半期報告書-第15期(2024/01/01-2024/12/31)
当社は、当中間連結会計期間より中間連結財務諸表を作成しているため、前中間連結会計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。また、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末における総資産は、3,997,876千円となりました。主な内訳は、現金及び預金3,592,298千円であります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債は、1,396,411千円となりました。主な内訳は、未払金及び未払費用177,329千円、未払法人税等194,208千円、契約負債917,171千円であります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は、2,601,465千円となりました。主な内訳は、資本金394,620千円、資本剰余金368,187千円、利益剰余金1,942,763千円であります。
(2)経営成績の状況
当社グループは法人向けクラウドサービスの開発・販売を行っております。主なサービスとして、緊急時に簡単に情報共有できるように設計したシンプルなクラウドサービス「安否確認サービス」の開発・販売、サイボウズ株式会社の提供する業務アプリケーション構築サービス「kintone」と連携し、より便利に利用するためのクラウドサービス「kintone連携サービス」の開発・販売を行っております。そのほか、社内のスケジュール管理と社外との日程調整が可能な新しいコンセプトのスケジューラー「トヨクモ スケジューラー」などを展開しております。
当中間連結会計期間においては、世界的なインフレーションとそれに伴うインフレ対策のための世界的な金融引き締めが続いており、金利差による円安が続いており、市場環境は依然として先行きが不透明な状況であります。その一方で、国内においては、円安によるインバウンド需要の拡大に加えて、消費者物価指数は日本銀行の物価安定の目標としている前年同月比2%を継続的に超え、2024年度の平均賃上げ率は全体で5%程度と高い水準の賃上げが行われており、賃金と物価の好循環を実現し、今後の経済活動の正常化と景気の回復が期待されております。
当社が提供する「安否確認サービス」は、災害時に従業員等の安否確認を自動で行うクラウドサービスであります。地震をはじめ、津波や特別警報などにも連動して自動で安否確認を送信します。利用者が回答した最新の情報を、管理者権限を持つユーザーが、いつでもリアルタイムで確認することができます。また、全社で利用できる掲示板だけでなく、限定されたメンバーのみが利用できる、グループメッセージ機能を備えています。これにより、災害対策本部をオンライン上に設置し、運営することが可能となっております。パンデミックをはじめとした非常時においては、従業員等に適切な予防方法を周知する、定期的に体温の報告をしてもらうなど従業員の健康管理として活用したり、サプライチェーン等に納期の懸念があるかを確認するといった、BCP(事業継続計画)対策としても活用したりすることが可能なため、今後もサービスを利用して頂ける機会は拡大していくものと認識しております。そのため、交通広告、インターネット広告、テレビCM、展示会への出展等を通じて、安否確認サービスの知名度向上に努めてまいりました。また、「ITreview Best Software in Japan 2024」にてTOP50にランクイン、「BOXIL SaaS AWARD 2024」のBOXIL SaaSセクション安否確認システム部門で1位を獲得するなど、優れたSaaSサービスとして評価していただいております。
当社が提供する「kintone連携サービス」は、サイボウズ株式会社の提供する「kintone」と連携することで、より便利に「kintone」を利用するためのクラウドサービスであります。「kintone」内にある情報を参照した帳票の作成やWebフォームの作成など、用途に応じた6つのサービスを提供しております。「kintone連携サービス」は、1つのサービス導入でも「kintone」を便利に利用することが可能になりますが、複数のサービスを導入していただくことで、「kintone」をノーコード、ローコードでWebシステムのように活用することができるようになります。サイボウズ株式会社が設定している評価基準「Cybozu Partner Network Report(以下、CyPN Report)」にて当社の提供するkintone連携サービスがエクステンション部門において、3年連続3製品で最高評価の3つ星を獲得いたしました。また、その他3製品でも星を獲得しており、提供しているkintone連携サービス全てが星を獲得いたしました。また、kintoneのアカウントを持っていない社外の取引先や顧客などとの情報共有を「よりセキュアに」「よりカンタン」に行うことができる機能「Toyokumo kintoneApp認証」の利用者数が累計で40万人を突破し、「PrintCreator」の有償契約数が3,000件を突破いたしました。今後もイベントや展示会への出展に加えて、設定方法や活用事例のコンテンツを充実させていくことで、kintone連携サービスの普及を進めてまいります。
当社が提供する「トヨクモ スケジューラー」は、従来のグループスケジューラーがもつ社内の日程調整に加えて、社外の人との日程調整もできる新しいコンセプトのスケジューラーであります。予定を作成する際、サイボウズ株式会社の提供する「kintone」、「cybozu.com」と連携することで手入力の手間を省いたり、WebミーティングのURLをワンクリックで発行したりすることが可能であります。当サービスは日程調整を目的としたサービスであるため、業種や規模を問わずご利用いただけるものであり、競合他社は多いものの市場規模は大きいと考えております。そのため、インターネット等を通じて知名度向上に努めてまいりました。なお、トヨクモ スケジューラーは、今年のCyPN Reportのアライアンス部門において1つ星評価を獲得いたしました。
