有価証券報告書-第89期(平成30年2月1日-平成31年1月31日)

【提出】
2019/04/26 11:20
【資料】
PDFをみる
【項目】
78項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、相次いだ自然災害の影響や、海外の不安定な政治・経済情勢による景気の下振れリスクの高まりなどの要因はあったものの、企業収益の改善に加え、雇用・所得環境の改善を背景にした個人消費の持ち直しなどにより、緩やかな回復傾向にありました。
菓子業界におきましては、お客様の「食の安心、安全」に対する関心や節約志向は変わらず、限られたパイを巡っての企業間競争は厳しさを増しております。
このような状況のもとで、当社は企業スローガン『こころつなぐ。笑顔かがやく。』を掲げ、お菓子を通して心豊かな生活をお届けすることを基本姿勢として、商品の開発・改善により売上向上に取り組むとともに、安心、安全かつ高品質な商品をお客様に提供し続けることに注力いたしました。
売上面におきましては、百貨店の店舗閉鎖や自然災害の影響、また2018年のバレンタイン商戦が寒波の影響によりやや苦戦したことなどのマイナス要因がありましたが、半生菓子の期間限定新商品の積極展開や、「ららぽーと名古屋みなとアクルス店」の新規出店などにより売上獲得に努めたことで、売上高は29,547百万円(前期比0.2%減)となりました。
損益面におきましては、西神工場の焼菓子ライン再構築に伴う減価償却費の増加、人手不足を背景とした運送費や物流加工費などの物流関連諸費用の増加、人材確保や従業員の処遇改善のための人件費の増加などもあり、営業利益は2,189百万円(前期比9.0%減)、経常利益は2,220百万円(前期比10.2%減)、当期純利益は1,399百万円(前期比15.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
[洋菓子製造販売事業]
干菓子につきましては、シーズンギフトの売上は比較的堅調に推移したものの、2018年のバレンタイン商戦が寒波や冬季オリンピックの影響によりやや苦戦したことや、百貨店の店舗閉鎖の影響などもあり、前事業年度を下回る売上高となりました。
洋生菓子につきましては、半生菓子の期間限定の新商品「瀬戸内 レモンケーキ」、「銀寄栗のケーキ」などの好調もあり、前事業年度を上回る売上高となりました。
その結果、当事業の売上高は27,871百万円(前期比0.1%減)となりました。
[喫茶・レストラン事業]
喫茶・レストラン事業につきましては、前事業年度に新規出店した店舗の売上貢献はあったものの、一部店舗の退店に伴う売上減少もあり、売上高は1,675百万円(前期比2.1%減)となりました。
②財政状態の概況
当事業年度末における資産は前事業年度末に比べ64百万円増加し、23,744百万円となりました。これは主に有価証券の増加額599百万円、有形固定資産の増加額131百万円、商品及び製品の増加額108百万円、前払年金費用の増加額54百万円、投資有価証券の減少額633百万円、現金及び預金の減少額207百万円等によるものであります。負債は前事業年度末に比べ319百万円減少し、7,674百万円となりました。これは主に未払法人税等の減少額168百万円、繰延税金負債の減少額136百万円等によるものであります。純資産は前事業年度末に比べ383百万円増加し、16,070百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加額863百万円、その他有価証券評価差額金の減少額406百万円等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ107百万円減少し、当事業年度末には1,521百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益、非資金項目である減価償却費の計上、退職給付引当金の減少、法人税等の支払額等により、1,923百万円の収入(前事業年度は1,992百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出、有価証券の売却及び償還による収入、有形及び無形固定資産の取得による支出等により、1,424百万円の支出(前事業年度は1,572百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の増加、配当金の支払により、605百万円の支出(前事業年度は374百万円の支出)となりました。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
セグメントのうち、洋菓子製造販売事業において生産活動を行っており、当事業年度における生産実績を示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2018年2月1日
至 2019年1月31日)
前年同期比(%)
洋菓子製造販売事業計(千円)27,493,554101.1
(内訳)
干菓子群(千円)20,958,894100.5
洋生菓子群(千円)6,534,660103.1

(注)1.生産実績は販売価額によっております。
2.干菓子群、洋生菓子群にはその他菓子群製品及び半製品が含まれております。
3.他に他社製品仕入実績が仕入金額で946,524千円(前年同期比100.3%)あります。
4.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当社は見込生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当事業年度の販売実績をセグメント別商品群別に示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2018年2月1日
至 2019年1月31日)
前年同期比(%)
洋菓子製造販売事業計(千円)27,871,96299.9
(内訳)
干菓子群(千円)20,896,35398.9
洋生菓子群(千円)6,144,648103.1
その他菓子群(千円)830,960103.6
喫茶・レストラン事業計(千円)1,675,13797.9
合計(千円)29,547,10099.8

