることを目的として、短期借入金9,805百万円、1年内返済予定の長期借入金が1,763百万円などによるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は4,876百万円となりました。主な内訳は、新規出店に伴う設備投資を長期借入金で充当したことにより、長期借入金の残高が4,060百万円となったことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、1,576百万円となりました。内訳は資本金441百万円、資本剰余金460百万円、利益剰余金663百万円となっております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(キャッシュ・フロー)
当社グループは、財務バランスを意識した経営に努めております。当連結会計年度における営業活動の結果、使用した資金は65百万円、投資活動の結果、使用した資金は3,445百万円、財務活動の結果、獲得した資金は3,882百万円となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、当期首に比べ370百万円増加し、1,476百万円となりました。
当社グループの資金需要のうち主なものは、事業規模拡大に伴い必要となる運転資金と新規出店に伴う設備投資であります。これらの資金は、主として銀行借入により調達しております。また、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りにつきましても安定した状態を維持しており、当面事業を継続していくうえで十分な流動性を確保しております。
③ 重要な会計方針及び見積り
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。