こうした活動の結果、当社のクラウドサービスの契約数は当中間連結会計期間に15,000件を突破いたしました。
昨年設立した子会社であるトヨクモクラウドコネクト株式会社(以下、TCC)は、当社のビジネスモデルであるIT初心者の方でも簡単で安価にご利用いただけるものとは異なり、主なターゲットとして自治体や大企業を想定し、業務パックというかたちで、「kintone」をはじめとする複数のクラウドサービスを組み合わせたパッケージ製品を開発・提供することを目的としております。従来はBPOサービスを利用していた案件に対して、SaaSを活用することで、低コストでのシステム構築と業務の効率化を実現できるようなサービスの開発を進めております。そのため、TCC及びTCCが提供しているサービスの認知度の向上と拡販のため、営業活動等を行ってまいりました。
なお、各サービスにおいては、便利に使えるだけでなく、誰でも簡単に操作できることを第一に、機能追加及びメンテナンスを継続しております。
これらの結果、当中間連結会計期間における売上高は1,448,651千円、営業利益は559,241千円、経常利益は559,275千円、親会社株主に帰属する中間純利益は386,280千円となりました。
なお、当社グループは法人向けクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3,592,298千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は671,859千円となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益の計上559,275千円、契約負債の増加額196,023千円、未払金及び未払費用の増加額57,726千円、法人税等の支払額141,631千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は9,199千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,617千円、無形固定資産の取得による支出6,343千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は108,204千円となりました。これは、配当金の支払額によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当中間連結会計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当中間連結会計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
(1)財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末における総資産は、3,997,876千円となりました。主な内訳は、現金及び預金3,592,298千円であります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債は、1,396,411千円となりました。主な内訳は、未払金及び未払費用177,329千円、未払法人税等194,208千円、契約負債917,171千円であります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は、2,601,465千円となりました。主な内訳は、資本金394,620千円、資本剰余金368,187千円、利益剰余金1,942,763千円であります。
(2)経営成績の状況
当社グループは法人向けクラウドサービスの開発・販売を行っております。主なサービスとして、緊急時に簡単に情報共有できるように設計したシンプルなクラウドサービス「安否確認サービス」の開発・販売、サイボウズ株式会社の提供する業務アプリケーション構築サービス「kintone」と連携し、より便利に利用するためのクラウドサービス「kintone連携サービス」の開発・販売を行っております。そのほか、社内のスケジュール管理と社外との日程調整が可能な新しいコンセプトのスケジューラー「トヨクモ スケジューラー」などを展開しております。
当中間連結会計期間においては、世界的なインフレーションとそれに伴うインフレ対策のための世界的な金融引き締めが続いており、金利差による円安が続いており、市場環境は依然として先行きが不透明な状況であります。その一方で、国内においては、円安によるインバウンド需要の拡大に加えて、消費者物価指数は日本銀行の物価安定の目標としている前年同月比2%を継続的に超え、2024年度の平均賃上げ率は全体で5%程度と高い水準の賃上げが行われており、賃金と物価の好循環を実現し、今後の経済活動の正常化と景気の回復が期待されております。
