有価証券報告書-第70期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

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2018/06/28 11:13
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【項目】
101項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善を背景として設備投資、個人消費の持ち直しにより経済の好循環が進展する中で、景気は緩やかな回復基調が続いた。
建設業界においては、公共投資が高水準を維持し、民間設備投資も緩やかな増加基調にあり、建設企業の経営環境は堅調に推移している。
しかしながら、資材価格の上昇、慢性的な労働力不足の懸念など予断を許さない状況が続いている。
このような状況のもと、当連結会計年度の受注高は72,879百万円(前連結会計年度比5.1%減)、売上高は77,728百万円(前連結会計年度比5.8%減)、営業利益は4,572百万円(前連結会計年度比22.5%減)、経常利益は4,637百万円(前連結会計年度比23.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,031百万円(前連結会計年度比20.3%減)となった。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりである。
建設事業
企業収益の改善を背景に民間設備投資が堅調に推移するなか、当社グループは総力を挙げて努力を重ねたが、完成工事高は75,666百万円(前連結会計年度比4.9%減)となり、営業利益は4,005百万円(前連結会計年度比24.8%減)となった。
不動産事業
販売用不動産の売上高は288百万円(前連結会計年度比22.2%減)となり、営業利益は39百万円(前連結会計年度比96.9%増)となった。
製造販売事業
アスファルト合材及びコンクリート製品の売上高は2,620百万円(前連結会計年度比2.0%増)となり、営業利益は533百万円(前連結会計年度比21.4%増)となった。
その他の事業
旅行業、資材販売事業の売上高は850百万円(前連結会計年度比1.1%増)となり、営業利益は75百万円(前連結会計年度比17.4%増)となった。
当連結会計年度末における総資産は59,585百万円となり、前連結会計年度末に比べて3,921百万円(7.0%)増加した。
② キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加額などにより3,247百万円の資金減少(前連結会計年度259百万円の資金減少)となった。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形・無形固定資産の取得による支出などにより997百万円の資金減少(前連結会計年度579百万円の資金減少)となった。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入による収入などにより1,346百万円の資金増加(前連結会計年度460百万円の資金減少)となった。
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、13,721百万円となり前連結会計年度と比べ2,898百万円(17.4%)の減少となった。
(注) 「第2 事業の状況」における各項目の記載については、消費税等に相当する金額は含まれていない。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載していない。
a 受注実績
セグメントの名称前連結会計年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
(百万円)
当連結会計年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
(百万円)
建設事業76,81072,879( 5.1%減)

(注) 当社グループでは建設事業以外は受注生産を行っていない。
b 売上実績
セグメントの名称前連結会計年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
(百万円)
当連結会計年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
(百万円)
建設事業79,56974,599( 6.2%減)
不動産事業238156( 34.1%減)
製造販売事業2,2692,517( 10.8%増)
その他の事業467454( 2.6%減)
合計82,54577,728( 5.8%減)

(注) セグメント間の取引については相殺消去している。
なお、参考のため提出会社個別の事業の実績は次のとおりである。
受注高及び売上高の実績
a 受注高、売上高及び繰越高
期別区分前期繰越高
(百万円)
当期受注高
(百万円)

(百万円)
当期売上高
(百万円)
次期繰越高
(百万円)
前事業年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
建設事業建築工事48,09156,478104,56957,81446,755
土木工事15,71815,74431,46217,41014,052
63,81072,222136,03275,22460,807
不動産事業等699699699
合計63,81072,921136,73175,92460,807
当事業年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
建設事業建築工事46,75551,32098,07551,72646,349
土木工事14,05219,54233,59519,75913,835
60,80770,862131,67071,48660,184
不動産事業等823823823
合計60,80771,686132,49472,30960,184

(注) 1 前期以前に受注したもので、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注高にその増減額を含む。したがって、当期売上高にもかかる増減額が含まれる。
2 次期繰越高は(前期繰越高+当期受注高-当期売上高)である。
b 受注工事高の受注方法別比率
工事受注方法は、特命と競争に大別される。
期別区分特命(%)競争(%)計(%)
前事業年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
建築工事46.453.6100
土木工事17.482.6100
当事業年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
建築工事43.556.5100
土木工事9.091.0100

(注) 百分比は請負金額比である。
c 売上高
イ 完成工事高
期別区分官公庁(百万円)民間(百万円)合計(百万円)
前事業年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
建築工事7,00950,80457,814
土木工事12,9384,47117,410
19,94855,27675,224
当事業年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
建築工事6,00045,72551,726
土木工事12,8606,89919,759
18,86052,62571,486

(注) 1 完成工事のうち主なものは、次のとおりである。
前事業年度 請負金額30億円以上の主なもの
医療法人創起会
くまもと森都総合病院
医療法人創起会 くまもと森都総合病院新築工事
大和ハウス工業㈱(仮称)DPL広島五日市港新築工事
大同メタル工業㈱大同メタル佐賀㈱新工場建設工事
日本赤十字社唐津赤十字病院移転新築工事(建築主体工事)(JV)
学校法人西南学院西南学院大学新図書館新築工事