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たり、経営者の判断に基づく会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りが必要となります。
これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
当社の財務諸表作成のための会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 重要な会計方針」に記載のとおりであります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績の分析
中期経営計画「Re morozoff 2022 ~変革~ 」の『1st Step』2年目にあたる当事業年度は、以下に記載の通りとなりました。
(売上高)
売上高は29,547百万円となり、前事業年度と比較し53百万円の減少(前期比0.2%減)となりました。
洋菓子製造販売事業においては、百貨店の店舗閉鎖や自然災害の影響、また2018年のバレンタイン商戦が寒波の影響によりやや苦戦したことなどのマイナス要因がありましたが、半生菓子の期間限定の新商品「瀬戸内 レモンケーキ」、「銀寄栗のケーキ」などの積極展開や、「ららぽーと名古屋みなとアクルス店」の新規出店などにより売上獲得に努めたこともあり、前事業年度と比較し17百万円の減少(前期比0.1%減)となりました。喫茶・レストラン事業においては、前事業年度に新規出店した店舗の売上貢献はあったものの、一部店舗の退店に伴う売上減少もあり、前事業年度と比較し36百万円の減少(前期比2.1%減)となりました。
(売上原価)
売上原価は、原材料費の上昇、西神工場の焼菓子ライン再構築に伴う減価償却費の増加などにより、対売上高比率は51.2%と前事業年度より0.2ポイント上昇いたしました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、運送費や荷造費などの物流関連諸費用の増加、人材確保や従業員の処遇改善のための人件費の増加などにより、対売上高比率は41.4%と前事業年度より0.5ポイント上昇いたしました。
(当期純損益)
特別損益は、投資有価証券売却益18百万円を特別利益に、固定資産除売却損19百万円、投資有価証券評価損46百万円、減損損失27百万円を特別損失に計上し、当期純利益は1,399百万円(前期比15.5%減)となりました。
b.財政状態の分析
(流動資産)
当事業年度末における流動資産の残高は、13,130百万円となり、前事業年度末に比較し456百万円増加しております。この主たる要因は、有価証券が前事業年度末に対し599百万円増加、商品及び製品が前事業年度末に対し108百万円増加、現金及び預金が前事業年度末に対し207百万円減少したこと等によります。
(固定資産)
当事業年度末における固定資産の残高は、10,614百万円となり、前事業年度末に比較し392百万円減少しております。この主たる要因は、有形固定資産が前事業年度末に対し131百万円増加、前払年金費用が前事業年度末に対し54百万円増加、投資有価証券が前事業年度末に対し633百万円減少したこと等によります。
(流動負債)
当事業年度末における流動負債の残高は、7,133百万円となり、前事業年度末に比較し85百万円減少しております。この主たる要因は、電子記録債務が前事業年度末に対し125百万円増加、未払法人税等が前事業年度末に対し168百万円減少したこと等によります。
(固定負債)
当事業年度末における固定負債の残高は、540百万円となり、前事業年度末に比較し233百万円減少しております。この主たる要因は、繰延税金負債が前事業年度末に対し136百万円減少、退職給付引当金が前事業年度末に対し94百万円減少したこと等によります。
(純資産)
当事業年度末における純資産の残高は、16,070百万円となり、前事業年度末に比較し383百万円増加しております。この主たる要因は、利益剰余金が前事業年度末に対し863百万円増加、その他有価証券評価差額金が前事業年度末に対し406百万円減少したこと等によります。
(キャッシュ・フロー)
キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、当社のキャッシュ・フロー関連指標のトレンドは次のとおりであります。
2017年1月期2018年1月期2019年1月期
自己資本比率(%)63.666.267.7
時価ベース自己資本比率(%)80.7108.972.2
キャッシュ・フロー対有利子負債比率0.90.91.0
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)70.571.867.5

(注)自己資本比率=自己資本/総資産
時価ベース自己資本比率=株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率=有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ=営業キャッシュ・フロー/利払い
1.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
2.営業キャッシュ・フロー及び利払いについては、キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フロー及び利息の支払額を使用しております。
3.有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている負債を対象としております。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社の資本の財源及び資金の流動性については、主として自己資金によって充当し、必要に応じて外部から資金調達を行っております。
また、重要な資本的支出として、2017年度よりスタートした「西神工場の焼菓子ライン再構築」への投資を継続中であり、詳細は「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。