有価証券報告書-第61期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/25 14:14
【資料】
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【項目】
126項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成27年6月25日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、「退職給付に関する会計基準等の適用」を除いて、前連結会計年度と同一の基準に従って作成しております。
(2) 当連結会計年度の財政状態に関する分析
資産は、前連結会計年度末と比較して、12億26百万円減少し、632億89百万円となりました。仕掛販売用不動産が8億12百万円、投資有価証券が9億58百万円増加したものの、受取手形・完成工事未収入金等が20億59百万円、販売用不動産が3億56百万円減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比較して、22億18百万円減少し、251億54百万円となりました。未成工事受入金が1億7百万円増加したものの、短期借入金が19億46百万円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末(少数株主持分を含む)と比較して、9億92百万円の増加となりました。主な増加は利益剰余金4億27百万円、その他有価証券評価差額金7億68百万円であり、自己資本比率は前連結会計年度末の53.4%から56.7%となりました。
(3) 当連結会計年度の経営成績の分析
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおりであります。
(4) 経営成績に重要な影響を受ける要因について
「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(5) 基本戦略の取り組み
当社グループは、企業理念「私たちは、すべてのお客様に『感動』していただくために、情熱をもって、信頼の技術と品質、サービスを提供します。」に基づき、グループビジョン「ソリューション&エンジニアリング企業グループとしてビジネスの拡大を図り、さらなる成長を目指します。」を実現すべく、常に変化する経営環境、市場動向に的確に対処しながら、企業価値のさらなる向上に向けて事業運営をすすめてまいります。具体的には、
・ソリューション&エンジニアリング企業グループとしてのビジネス拡大
・社員の当事者能力の発揮と明るく活力ある企業風土の定着
・社会から信頼される企業グループとしての基盤強化
を中期基本戦略として掲げ、グループ全体でこれに取り組んでまいります。
(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
引き続き売上債権の回収を進めてまいりますが、短期借入金及び長期借入金の返済、施工能力維持・拡大のための設備投資も行われることから、金融市場の情報収集により金利動向を的確に捉え、効率的な資金調達に努めてまいります。
(7) 経営者の問題認識と今後の方針について
「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載の通りであります。