有価証券報告書-第70期(平成26年3月21日-平成27年3月20日)

【提出】
2015/06/17 10:17
【資料】
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【項目】
104項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産残高は、前連結会計年度末比5.5%増の288億4千万円となった。その内容は以下のとおりである。
① 資産
流動資産は、前連結会計年度末比1.7%減の170億1千7百万円となった。これは、主として受取手形・完成工事未収入金が減少したことなどによる。
固定資産は、前連結会計年度末比17.9%増の118億2千3百万円となった。これは、主として保有株式等の時価の上昇により投資有価証券が増加したことなどによる。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末比8.9%減の87億5千9百万円となった。これは、主として短期借入金が減少したことなどによる。
固定負債は、前連結会計年度末比15.9%増の14億1千7百万円となった。これは、主として繰延税金負債が増加したことなどによる。
③ 純資産
純資産は、前連結会計年度末比13.1%増の186億6千3百万円となった。これは、主としてその他有価証券評価差額金が増加したことなどによる。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度の完成工事高は、前連結会計年度比4.0%増の388億9千1百万円となった。完成工事総利益は、前連結会計年度比26.6%増の32億9千2百万円となり、販売費及び一般管理費16億8千2百万円を差引いた営業利益は、前連結会計年度比62.9%増の16億9百万円となった。完成工事高の増加の主な原因は、温浴・スポーツ施設の空調衛生設備工事が増加したことなどによる。
営業外収益は、助成金収入の増加などにより、前連結会計年度比25.7%増の1億9千6百万円となった。営業外費用は、支払利息の減少などにより、前連結会計年度比4.6%減の3千1百万円となった。営業利益に営業外損益を加減した経常利益は、前連結会計年度比59.6%増の17億7千5百万円となった。特別利益は、補助金収入の減少などにより、前連結会計年度比23.6%減の2千3百万円となった。特別損失は、投資有価証券売却損の減少などにより、前連結会計年度比86.1%減の4百万円となった。経常利益に特別損益を加減した税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度比61.3%増の17億9千4百万円となり、法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を差引いた当期純利益は、前連結会計年度比67.5%増の10億5千9百万円となった。
なお、キャッシュ・フローの状況の分析や、工事別の完成工事高の概要は、第2[事業の状況] 1[業績等の概要] 2[生産、受注及び販売の状況]に記載してある。