四半期報告書-第39期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/12 15:05
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第1四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,999百万円減少し、25,473百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ3,547百万円減少し、12,576百万円となりました。主な要因は、受取手形及び売掛金の減少2,346百万円、現金及び預金の減少1,189百万円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ547百万円増加し、12,896百万円となりました。主な要因は、のれんの増加414百万円によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,280百万円減少し、21,029百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ3,906百万円減少し、16,304百万円となりました。主な要因は、買掛金の減少2,635百万円、短期借入金の減少796百万円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ1,625百万円増加し、4,724百万円となりました。主な要因は、長期借入金の増加1,605百万円によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ718百万円減少し、4,444百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上による利益剰余金の減少538百万円及び利益剰余金の配当による減少191百万円によるものであります。
(2)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年6月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策による外出自粛・休業要請等に加え、4月の緊急事態宣言の発令の影響により、個人消費や企業活動が著しく制限され景気が急速に悪化いたしました。緊急事態宣言は解除されたものの、感染リスクが残る中で一定の経済活動制限や自粛が続き、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループが事業活動の中心としております酒類食品流通業界におきましても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の継続実施に伴い、料飲店・ホテル等で営業時間の短縮や席数の制限など感染拡大防止策を取りながらの営業が続いており、依然として厳しい経営環境となっております。
このような市場環境の中、当社グループは「お客様のご要望になんでもお応えしたい」という基本コンセプトのもと「トップラインの成長」、「収益力の向上」に向けて、新規顧客の開拓及び既存販売先との関係強化、店舗の新規出店やWEBサイトの充実等、各種施策を推進しました。また昨今では、新型コロナウイルスの感染症の拡大防止策による在宅勤務や外出自粛等による家庭内消費の高まりからご家庭向け商品の拡充や配達体制の確保に努めております。
当社グループは、今後も中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現を目指して、さまざまなサービスの提供に積極的に取り組んでまいります。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、売上高16,783百万円、営業損失1,114百万円、経常損失755百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失538百万円となりました。
売上区分別の売上状況につきましては、売上構成比が「業務用」38.0%、「宅配」30.8%、「POS」30.6%、「卸その他」0.6%となりました。 「業務用」の売上高は、6,378百万円となりました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策による外出自粛・休業要請等の影響により料飲店・ホテル等の自粛や休業が相次いだことで注文量が減少し、顧客数・客単価ともに前年同期を下回りました。 「宅配」の売上高は、5,163百万円となりました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策による在宅勤務や外出自粛等による「家飲み・巣ごもり」需要拡大の影響から、家庭内消費の増加がみられ、配達体制の確保に努めたことで顧客数は前年同期を上回りました。客単価は、焼酎やウイスキーなどの大容量商品の販売が好調で、前年同期と同推移となりました。 「POS」の売上高は、5,130百万円となりました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策による在宅勤務や外出自粛等による「家飲み・巣ごもり」需要拡大の影響から、日中を中心とした来店客が増え、顧客数は前年同期を上回りました。客単価は、家庭内消費の高まりから飲料や食品が伸長し、また値ごろ感のあるワインやRTDを中心に販売が好調で前年同期を上回りました。
なお、当社グループは、酒類販売事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載しておりません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、新たに経営成績に重要な影響を与える事象は発生しておりません。