当社が提供する「安否確認サービス」は、災害時に従業員等の安否確認を自動で行うクラウドサービスであります。地震をはじめ、津波や特別警報などにも連動して自動で安否確認を送信します。利用者が回答した最新の情報を、管理者権限を持つユーザーが、いつでもリアルタイムで確認することができます。また、全社で利用できる掲示板だけでなく、限定されたメンバーのみが利用できる、グループメッセージ機能を備えています。これにより、災害対策本部をオンライン上に設置し、運営することが可能となっております。パンデミックをはじめとした非常時においては、従業員等に適切な予防方法を周知する、定期的に体温の報告をしてもらうなど従業員の健康管理として活用したり、サプライチェーン等に納期の懸念があるかを確認するといった、BCP(事業継続計画)対策としても活用したりすることが可能なため、今後もサービスを利用して頂ける機会は拡大していくものと認識しております。そのため、交通広告、インターネット広告、テレビCM、展示会への出展等を通じて、安否確認サービスの知名度向上に努めてまいりました。また、「ITreview Best Software in Japan 2024」にてTOP50にランクイン、「BOXIL SaaS AWARD 2024」のBOXIL SaaSセクション安否確認システム部門で1位を獲得するなど、優れたSaaSサービスとして評価していただいております。
当社が提供する「kintone連携サービス」は、サイボウズ株式会社の提供する「kintone」と連携することで、より便利に「kintone」を利用するためのクラウドサービスであります。「kintone」内にある情報を参照した帳票の作成やWebフォームの作成など、用途に応じた6つのサービスを提供しております。「kintone連携サービス」は、1つのサービス導入でも「kintone」を便利に利用することが可能になりますが、複数のサービスを導入していただくことで、「kintone」をノーコード、ローコードでWebシステムのように活用することができるようになります。サイボウズ株式会社が設定している評価基準「Cybozu Partner Network Report(以下、CyPN Report)」にて当社の提供するkintone連携サービスがエクステンション部門において、3年連続3製品で最高評価の3つ星を獲得いたしました。また、その他3製品でも星を獲得しており、提供しているkintone連携サービス全てが星を獲得いたしました。また、kintoneのアカウントを持っていない社外の取引先や顧客などとの情報共有を「よりセキュアに」「よりカンタン」に行うことができる機能「Toyokumo kintoneApp認証」の利用者数が累計で40万人を突破し、「PrintCreator」の有償契約数が3,000件を突破いたしました。今後もイベントや展示会への出展に加えて、設定方法や活用事例のコンテンツを充実させていくことで、kintone連携サービスの普及を進めてまいります。
当社が提供する「トヨクモ スケジューラー」は、従来のグループスケジューラーがもつ社内の日程調整に加えて、社外の人との日程調整もできる新しいコンセプトのスケジューラーであります。予定を作成する際、サイボウズ株式会社の提供する「kintone」、「cybozu.com」と連携することで手入力の手間を省いたり、WebミーティングのURLをワンクリックで発行したりすることが可能であります。当サービスは日程調整を目的としたサービスであるため、業種や規模を問わずご利用いただけるものであり、競合他社は多いものの市場規模は大きいと考えております。そのため、インターネット等を通じて知名度向上に努めてまいりました。なお、トヨクモ スケジューラーは、今年のCyPN Reportのアライアンス部門において1つ星評価を獲得いたしました。
こうした活動の結果、当社のクラウドサービスの契約数は当中間連結会計期間に15,000件を突破いたしました。
昨年設立した子会社であるトヨクモクラウドコネクト株式会社(以下、TCC)は、当社のビジネスモデルであるIT初心者の方でも簡単で安価にご利用いただけるものとは異なり、主なターゲットとして自治体や大企業を想定し、業務パックというかたちで、「kintone」をはじめとする複数のクラウドサービスを組み合わせたパッケージ製品を開発・提供することを目的としております。従来はBPOサービスを利用していた案件に対して、SaaSを活用することで、低コストでのシステム構築と業務の効率化を実現できるようなサービスの開発を進めております。そのため、TCC及びTCCが提供しているサービスの認知度の向上と拡販のため、営業活動等を行ってまいりました。
なお、各サービスにおいては、便利に使えるだけでなく、誰でも簡単に操作できることを第一に、機能追加及びメンテナンスを継続しております。
これらの結果、当中間連結会計期間における売上高は1,448,651千円、営業利益は559,241千円、経常利益は559,275千円、親会社株主に帰属する中間純利益は386,280千円となりました。
なお、当社グループは法人向けクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3,592,298千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は671,859千円となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益の計上559,275千円、契約負債の増加額196,023千円、未払金及び未払費用の増加額57,726千円、法人税等の支払額141,631千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は9,199千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,617千円、無形固定資産の取得による支出6,343千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は108,204千円となりました。これは、配当金の支払額によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当中間連結会計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当中間連結会計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。