四半期報告書-第61期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/11/10 12:52
【資料】
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【項目】
33項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ゆるやかな回復基調にあるものの、急激な円安の影響による輸入原材料価格上昇から企業収益の圧迫が見られるほか、消費税率引き上げの影響から個人消費が低迷する等、その先行きは不透明感を増しております。
当社グループの事業に大きく関係する情報通信分野では、スマートフォンやクラウドサービスの普及に加え、ビッグデータの活用など、ネットワークを利用した新たなサービスの拡大の動きが見られますが、ブロードバンド通信サービス対応設備への投資は減少傾向にあります。
このような事業環境の中、当社グループは総合エンジニアリング事業を中心に受注・売上の拡大に注力しましたが、当第2四半期連結累計期間の業績は、受注高369億54百万円(前年同期比88.4%)、売上高は343億48百万円(前年同期比85.5%)となりました。利益面については、売上高の減少により、営業利益は8億2百万円(前年同期比70.6%)、経常利益は9億70百万円(前年同期比75.1%)となりましたが、特別利益の計上により四半期純利益は7億73百万円(前年同期比119.2%)となりました。
当第2四半期連結累計期間におけるセグメント別の概況は次のとおりです。
① 総合エンジニアリング事業
前年同期に比べモバイル設備工事の受注高が減少したことなどにより、売上高、営業利益ともに減少しました。
② ICTソリューション事業
受注高は増加しましたが、売上高はICT事業の伸び悩みにより減少しました。営業利益は、ビジネスサポート事業が拡大したことにより増加しました。
③ 住宅不動産事業
販売用手持物件が減少したことから、受注高、売上高ともに減少しましたが、コスト削減に努め営業黒字となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前第2四半期連結累計期間に比べ27億37百万円増加し、95億69百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益11億78百万円、減価償却費7億71百万円、売上債権の減少60億75百万円による資金の増加要因と、仕入債務の減少20億69百万円、法人税等の支払い10億42百万円の資金の減少要因により38億93百万円の資金増加(前第2四半期連結累計期間は33億30百万円の資金増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出7億29百万円等により、9億67百万円の資金減少(前第2四半期連結累計期間は94百万円の資金減少)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の減少7億97百万円等により、13億73百万円の資金減少(前第2四半期連結累計期間は16億50百万円の資金減少)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は24百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。