有価証券報告書-第95期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/03/28 15:49
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【項目】
82項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、相次ぐ自然災害で被災地域を中心に景況感が悪化した一方で、旺盛な建設需要などが下支えし、緩やかな回復基調が続きました。しかしながら諸外国の政策動向や貿易摩擦の動向による海外経済の不確実性や地政学リスクの高まりにより、景気の先行きは不透明感が強まる状況となりました。
食品業界におきましては、健康志向の高まりなど、消費者の価値観が多様化するなかで様々な需要が生まれる一方で、原油高にともなう燃料価格などの上昇や人手不足の深刻化および原材料価格が上昇し、厳しい環境となりました。
当社の主力分野であるチーズ業界におきましては、国内の生乳生産量の減少傾向が続いていることによる国産原料チーズ価格の上昇に加えて、国際的な乳製品需要の高まりにより輸入原料チーズ価格も上昇し、調達環境としては厳しいものとなりました。販売におきましては、健康志向の高まりや「家飲み」の浸透によるおつまみ需要の拡大で販売量、販売金額が伸長いたしました。
このような情勢のなか、当社といたしましては、食の安全・安心の確保を最重点とし、品質管理体制のさらなる強化、販売の促進、新製品の開発、コストの低減等に引き続き努めました。
その結果、当事業年度の経営成績等は、以下のとおりとなりました。
a.財政状態
(資産の部)
当事業年度末における「資産の部」の残高は47,351百万円となり、前事業年度末と比べ989百万円増加いたしました。主要な要因は有形固定資産、売掛金、商品及び製品、原材料の増加および現金及び預金の減少であります。
(負債の部)
当事業年度末における「負債の部」の残高は20,708百万円となり、前事業年度末と比べ1,343百万円減少いたしました。主要な要因は短期借入金の増加および、設備関係電子記録債務、買掛金の減少であります。
(純資産の部)
当事業年度末における「純資産の部」の残高は26,642百万円となり、前事業年度末と比べ2,333百万円増加いたしました。主要な要因は利益剰余金の増加であります。
b.経営成績
家庭用と業務用のチーズ製品がともに順調に推移したことから、売上高につきましては、52,672百万円(前年同期比106.7%)、営業利益は4,358百万円(前年同期比89.5%)、経常利益は4,324百万円(前年同期比88.5%)、当期純利益は2,935百万円(前年同期比88.1%)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは2,371百万円の収入(前事業年度は3,832百万円の収入)となりました。主な要因は税引前当期純利益の計上による収入であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは14,820百万円の支出(前事業年度は4,317百万円の支出)となりました。主な要因は有形固定資産の取得による支出であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは3,606百万円の収入(前事業年度は3,109百万円の収入)となりました。主な要因は短期借入金の増加による収入であります。
以上の結果、当事業年度末の現金及び現金同等物の残高は、4,479百万円(前事業年度末は13,333百万円)となりました。
③生産、受注及び販売の実績
当社の事業は、食料品の製造・販売業であり、単一セグメントであるため、生産、受注及び販売の実績につきましては、部門別に記載しております。
a.生産実績
当事業年度における部門別の生産実績は次のとおりであります。
部門金額(千円)前年同期比(%)
チーズ48,891,035107.8

(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
b.商品仕入実績
当事業年度における部門別の商品仕入実績は次のとおりであります。
部門金額(千円)前年同期比(%)
チーズ2,411,57791.7
チョコレート1,203,932112.2
ナッツ613,187114.1
その他139,54784.5
合計4,368,24599.2

(注)1.金額は仕入価格によっております。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
当社は市場動向の予測に基づく見込生産を行っており、受注生産は行っておりません。
d.販売実績
当事業年度における部門別の販売実績は次のとおりであります。
部門金額(千円)前年同期比(%)
チーズ50,116,236107.0
チョコレート1,531,701101.9
ナッツ892,392101.2
その他132,06699.1
合計52,672,396106.7

(注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先前事業年度
(自 平成29年1月1日
至 平成29年12月31日)
当事業年度
(自 平成30年1月1日
至 平成30年12月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
三菱商事㈱43,537,23688.246,081,76587.5

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりましては、有価証券の減損、たな卸資産の評価、貸倒引当金の計上、退職給付債務の認識、繰延税金資産の計上等の重要な会計方針に関する見積り及び判断を行っております。当社の経営者は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、それらに対して継続して評価を行っております。しかし、実際の結果は、見積りによる不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等の分析
1)財政状態の分析
(資産)
当事業年度末における「資産の部」の残高は47,351百万円となり、前事業年度末と比べ989百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が前事業年度末と比べ8,854百万円減少したことなどにより流動資産が7,782百万円減少した一方で、有形固定資産が前事業年度末と比べ8,732百万円増加したことなどにより固定資産が8,771百万円増加したことによります。
(負債)
当事業年度末における「負債の部」の残高は20,708百万円となり、前事業年度末と比べ1,343百万円減少いたしました。これは主に、短期借入金が4,000百万円増加した一方で、買掛金が356百万円、設備関係電子記録債務が4,684百万円減少したことなどにより流動負債が1,263百万円減少したことによります。
(純資産)
当事業年度末における「純資産の部」の残高は26,642百万円となり、前事業年度末と比べ2,333百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が2,545百万円増加したことによります。これにより自己資本比率は前事業年度末の52.4%から56.3%となりました。
2)経営成績の分析
当社の当事業年度の売上高は52,672百万円となり、前事業年度と比べ3,297百万円増加いたしました。これは主に、家庭用チーズ製品の販売が大幅に伸長したほか、業務用チーズ製品とチョコレートおよびナッツの販売が伸長したことによります。
経常利益につきましては、4,324百万円となり、前事業年度と比べ561百万円減少いたしました。これは、輸入原料チーズ価格の上昇に伴う売上原価高によります。
これらの結果、当期純利益につきましては、2,935百万円となり、前事業年度と比べ395百万円減少いたしました。
3)キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
b.資本の財源及び資金の流動性についての分析
1)資金需要
設備投資、運転資金及び利息の支払い並びに配当金の支払いに資金を充当しております。
2)資金の源泉
必要な資金は、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより調達しておりますが、一部は銀行借入により調達しております。

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