四半期報告書-第14期第1四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/12 15:02
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当社は前第1四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)経営成績の状況
当社グループは「解き尽くす。未来を引きよせる。」をミッションとし、分散したデータを活用可能な形に整理・統合することで価値に変換するデータインテリジェンス能力をもとに複数産業の課題解決に注力しております。
具体的にはデータの利活用によって企業のマーケティングを高度化することを目指すMarTech事業、デジタル化が進んでこなかった市場において生活者(消費者)と事業者を、デジタル化を通じて最適な形でマッチングすることを目指すX-Tech事業を運営しております。
昨今においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴う緊急事態宣言発令による外出自粛により、新規顧客開拓に対して一時的な影響が生じた一方、ビジネスにおけるオンライン活用の重要性が増したことでデジタル化の加速が生じ、当社グループの事業機会が拡大しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高2,824,434千円、営業利益244,589千円、経常利益237,635千円、親会社株主に帰属する四半期純利益144,452千円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
①MarTech事業
MarTech事業は、顧客企業のデータ資産を利活用し、マーケティング活動を高度化することを目指しており、「コンサルティングサービス」「プロダクト」の2形態からなるサービスを提供しております。「コンサルティングサービス」においては、国内企業におけるWebマーケティングの強化及びデータ活用意欲の高まりにより、案件獲得が堅調に推移しました。「プロダクト」においては、ネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」のアルゴリズム開発に注力し、広告主の広告効果最大化及び媒体社の満足度向上に向け取り組みました。
この結果、売上高は1,631,533千円、セグメント利益は462,892千円となりました。
②X-Tech事業
X-Tech事業は、デジタル化が進んでこなかった市場において、生活者(消費者)と事業者を、デジタル化を通じて最適な形でマッチングすることを目指しており、主に「イエウール」「ヌリカエ」が属しております。
営業活動が堅調であることに加え、MarTech事業で培ったWebアナリティクス技術を「イエウール」及び「ヌリカエ」に活用した結果、売上獲得に対する広告宣伝費の割合を低減させることにより、利益率の向上を達成しました。また今後の持続的な成長のため、「イエウール」「ヌリカエ」ともに、新規事業の展開へ向けて、ソフトウエア開発に関する投資を強化しております。
この結果、売上高は1,192,531千円、セグメント利益は195,840千円となりました。
③その他
その他には、「Data Platform事業」「ヘルスケア事業」が属しており、サービス拡販に向けて取り組む一方、引き続きサービス開発に注力しました。
この結果、売上高は368千円、セグメント損失は80,815千円となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は6,414,369千円となり、前連結会計年度末に比べ176,068千円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が414,468千円減少、受取手形及び売掛金が183,697千円増加したことによるものであります。固定資産は703,151千円となり、前連結会計年度末に比べ42,662千円減少いたしました。これは主に、投資その他の資産が38,854千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は、7,117,521千円となり、前連結会計年度末に比べ218,730千円減少いたしました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は2,164,722千円となり、前連結会計年度末に比べ280,448千円減少いたしました。これは主に、未払法人税等が216,969千円、賞与引当金が67,100千円減少したことによるものであります。固定負債は807,956千円となり、前連結会計年度末に比べ85,652千円減少いたしました。これは主に、長期借入金が84,774千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、2,972,678千円となり、前連結会計年度末に比べ366,100千円減少いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は4,144,842千円となり、前連結会計年度末に比べ147,369千円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が150,359千円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は58.2%(前連結会計年度末は54.5%)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。