当事業年度 請負金額25億円以上の主なもの
社会医療法人社団高野会社会医療法人社団高野会 高野病院新築工事(JV)
九州旅客鉄道㈱(仮称)MJR九大学研都市Ⅲ新築工事
学校法人長崎日本大学学園長崎日本大学学園新キャンパス建設工事
独立行政法人鉄道建設・
運輸施設整備支援機構
九州新幹線(西九州)、俵坂トンネル(西)他(JV)
福岡県五ケ山ダム骨材製造工事(JV)

2 完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりである。
前事業年度
該当する相手先はない。

当事業年度
国土交通省7,732百万円10.8%

ロ 不動産事業等売上高
期別区分売上高(百万円)
前事業年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
不動産販売
製造販売661
その他37
699
当事業年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
不動産販売18
製造販売767
その他37
823


④ 次期繰越工事高(平成30年3月31日現在)
区分官公庁(百万円)民間(百万円)合計(百万円)
建築工事5,94740,40246,349
土木工事7,3726,46213,835
13,31946,86460,184

(注) 次期繰越工事のうち請負金額40億円以上の主なものは、次のとおりである。
中国四国防衛局見島(27)局舎等新設建築工事平成30年6月完成予定
社会医療法人社団熊本丸田会熊本整形外科病院新築工事平成31年5月完成予定
ニッスイ・エンジニアリング㈱(仮称)アイランドシティ物流センター計画
(建築工事)
平成30年9月完成予定
独立行政法人国立病院機構
嬉野医療センター
嬉野医療センター移転新築整備工事(建築)
(JV)
平成31年5月完成予定
㈱共立エステート(仮称)ラビスタ霧島ヒルズ新築工事平成30年7月完成予定

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されている。
この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としている。
当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っている。
そのため、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高は建設事業の建築工事において減少したことにより77,728百万円となり、前連結会計年度に比べて4,816百万円(5.8%)減収となり、営業利益は4,572百万円と前連結会計年度に比べて1,332百万円(22.5%)減益、経常利益は4,637百万円と前連結会計年度に比べて1,388百万円(23.0%)減益、親会社株主に帰属する当期純利益は3,031百万円と前連結会計年度に比べて773百万円(20.3%)減益となった。
セグメントごとの財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりである。
a 経営成績の分析
建設事業
大型工事の受注が増えた反面、建設事業従事者の高齢化による人手不足の影響等で工事の進捗率の鈍化、労務費増加による工事コスト高により、完成工事高は75,666百万円(前連結会計年度比4.9%減)となり、営業利益は4,005百万円(前連結会計年度比24.8%減)となった。
不動産事業
販売物件数は減ったものの利益率の高い物件の売却により、販売用不動産の売上高は288百万円(前連結会計年度比22.2%減)となり、営業利益は39百万円(前連結会計年度比96.9%増)となった。
製造販売事業
労働者不足に伴うプレキャスト・コンクリート工法の需要増加で製品の販売が堅調に推移し、価格転嫁も順調に進んだことにより、アスファルト合材及びコンクリート製品の売上高は2,620百万円(前連結会計年度比2.0%増)となり、営業利益は533百万円(前連結会計年度比21.4%増)となった。
その他の事業
旅行業、資材販売事業の売上高は850百万円(前連結会計年度比1.1%増)となり、営業利益は75百万円(前連結会計年度比17.4%増)となった。
b 財政状態の分析
資産の状況
当連結会計年度末における流動資産は43,986百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,415百万円(5.8%)増加、固定資産は15,599百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,505百万円(10.6%)増加した。その結果、総資産は59,585百万円となり、前連結会計年度末に比べて3,921百万円(7.0%)増加した。
流動資産の増加の主な要因は、受取手形・完成工事未収入金等が4,896百万円増加したことによるものである。
負債の状況
当連結会計年度末における流動負債は36,577百万円となり、前連結会計年度末に比べて739百万円(1.9%)減少、固定負債は8,172百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,477百万円(22.0%)増加した。その結果、負債合計は44,750百万円となり、前連結会計年度末に比べて738百万円(1.6%)増加した。
固定負債の増加の主な要因は、長期借入金が1,309百万円増加したことによるものである。
純資産の状況
当連結会計年度末における純資産は14,835百万円となり、前連結会計年度末に比べて3,183百万円(27.3%)増加した。
純資産の増加の主な要因は、利益剰余金が2,925百万円増加したことによるものである。
c キャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりである。
当社グループの運転資金は、主に建設工事に使用する材料費や外注工事費用の調達に費やされており、販売費及び一般管理費に計上される費用も同様に費消されている。
また、設備投資資金は、建物等の維持管理費用、情報システムの整備費用等に支出されている。
これらの事業運営上必要な資金のうち、短期運転資金については、利益の計上及び減価償却費等から生み出される内部資金や金融機関からの短期借入れにより賄うことを基本としており、設備投資や長期運転資金の調達については、金融機関からの長期借入れを基本としている。
当連結会計年度においては、提出会社の本店ビル新築工事等への設備投資や大型物流施設の開発プロジェクトに着手したことにより、当該設備投資等の資金を金融機関からの借入れにより資金調達したが、売上債権、未成工事支出金の増加及び有形固定資産取得による支出などにより、当連結会計年度末における当社グループの現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度16,620百万円から2,898百万円減少して13,721百万円となった。

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